ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5834919
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

化雲岳 〜まさかの挫折〜

2023年08月15日(火) ~ 2023年08月16日(水)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
17:51
距離
30.8km
登り
1,843m
下り
1,831m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:25
休憩
0:06
合計
8:31
12:04
51
12:55
12:55
142
15:17
15:17
254
19:31
19:37
12
19:49
19:49
46
2日目
山行
8:42
休憩
0:25
合計
9:07
5:19
5:36
0
5:36
5:37
4
5:41
5:41
65
6:46
6:47
13
7:00
7:00
218
10:38
10:38
115
12:33
12:33
42
13:15
13:21
5
13:26
ゴール地点
本当、お恥ずかしいレコですが、それでも皆さんのお役に立つことがあれば幸いです
天候 15日:晴れ/16日:小雨
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天人峡から登りました
コース状況/
危険箇所等
コースが荒れているとは聞いていましたが、第1公園から先は傾斜も緩く快適なトレイルと思い込んでいました。
ところが・・・
その他周辺情報 帰宅途中でいろいろ寄って買い物をしたため、士幌町の下居辺温泉プラザ緑風にて入浴。日帰り入浴大人500円。
化雲岳、トムラウシ山登山口
天人峡から登るのは初めてです
2023年08月15日 11:43撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/15 11:43
化雲岳、トムラウシ山登山口
天人峡から登るのは初めてです
天人閣は廃墟になっていました
2023年08月15日 11:44撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/15 11:44
天人閣は廃墟になっていました
クガイソウかな
花は終わりかけなのかな
2023年08月15日 12:08撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/15 12:08
クガイソウかな
花は終わりかけなのかな
キレイだけど毒キノコ
2023年08月15日 12:16撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 12:16
キレイだけど毒キノコ
オオカメノキの実かな
2023年08月15日 12:26撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/15 12:26
オオカメノキの実かな
シロツルタケかな?
テングタケの仲間は毒キノコが多い
2023年08月15日 12:38撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 12:38
シロツルタケかな?
テングタケの仲間は毒キノコが多い
クサハツかな?
だとしたら毒キノコ
見た目美味しそうなのになぁ
2023年08月15日 12:45撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 12:45
クサハツかな?
だとしたら毒キノコ
見た目美味しそうなのになぁ
ハナニガナ
2023年08月15日 12:48撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/15 12:48
ハナニガナ
開いたタマゴタケ
テングタケの仲間では珍しく食用になります
2023年08月15日 12:51撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 12:51
開いたタマゴタケ
テングタケの仲間では珍しく食用になります
タマゴタケ
美味しそう!
2023年08月15日 12:51撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 12:51
タマゴタケ
美味しそう!
展望台から旭岳
今日はいいお天気です
問題は明日
2023年08月15日 12:56撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
11
8/15 12:56
展望台から旭岳
今日はいいお天気です
問題は明日
羽衣の滝
2023年08月15日 12:56撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 12:56
羽衣の滝
少し進んだところから
2023年08月15日 13:02撮影 by  SC-53C, samsung
7
8/15 13:02
少し進んだところから
ヤマハハコ
2023年08月15日 13:12撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/15 13:12
ヤマハハコ
テングタケ
赤くて派手なベニテングタケはそれほど毒性は高くない(しかも美味らしい)と言われているが、こっちは猛毒
2023年08月15日 13:23撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/15 13:23
テングタケ
赤くて派手なベニテングタケはそれほど毒性は高くない(しかも美味らしい)と言われているが、こっちは猛毒
ところどころに倒木
2023年08月15日 13:35撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
8/15 13:35
ところどころに倒木
気の早いナナカマド
2023年08月15日 13:52撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 13:52
気の早いナナカマド
シロバナニガナ
2023年08月15日 13:53撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 13:53
シロバナニガナ
ツルリンドウ
2023年08月15日 13:58撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 13:58
ツルリンドウ
青が鮮やかなエゾアジサイ
2023年08月15日 14:32撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 14:32
青が鮮やかなエゾアジサイ
ミソガワソウ
2023年08月15日 14:40撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 14:40
ミソガワソウ
キツリフネ
2023年08月15日 14:41撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 14:41
