日本百名山・夏花の八幡平をめぐる

2023年07月28日(金) [日帰り]

• GPS: 02:19
• 距離: 4.8km
• 登り: 115m
• 下り: 101m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:33
• 休憩: 0:46
• 合計: 2:19

距離 4.8km 登り 115m 下り 115m

12:33 八幡平山頂レストハウス
12:40 鏡沼分岐
12:50 12:57 鏡沼
13:08 13:20 八幡平
13:31 13:45 ガマ沼
13:54 13:57 見返峠
14:01 14:02 ガマ沼
14:05 14:11 陵雲荘
14:22 14:23 源太分かれ
14:40 見返峠
14:46 14:47 鏡沼分岐
14:51 14:52 八幡平山頂レストハウス
14:52 ゴール地点

八幡平頂上レストハウスを拠点に、鏡沼、めがね沼、八幡平山頂、ガマ沼、八幡沼、源太分かれ、見返峠と時計回りにめぐって八幡平頂上レストハウスに戻る周回コース設定です。

天候

曇り（時々晴れ間）

アクセス

利用交通機関：

バス

起終点：八幡平頂上レストハウス前バス停
【往路】
JR盛岡駅前3番乗り場から、八幡平自然散策バス（岩手県北バス［F41］）の運行あり（朝9:10発、片道1350円、約2時間）
【帰路】
八幡平頂上レストハウス前からJR盛岡駅へ、八幡平自然散策バス（岩手県北バス［F43］）の運行あり（15:00発、片道1350円、約2時間）

コース状況／危険箇所等

八幡平山頂からガマ沼、八幡沼の湿地を巡るコースは、非常によく整備されており、危険なところはありません。

その他周辺情報

一般路線を乗り継いで、盛岡駅〜八幡平マウンテンホテル（岩手県北バス［A51］）、八幡平マウンテンホテル〜八幡平頂上レストハウス前（岩手県北バス［A23］）へ行くことも可能。ただし、八幡平マウンテンホテルでの乗り継ぎで1時間ほどの待ちが入るので、片道3時間ほどかかる（朝8:52発、片道1040円＋720円）
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/archives/18702/

写真

7/27 5:22

青春18きっぷ利用の2泊3日ウサトレ始動。1日目、まずは朝5時半少し前、北に向かって横浜を出発〜

7/27 17:46

今回の目的地は岩手県の県庁所在地・盛岡市。JR鈍行のみを乗り継いでいくので、乗り換え10回、片道12時間。でも、途中の仙台で牛タン弁当を食べたり、可愛いローカル列車に乗ったり、で飽きずに夕方5時に盛岡駅に到着。

