9年ぶりに拓いたルートから（御嶽・王滝ルート）

2023年08月11日(金) [日帰り]

• GPS: 04:48
• 距離: 7.8km
• 登り: 922m
• 下り: 918m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:43
• 休憩: 1:05
• 合計: 4:48

距離 7.8km 登り 922m 下り 927m

6:45 田の原登山口
6:53 遥拝所
7:03 7:04 大江権現
7:07 7:08 あかっぱげ
7:16 7:17 金剛童子
7:25 7:26 八合目避難小屋
7:38 7:39 富士見石
7:45 7:47 一口水
7:55 九合目避難小屋
8:23 8:25 王滝頂上山荘
8:28 八丁ダルミ
8:34 御嶽教御神火祭斎場
8:45 8:46 剣ヶ峰山荘
8:47 8:59 御嶽山
9:08 剣ヶ峰山荘
9:22 黒沢十字路
9:24 9:26 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
9:30 9:31 黒沢十字路
9:41 9:42 御嶽教御神火祭斎場
9:48 10:24 王滝頂上山荘
10:42 九合目避難小屋
10:47 一口水
10:52 富士見石
11:01 11:02 八合目避難小屋
11:06 11:07 金剛童子
11:11 11:12 あかっぱげ
11:29 遥拝所
11:31 田の原大黒天
11:33 ゴール地点

天候

終日快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

田の原駐車場。麓の木曽福島から登り一辺倒なので、1時間半近くかかる。
https://goo.gl/maps/EDgEEAHCeGKgRXTa9

コース状況／危険箇所等

ヘルメット携行が原則。

その他周辺情報

せせらぎの四季
シンプルな日帰り温泉
https://kiso-spa.com/

写真

田の原駐車場は朝6時前なのにかなりの台数が停まっていました。

蒼天の御嶽

王滝村マスコットキャラクター 「くりぴー」が登山者へ声掛け。

では入山。

翻って三笠山。

一体いつからあるのだろう。なんだか気持ち微笑んでいるように見える。

これも。どれだけ人々から進行されていたかがよく分かる。

9合目の石碑。

これで火山の観測をするんだなあ。

南アルプス全景。

南アルプス全景。

王滝頂上まであと少し。

王滝頂上。

八丁ダルミ。あの日、火山灰に覆われた光景の面影は、もうない。。。

火山弾の襲撃にも耐えて、そこに立ち続ける像たち。祈りを捧げる人も、いました。何の祈りを捧げていたのだろう。。。と考えます。

剣ヶ峰への階段をダッシュ。

剣ヶ峰！おつかれ山！

三等三角点。

一の池、二の池。

白山方面

最も多くの方々が犠牲になった剣ヶ峰。そこに立つ擬宝珠？は破壊されたまま。

安らかに。

ひざが伸び切らない😂

飛ばされてしまった御頭は、今でも見つからない人を探している。。。と信じたい。

大パノラマ

黒沢十字路で一の池、二の池を見る。

黒沢十字路から少し二の池方面に下ったところにある石像。前回も見たが、また見に行ってきた。

黒沢十字路から少し二の池方面に下ったところにある石像。前回も見たが、また見に行ってきた。

巻き道を八丁ダルミへ戻る途中で。。。

金属片や。。。

木片。。。

その他色々なものが落ちていた。

切ない気持ちになりながら、八丁ダルミ方面へ戻る。

白山方面。

そして、あの日の痕跡はまだはっきりと残る。

もう一度、振り返る。ここにねむる人たちが、まだ、いる。

さあ、おりよう。

阿修羅像。

下部は爽快に走り下りる。

下部は爽快に走り下りる。

7合目田の原遥拝所へ立ち寄る

7合目田の原遥拝所にある

中央：国常立尊（くにのとこたちのみこと）、天地開闢の最初に出現したとされる神。

みぎ：大己貴神（おおあなむちのみこと ）、国津神（くにつかみ・土着の神々）の頭領たる位置にいる神。

ひだり：少彦名命（すくなびこなのみこと）。大己貴神と対をなす神。体軀が小さく腕白者の特性があるという。

帰ってきました。

降りたら雲が多くなるという、いつもの登山あるあるの逆。

木曽福島の日帰り入浴「せせらぎの四季」で汗を流し、ご飯を食べて帰りました。
https://kiso-spa.com/

感想

もっち

あれから9年。
関係各所のご努力により、御嶽山の王滝ルートの八丁ダルミが7月29日に再開通しました。

5月に、濁河温泉から飛騨頂上を経て、二の池〜黒沢ルート分岐（黒沢十字路）まで歩き、その上は立入禁止だったので、引き返してきました。
https://yamap.com/activities/24549943

今回は、王滝ルートから王滝頂上、再開通した八丁ダルミを経て剣ヶ峰へ登り、そこから黒沢ルートを9合目まで下って前回のルートとつなぎ、黒沢十字路から巻き道を経て八丁ダルミ〜王滝頂上に戻りました。
田の原からのルートはとても歩きやすく、かつて幾十もの命を奪ったあの惨状を想像するのは難しいように見えました。しかしよく見ると、噴石で破壊されたと思われる破片が落ちていました。弾丸のように降り注ぐ噴石から逃れた人もいたけれど、なすすべもなかった人もたくさんいて、その恐怖感、絶望感はいかばかりだっただろう。胸がつまりました。

突き抜けるような青空と、赤茶けた地面と。
2014年9月27日、日曜日、午前11時52分。
あの日も、今回と同じように、この美しい山の姿を見ながら思い思いに寛いでいたはずなのに。

これからも、この山を登ることはあるだろうけれど、ただただ心から晴れやかな気持ちになることはないだろう。たとえどれだけ美しい姿を見せてくれたとしても。

以下は、その当時のヤマレコ日記からの引用です。
「廃れる精神」2014年10月4日
https://www.yamareco.com/modules/diary/19423-detail-81699