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Yamareco

記録ID: 5914719
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

荒沢岳 (奥只見の、裏越後の、山深い山)

2023年09月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:44
距離
9.5km
登り
1,353m
下り
1,345m

コースタイム

日帰り
山行
6:25
休憩
1:14
合計
7:39
距離 9.5km 登り 1,353m 下り 1,354m
8:23
38
9:02
20
9:22
9:23
17
9:46
44
10:30
10:39
14
10:53
10:54
77
12:11
12:48
66
13:54
14:03
9
14:12
14:22
37
14:59
15:00
5
15:05
14
15:19
15
15:34
15:44
24
16:08
0
16:08
ゴール地点
天候 晴れ ときどき 曇り
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
荒沢岳登山口駐車場 約5台
その他周辺情報 日帰り温泉:銀山平温泉 白銀の湯
紙の登山届を書いてポスティング。警告看板が荒沢岳は上級者向けコースだと主張している。
2023年09月09日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/9 8:21
紙の登山届を書いてポスティング。警告看板が荒沢岳は上級者向けコースだと主張している。
ブナ林が美しい。
2023年09月09日 08:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ブナ林が美しい。
豪雪でひん曲がるブナ。
2023年09月09日 08:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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豪雪でひん曲がるブナ。
のっけから急坂。
2023年09月09日 08:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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のっけから急坂。
山頂部ははるか上。遠い。
2023年09月09日 09:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂部ははるか上。遠い。
一気に登り上げたところにある、最初のチェックポイントである前山にて。
2023年09月09日 09:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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一気に登り上げたところにある、最初のチェックポイントである前山にて。
陽が射してきて、森の緑がみずみずしい。
2023年09月09日 09:25撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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陽が射してきて、森の緑がみずみずしい。
辿るべき尾根道がわかる。険しそう。
2023年09月09日 09:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 9:31
辿るべき尾根道がわかる。険しそう。
山頂部、まだまだ遠く。
2023年09月09日 09:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂部、まだまだ遠く。
雲が多い。天気はもつのか。
2023年09月09日 09:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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雲が多い。天気はもつのか。
雲がわいた中、気温22℃はじゅうぶんに蒸し暑いコンディション。
2023年09月09日 09:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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雲がわいた中、気温22℃はじゅうぶんに蒸し暑いコンディション。
樹間から越後駒ヶ岳が見えた。
2023年09月09日 09:42撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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樹間から越後駒ヶ岳が見えた。
いよいよ前グラ下から前グラへの難所にとりつく。荒沢岳名物の鎖場がはじまるが、これが想像を超える長さと険しさ。腿上げ運動の連続だ。
2023年09月09日 10:01撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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いよいよ前グラ下から前グラへの難所にとりつく。荒沢岳名物の鎖場がはじまるが、これが想像を超える長さと険しさ。腿上げ運動の連続だ。
山型に反り曲がった長いハシゴ。
2023年09月09日 10:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山型に反り曲がった長いハシゴ。
10番の山頂までナンバープレートが設置されている。メルクマールになってるような、なってないような。
2023年09月09日 10:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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10番の山頂までナンバープレートが設置されている。メルクマールになってるような、なってないような。
歪曲したハシゴ。鎖付き。
2023年09月09日 10:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/9 10:09
歪曲したハシゴ。鎖付き。
まだまだ先に進まなければならない。先に霧散した台風の影響で、湿った空気があやしい動きをしていて、難所や急坂で汗が吹き出す。持ってきた水の量がすこし心配になるほどに。
2023年09月09日 10:14撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 10:14
まだまだ先に進まなければならない。先に霧散した台風の影響で、湿った空気があやしい動きをしていて、難所や急坂で汗が吹き出す。持ってきた水の量がすこし心配になるほどに。
どうも、ものすごい急斜面?壁?を突き上げるような道筋が見える。
2023年09月09日 10:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 10:17
どうも、ものすごい急斜面?壁?を突き上げるような道筋が見える。
20〜30mの休みない鎖場がつづく核心部。鎖もなく、自力のみで岩をクリアすべき区間もある。
2023年09月09日 10:25撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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20〜30mの休みない鎖場がつづく核心部。鎖もなく、自力のみで岩をクリアすべき区間もある。
脆いタイプの岩ではなく、手がかりはけっこうあるから、落ち着いて行けばよい。しかし同行者たちは、剱岳のカニのタテバイよりも長い鎖場もある、と言っていた。私は南面から剱をやったことはないから、比較できないが。
2023年09月09日 10:38撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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脆いタイプの岩ではなく、手がかりはけっこうあるから、落ち着いて行けばよい。しかし同行者たちは、剱岳のカニのタテバイよりも長い鎖場もある、と言っていた。私は南面から剱をやったことはないから、比較できないが。
青空が出たり、また曇ってきたり。山頂部はまだまだ上のほうだ。
2023年09月09日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/9 10:40
青空が出たり、また曇ってきたり。山頂部はまだまだ上のほうだ。
中ノ岳から越後駒ヶ岳への山並みが晴れてきた。美しい。
2023年09月09日 10:41撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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中ノ岳から越後駒ヶ岳への山並みが晴れてきた。美しい。
