【企救山地】高蔵山〜沼分岐〜鋤崎山(高蔵森林公園より周遊)
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- GPS
- 07:13
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 696m
- 下り
- 704m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場〜高蔵山までは、主に林道(未舗装)歩き。急斜面は、なし。 ただし、もみじ広場からは、荒れている。テープがあるので、道迷いはなし。 企救自然歩道(足立山〜戸ノ上山線)の沼分岐から、鋤崎山への支尾根歩きは、急坂は、土が柔らかく、落ち葉の堆積も数多く、下りは、滑るので、慎重に。痩せ尾根歩きに、近いので、道迷いは、心配ないが、薮漕ぎに近く、赤テープを見失わない様に、慎重に。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
先週のくじゅう冬山歩きで、風邪をこじらせていた母が、治ったので、一緒に、近くの高蔵森林公園から、山歩きをしました。
今回は、過去2度、高蔵山山頂直下のもみじ広場まで、行ったのですが、ピークハントが、出来ずじまいだったので、高蔵山山頂を目指すことにしました。
高蔵森林公園駐車場から、出発。
駐車場の林道から、その上にある沼林道(未舗装)に上がるまでは、木段のジグザグ道を登りますが、沼林道に出てからは、殆ど坂という感じではない道を、延々と歩きます。谷の最新部で、滝っぽいところを抜け、道が細くなり、400m近い小山を右から巻きながら、登り、その小山の裏部分に出たところで、足立山との分岐に出ます。
そこを、高蔵広場方面へ、進み、先ほどの谷の滝上部にある「高蔵のしずく」を経て、やがて、ベンチのある「もみじ広場」に出ます。
このまま、道なりに進めば、高倉広場へ。つまり、明治期の遺跡【高蔵堡塁跡】へ行きますが、今回は、高蔵山ピークハントが目的なので、ベンチから見て、左斜め前方の赤テープに向かって進みます。
ほどなく、「高蔵山へ」の標識から、左に鋭角に登り返し、高蔵堡塁跡方面の道に沿って、道の上部を山を巻く様に、緩やかに登ります。
ぐるっと、らせん状に、道は続き、やがて、ほぼ一周したところで、これ以上登りはないぞ!という平らな形状の台地にでたところに、【高蔵山山頂】の標識があり、そこが、山頂!だという事が分かります。
木々に囲まれ、全く展望は、ありません。母と目を見合わせ、思わず笑ってしまいました!
記念写真を撮ってから、このまま、真下に下りる道がないかな?って母が赤テープを探し始め、見つけたので、下りてみる事に。
土が柔らかいので、慎重にテープを頼りに、もみじ広場へまっすぐに、下りる事が出来ました。が、高度は、あまりない(数十m程度)ので、らせん状の登って来た道を戻っても、あまり変らないか、逆に早い気もしましたが…(苦笑)
さて、せっかくなので、沼分岐から、戸ノ上方面へ行って、関門海峡でも眺めながら、お弁当を食べよう!ということになり、来た道を戻ります。
足立山/高蔵森林公園の分岐を足立山方面へすすみ、やがて、企救自然歩道のすぐ下までやってきました。先日は、そこから、急な崖を少し登り、縦走路に合流したのですが、そこを登らずに、まっすぐに道は続いています。
足立山へ向かうのでしたら、崖は登った方が良いでしょうが、戸ノ上山方面へ向かうのであれば、ここは、まっすぐに行った方が良いと判断し、進みました。
すると、平坦な道のまま、しばらくして、企救自然歩道の方が、上って小さなピークを越えて下ってきたところに、ひょいと、合流してしまいました!
そこの標識には、「高蔵森林公園へ3km」となっていました!
縦走路は、防火帯になっていて、小文字山の裏側や、小倉の海沿いの工場が見えます。この日は、晴天で、ガスもなかったので、キレイな青がまぶしかったです!
小倉の町並みの奥には、若松区の「石峰山」もキレイに見えていました!