7/28 8:29

朝ご飯をいただいて、盛岡駅前のバス乗り場へ。途中の開運橋から望む岩手山は、山頂から中腹にかけて雲に隠れてますね。

7/28 8:46

盛岡駅と八幡平山頂（レストハウス）を結ぶ八幡平自然散策バスのチケットと3番乗り場。チケットは7番乗り場近くの案内所で購入できます。

7/28 10:13

バスの車窓から望む岩手山。やっぱり山頂は雲の中ですね。

7/28 10:19

ちょっと視線を右手に振ると、これから向かう八幡平や前森山。こちらはまだ雲に隠れてはいません・・・

7/28 12:24

が、バスの終点・八幡平頂上レストハウス前は、すっぽりとガスの中〜

7/28 12:24

平日かつ、バスの乗り間違いで、八幡平自然散策バスより1時間ほど遅れての到着なので、レストハウスも閑散。

7/28 12:33

帰りの八幡平自然散策バスは15:00発車。いつものんびりペースのウサクマ、2時間半で回れるだけ回ってみます。

7/28 12:34

風も強めなのでレインウェアを羽織って、いざ出発〜

7/28 12:36

周囲のガスは、また全然晴れる気配なし、ですが、これもまた神秘的で美しい森です。

7/28 12:39

シラネニンジン

7/28 12:40

タカネニガナ

7/28 12:41

鏡沼分岐の案内板。どこまで回れるか分からないから、まずは山頂ゲットかな〜

7/28 12:41

時計回りに鏡沼・めがね沼を目指して、霧の中を進みます。

7/28 12:43

ミヤマアキノキリンソウ

7/28 12:45

ミヤマキンポウゲ

7/28 12:45

ハクサンボウフウ

7/28 12:45

これはオオバコかな？

7/28 12:47

トウゲブキ

7/28 12:48

シロバナニガナ

7/28 12:50

鏡沼が見えてきました。この季節なので「ドラゴンアイ」ではありませんが、霧の中で神秘的です。

7/28 12:50

ヤマブキショウマかな？先日登った小浅間山にも咲いてたな〜

7/28 12:55

鏡沼のトンボさん。ぜんぜん逃げないツワモノです。

7/28 12:56

一面緑が多い登山道で、クルマユリの真っ赤が一層鮮やかです。

7/28 12:58

めがね沼に到着〜もう少し高い位置から俯瞰できると、より「めがね」っぽいんでしょうね。

7/28 12:59

ニッコウキスゲ。

7/28 13:02

山頂までもう少し。霧の晴れる気配はないですが、体感気温は急上昇〜レインウェアを脱ぎました。

7/28 13:07

このあたりはあオオシラビソの森ですね。

7/28 13:07

蒸の湯登山口への分岐。こちらはかなり細い道っぽいですね。まさに「奥の細道」

7/28 13:08

ウサクマはよく整備された山頂への登山道を往きます。

7/28 13:09

鏡沼分岐から、のんびり写真を撮りながら30分ほどで、八幡平山頂の展望台に到着〜

7/28 13:11

でも、やっぱり山頂付近は、すっかり霧の中ですね。

7/28 13:13

ご同道のご夫婦が、展望台と山頂標識の前で、ウサクマの写真を撮ってくれました〜感謝。

7/28 13:19

展望は望み薄なので、さっさとガマ沼へ向かいます。

7/28 13:20

カラマツソウ。この子が見たかったの〜

7/28 13:21

カラマツソウ

7/28 13:25

ハクサンボウフウと蜂さんも可愛い

7/28 13:27

タカネニガナ

7/28 13:28

霧のガマ沼に到着〜

7/28 13:30

ウメバチソウ

7/28 13:30

ウゴアザミと蜂さん

7/28 13:32

ここは風が吹き抜けるので、霧の流れを楽しみながら、ちょっとエネルギー補給です。

7/28 13:40

時折日差しが出ると、沼の縁のグラデーションがキレイ🎵

7/28 13:46

タカネニガナとシラネニンジンのお花畑

7/28 13:48

ガマ沼のほとりから、先ほどパンをいただいた展望台を見上げます。

7/28 13:51

路傍にはカラマツソウがたくさん。

7/28 13:52

雪の重みで曲がってしまったのかな？なんとなくマンモスみたい〜

7/28 13:53

ハクサンチドリ

7/28 13:54

ネバリノギランかな？

7/28 13:56

あれ？道間違えた〜見返峠のトイレに来てしまった〜しかもトイレは閉鎖中。ガマ沼まで戻って、八幡沼へ行きます。

7/28 14:02

八幡沼の展望台から。沼の左手に湿原が広がっているが見えますね。

7/28 14:03

八幡沼を右手に、湖畔の丘陵尾根を下ります。

7/28 14:05

陵雲荘でトイレをお借りします。

7/28 14:05

もっともっと濃いガスに包まれたら、この鐘が鳴り響くのでしょうね

7/28 14:06

陵雲荘からの八幡沼の眺め。少し霧か薄くなってきたかニャ？

7/28 14:12

やっぱりココを歩かなきゃ〜一面緑の八幡沼湿原。高層湿原に伸びる木道を往きます。

7/28 14:14

木道の傍らには、ポワポワと可愛いワタスゲがいっぱい〜♫

7/28 14:16

青空と白雲と草原とワタスゲ、気持ちいい風が吹き抜けますニャ〜

7/28 14:18

せせらぎも気持ちよさそう〜

7/28 14:20

池塘もたくさん。青空が映ると一段と綺麗ですか、荒々しい黒雲が映るのも、なかなか神秘的です。

7/28 14:20

キンコウカとタチギボウシ

7/28 14:21

