剣尾山〜城山 (能勢町)

2015年01月28日(水) [日帰り]

• GPS: 05:08
• 距離: 10.8km
• 登り: 737m
• 下り: 741m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:59
• 休憩: 0:09
• 合計: 5:08

10:18 スタート地点
11:34 11:34 剣尾山
13:58 14:07 城山
15:18 15:18 行者山登山口
15:26 ゴール地点

10:18 駐車地点
11:44 林道終点
11:34 剣尾山
11:53 おおさか環状自然歩道・剣ヶ鼻分岐
12:03 剣ヶ鼻
12:27 播磨中央線��179　〜休憩
12:46 出発　
12:54 四等三角点『三ノ瀬』
13:27 林道出会い
13:34 峠・城山への分岐
13:52 城山山頂(約10分散策)
14:40 麓の集落
15:26 駐車地点

天候

はれ　後　くもり　時々　ゆき
最寄のアメダス観測点『能勢』の当日の気温
朝の最低気温 　0.2℃ (07:45)
日中の最高気温 3.9℃ (13:11)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口の林道奥、舗装路終点、バリケード手前のスペースに駐車。
※7〜8台程度は止められるスペースです。当日はスタート時に他に1台駐車されていたのみでした。

コース状況／危険箇所等

行者山より剣尾山、横尾山へ至るルート、及び野外活動センターへ向かう大阪環状自然歩道に指定されたルートは遊歩道レベル、行者山登山口より伸びる林道は一部車両通行に難がある程度である国は支障はありません。
その他は場所により状況が大きく異なりますが、一般的にはあまり歩かれないルートをメインに歩いています。

■駐車地点〜林道〜剣尾山山頂
駐車位置は普通に車が入ることができなくなる林道のバリケードで閉鎖された地点。その先も林道は続き、一部路面に水の浸食が見られる程度、一部急勾配箇所がコンクリート舗装された林道が端点まで続きます。
地形図上の破線道をイメージして山頂方面を目指し、林道端点より踏み跡を辿ったものの程なくガレた谷となり踏み跡は消滅。後からログを見る限り、本来の破線道より少し南寄りを登っていたようです。
歩いたルートは深い谷筋ではないものの大きな岩が多く、登につれ尾根側を目指したても岩に阻まれる等、歩きにくい状況でした。当日は薄らと雪が積もっており、岩肌の一部に凍結が見られる滑りにくい状況で慎重に進路を選ぶ必要がありました。冬季や雨後は避けたほうが無難なルートでした。

■剣尾山山頂〜剣ヶ鼻〜林道
おおさか環状自然歩道より、剣ヶ鼻へ向かう稜線への取付きには道標や目印は見掛けませんでしたが、地形的にも解りやすく、路面はあまり踏まれた様子はないものの近年伐採された解りやすいルートが続きます。
播磨中央線��179鉄塔より南、下りが強まる程に荒れ気味となり踏み跡は薄まりますが、概ね地形図上の破線道に沿ってルートが続くようです。テープ類は見掛けましたが、十分な案内は期待できません。
破線道に沿ったルート以外にも、明瞭ではないのの伐採されたルートが見受けられました。特に下山時は、方向確認を慎重に行う必要がありそうです。

■林道〜城山〜駐車地点
林道の峠より、尾根筋を探って山頂を目指す予定でしたが、峠より山頂方向への踏み跡があり、程なく階段等が整備された遊歩道となり、そのまま東より山頂までルートが続きます。案内図や道標がないのが不思議に感じる程によく整備されたルートですが、地形図には表れてないのはともかく、ネット上に情報も見掛けない不思議な道です。
城跡でもある山頂より東以外に整備されたルートはおろか踏み跡も見当たらず、東側以外はもれなく急斜面となっています。山頂より少し東へ下って南側の住宅へは下れそうですが、未確認。

【主な過去の記録】
■横尾山〜剣尾山〜行者山　2014年12月27日(土)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-565167.html
■横尾山〜剣尾山・土ヶ畑ルート（能勢・亀岡）2014年05月28日(水)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-455755.html
■行者山〜剣尾山〜横尾山　2012年06月13日(水)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-198727.html