キツリフネ
忠別湖(ダム湖)が見える
2023年08月15日 14:43撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/15 14:43
忠別湖(ダム湖)が見える
時期的にシラネニンジンかな
2023年08月15日 14:50撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 14:50
時期的にシラネニンジンかな
第1公園はタチギボウシで埋め尽くされていました
なのに撮影した個体がこんなにヨレヨレ(笑
2023年08月15日 14:53撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/15 14:53
第1公園はタチギボウシで埋め尽くされていました
なのに撮影した個体がこんなにヨレヨレ(笑
アキノキリンソウ
2023年08月15日 14:53撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/15 14:53
アキノキリンソウ
ヨツバヒヨドリ
2023年08月15日 14:57撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/15 14:57
ヨツバヒヨドリ
ウメバチソウ
2023年08月15日 14:58撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 14:58
ウメバチソウ
第1公園の様子
2023年08月15日 14:59撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 14:59
第1公園の様子
ウメバチソウをアップで
2023年08月15日 15:01撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/15 15:01
ウメバチソウをアップで
バックに旭岳
2023年08月15日 15:02撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 15:02
バックに旭岳
タチギボウシ祭り
2023年08月15日 15:19撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
7
8/15 15:19
タチギボウシ祭り
オトギリソウ
小さな個体が多かった中で、普通のサイズを見つけました
2023年08月15日 15:30撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/15 15:30
オトギリソウ
小さな個体が多かった中で、普通のサイズを見つけました
今日は旭岳でも良かったね
2023年08月15日 16:03撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
9
8/15 16:03
今日は旭岳でも良かったね
左は五色岳かな
小化雲岳への登りは思った以上に濃い藪漕ぎ
2023年08月15日 16:16撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 16:16
左は五色岳かな
小化雲岳への登りは思った以上に濃い藪漕ぎ
藪は第2公園から先が益々濃くなります
2023年08月15日 16:16撮影 by  SC-53C, samsung
4
8/15 16:16
藪は第2公園から先が益々濃くなります
モミジカラマツ
2023年08月15日 16:40撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/15 16:40
モミジカラマツ
旭岳から白雲岳までよく見渡せました
2023年08月15日 16:44撮影 by  SC-53C, samsung
10
8/15 16:44
旭岳から白雲岳までよく見渡せました
ミヤマリンドウ
2023年08月15日 17:19撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/15 17:19
ミヤマリンドウ
今日は向こうは混雑しているのかな?
世間はお盆休みなんだろうし。
2023年08月15日 17:30撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/15 17:30
今日は向こうは混雑しているのかな?
世間はお盆休みなんだろうし。
思ったよりも濃い目のハイマツ漕ぎ
2023年08月15日 17:42撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 17:42
思ったよりも濃い目のハイマツ漕ぎ
チングルマは果穂ばかり
2023年08月15日 18:03撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
7
8/15 18:03
チングルマは果穂ばかり
白髪三千丈
2023年08月15日 18:03撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/15 18:03
白髪三千丈
ポン沼
こんな所でアーベント♪
2023年08月15日 18:19撮影 by  SC-53C, samsung
8
8/15 18:19
ポン沼
こんな所でアーベント♪
1933P
ココでやっと化雲岳ピークが見えたが、ガスも上がってきた
2023年08月15日 18:37撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 18:37
1933P
ココでやっと化雲岳ピークが見えたが、ガスも上がってきた
トムラウシ山はガスに包まれた
2023年08月15日 18:50撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/15 18:50
トムラウシ山はガスに包まれた
2度目の化雲岳ピークは暗闇の中だった
轟々唸りを上げてガスが吹き上げてくる
2023年08月15日 19:32撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
11
8/15 19:32
2度目の化雲岳ピークは暗闇の中だった
轟々唸りを上げてガスが吹き上げてくる
翌朝のヒサゴ沼
ガスは全く晴れない
2023年08月16日 04:22撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/16 4:22
翌朝のヒサゴ沼
ガスは全く晴れない
十分な雪渓
これだけ雪渓が残っていれば水に不自由することはないね
2023年08月16日 04:34撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/16 4:34
十分な雪渓
これだけ雪渓が残っていれば水に不自由することはないね
取水場の上にも雪渓
雪渓を登りたかったけど、固くてツボ足は利かなかった
2023年08月16日 04:35撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/16 4:35
取水場の上にも雪渓
雪渓を登りたかったけど、固くてツボ足は利かなかった