そこから、本日初の急登で、縦走路を戸ノ上方面へ向かいます。
「足立山1.5km」のツゲのある標識を経て、やがて、ひとあえぎをしたら、ベンチのある「沼分岐」につきます!
ここで、防火帯と別れ、すぐにある440mピークを過ぎ、急な下りから、幾度かのアップダウンを経て、門司区藤松地区の上部にあたる「関門海峡展望所(自称)」に出ました!ここは、丸木を利用しての腰掛けベンチもあります。ここで、お弁当を食べます!
響灘から関門海峡に曲がってくる部分の正面にあたり、真正面には、山口県下関市彦島の先端が真正面に見えます。よく考えたら、本州の最果てですね!
本当は、母は、まだ上っていなかったので、このまま進んで、「大台ケ原」から「戸ノ上山」と行きたかったのですが、クルマを停めているので、今回は、残念ですが、ここでUターンする事にしました。
やがて、沼分岐まで、戻り、ちょっとベンチで一休みしてから、分岐の支尾根に進みます。前回、私個人で、通っているので、どこに出るのだろう?っていう不安は、ありません。
この支尾根の道は、縦走路から、急に下るのですが、とにかく滑りに注意です!縦走路よりも、踏み固められていませんから、土が柔らかく落ち葉も多いから、余計です。
高度を50mほど、急にくだると、そこからは、歩きやすい支尾根の稜線歩きを楽しめるから、意外に楽しい山歩きが楽しめます!母に「この尾根の左が門司区で右が小倉南区の、区境界歩きなんだよ」と教えたら、「なんか、得した感じ!」と楽しそうでした。
しばらくして、分岐に出ます。右に下りる道が現れるのですが、前回は、ここを下りて、高蔵森林公園へ下りました。
ですが、今回は、直進して、鋤崎山の方へ行けるのでは?と、推測を立てているので、確認してみることに。なので、直進します。道は、稜線歩きなので、道迷いは、そんなに心配ないと思いました。
ほどなく、赤白の鉄塔を経て、さらに、ゆるやかに登ると、361mの三角点のピークに出ました!
そして、そこから、ゆるやかにくだりはじめます。
沼分岐からの、この支尾根は、企救自然歩道からほぼ垂直の角度で、東に向かって伸びているのですが、地形図をよく見てみると、お目当ての「鋤崎山」は、その支尾根から、南にずれているようでした。
それを実証するかの様に、やがて、「鋤崎山→」と書いた手作り標識が現れました。やはり、歩いて来た稜線から、90度右へ曲がる様です。
で、この標識が、今回、唯一見かけた「鋤崎山」の道案内標識でした。
ちなみに、稜線は、直進で、続いている様です。どうも、門司区の吉志方面へ行きそうです。(地形図を見てそう思いました)だから、この先どこかで、企救自然歩道の吉志分岐からの道と合流する道もあるかもしれないですね。ですが、その検証は、また次の機会にしたいと思います。
鋤崎山に向かい、右折します。
が、いきなりの、急な下り坂です!土が柔らかく滑るので、慎重に下りて行きます。分岐地点が340mくらいだったので、鋤崎山が200mちょっとなので、100mは下るから、そうだろうな、と思いながら下ります。
下りながら、気づいたのは、この鋤崎山への道も、支稜線みたいな感じでした。左右とも谷で切れ落ちている様です。先ほどの、支尾根稜線と同じか、やや広い感じですが、あきらかに、支尾根から90度南へ派生した支々尾根(こういう呼び方があるか不明ですが)のようです。
この道は、角度的には、企救自然歩道とは、ほぼ平行になっているかたちです。つまり、沼分岐をカタカナの「コ」の字に例えた右上の点とした場合、右下の点から、伸びた先に鋤崎山があるようなイメージなんだと思いました。
そこで、疑問が解けた様な気がしました。というのも、高蔵森林公園から見上げた時に、見えた、稜線は、沼分岐から、いくつものピークがあるのに、なんで、一番端の低いピークにだけ名称があるのだろう?と思っていたからです。
歩きながら分かったのは、高蔵森林公園から見えてた稜線とは、鋤崎山は、同じ並びでは、なかったのだ!と。。。これには、納得でした!!