前方にはオオシラビソの源太森。ピーカンよりもこのくらいの方がトレッキング日和ですね。下界の盛岡市は34.3℃、十分に避暑です♪

7/28 14:22

チングルマはもう綿毛になってました〜

7/28 14:22

源太わかれの案内板と道標。源太森まで行きたかったけど、帰路のバス時刻が〜

7/28 14:23

なので、この大きな池塘（というより沼？）を回って、見返峠に向かいます。

7/28 14:23

バスか気になりギアの上がったハイパー・ウサさんが先行。振り返ってクマを撮ってくれました。

7/28 14:25

この辺りはニッコツキスゲの園です。

7/28 14:26

ここに来れてよかった〜な風景。元々バスの乗り間違えをしなかったら、八幡沼の南側ルートには来なかったはず。

7/28 14:27

お〜素晴らしい「何にも無さ」。その場その場の最良を摘み取りながら、トレッキングを楽しみたいウサクマです。

7/28 14:30

名付けるならば、メガネ沼ならぬ「メガネ池塘」でしょうかね。

7/28 14:31

クルマユリの大株が振れていました。

7/28 14:32

八幡沼の高層湿原とお別れして、オオシラビソの丘を登ります。

7/28 14:36

木道も終わって丘を登り切ると、ドーンと広がる視界。眼下にゴールの山頂レストハウスや駐車場が見えました。

7/28 14:37

シロバナニガナ

7/28 14:37

ミヤマアキノキリンソウと蜂さん

7/28 14:38

ヤマハハコ

7/28 14:40

見返峠のトイレ（閉鎖中）まで戻ってきました。

7/28 14:41

見返峠の展望。やっぱり今でも岩手山は雲の中〜この距離とアングルを考えれば、雲がなければ、さぞかし絶景なんでしょうね。でもお山ですからね。どんな見え方でも、その時その時が「絶景」ですね・

7/28 14:42

シロバナトウウチソウ

7/28 14:42

ウメバチソウ

7/28 14:44

見返峠からは急こう配の石段で一気に下ります。帰りの八幡平事前散策バスには間に合いそうです。

7/28 14:46

石段の傍らでクルマユリが揺れていました。

7/28 14:46

鏡沼分岐。ほぼ2時間でココに戻ってきました。

7/28 14:48

ミヤマトウバナ

7/28 14:49

エゾシオガマ

7/28 14:50

視界良好とはいきませんが、霧の晴れた八幡平頂上レストハウスまであと少し。

7/28 14:52

帰り便バス出発まで残り8分で無事に帰還できました。

7/28 19:21

盛岡駅に戻って、2日目の宿へ歩く途中で、夕顔瀬橋からのぞむ薄暮の岩手山〜今回は八幡平メインですが、名脇役だった岩手山。今あの山頂に居たら、どんな景色が見えるのでしょうかね・・・いつか登りたいお山です。

7/28 21:03

いくつかトラブルはあったけど、無事に八幡平を巡って下山できたお祝い。盛岡駅前の魚介が美味しいお店で、ベアレン・クラシックでカンパイ♪お疲れさまでした〜

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

iPhone SE (3rd generation) Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

hadzuki

仕事の客先都合で今週が夏休みだったクマ。ウサさんを引き連れて「みちのく二匹旅」〜2泊3日のウサトレに出かけてみました。

とはいえ、青春18きっぷの能力範囲を越えずに移動するウサクマ。今回の目的地は岩手県盛岡市までJR鈍行のみを乗り継いでいくため、移動だけで片道12時間。つまり2泊3日の1日目と3日目は、ほぼ移動のみです。が、ウサクマともに鉄道移動大好きなので、あまり苦にもならず。

さては、メインのウサトレは、岩手県と秋田県にまたがる日本百名山・八幡平（標高1614m）です。前日の26日夜に、ウサさんの思いつきで突然決まりました。

一泊して朝9時に盛岡駅前からバスで登山口へ移動。バスの乗り間違いトラブルもなんのその。地元バスの運転手さんの温かさに感謝しつつ、予定より1時間遅れで登山口についてみれば、あらま、いきなり真っ白なガスガス状態〜まあ山ですから、こんなことは織り込み済みです。

バスから降りると、霧の流れが速く、風がビュービュー吹いていたので、防寒用に持ってきたレインウェアを着込んで出発しましたが、ものの30分もしないうちに「暑い！」と脱ぎ捨てて、Tシャツ＋アームウォーマー姿になったウサクマ。でも、休憩でしばらく留まると、やっぱりちょっと寒い・・・うう〜ん、難しいな。

八幡平頂上や、鏡沼、めがね沼、ガマ沼、八幡沼などの火口沼、高層湿原と池塘、見返峠をぐるりと巡れば、登山道や木道には夏の花々が満開。幻想的なガスに包まれた風景や、ときおき顔を出す青空のコントラストを楽しみながら、気持ちよくトレッキングできました。平日からかもしれないませんが、人も少なくて、日常をかけ離れた空間を、爽やかな風に吹かれて歩いていると、もう心が軽やかになりました。
これでウサトレとしては、日本百名山は13座目❣️です。

おまけで、3日目には帰りの電車発車前の2時間を利用して、盛岡城跡もぐるりと散策できました。

今年の夏休みは、25日の信濃路自然歩道+小浅間山に続き、28日に東北の日本百名山・八幡平をめぐることができ、久しぶりの青春18きっぷフル活用な夏になりました。また入門〜初級〜中級あたりの少し遠くの山に、青春18きっぷで遊びにいけたらいいなぁ。