雪渓を吹く風が涼しいためか、まだ初夏の花が咲いている
エゾコザクラ
2023年08月16日 05:07撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
10
8/16 5:07
雪渓を吹く風が涼しいためか、まだ初夏の花が咲いている
エゾコザクラ
アタックザックでトムラウシ山を目指したが、取水場で眩暈がして小屋に引き返した
2023年08月16日 05:35撮影 by  SC-53C, samsung
7
8/16 5:35
アタックザックでトムラウシ山を目指したが、取水場で眩暈がして小屋に引き返した
ナガバキタアザミ
2023年08月16日 05:46撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/16 5:46
ナガバキタアザミ
水滴を抱いたウメバチソウ
2023年08月16日 05:47撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/16 5:47
水滴を抱いたウメバチソウ
タカネトウウチソウ
2023年08月16日 05:49撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/16 5:49
タカネトウウチソウ
こんな写真しかないけど、エゾヒメクワガタ
2023年08月16日 06:05撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/16 6:05
こんな写真しかないけど、エゾヒメクワガタ
アオノツガザクラ
2023年08月16日 06:06撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/16 6:06
アオノツガザクラ
足跡が残っている
私か?
2023年08月16日 06:09撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/16 6:09
足跡が残っている
私か?
ヨツバシオガマ
2023年08月16日 06:14撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/16 6:14
ヨツバシオガマ
ウサギギクもヒサゴ周辺はまだ元気だった
2023年08月16日 06:19撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/16 6:19
ウサギギクもヒサゴ周辺はまだ元気だった
イワギキョウ
2023年08月16日 06:40撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
7
8/16 6:40
イワギキョウ
明るい化雲岳へ
2023年08月16日 06:42撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/16 6:42
明るい化雲岳へ
今日もガスで真っ白
2023年08月16日 06:59撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
10
8/16 6:59
今日もガスで真っ白
切り立つ崖下もよく見えない
2023年08月16日 07:00撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/16 7:00
切り立つ崖下もよく見えない
コマクサも小さな株が少しだけ残っていた
2023年08月16日 07:09撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/16 7:09
コマクサも小さな株が少しだけ残っていた
小化雲岳周辺はチングルマの果穂が密生していた
時期には裾合平や雲の平に負けないくらい、一面のチングルマが見られそう!
2023年08月16日 07:40撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/16 7:40
小化雲岳周辺はチングルマの果穂が密生していた
時期には裾合平や雲の平に負けないくらい、一面のチングルマが見られそう!
これみんなチングルマの果穂ですよ
2023年08月16日 07:43撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
7
8/16 7:43
これみんなチングルマの果穂ですよ
イワイチョウ
第1公園からヒサゴ沼まで、ウメバチソウに混じって咲いていました
2023年08月16日 08:11撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
9
8/16 8:11
イワイチョウ
第1公園からヒサゴ沼まで、ウメバチソウに混じって咲いていました
今日は旭岳もガスに覆われている
2023年08月16日 08:42撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/16 8:42
今日は旭岳もガスに覆われている
さあ!
藪漕ぎです!
でも復路はハイマツが順目だったこともあって意外とスムーズだった
2023年08月16日 09:02撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/16 9:02
さあ!
藪漕ぎです!
でも復路はハイマツが順目だったこともあって意外とスムーズだった
まだ半分まで来ていません
2023年08月16日 09:06撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/16 9:06
まだ半分まで来ていません
エゾオヤマリンドウ
2023年08月16日 09:36撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/16 9:36
エゾオヤマリンドウ
第1公園まで戻ってきた
この辺で一旦雨が上がった
2023年08月16日 10:19撮影 by  SC-53C, samsung
4
8/16 10:19
第1公園まで戻ってきた
この辺で一旦雨が上がった
ワタスゲ、シラネニンジン、タチギボウシ、ウメバチソウ、イワイチョウなどが群生
隙間にミヤマリンドウ
2023年08月16日 10:21撮影 by  SC-53C, samsung
3
8/16 10:21
ワタスゲ、シラネニンジン、タチギボウシ、ウメバチソウ、イワイチョウなどが群生
隙間にミヤマリンドウ
復路のキツリフネ
2023年08月16日 11:04撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/16 11:04
復路のキツリフネ
ミソガワソウ
なんでこんな写真になったんだろう?
2023年08月16日 11:05撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/16 11:05
ミソガワソウ
なんでこんな写真になったんだろう?
オニイグチ
こんなナリですが、実は食べられます
2023年08月16日 11:43撮影 by  E-PL10 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/16 11:43
オニイグチ
こんなナリですが、実は食べられます

