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Yamareco

記録ID: 5810564
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

富士山 水ヶ塚〜宝永山

2023年08月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 rika-go その他6人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:59
距離
10.2km
登り
1,373m
下り
435m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:36
休憩
1:43
合計
10:19
距離 10.2km 登り 1,373m 下り 440m
5:11
60
6:11
6:12
101
7:53
7:56
53
8:49
8:51
52
9:43
9:47
8
10:09
10:20
23
10:43
10:57
103
12:40
13:04
32
13:36
14:00
15
14:15
15
14:30
14:46
0
14:46
14
15:00
15:04
26
15:30
水ヶ塚公園
天候 晴れ〜雨〜曇り
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
水ヶ塚公園駐車場に駐車(1,000円)
トイレあり
下山後富士宮口五合目からタクシー
(水ヶ塚まで 5,000円弱)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所とくに無し
水ヶ塚出発後、宝永山を経て六合目の宝永山荘までトイレ無し
水ヶ塚公園駐車場
富士宮口五合目へ向かうバスに並んでいる人たち
2023年08月06日 05:11撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 5:11
水ヶ塚公園駐車場
富士宮口五合目へ向かうバスに並んでいる人たち
駐車場脇に咲いていたシシウド
2023年08月06日 05:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 5:10
駐車場脇に咲いていたシシウド
須山口登山歩道を出発
天気が怪しい
降らないといいけど
2023年08月06日 05:13撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 5:13
須山口登山歩道を出発
天気が怪しい
降らないといいけど
夜中に降った大雨でしっとりした森の中
2023年08月06日 05:35撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 5:35
夜中に降った大雨でしっとりした森の中
美しすぎる原生林
2023年08月06日 05:46撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 5:46
美しすぎる原生林
トチバニンジンが実をつけている
2023年08月06日 05:48撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 5:48
トチバニンジンが実をつけている
朝日が差してきた
2023年08月06日 05:50撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 5:50
朝日が差してきた
苔の世界
2023年08月06日 05:55撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 5:55
苔の世界
森に差し込む朝日と立ち込める霧の中で神秘的になった人
2023年08月06日 06:01撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 6:01
森に差し込む朝日と立ち込める霧の中で神秘的になった人
きれいや〜
2023年08月06日 06:06撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 6:06
きれいや〜
ツルアジサイ
2023年08月06日 06:09撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 6:09
ツルアジサイ
約1時間で須山上り一合五勺
直進して富士宮口五合目方面へ
2023年08月06日 06:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 6:10
約1時間で須山上り一合五勺
直進して富士宮口五合目方面へ
コフウロかなー
2023年08月06日 06:16撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 6:16
コフウロかなー
ギンリョウソウ
2023年08月06日 06:29撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 6:29
ギンリョウソウ
苔の胞子にも朝日が当たって美しい
2023年08月06日 06:44撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 6:44
苔の胞子にも朝日が当たって美しい
ミヤマアキノキリンソウ?
2023年08月06日 07:01撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 7:01
ミヤマアキノキリンソウ?
原生林を抜け空が広くなった
2023年08月06日 07:03撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 7:03
原生林を抜け空が広くなった
ノリウツギ
2023年08月06日 07:04撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 7:04
ノリウツギ
ヤマホタルブクロ
2023年08月06日 07:05撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 7:05
ヤマホタルブクロ
シラネニンジン
2023年08月06日 07:06撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 7:06
シラネニンジン
シャクジョウソウ
2023年08月06日 07:35撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 7:35
シャクジョウソウ
御殿庭下の分岐
富士宮口方面へ進む
2023年08月06日 07:48撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 7:48
御殿庭下の分岐
富士宮口方面へ進む
イチヤクソウが実になっている
2023年08月06日 08:30撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 8:30
イチヤクソウが実になっている
シロバナノヘビイチゴ
小さくて可愛らしい苺
2023年08月06日 08:41撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 8:41
シロバナノヘビイチゴ
小さくて可愛らしい苺
やった!
森林限界突破
ここまで約4時間
2023年08月06日 09:24撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 9:24
やった!
森林限界突破
ここまで約4時間
目の前には少し雲のかかった富士山頂
歩きにくいガレ場を上る
2023年08月06日 09:29撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 9:29
目の前には少し雲のかかった富士山頂
歩きにくいガレ場を上る
イタドリ
2023年08月06日 09:25撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 9:25
イタドリ
赤花のイタドリ
メイゲツソウとも呼ばれる
2023年08月06日 09:27撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 9:27
赤花のイタドリ
メイゲツソウとも呼ばれる
イワオウギ
2023年08月06日 09:35撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 9:35
イワオウギ
目指す宝永山との間にはとてつもない大きさの噴火口
2023年08月06日 09:42撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/6 9:42
目指す宝永山との間にはとてつもない大きさの噴火口
これから宝永火口を下り、あのピークまで登り返す
2023年08月06日 09:43撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 9:43
これから宝永火口を下り、あのピークまで登り返す
富士山頂の赤い山肌と白い雲と青い空がきれいだ