さてさて、低く高度を下げたら、そこから平らな尾根歩きがしばらく続きました!とても気持ちが良い稜線歩きです!!木々に囲まれて、ひっそりなのですが、なんか、あまり知られていない稜線歩きを見つけた気がして、嬉しかったです!
そこから、少し高度をさげて鞍部にでたら、登り返しです。どうやら、ここを登りきったところが、山頂の様です!!
そして、山頂へ。ですが、高蔵山同様に、木々に囲まれて展望はありません。小さな手作りの「鋤崎山山頂」標識があるのみです!ですが、苦労して、到達した喜びは、結構ありました。母とも「名前があるばっかりに、やってきた!って感じやね!」と、またまた笑い合いました!
なんだか、とても楽しい冒険でした!
下山は、そのまま、山頂を真っすぐに、来た方向の真反対に下って行き、(ここも急坂で、土が滑りそうで慎重になりました)やがて、茶色の鉄塔に出て、そこをさらに、くだったら、二つ目の鉄塔に出ました。そのすぐ下は、九州自動車道でした!そこから、曽根干潟や、裏門司の「鳶ヶ巣山」の景色を写真に収め、自動車道を左手に見ながら、沿って、下って行きました。
そこで、かわいらしい「タヌキ」と出会いました。
飼われているのか知りませんが、小屋としているような、檻があり、その傍で、「こいつら、見かけん顔だが、何者だ?」とでも、言いたげな感じで、目を丸くして、じっと僕らを見ていました。近づくと、ゆっくりと離れて行き、またこちらを見ています。あまり脅しても可哀想なので、すぐに、そこを離れました。
すると、大きな池に出ました。「猪口池」でした。池のほとりは、草が刈ってあります。そのほとりの外側には、池を貯水池にして、流れている人口の河川とトンネルがありました!
そのトンネルを見て、私の幼い日の記憶が瞬時に甦りました。
実は、ここの麓の上吉田団地に、小学校4年生まで澄んでいたのですが、その頃、この池とこのトンネルに友達と来た事があったのです、当時(40年前)は、人口のトンネル(それも水が流れて来る)なんて、他にありませんでしたから、(今もあまり見た事ありませんが)みんなで、このトンネルの奥には、何があるんだろう?と、真っ暗なトンネルの奥を覗いては、不気味がっていました。勇気を出して、誰かが持って来た懐中電灯で、ちょっとだけ入りましたが、怖くなって逃げ出したのを覚えています。そのトンネルの上部には、名称が「猪口隧道」となっているのですが、小学校3年生くらいの僕らは、漢字が読めず、何故だか「ねこのどうくつ」と呼んでいました。
この年齢になっても「ねこのどうくつ」の事は、ずっと覚えていましたが、それが、どこにあったのか、全然わからないで、きました。開発も進み、高速道路もすぐとなりを走っていますし、まさか、ここだったとは…。って感じで、もう2度とお目にかかる事はないだろう、と思っていたので、個人的には、大収穫でした!!
些細な事ですが、私にとっての「スタンド・バイ・ミー」です!
池のほとりまで、上がり、池の淵を歩き、それから、高蔵森林公園へ歩いて行きます。やがて、池から流れ出る人口の川の堰を徒渉し、フェンスの間を抜け、クルマ通行禁止の広い森の中の道を歩きます。
ほどなく、高蔵森林公園に着きました。
時間は、5時30分。7時間以上もかけての、母と二人での、大の大人の小さな冒険の山歩きが終わりました。母も大満足してくれたようで、安心しました。
でも、結構ハードでした!足の疲労がはんぱなかったです!
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