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

半休日の週末はお天気との相性も悪く、なかなか山に行けない日々が続きました。
しかも予定していた休日が仕事の都合で潰れ続け、何とか連休を確保できるか?と手応えを感じていた8月15・16日でしたが、15日の朝だけは手が回らなくて「朝だけ出勤」する形になります。
やっと訪れたテン泊可能日でしたが、15日はともかく16日の予報が芳しくありません。何とか天候の崩れが少ないエリアは日本海側北部・・・ベストは増毛山塊なのかなぁ?とも思いましたが、アプローチが長過ぎます。15日早朝(1時とか2時とか)出発可能なら話は別ですが、朝の仕事を終えてから向かうとなれば、現地に着くのは少なくともお昼は回ります。

出来るだけ北西
15日が山行のメイン行程に出来ること
多少遅くなっても、15日に行けるところまで行ってテン泊出来るところ

考えた末に、選択したのは天人峡から化雲岳へのルートでした。
私は過去に化雲岳に登頂したことが1度だけありますが、それは沼の原からトムラウシ山へと縦走した時のことです。天人峡からのルートを歩いたことはありません。
「悪路がある」とは聞いていましたが、地図を見る限り、このルートは第1公園にさえ登り詰めてしまえば勾配も緩くなり、花畑の続く快適なルートではないかと想像しました。

お天気次第ではありますが、2日目にアタックザックでトムラウシに登頂し、ヒサゴに戻って荷物を回収して帰る。ロングコースになりますが、決して無理なルートではありません。

と計画していたのですが、やはり誤算が生じます。
まず、15日の朝の仕事がすんなり終わりませんでした。
やはりお盆時期、全ての手配が終了したのは6時半を回っていました。
厚岸出発は7時少し前。
出発が遅くなったことで道路の混雑状況も変わってきます。
特に、富良野から美瑛までのルートは・・・この時期ですから仕方ありませんね。

「10時登山開始」を目論んでいたのですが、登山開始はなんと12時!
「まぁ、多少遅くなってもヒサゴ沼にさえ着いてしまえばゆっくり出来るから」
テン泊装備を担いで登り始めます。

しかし2つ目の誤算。
「第1公園まで登り詰めてしまえば、あとは緩くて快適なトレイル」を想像していたのですが、第1公園から先に藪漕ぎが待っていました。
最初は笹藪ですが、足元にルートは明瞭に見えるモノの、石がゴロゴロしていたり木の根が縦横に這っていて油断できません。慎重に歩を進めます。
第2公園を過ぎると、今度はハイマツ漕ぎです。
特に登りの往路は逆目でもあって、思った以上にスタミナを削られます。
「いやいや、こんなルートでトレラン並みのタイムで歩く人がいるなんて、尊敬しかないわ。」