2023年08月06日 09:43撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 9:43
富士山頂の赤い山肌と白い雲と青い空がきれいだ
雲の上の世界
眼下には広大な原生林が広がっている
2023年08月06日 09:44撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 9:44
雲の上の世界
眼下には広大な原生林が広がっている
赤い噴火口
富士山の独特の風景は宇宙っぽい
2023年08月06日 10:14撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 10:14
赤い噴火口
富士山の独特の風景は宇宙っぽい
山肌に点々と見える緑はオンタデ
こんな荒れた地で元気に花を咲かせている
強いなー
2023年08月06日 10:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 10:10
山肌に点々と見える緑はオンタデ
こんな荒れた地で元気に花を咲かせている
強いなー
宝永第一火口の底まで下ってきた
三途の川の雰囲気もある
ザーッと雨が降り出し慌ててカッパ装着
2023年08月06日 10:37撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 10:37
宝永第一火口の底まで下ってきた
三途の川の雰囲気もある
ザーッと雨が降り出し慌ててカッパ装着
ムラサキモメンヅル
2023年08月06日 10:38撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 10:38
ムラサキモメンヅル
イワツメクサ
可愛いくせして強いね
2023年08月06日 11:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 11:10
イワツメクサ
可愛いくせして強いね
果てしなく感じるズルズルの登り
雨が止むと暑くなってカッパを脱ぎ、また降り出してカッパを着ることを繰り返す
2023年08月06日 11:12撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 11:12
果てしなく感じるズルズルの登り
雨が止むと暑くなってカッパを脱ぎ、また降り出してカッパを着ることを繰り返す
たまに雲が切れて下界の街が見える 
2023年08月06日 11:33撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 11:33
たまに雲が切れて下界の街が見える 
上るにつれて砂利が細かくなりズルズルと足が滑る
2023年08月06日 12:24撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 12:24
上るにつれて砂利が細かくなりズルズルと足が滑る
遅れ始めギブアップ寸前の3年生のハル君を、6年生のルルちゃんが励ます
がんばれ!
2023年08月06日 12:34撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 12:34
遅れ始めギブアップ寸前の3年生のハル君を、6年生のルルちゃんが励ます
がんばれ!
馬の背から自衛隊が下っている
めっちゃ保護色
2023年08月06日 12:35撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 12:35
馬の背から自衛隊が下っている
めっちゃ保護色
登り切った!
2023年08月06日 12:38撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 12:38
登り切った!
宝永山山頂到着!
2023年08月06日 12:41撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/6 12:41
宝永山山頂到着!
ハル君とパパも霧の向こうからやってきた
頭の中でアルマゲドンのBGMが鳴り響く
えらいぞ、よくがんばった!
2023年08月06日 12:42撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 12:42
ハル君とパパも霧の向こうからやってきた
頭の中でアルマゲドンのBGMが鳴り響く
えらいぞ、よくがんばった!
キツかった坂道も下りはあっという間
ザクザクと滑るように下る
2023年08月06日 13:14撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 13:14
キツかった坂道も下りはあっという間
ザクザクと滑るように下る
いつものモデルごっこ
2023年08月06日 13:45撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 13:45
いつものモデルごっこ
最後までがんばって一皮むけたハル君とひたすら明るいルルちゃん
2023年08月06日 13:52撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 13:52
最後までがんばって一皮むけたハル君とひたすら明るいルルちゃん
ミヤマオトコヨモギ
2023年08月06日 13:53撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 13:53
ミヤマオトコヨモギ
宝永第一火口縁
予定よりかなり遅くなったので六合目宝永山荘経由で富士宮口に下ることに
2023年08月06日 14:15撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 14:15
宝永第一火口縁
予定よりかなり遅くなったので六合目宝永山荘経由で富士宮口に下ることに
コケモモ
2023年08月06日 14:21撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 14:21
コケモモ
ミヤマアキノキリンソウ
2023年08月06日 14:24撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/6 14:24
ミヤマアキノキリンソウ
平行移動って楽やわ〜
2023年08月06日 14:25撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 14:25
平行移動って楽やわ〜
宝永山荘が見えてきた
下から入道雲が湧いてくる
200円払って9時間ぶりにやっとトイレに入れる
2023年08月06日 14:28撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 14:28
宝永山荘が見えてきた
下から入道雲が湧いてくる
200円払って9時間ぶりにやっとトイレに入れる
こんなにいい天気だけど雲の下は雨なんだろな
2023年08月06日 14:38撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 14:38
こんなにいい天気だけど雲の下は雨なんだろな
山頂から続々と下山してくる
今から登っていく人たちも
2023年08月06日 14:42撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 14:42
山頂から続々と下山してくる
今から登っていく人たちも
さようなら富士山
最後に青空の下で見られてよかった
来年はあの頂を目指そう
2023年08月06日 14:47撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/6 14:47
さようなら富士山
最後に青空の下で見られてよかった
来年はあの頂を目指そう
ヒメシャジン
2023年08月06日 14:59撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 14:59
ヒメシャジン
富士宮口五合目到着
ここからタクシーで水ヶ塚まで30分
2023年08月06日 14:59撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/6 14:59
富士宮口五合目到着
ここからタクシーで水ヶ塚まで30分
翌朝、富士山本宮浅間大社へ
2023年08月07日 09:28撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/7 9:28
翌朝、富士山本宮浅間大社へ
晴れてたらこの後ろに富士山が見えただろうに
2023年08月07日 09:31撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/7 9:31
晴れてたらこの後ろに富士山が見えただろうに
湧玉池
富士登山者はここで禊をしてから登山をする慣し
水面には冷気が溜まり神聖さビシバシ
2023年08月07日 09:46撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/7 9:46
湧玉池
富士登山者はここで禊をしてから登山をする慣し
水面には冷気が溜まり神聖さビシバシ
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