うーん、今日来てよかった!
2023年09月09日 10:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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うーん、今日来てよかった!
越後駒
2023年09月09日 10:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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越後駒
一方で、荒沢岳のピークは雲がかかる。登頂するタイミングでどうなるか。
2023年09月09日 10:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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一方で、荒沢岳のピークは雲がかかる。登頂するタイミングでどうなるか。
荒沢岳の荒々しい谷筋の岩肌。かっこいいわ。
2023年09月09日 10:52撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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荒沢岳の荒々しい谷筋の岩肌。かっこいいわ。
さて、そろそろラストスパート的な急登か。
2023年09月09日 11:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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さて、そろそろラストスパート的な急登か。
前グラまでのような危険箇所はないが、残された標高差との戦いが足にくる。
2023年09月09日 11:29撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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前グラまでのような危険箇所はないが、残された標高差との戦いが足にくる。
急登に一歩いっぽ足を乗せる。
2023年09月09日 11:38撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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急登に一歩いっぽ足を乗せる。
ここは崩落箇所のトラバース。草をつかんで通過する。
2023年09月09日 11:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ここは崩落箇所のトラバース。草をつかんで通過する。
万年雪を再び見下ろす。
2023年09月09日 11:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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万年雪を再び見下ろす。
山頂の雲がとれてきた!
2023年09月09日 11:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂の雲がとれてきた!
あともうちょい
2023年09月09日 11:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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あともうちょい
北の方向は雲海状態。麓の銀山平温泉街が小さな点のようだ。
2023年09月09日 11:58撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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北の方向は雲海状態。麓の銀山平温泉街が小さな点のようだ。
ラストの鎖場。
2023年09月09日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ラストの鎖場。
ついに登りきった。中ノ岳がどーん
2023年09月09日 12:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ついに登りきった。中ノ岳がどーん
荒沢岳山頂1968.7m
天気は守られた。
2023年09月09日 12:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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荒沢岳山頂1968.7m
天気は守られた。
山頂からは秘境である奥只見湖が一望される。
2023年09月09日 12:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂からは秘境である奥只見湖が一望される。
雲海。蝶々やツバメが飛ぶ山頂。
2023年09月09日 12:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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雲海。蝶々やツバメが飛ぶ山頂。
お湯を沸かして塩分と水分を補給。
2023年09月09日 12:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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お湯を沸かして塩分と水分を補給。
ヤマノススメ!
2023年09月09日 12:18撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ヤマノススメ!
荒沢岳は裏越後三山のうちの1峰。ここから次なる中ノ岳へ連なる縦走路に移るわけだが、おそろしく長く遠く見えた。重い荷物に、水場も乏しく、とても厳しそうに思えた。
2023年09月09日 12:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 12:20
荒沢岳は裏越後三山のうちの1峰。ここから次なる中ノ岳へ連なる縦走路に移るわけだが、おそろしく長く遠く見えた。重い荷物に、水場も乏しく、とても厳しそうに思えた。
越後駒ヶ岳は周囲に雲が散らばっているが、なんとかピークが垣間見えた。
2023年09月09日 12:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/9 12:44
越後駒ヶ岳は周囲に雲が散らばっているが、なんとかピークが垣間見えた。
東西南北、周囲の山々が雲を堰き止めて、ここ奥只見山地を好天に保ってくれている。そのように見えた。今日は結果的に荒沢岳の登山びよりとなった。
2023年09月09日 12:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 12:46
東西南北、周囲の山々が雲を堰き止めて、ここ奥只見山地を好天に保ってくれている。そのように見えた。今日は結果的に荒沢岳の登山びよりとなった。
さて、下山である。この下山がスピードののらない時間のかかるものであることは見えている。焦らないで参る。ここから先の時間は雲の中に入り、直射日光は免れそうだ。
2023年09月09日 12:55撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 12:55
さて、下山である。この下山がスピードののらない時間のかかるものであることは見えている。焦らないで参る。ここから先の時間は雲の中に入り、直射日光は免れそうだ。
岩壁をクライムダウンするなど案の定、下山には神経を使った。着実に失敗なくゴールできたが、曇りでも蒸し暑さは残り、発汗は止まらなかった。これが夏場の新潟の山の洗礼か。飲料水を3L〜4L背負っても良かったぐらいだ。反省点。
2023年09月09日 14:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 14:16
岩壁をクライムダウンするなど案の定、下山には神経を使った。着実に失敗なくゴールできたが、曇りでも蒸し暑さは残り、発汗は止まらなかった。これが夏場の新潟の山の洗礼か。飲料水を3L〜4L背負っても良かったぐらいだ。反省点。
下山後、銀山平の日帰り温泉に移動。風呂場に行く前に、最優先で自動販売機に飛びついたのだった。
2023年09月09日 16:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 16:19
下山後、銀山平の日帰り温泉に移動。風呂場に行く前に、最優先で自動販売機に飛びついたのだった。
入浴後は小出駅まで運転して、チャーシューとワンタンがどっさりなやつを食べて帰った。
2023年09月09日 18:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/9 18:21
入浴後は小出駅まで運転して、チャーシューとワンタンがどっさりなやつを食べて帰った。
撮影機器:

