4年振りに栂立尾根で本間ノ頭へ
- GPS
- 08:12
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,619m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 8:04
天候 | 晴れのち曇り、時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2日前に職場のOB(同行者)から声を掛けられて急に決まった山行です。
当初は軽めな仏果山に行くことで話がまとまっていました。
ただ、私は正月明けに次男と行ってきたばかりだし、暖かくなったら初心者も交えて行く予定があるしで、どこか別なところは無いかと考えていました。その結果独断で決めたのが栂立尾根を使って登る本間ノ頭でした。
同行者は歩きながらの眺めや、鳥や蝶、草花に山登りの楽しさを求めるようで、今回はまるで興味の対象外のようでした。コース変更はショートメールで簡単に伝えただけなので「どこへ連れて行かれるか分からないミステリーツアーだ」と連発です。しかもヤブ漕ぎだの積雪、急登、眺望ほとんど無しと興味の真逆をいくものでした。
私は4年前に同じルートを一度経験していますが、それを思い起こすように楽しめました。
尾根への取付きだけが不安でしたが、行ってみれば何とかなるもので金沢橋まで来ると、渡り切ったらすぐ左手の擁壁の上を行くんだなと思い出せました。そこから笹薮の立ち止まれないような激しい登りです。
最初のうちは積雪が無いためがっかりしつつ、新多摩線32鉄塔や鹿柵をクリアしていきます。
栂立ノ頭の手前は厳しい直登です。体力は使いますが気温が低いせいかほとんど汗はかきません。0〜2℃くらいでしょうか。栂の大木があったはずですが今回はこれを見逃して進みます。
だんだんと雪が見られるようになり同行者はガッカリして私は喜びます。P1043辺りから雪の表面が固くなりグリップが効かなくなってきたので軽アイゼンを付けます。雪への引っ掛かりを防ぐために大きく足を上げなければならず、軽アイゼンの重さと合わせて負荷が増します。同行者はブツブツ文句を言っています。
鐘沢ノ頭には小さな指導標があり、ひとつの達成感を味わい、山頂へ近づいていることを実感します。同行者の「(山頂まで)あとどのくらいだ?」攻撃が止まりません。ところどころ見え隠れするピークが本間ノ頭なのか自信が持てずに、あと1時間、あと1時間と繰り返していると、お前には優しさが無いと罵られる始末です。あと少しですと勇気付けてくれと言うのです。私はまだまだと言われながら引っ張り上げてもらうほうが好みなのですが、感覚は人それぞれなんですね。
同行者が疲れて遅れがちになっていると突然山頂のベンチが見えて本間ノ頭へ到着です。写真を撮り、簡単な腹ごしらえをして、後から登ってきた方と言葉を交わし、30分の休憩は終わりです。
メジャーなルートに乗れた事と下りのため同行者の元気も回復します。今度鎌倉の散策に行かないかと誘われますが、散歩やカフェでランチは行きませんと断るとお前は視野が狭い、積極的コミュニケーションが欠けていると説教を受けます。私は広く浅いお付き合いよりも狭くても深いお付き合いを目指しますと持論を吐きますが話は平行線です。LINEも勧められますがFBで十分だと断ります。
内容はともかくおしゃべりしながら下りはすれ違う方も何人か出てきます。同行者は太腿が攣ってしまい小休止して水分と塩分を取ります。ここからは下りに強い同行者もペースダウンです。
高畑山はまいて、御殿森ノ頭を過ぎると春ノ木丸への分岐点に気を配ります。オフラインにしておいた4年前のヤマレコの記録写真を見ながら当たりを付けます。分岐点は今も変わらないままでした。
左手に緑のネットを見ながら進んでいると前からハイカーがやってきて「これから宮ヶ瀬湖に向かうんですか?」と声を掛けられました。その方も春ノ木丸経由で宮ヶ瀬湖ビジターセンターへ行きたいのですが、不明瞭なルートのため引き返して来られたそうです。ここから3名になって春ノ木丸を目指します。
4年前は国土地理院の2万5千分の1地図を持っていたので迷うこともなく難無く進めたのですが、今回は5万分の1地図しか持っておらずこのルートの記載もありません。とは言え間違う訳にもいかず所々で地図、目視、コンパス等を頼りにしながら当たりを付けていきます。これまでと傾斜が変わったところで立ち止まり進む方向を確認していると、ハイカーさんが「→→春ノ木丸への下山口」と書かれた赤白杭を見付けます。方角も北なので間違いないでしょう。
急な傾斜を降りて目の前にあるピークを直登するとそこは春ノ木丸でした。ハイカーさんとおしゃべりしてお互いにヤマレコユーザーなのでkenkenpaも覗いてみて下さいとお願いをして分かれました。
駐車場へ下るハイキングコースでは背負子に赤ん坊を乗せた親子連れにもすれ違いますが、なかなかの傾斜角です。久々に8時間も歩いたため膝が痛くなってきたところで今回の山行は終わりです。
帰り際に同行者は「また行こうよ」と言ってくれたので次回は(今回よりもキツイ)早戸大滝にお誘いしてみようかなと思ってます(笑)
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