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Yamareco

記録ID: 5765739
全員に公開
沢登り
中国山地西部

三倉岳 岳里川 ヨツカケ谷

2023年07月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:09
距離
3.9km
登り
555m
下り
547m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:47
休憩
0:19
合計
4:06
距離 3.9km 登り 555m 下り 555m
8:21
0
エギ谷コース分岐
8:21
168
ヨツカケ谷出合い
11:09
11:15
10
オンボー池
11:25
11:35
5
里見滝
11:40
11:41
5
11:46
11:47
16
12:06
三倉岳駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県立三倉岳公園駐車場からBコースを少し登り、黄テープの巻かれた木の手前の踏み跡を右に進むと、エギ谷右岸沿いの道になり、ヨツカケ谷の出合いを越えてエギ谷のゴルジュ手前まで道がある。
コース状況/
危険箇所等
エギ谷右岸沿いの道は、利用者がいるのか、ヨツカケ谷出合いまでは、けっこう良い状態である。それより先は、確認していないが、消滅していると思われる。
その他周辺情報 公園駐車場にきれいなトイレあり。
Bコースの途中にエギ谷コースを示す黄色のテープがあるので、ここを右に進む。
2023年07月29日 08:21撮影 by  503SH, SHARP
7/29 8:21
Bコースの途中にエギ谷コースを示す黄色のテープがあるので、ここを右に進む。
エギ谷右岸の道をたどると、前回谷からみたナメ上の大岩を左から巻いていく。
2023年07月29日 08:23撮影 by  503SH, SHARP
7/29 8:23
エギ谷右岸の道をたどると、前回谷からみたナメ上の大岩を左から巻いていく。
けっこう良い道が続く。何かの標識に、M-10もう少し、とある。
2023年07月29日 08:29撮影 by  503SH, SHARP
1
7/29 8:29
けっこう良い道が続く。何かの標識に、M-10もう少し、とある。
谷に降りて、喉をうるおせるのも良い。
2023年07月29日 08:35撮影 by  503SH, SHARP
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7/29 8:35
谷に降りて、喉をうるおせるのも良い。
ヨツカケ谷が左から出会う。水量は少なく、さえない出合いだ。エギ谷ぞいの道はさらに上流に延びて、前回、高巻いたゴルジュの手前まで、靴を濡らさずいける。
2023年07月29日 09:13撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:13
ヨツカケ谷が左から出会う。水量は少なく、さえない出合いだ。エギ谷ぞいの道はさらに上流に延びて、前回、高巻いたゴルジュの手前まで、靴を濡らさずいける。
もう一度、エギ谷のすっぱり切れたゴルジュ内の2段30mの滝を見に行く。一段目は水流を登れそうだなぁ。
2023年07月29日 09:07撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:07
もう一度、エギ谷のすっぱり切れたゴルジュ内の2段30mの滝を見に行く。一段目は水流を登れそうだなぁ。
ヨツカケ谷は水量が少なく、コケとヌメリできれいとはいえない。3m小滝は右から。
2023年07月29日 09:22撮影 by  503SH, SHARP
1
7/29 9:22
ヨツカケ谷は水量が少なく、コケとヌメリできれいとはいえない。3m小滝は右から。
10m続くナメ状の斜滝。
2023年07月29日 09:24撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:24
10m続くナメ状の斜滝。
ナメ上の2mの小滝は水流を登れた。
2023年07月29日 09:28撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:28
ナメ上の2mの小滝は水流を登れた。
3mのトイ状滝。これがゴルジュではあるまい。
2023年07月29日 09:31撮影 by  503SH, SHARP
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7/29 9:31
3mのトイ状滝。これがゴルジュではあるまい。
ナメ滝の奥の5mぬっぺり滝は左から小さく巻いた。
2023年07月29日 09:34撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:34
ナメ滝の奥の5mぬっぺり滝は左から小さく巻いた。
7m続くナメの奥に、
2023年07月29日 09:41撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:41
7m続くナメの奥に、
10m+7mの段々滝。
2023年07月29日 09:42撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:42
10m+7mの段々滝。
谷が極端に狭まって中流部のゴルジュ帯が始まった。右は高い一枚岩の壁、左に大岩があり、その隙間の3m滝をくぐって越える。
2023年07月29日 09:50撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:50
谷が極端に狭まって中流部のゴルジュ帯が始まった。右は高い一枚岩の壁、左に大岩があり、その隙間の3m滝をくぐって越える。
細く水の落ちる5m直滝は登れず、右岸の草付きから登り、灌木沿いに悪い巻きで越えた。
2023年07月29日 09:54撮影 by  503SH, SHARP
7/29 9:54
細く水の落ちる5m直滝は登れず、右岸の草付きから登り、灌木沿いに悪い巻きで越えた。
ゴルジュは少し広くなったが、高い側壁は続く。右は一枚岩の高い壁、左もかぶさった壁の3個のチョックストーンが詰まった5m滝は、右壁の狭いバンドを右上し、落ち葉の積もったルンゼ状を落ち口に抜けた。上部が悪い。
2023年07月29日 10:03撮影 by  503SH, SHARP
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7/29 10:03
ゴルジュは少し広くなったが、高い側壁は続く。右は一枚岩の高い壁、左もかぶさった壁の3個のチョックストーンが詰まった5m滝は、右壁の狭いバンドを右上し、落ち葉の積もったルンゼ状を落ち口に抜けた。上部が悪い。
8mチョックストーン。最初の滝は右のクラック沿いに登った気がする。そのあとはチョックストーンの左を巻いて、上の平たい石の上に出た。
2023年07月29日 10:12撮影 by  503SH, SHARP
7/29 10:12
8mチョックストーン。最初の滝は右のクラック沿いに登った気がする。そのあとはチョックストーンの左を巻いて、上の平たい石の上に出た。
石の上からゴルジュ帯を俯瞰する。コケむして黒く、陰惨な印象だ。
2023年07月29日 10:23撮影 by  503SH, SHARP
7/29 10:23
石の上からゴルジュ帯を俯瞰する。コケむして黒く、陰惨な印象だ。
奥二俣の本流右俣にかかる3段10m滝。中段の滝は、今一歩で登れず、右岸の土付きバンドから巻いた。手がかりの灌木が枯れていたりして、悪い。
2023年07月29日 10:25撮影 by  503SH, SHARP
7/29 10:25
奥二俣の本流右俣にかかる3段10m滝。中段の滝は、今一歩で登れず、右岸の土付きバンドから巻いた。手がかりの灌木が枯れていたりして、悪い。
何個もチョックストーンが詰まった8mは、右のバンドから登ったと思う。
2023年07月29日 10:31撮影 by  503SH, SHARP
7/29 10:31
何個もチョックストーンが詰まった8mは、右のバンドから登ったと思う。
上から見下ろす、右岸は50mほどの高さの岩で、中の岳の北面である。
2023年07月29日 10:38撮影 by  503SH, SHARP
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7/29 10:38
上から見下ろす、右岸は50mほどの高さの岩で、中の岳の北面である。
やっと、ゴルジュから解放され、ナメ床にほっとする。
2023年07月29日 10:41撮影 by  503SH, SHARP
7/29 10:41
やっと、ゴルジュから解放され、ナメ床にほっとする。
夕陽岳と三倉岳の鞍部に続くルンゼを詰めていく。
2023年07月29日 10:54撮影 by  503SH, SHARP
7/29 10:54
夕陽岳と三倉岳の鞍部に続くルンゼを詰めていく。
登山道直下のオンボー池の跡と思われる。ここで、沢装備を解除して休む。
2023年07月29日 11:09撮影 by  503SH, SHARP
7/29 11:09
登山道直下のオンボー池の跡と思われる。ここで、沢装備を解除して休む。
Aコースをくだり、里見滝のそばで昼食とする。水は少ないが、多少涼しい。
2023年07月29日 11:25撮影 by  503SH, SHARP
7/29 11:25
Aコースをくだり、里見滝のそばで昼食とする。水は少ないが、多少涼しい。
加藤武三の「広島市近郊の山と谷 緑の回廊」から三倉岳の案内図。エギ谷コース、ヨツカケ谷コースが書かれている。
2023年07月29日 16:07撮影 by  503SH, SHARP
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7/29 16:07
加藤武三の「広島市近郊の山と谷 緑の回廊」から三倉岳の案内図。エギ谷コース、ヨツカケ谷コースが書かれている。
撮影機器:

