憧れのカムイエクウチカウシ山

2023年08月23日(水) ~ 2023年08月25日(金)

• GPS: 41:20
• 距離: 31.8km
• 登り: 2,140m
• 下り: 2,139m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:15
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:15

16:15 札内川ヒュッテ
17:00 コイカクシュサツナイ岳登山口
17:30 七ノ沢出合

2日目

• 山行: 11:20
• 休憩: 1:05
• 合計: 12:25

4:05 七ノ沢出合
5:45 6:05 八ノ沢出合
8:00 三股
10:30 八ノ沢カール
11:45 12:15 カムイエクウチカウシ山
13:30 13:45 八ノ沢カール
14:30 三股
16:30 八ノ沢出合

3日目

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:50

6:30 八ノ沢出合
7:30 七ノ沢出合
8:15 コイカクシュサツナイ岳登山口
8:50 札内川ヒュッテ
9:20 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

飛行機

スカイマークのたす得という変更可能な飛行機で新千歳空港へ。レンタカーで夜中走って日高の方へ。ペテガリ岳を登ってから、カムイエクウチカウシ山へ突入した。※到着日は前日の雨で川の水流入量が20mを超えていたので、少なくとも10m以下になるまで待つため先にペテガリ岳を登った。結局、23日には7m以下になり念願の登山へ。

コース状況／危険箇所等

雨には降られず、晴天。フェーン現象で関東地方より暑い、北海道とは思えない暑さでまるで夏の丹沢でした。沢登りだからまだ気持ち良かった。
川の水流入量が一番のキモ。八の沢カールまではほぼ沢登りなので、増水したらあっという間に進退窮まる事態に。6m以下位で登り始められたら安心ですが、ちょっとでも降るとすぐ20超えますので。※25日、下山後の昼すぎには雨が降り21mになっていました。無理すると簡単に流されて死ぬレベルです。
次に気をつけたいのがヒグマ。自分ではどうしようもなく対策も難しい。あまりに大きく恐ろしい図体と遠吠えを聞いたら、“熊避けスプレーを使う”といった事態になる時点で【The・end】が頭に浮かぶでしょう。威嚇の遠吠えは、まるでドラム缶が激しい滝などに叩きつけられたような音でした。熊鈴を1人で2つ付けましたが、途中から私が4つ付けました。定期的に(峠に出る時など場面が変わる時が有効)笛も吹きました。たまに音楽もかけたりして。人の会話が有効なので、ラジオの録音等がおすすめです。八の沢出合いは、テントの中に食糧を持ち込まなければそこまでヒグマの生活感はなかったです。三股や八の沢カールでは細心の注意をしないと(しても)リスクが高いです。
コースの危険箇所は、沢登り中のロープ場でしょうか。沢登りの経験がないとキツいかもしれません。慣れていないツアー登山者の落石等にも注意です。ヘルメットは必ずしましょう。
あとはどの山でもですが、自身の体力等のレベル把握とタイムマネジメントが大事です。三股で何時、八の沢で何時、などコースタイムから逆算してタイムリミットを決めておきましょう。実際、八の沢やその手前で引き返した方が数人いました。自分のレベルを把握できて判断・行動できる、ちゃんとした登山者だなぁーと思います。

その他周辺情報

登山後は、直感で良さげな幕別温泉へ。パークホテル悠湯館はとてもキレイな施設で入りやすかったです。露天風呂が螺旋階段を登らないといけないので、お年寄りには厳しそう。