写真

1/28 10:19

林道奥、バリケードで車止めされた先へ進む。

1/28 10:23

急こう配カ所はコンクリート舗装、林道仕様です。

1/28 10:25

左に降りると…

1/28 10:27

水辺の広場。増水中につき、渡渉は困難な状況でした。

1/28 10:33

山頂方面への分岐、この辺りは舗装路。

1/28 10:35

砂利道に変わった付近は路面が傷んでました。

1/28 10:36

数日前の雨の影響か、沢は増水？

1/28 10:43

林道端点。北東方向へも踏み跡があるものの・・・

1/28 10:46

東側の谷筋の踏み跡を選択。

1/28 10:52

既に踏み後は消え、大きな岩の目立つ浅い谷へ。

1/28 10:56

崩れてくるような怖さはないものの、大きな岩がゴロゴロ。

1/28 11:01

綺麗なツララ、雪と氷で足元不安定。。

1/28 11:04

ようやく流れも消えたものの、代わりに残雪が氷ってより滑りやすい状況！

1/28 11:09

谷を避け、南の尾根筋を目指してみたものの。。

1/28 11:12

尾根上に巨大な岩！

1/28 11:19

何とか迂回、人の歩いた跡は見掛ず。

1/28 11:22

テーブルのような岩。

1/28 11:26

上るほどに岩が増えるものの…

1/28 11:32

山頂北側の周回路に合流。ここまでテーブル類などの目印は一切なし！

1/28 11:35

山頂着。雪で景色もほとんど見えず。。

1/28 11:35

軽く吹雪いてきたので先を急ぐ。

1/28 11:38

路面は凍結していませんが、滑りやすい。

1/28 11:42

おおさか環状自然歩道を東へ。

1/28 11:47

若干凍結気味。。

1/28 11:53

いのしし街道の先、そのまま直進。

1/28 11:54

あまり踏まれてないようですが、切り開かれた跡が見受けられます。

1/28 11:58

岩場はあるものの、進路を妨げるようなものではありません。

1/28 12:01

尾根筋沿いを進むと…

1/28 12:03

剣ヶ鼻。私設の札がありました。

1/28 12:05

1/28 12:12

この辺りからテープ跡は見られますが、目指す南方向ではなかったようで。。

1/28 12:17

少々進路を修正し、尾根筋へと下る。

1/28 12:24

岩場の先に鉄塔。

1/28 12:26

播磨中央線��179。

1/28 12:28

曇ってますが、山の向こうに白く輝く大阪湾が見えました。

1/28 12:28

中央左寄りが、三草山、右が滝王山。右奥が堂床山。

1/28 12:33

今日も鉄塔を休憩に利用。背もたれがゴツゴツして少々座りにくい『椅子』でした;;

1/28 12:48

この先、雪も消え歩きやすくなりますが…

1/28 12:51

少々荒れてきます。

1/28 12:52

広場っぽい地点を、一旦東へ。

1/28 12:53

四等三角点『三ノ瀬』508.3m。

1/28 12:55

下山は荒れつつも、テープが増加。

1/28 13:01

何となく、道っぽい雰囲気が続くも…

1/28 13:11

谷筋には土留め？

1/28 13:13

かなり荒れてきたところで…

1/28 13:16

勾配が緩み広場のような地形に。

1/28 13:23

ヌタ場？この辺りで雄鹿を見掛ける。

1/28 13:27

林道に合流、登山口を示すような道標等は見掛けず。

1/28 13:33

カーブミラー…再び吹雪いて来ました。

1/28 13:34

その先に車止めのある峠。城山方面へ。

1/28 13:35

道なき尾根を覚悟していたものの？

1/28 13:38

階段が出現！

1/28 13:40

以後、遊歩道が続く。

1/28 13:42

一部は土砂で埋まってますが。。

1/28 13:45

歩きやすく整備されています。

1/28 13:47

人工的っぽい平地、城の遺構か？

1/28 13:51

山頂付近、素人目にも人工的な地形。

1/28 13:53

四等三角点『城山1』428.0m。

1/28 13:54

南側ピークは切り開かれ広場になっていました。

1/28 13:56

北側のピークへ。

1/28 13:58

こちらも広場っぽい地形、本丸があったそうです。

1/28 14:02

南西へ下り始めると同時に吹雪いてきました。

1/28 14:18

急斜面に雪が積もり始めました。。

1/28 14:26

勾配が緩む地点まで下山すると炭焼き窯跡。

1/28 14:29

薄らと続く踏み跡を辿る、この辺りにも鹿、今日は4頭見掛けましたが、写真には写ってくれませんでした。。

1/28 14:31

祠。

1/28 14:33

溜池に突き当たり…

1/28 14:34

迂回した所でフェンスに阻まれる！

1/28 14:38

何とか突破して続いて電気柵！
庭先を通らせていただき何とか下山。

1/28 14:41

雪もちらつく程度に、城山を振り返って。

1/28 14:56

空は青くなりつつ、雪は再び激しく。。

1/28 14:59

山辺神社の鳥居。手前の灯篭には『享保』の文字が…約300年前のもののようです？

1/28 15:06

ようやく晴れるか？

1/28 15:13

…と思ったら、山はまた雪が降り出した模様。。

1/28 15:17

行者山登山口。

1/28 15:23

大阪府立北摂自然公園の案内図。
城山エリアも公園指定されているようですが？

1/28 15:42

帰り道に立ち寄った、能勢BOXの駐車場より、最奥が剣尾山、右手前が城山。

撮影機器：

COOLPIX AW110 ニコン

感想

inakabus

以前より気になっていた剣尾山、行者山登山口の林道ルート、そして城山を絡めたコースを歩いてみました。
山頂エリア以外はあまり歩かれないルートですが、林道端点より剣尾山山頂の登りと城山より西の下り以外は特に歩くのに苦労しないルートのようです。

城山については登山道の情報に乏しく、中腹まで開かれた山頂南側宅地より登る記録を見掛ける程度でしたが、今回登りに歩いたコースは階段整備された遊歩道レベルでした。後から調べると2005年頃の整備(途中？)のようで、山頂付近の城跡エリアについては紹介された記録がありましたがが、東に延びるルートは見掛けない情報です。
藪山を覚悟(期待！？)していたものの、拍子抜けする程あっけなく山頂に到着。山頂は木々が多く眺望はイマイチですが、素人目にも城跡と解るような広場となっており、気軽に散策できる山としても魅力的、お勧めです。
但し、山頂の東以外、西と南北の3方向はいずれも山頂付近は急勾配。簡単に調べる限りでは、有望な？踏み跡もなく、特に下りには注意が必要、こちらはお勧めしません。

林道端点より剣尾山山頂への登り、距離約600m・標高差約220m程度の登りに約50分。そして城山よりの麓の集落への距離約550m・標高差約200m程度の下りに約40分。この二つの区間は避けた方が無難と思います。特に雨後、凍結の恐れのある季節は要注意です。

崩れるような天気予報ではなかったものの、昼前より断続的に雪、吹雪くような状況が山中だけではなく麓でも。。兵庫県北部の天気予報を見るべきエリアのようです。