昨年に続き二度目の富士山。
今回はコロナ明けで人出の多そうな富士山頂を避け
水ヶ塚から富士の原生林を抜けて宝永山を目指すことにする。
この道は須山登山歩道といい
最古の富士登山道のひとつである古道らしい。
宝永大噴火で消滅してしまった登山道を一度は復興させたものの
明治時代に旧陸軍の演習場として撤収され再び廃道に。
平成になって再興し今の登山道になったのだそうだ。

前半は苔むした美しい原生林で
他のルートに比べて歩く人も少なく
そんな激動の歴史があった登山道だとは想像もできない
静かで穏やかな道だった。

小学生二人を含めた7人で
地元のWさんにたくさんの富士山情報を教えてもらいながら歩く。
昨年8合目直下でギブアップしたハル君も
富士山5回目のルルちゃんに励まされつつ
ゆっくりでもしっかりと歩いていく。

五合目辺りにくると唐突に目の前にガレ場と富士山頂が現れる。
昨年の富士宮口五合目からは最初から最後までこの風景だったが
深い森を抜けてきた後だととても新鮮で思わず声が出る。
真っ赤なクレーターのような宝永火口は巨大で
「ここは地球っていう惑星なんだ」と感じさせられる。

ズルズルの砂利道の登りは果てしない。
ハル君の休憩回数が増えていく。
去年リタイヤしたことをとても残念がっていたと聞いていたので
どうにか最後まで登らせてあげたい。
みんなで声をかけながらゆっくりゆっくり登る。
余裕綽々のルルちゃんが行ったり来たりしながらついてくれる。

杖におでこをつけて完全にうつむいてしまい
小さな体で自分と戦っている。
「どうする?やめてもいいよ」
パパに言われてじっと黙って考えている。
あぁ、今年もハルは無理かもしれないと何度か思った。

でも少しすると一歩一歩足を出していく。
宝永山の山頂で待っていたみんなの元に
霧の中から現れた姿を見たら
ほんま胸が熱くなった。
よくがんばったなぁ。
今回一番嬉しかったのが宝永山の山頂で全員揃って写真が撮れたこと。
去年はバラバラだったし。
子供はこういう経験で随分成長するんだろう。

水ヶ塚ピストンの予定は雨や時間のこともあって
富士宮口からタクシーに予定変更。
富士宮口はさすがにかなり人が多かった。
小屋泊なのかこの時間からでも登っていく人たちもいる。

今回のこのコースはほんまによかった。
去年とは全然違う富士山を味わうことができた。
変化があるし森の中を歩くのは楽しい。
でもやっぱり山頂も目指したいし
来年はどういう計画にしようか。

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