写真

8/23 16:38

幌尻ゲートまで車で行けました。超、早歩き

8/23 17:10

昔は車で入れたのよね

8/23 17:46

七の沢出合い、今夜はこの辺でテン泊

8/23 18:07

沢からの水で冠水。へつる。

8/24 4:04

翌朝ヘッデンでスタート。

8/24 4:15

本流は前日夕方に渡りやすそうな所を下見しておいたのでスムーズ。

8/24 4:41

ピンクリボンに騙され行きは計六回渡る。

8/24 4:44

天気よさげ。

8/24 4:54

一段上の河畔林の中にトレースがちょいちょいあります。

8/24 4:54

モルゲン。

8/24 5:06

5:06

8/24 5:13

謎のデポシューズ。ここにあるって事はここまで渡らずに来れるの？？と邪推

8/24 5:15

渡る。ここが一番深かった。それでもふともも。

8/24 6:05

八の沢に到着。テント無事に張れました。6:05、超特急で登り出す

8/24 6:21

ここから八の沢を詰めていきます。

8/24 6:26

谷は深く

8/24 6:45

空は青い

8/24 6:48

6:48

8/24 6:48

難しくはないですがルート取りに悩む

8/24 6:58

6:58

8/24 7:18

三俣からは角度が増します

8/24 8:07

滝に沿って

8/24 8:14

水を補給してから再出発

8/24 8:18

連瀑が美しい

8/24 8:42

釜があったりナメテタリ

8/24 8:45

ルートを外して滝を直登。沢登になれてるなら巻くよりカンタン。

8/24 9:02

美しい滝

8/24 9:04

母ちゃん、娘はすごいところやないます

8/24 9:06

水量が減ってきたら

8/24 9:28

9:28

8/24 9:30

カールも近い

8/24 9:37

結構道わかりづらかったです

8/24 9:44

水が途絶えたら、カールにでた！！

8/24 9:47

もくもく

8/24 9:48

ヒグマいなそうでホッと一息

8/24 9:50

遭難レリーフ9:50

8/24 10:09

カール最高の景色

8/24 10:14

青い

8/24 10:14

暑さからバテぎみで少しながめに休憩

8/24 10:24

カール上へ上がる10:24

8/24 10:40

ピラミッドピークを望みながら

8/24 10:43

雲でてきた

8/24 10:49

10:49

8/24 10:51

ガスが立ち込める

8/24 11:04

カールを見返す

8/24 11:12

反対側のカールも素敵

8/24 11:27

笹藪ハイマツをこいだら花畑

8/24 11:36

山頂ついたー！！11:36

8/24 11:40

一瞬幌尻方面まで見えて大興奮。写真は間に合わず

8/24 11:46

山頂はへんな虫で一杯でした。

8/24 12:15

山頂で昼飯。アルファ米と豚汁✌️変な虫多すぎて、山頂の下のテン場に避難

8/24 12:23

12:23

8/24 12:28

帰路は花を見る余裕が持てました

8/24 12:28

時期的に少なかったけど

8/24 12:30

振り返る。ありがとうカムエクさん。

8/24 12:32

疲れたんか？

8/24 12:33

沢靴はふんばりが効かないので慎重に

8/24 12:35

夏色

8/24 12:37

息を飲む後継。八の沢が長い。あれを下るのか。

8/24 12:37

12:37

8/24 12:41

暑すぎたのでガスも嬉しい

8/24 12:52

12:52

8/24 12:52

へんな虫。万単位でいました。

8/24 12:58

ハイマツが少し濃い。

8/24 12:58

12:58

8/24 13:01

北側の眺め。

8/24 13:02

13:02

8/24 13:04

ピラミッド！！

8/24 13:23

本当にフェルトは踏ん張れないので気をつけて降りる

8/24 13:28

13:28

8/24 13:29

カール底の水場。こんこんと流れていました。飲み水作れます

8/24 13:29

合掌

8/24 13:46

痛ましい事故に思いを馳せる。羽根田さんの本を読んできたからか、学生さんたちの恐怖をより生々しく感じました。

8/24 13:49

下山！！13:49

8/24 14:13

滝を慎重に巻きながら

8/24 14:44

下ります

8/24 14:47

14:47

8/24 14:58

14:58あっという間に三股

8/24 15:06

美しいなめ滝

8/24 16:07

足を浸けて涼む16:07

8/24 16:34

元流路を歩くと下りやすい

8/24 17:33

明るいうちにテンバにつけてホッと

8/24 17:33

今夜のお宿

8/24 18:28

焚き火楽しい

8/24 21:15

炎に癒してもらいました

8/25 5:52

翌朝、夜間雨もなかったので安心して下山

8/25 6:12

渡渉もスムーズ

8/25 7:12

四回の渡渉で済みました

8/25 7:16

戻ってきたけどまだまだ熊に気を抜けない

8/25 7:22

7:22

8/25 8:12

熊の姿を二度目撃

8/25 8:16

8:16

8/25 8:16

年期の入った看板や

8/25 8:16

ロックシェード内にはさすがにいないと思うけど笛を吹きまくりながら下山。ありがとうございました。

8/25 9:24

十勝二十番勝負でお馴染み崩壊した堰堤な滝。

8/25 13:17

下山したら十勝名物(笑)とん田は名店！

8/25 13:45

あまじょっぱい豚丼をてんこ盛りでかっこみました✌️

撮影機器：

KYG01 KYOCERA

装備

個人装備

エマージェンシーキット

共同装備

Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） トポ コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ヘルメット カラビナ 渓流シューズ 長袖シャツ 防寒着 ゲイター サンダル ザックカバー 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 針金 日焼け止め ロールペーパー ストック カメラ ポール テント テントマット シェラフ

備考

登山靴は使わず、山頂まで沢靴で歩きました。その分重い荷物が減らせて良かったです。

感想

pyorosuke

憧れ続けていたカムイエクウチカウシ山。8/21に予定していた入山はダムへの流入量が多く断念。急遽ペテガリ岳へ。
昼に下山して、夕方からカムイエクウチカウシ山へ。行ける限界は七ノ沢出合までと判断して一日目は終了。
翌日は六時には八の沢にテントを据えることができました。
そこからの往復は空身で、沢靴で全部頑張りました。カールから上がやはり多少滑りましたが重さを考えたら正解な判断だったと思います。
虫が多いと聞いていた八の沢は焚き火のおかげでほとんど虫にやられずにすみました。

satomin-

感想書く時間なくて、今さらですが
運とか、体力とか、コンディションとか、色々持ってないと行けないカムイエクウチカウシ山に登頂できて感無量です。年齢を重ねると、なかなかどうしてか身体はすぐになまりますね。この山のために、8月は烏帽子岳〜野口五郎〜水晶〜赤牛岳〜黒部ダム縦走、毛勝山、黒姫山を登って身体作りました。
その甲斐あってか、私は荷物も軽〜くしてもらったので終始楽しい登山でした。脂肪が筋肉に変わったのですが…すぐに戻りそうです(笑)

コメント

murphy

こんにちは。
登り、下りで少し、お話させてもらったものです。
登山日は絶好のコンディションで本当によい日に登れましたね！
ロングコース、お疲れさまでした！

satomin-

murphyさん
こんにちは、コメントありがとうございます。前日にニペソツ山も登られたのですね！カムエクに登られる位ですから当たり前かもしれませんが、タフですね〜(笑)
私達はペテガリのあとにカムエクでしたので、疲れの種類が違う感じでしたが…暑かったですが最高のコンディションで登れて、会う方みなさん猛者で(笑)とても楽しかったです。またどこかのお山できっと会いましょう！