なんとか小化雲岳辺りまで来てホッと一息つきますが、予定より大幅に時間を要してそこでアーベントを迎えます。(笑
1933P辺りまではまだ明るい中を歩くことが出来ましたが、やっと化雲岳ピークが見えたところで日没を迎えます。
化雲岳やトムラウシ山にはガスが上ってきていました。
化雲岳ピークは真っ暗な上、下から轟々と唸るような音と共にガスが上がってきます。ちょっと怖いくらいです。

「遅くなった!」
焦る気持ちがミスを誘発します。
ルートを間違えて五色岳方面に向かっていました。ココはすぐに気が付いて引き返します。ヤマレコさん、ありがとう!
「今日はもう、ヒサゴに下りるだけだから」
気を取り直して慎重に歩きます。
避難小屋には先客が3名おりました。
「遅い時間に失礼します」
実は私は(自分では気が付かないのですが)鼾が五月蠅いらしく、避難小屋は滅多に使わずテントを張ることが多いのですが、今日はもうテントを張るのが面倒になって、小屋ですぐに横になりたかったのです。前夜もほぼ徹夜だったこともありまして。

小屋の隅っこを拝借して横になっていると、更に3名の方が到着します。
後で分かったことですが、3名パーティではなく2名+1名でした。
ソロの方が濃いガスのため道に迷っていたところを、2名パーティが通りがかって連れてきてもらったそうです。
幸運でしたね。
この2名パーティは、0時半頃早くも出発して行きます。

私の計画は4時半スタートです。
4時前に起床して朝食を摂り、昼食とハイドレーション、浄水器、そして携帯トイレをアタックザックに詰め替えて2日目スタートです!
残念ながら、昨夜のガスは晴れるどころか霧雨に成長していました。
レインにパラパラと当たる音に勢いを感じます。
更に取水場でハイドレーションを水で満たしていると、急に眩暈に襲われました。
「あれ?なんだろう?」
岩の上で少し休んでいましたが、眩暈は治まりません。

私は小屋に引き返すことにしました。
最後に小屋を出発した方とすれ違いましたが、「忘れ物をした」ことにします。
小屋で少し休んでいるうち、「もしや?」と思ってコンプレッションタイツを下げてみました。実は、出発前に膝の古傷が痛んだので、膝をキツめにホールドさせようと思ってワンサイズ小さめのコンプレッションタイツを履いてきたのですが、起床時、そして朝食後にこのタイツを「下がらないように」グッとズリ上げていたのでした。しかも紐をギュッと締めた上で。
このため、「お腹が圧迫されて苦しくなったのではないか?」と推理したのでした。実は以前も同じような経験があって、その時もタイツを下げたら眩暈が治まっていたのです。
念のためにトイレでひと踏ん張りして「少しでもお腹を圧迫する原因」を取り除いてみました。(笑

多分、これが正解だったのでしょう。
眩暈は治まったようです。
しかし、時間的にも体調的にも無理は出来ません。
何より、このお天気ですし。
今回はトムラウシは諦め、下山を決めます。
今回の山行の一番の目的は既に果たしているのです。

下山は順調でした。
復路で小化雲岳の裾野を歩きながら、一面に広がるチングルマの果穂に圧倒されました。
「初夏にまたココに来てみたいね」

今回はいろいろ教訓を含む山行になりました。
あぁ、恥ずかしい。(笑


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コメント

タイツがキツくて貧血になったってことですか、
おそろしい😨
天人峡からのハイマツゾーン手強いですよね、
まるで洗車機に入ってるようでした😅
2023/8/20 20:38
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haaamachanさん
コメントありがとうございます!
眩暈の原因は確定したワケではありませんが、恐らくその通りではないかと考えています。しかも2度目です。学習していないったらありませんね。(笑
ハイマツは、整備された登山道でもそのまま放置しておけば数年で元に戻ると言われています。ああ言うルートを歩くと整備される方に対する感謝の気持ちが湧いてきますね。
2023/8/21 11:51
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