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ
共同装備
登攀具は使用せず。

感想

前回、三倉岳北側をめぐる岳里川右俣のエギ谷を遡行して、高巻きと詰めの藪漕ぎで、かなり精神的にやられてしまったのだが、しょうこりもなく、気がかりな左俣のヨツカケ谷を登ってきた。ヨツカケ谷は、3本槍のすぐ北の谷で、加藤武三の「広島市近郊の山と谷」(昭和48年刊)の三倉岳の下山コースとして紹介されている。「オンボー池から谷筋をくだる変化の多い沢歩きコースで、滝、ナメ床が多く、踏み跡はあるが滑りやすいので足元には十分注意する必要がある。最後にあるゴルジュは見事な景観である」、と書かれている。前回の山行で見つけたエギ谷右岸の道をたどり、ヨツカケ谷に至った*。谷の入口近くには、浅いゴルジュぽいものの間をナメ滝が流れていたが、水量も少なく、見事というほどのものではなかった。しかし、3本槍の北壁に近づき、傾斜が増すにつれ、側壁の高い暗く陰惨なゴルジュとなって、なかなか手強く、巻きも悪かった。ここは下山コースとしてはありえず、別のところを降りていたのだろうが、登山道の痕跡はわからなかった。詰めあがった、伝説の伝わるオンボー池は浅くなって跡をとどめているにすぎない。南面の明るい岩場と対照的な、三倉岳の北面を見た遡行となった。
*山行後、「廿日市市の山々」に、三倉岳エギ谷の登山道について調査された記事を見つけた。それによると、やはり、エギ谷沿いの登山道はヨツカケ谷より先で失われ、ヨツカケ谷沿いの登山道も夕陽岳と中岳の間のコルで失われてしまったようだ。エギ谷の登山道は、ゴルジュのほうへは向かわず、ヨツカケ谷との中間尾根を越えて、子負石に続く枝沢沿いに西に向かっていたようだ。前回はエギ谷の詰めを間違えたが、一本下の沢を詰めれば、一つ石が見られたようで、残念だ。
http://atsun2.s17.xrea.com/hm/mikura/mikura.html

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