小野アルプス縦走
- GPS
- 05:00
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 796m
- 下り
- 795m
コースタイム
天候 | はれ 時々 くもり 最寄のアメダス観測点『三木』の当日の気温 朝の最低気温 0.5℃ (02:34) 日中の最高気温 10.8℃ (13:03) |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.yupika.com/index.php ※午前10時過ぎのスタート時5割弱、午後3時頃は満車に近い状況でした。 ※中国道宝塚IC〜山陽道小野東IC \1,080‐(ETC) 途中、三木SAトイレ休憩も含めて、所要時間40分程度でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山中は道標が整備されているハイキングコースです。下調べをほとんどせず、且つ地図も持たずにに歩いた都合、コース選択となる分岐の案内が解りにくい、あるいは数ヵ所分岐で縦走路がどちらか解らなくなりました。 以下、山中は白雲谷温泉ゆぴかの案内パンフレットにあめるコース名を参照しました。 ※同パンフレットには、小野アルプス縦走コースは15.1劼半匆陲気譴討い泙后今回のレコとは少々異なるものの、他の方のレコを見ても実際は8卍度と思われます。 ■東コース…ゆぴか〜アザメ峠 ゆびかより最初に上る高山周辺は、複数の遊歩道が整備されています。高山、日光峠を経てアンテナ施設のある前山は眺望もよく、ゆぴかより短時間の散策が楽しめそうです。 愛宕山、安場山は山道途中の小ピークといった印象、山名と標高を示す看板が辛うじて山としての面子?を保っています。安場山よりアザメ峠へ至る途中のピークには山名の看板がなく、パンフレットに名前の表記がないのは違和感を覚えますが。。? 一部に急な階段はあるものの、危険を感じるような区間はなく、遊歩道、あるいは歩きやすい山道が続く区間です。要所に道標もあり、迷いやすい分岐もありませんでした。 ■中コース…アザメ峠〜岩倉峠 総山〜アンテナ山〜惣山とピークが続き、東コースに比べて高低差も大きく、足元も岩場混じりの山道らしいコースですが、各ピークへの高低差は約50〜70メートル程度、手を使う程の岩場ではありません。但し、惣山より展望デッキを経ずに西の西林間広場へ下るコースは樹林帯の中を下る急坂となっており、雨後は滑りやすそうです。 西林間広場に設置されていた『きすみの見晴らしの森 案内図』を見ると解りやすかったのですが、展望デッキ経由の歩きやすいコースを外して歩いたようです。 アンテナ山手前より惣山に掛けての稜線は景色もよく、当日は途中色々な場所でランチ休憩を取られている方がおられました。 ■紅山コース…岩場(南コース) 小野アルプスの核心部ともいえる岩場ルートを選択…先の『きすみの見晴らしの森 案内図』には北コースと書かれておりますが、図のおかげで北コースがあることを知りました。南コース入口には『縦走路西コース』と書かれた表記もありますが、案内パンフレットでは北コースがメインのような扱いとなっており、岩場は『登山のみ』と表記されています。 メインの岩場は高低差約70m、馬瀬のような綺麗な稜線が続き、山頂付近は少々荒れているものの、全体的に風化による砂利や落石の恐れがあるような岩もなく、路面は安定しています。 岩場には目安となるルートにペンキのマーキング、山頂に向かって右の樹林帯沿いにお助けロープのあるう回路があります。 ■西コース…紅山〜福旬峠 ピーク付近は岩場も多く、変化にとんだルートが続きます。但し、紅山より西側のこの区間は他に比べて歩かれることが少ないようで、この時期は歩行に支障はない程度ながら、シダ等の植物が干渉します。山道としては歩きやすいものの、アクセス面が敬遠される主な理由と思われます。 ■福旬峠〜ゆぴか 計画では、権現池の東側を歩き、県道375号を東へ向かう予定でしたが、下山後歩いた県道79号が歩道もなく結構な交通量だったこと、権現池はサイクリング道として整備されており、ハイスピードの自転車が多いこと、小野アルプスは山並みが低く、離れるより近くの方が眺めやすかったこと。そして、単純に最短距離であることから山陽自動車道の管理道を選択。 車両通行止め区間もありますが、通行可でも交通量は疎ら。すべて舗装されていますが安心して歩けるコースでした。 |
写真
感想
久しぶりに嫁との山歩き。
残雪の心配がなく、安心して歩ける山。。
…との条件を踏まえ?以前より気になっていた小野アルプスへ。
休みが取れるのが決まったのが前日夕方なら、行先を決めたのも前日夜。皆様のレコの確認や地図を眺めた程度、地図も持たない準備不足の山行でしたが、道標と概ね各ピークでは携帯電波が入ったこともあり、大きな支障もなく歩くことができました。
現地の案内や歩いた後に調べますと、縦走路以外にも色々ハイキングコースが整備されているようです。準備も程々に歩ける山ですが、下調べをする事でより充実した山行が楽しめる山のようでした。
但し、最高でも1か所100m程度のアップダウンが繰り返される、標高200m足らずの山の連なりではありますが、岩場については要注意。言い換えれば、結構本格的な山歩きが楽しめる山でした。
【岩場注意!】
有名な岩場、聞きしに勝るとの言葉がぴったり当てはまるものでした。自他ともに認める?高所恐怖症!始めて須磨アルプスを訪れた際に足がすくみ躊躇したこと、同じく初めて地元中山縦走路の山本の岩場を訪れた際の緊張感。それらと同種の怖さを感じました。
他の方のレコを見る限り、怖い、あるいは下れるものではない等の感想は聞かれるようですが、普通に登られているようです。須磨アルプスを怖がる方は稀なようですので怖がる方は稀かと思いますが、今回は高さを苦にしない同行の嫁が岩場の途中でギブアップ!岩場に不慣れなのが主因のようですが、油断すれば滑落の恐れもある岩場です。
※以下、高所恐怖症、あるいは岩場が苦手な方向けの情報です。普通の方はスルーしてください。該当する方、共に頑張りましょう!