感想

台風翌日だが、山仲間と登山に行ってきた。
今回は、台風一過ならぬ台風未到着。
上陸する前に力尽きて熱帯低気圧になった元台風の影響で、湿った雲が各所に送り込まれていく。
曖昧なカオスで、はっきりとした天気予想はムリ。
最新のシミュレーションを参考にはできるけれど、あとは博打で現地入りするしかなかった。

とりあえず朝、遅めの集合時間にして、それから行き先を本決定することに。
新潟県内の山に向かいたいモチベが高いので、とりあえず関越道を北上する。
予報がマシで、明るいうちの下山も見込める荒沢岳に白羽の矢がたった。元々の第一候補だ。

結果、奥只見エリアはなかなかの天気に恵まれ、登山日和となってくれた。
もう少し風があってほしかったぐらいだ。
水場がない尾根歩きのみのコースだったから、冷却用など、もっと水分が欲しくなった。
新潟の夏山は蒸し暑い。これは聞き知っていたはずなのに、想像力が足りなかった。

もうひとつ想像を超えていたことがあって、それは鎖場をはじめとする荒沢岳の岩場だった。
こんなに険しいとまでは思わなかった。
登山口の警告看板に「荒沢岳は上級者向け」だと勧告があったけれど、すくなくとも初級者が近づいてはいけない類の場所で間違いなかった。
新潟の山、おそるべし。

天気の読めなさゆえに、やや遅めのスタートとなった今回の山行だったが、各々のコントロール内で対処して問題なく登頂と下山をしていたと思う。
新潟の厳しさを体感的によく学ぶ機会にできたと思う。
でも今年の残暑はキツすぎるから、荒沢岳のベストシーズンは10月前半の数週間かなあ。

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