【岩場の解説】
地理院地図の計測データによりますと、登りはじめより山頂までは70m足らず、直線距離にして約120m弱のようですので、勾配約60%、角度にすれば30〜35°程度。イメージとしてはスキーのノーマルヒル用ジャンプ台に近いようです。身近なものとしては、公園のすべり台、あるいはエスカレーターなどが近い角度のようです。
つまり、頑張れば歩いて登れる角度であり、腕力で体を持ち上げるような岩場ではなく、高所や岩場が苦手ではない人なら角度が急な所は手でバランスをとる程度の支えでも十分登れてしまうようです。
次に、途中までしか登っておらず、その途中までの状況とあとは頂上から見下ろした、あるいは横から離れて見た印象を元にした現地の状況です。
横から撮影した画像55に沿って説明をしますと、まず登り始めは黒っぽい岩が続き、やがて赤茶けた色へと変わります。色の変わる頃合いに向かって左の樹林帯沿いのエスケープルートへの案内矢印があります。不安を感じた場合はこの段階でのエスケープがおすすめです。
中間点辺りで岩肌が白っぽくなる辺りが最も急なようで、この地点の途中に水平に走る段差があり、今回はその段を登れずエスケープしました。画像50がその地点より上を見上げたもの、壁のように急に感じました。画像にも映っているように目安となるペンキの丸印を目指す際、先の段差は約40冂度の段となっており、特に小柄な女性にとっては厄介な段差でしょう。
画像51がその段を横から、嫁が段に沿って斜面をトラバースしている状況です。下から見上げればまったく解りませんでしたが、横から見ればあと5mほど登れば木が生えた地点で一息つけそうです。また、丁度嫁がいる辺りより岩に斜め方向に筋が走っており、それを足掛かりに斜めに登れば容易に木のある地点までは登れそうです。但し、当日は嫁が足の震えが止まらなくなり、画像の位置より約10m程度手前に救出?するまで約5分を要した都合、安心感のあるロープ伝いのエスケープルートを進むことにしました。
目安となる木より頂上へは所々木も生えており、画像では角度が緩んでいるように感じます。足掛かりも多そうで、普通に歩けそうなエリアです。つまり、木の生えた地点をゴールの目安として登ればいいと考えられます。
岩の質はしっかりしたもので、中山縦走路の山本の岩場、あるいは六甲のロックガーデンのように風化による劣化はあまり見られず、砂利や浮石への注意はあまり必要ありません。
言い訳でしかありませんが、常に前を歩きたがらない嫁を振り返らなければ、勢いで登れていたかと、あるいは一旦横に逸れた後、コースを見極めて登りなおしていたと思います。
今回のように、途中でエスケープするのはかなりの困難が予想されます。あまりお勧めできません。
おはようございます、inakabusさん!
小野アルプス縦走お疲れさまでした。
昨年5月反対側の神鉄粟生駅から登り「ゆぴか」へ下りました。
ところでinakabusさんも高所恐怖症とは
同様の私はあの紅山は登れませんでした。上から見下ろすだけでも
足がすくみ、先端までは行けませんでした
今年5月所属する会の定例山行のサブリーダーで小野アルプスへ
行く予定です。
紅山を登らないと行けないかもしれないのでちょっと気が重くなって
いましたが、エスケープルートの詳細情報は強い味方です。
ありがとうございます。
おつかれさまでした
katatumuri さんコメントありがとうございます。
あの岩場、皆さんのレコでは怖いとの声はよく聞かれますが、ほぼ皆さん頂上まで登られているんですよね〜。。やはり足がすくみますよね、あの場所は
慣れの問題でしょうか?同様の急な岩場である中山縦走路の岩場は毎月のように駆け降りているのですが、初めての場所だと全くダメでした
落石の心配のない岩質のようですので、グループなら足元に意識を集中して、前の人に付いていくと登れそうな気もしますが、不安を感じた場合は最初からエスケープルートがお勧めです。岩場途中からのエスケープは登るよりも足元が不安定のようです?
inakabusさん、奥様、お疲れ様です。
小野アルプス、楽しいけれど岩場は迫力満点だったでしょう!?
私の姉は最初からエスケープルートを登りました。
70代の母は、途中壁のように前が見えなくなるあたりで、岩にしがみついたまま動けなくなり、脱出に四苦八苦しました。
私もヤバいかも、と感じたのは久々でした。
inakabusさんの【岩場の解説】、とても分かりやすく感心させられました。
ふむふむ、その通りだ!!
これを読んでから臨めば、心の準備ができてより楽しく挑戦できますね!
小野アルプスをこれから目指す人は、この解説書は是非読んでから行ってほしいものですね。
それから、中山の岩場が気になりました。
体力のあるうちに行っておきたいものです
takatukimaki さんコメントありがとうございます。
昨年末に歩かれたレコでエスケープルートの存在を知ることができ、心にゆとりが持てました…筈でしたが、結局途中でエスケープ
エスケープルートを歩かれていたのがお姉さまでしたか!
わが嫁もお母様同様?足が震えて身動きが取れない状況となり、エスケープルートに救出するのが大変でした
次回に歩く際の心構えとして書き記しました
ここまで書いておけば、恐らく次回は冷静に登り切れるかと。。
近々リベンジするつもりですが、次回は普段通り?一人で歩く予定です
中山の方がゴツゴツした岩場なので、高ささえ気にならなければ登るのは楽でしょうか?
但し、風化が激しく砂利っぽいところや、それらの落石に注意が必要ですのでご注意ください
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