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Yamareco

記録ID: 592204
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

武尊山 〜 雪原と樹氷の稜線を行く

2015年02月21日(土) [日帰り]
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おーちく その他1人
GPS
--:--
距離
4.6km
登り
501m
下り
510m

コースタイム

日帰り
山行
3:20
休憩
0:30
合計
3:50
9:50
30
川場スキー場・リフト最上部
10:20
90
11:50
12:20
60
13:20
20
13:40
川場スキー場・リフト最上部
天候 快晴 (風ほとんどなし)
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
アクセス;
川場スキー場への山道が凍結しているので(当方ノーマルタイヤ)、道の駅「川場田園プラザ」に駐車、スキー場の無料シャトルバスを利用。バスの始発は8時。
(参考)スキー場のアクセス情報。路面状況, シャトルバス時刻表も
http://www.kawaba.co.jp/snow/access

リフト;
スキー場ベースのカワバシティ7階のリフト券売り場でチケット購入。登山届の提出で証明書が発行される。リフト乗車時にこの証明書の提示が必要。また、下山報告も必要。
料金は往復(片道リフト2本, 計4本分)で\1800。2人以上の場合は回数券を買って調整すれば、少しお得になる。
コース状況/
危険箇所等
○ 川場スキー場・リフト最上部〜剣ヶ峰山〜武尊山山頂
剣ヶ峰山は両側が切れ落ちているため、視界不良時などは注意が必要。また、剣ヶ峰山を巻くトラバースのトレースもあったが、急な斜面で怖そうなのでやめておいた。
剣ヶ峰山から先は数箇所で雪庇があり、トレースのすぐそばに大きなクラックが入っている場所もあり注意。
(2/21 雪の状況)
前日まで降雪があったようだが、9時半のスタート時で立派なトレースがあり、雪は締まっていって歩きやすかった。先行された方々に感謝。
車を停めた道の駅「川場田園プラザ」から見た武尊山方面。ここから山頂は見えていませんが。道の駅から無料シャトルバスで川場スキー場に向かいます。
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車を停めた道の駅「川場田園プラザ」から見た武尊山方面。ここから山頂は見えていませんが。道の駅から無料シャトルバスで川場スキー場に向かいます。
1本目のリフトから。川場スキー場は子供の頃、良く来ていたのでなんだか懐かしい。空は快晴です。
1本目のリフトから。川場スキー場は子供の頃、良く来ていたのでなんだか懐かしい。空は快晴です。
2本目のリフトに乗り継いでゲレンで最上部へ。終点が近づくと武尊山の山頂が姿を現します。
2本目のリフトに乗り継いでゲレンで最上部へ。終点が近づくと武尊山の山頂が姿を現します。
最初からアイゼン装着で行きます。先行者のおかげでトレースがしっかり。
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最初からアイゼン装着で行きます。先行者のおかげでトレースがしっかり。
登りはじめから最高の雪景色です。
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登りはじめから最高の雪景色です。
いきなりの急登で振り返ると開放感のある眺め。写真だとわかりづらいですが、富士山や八ヶ岳も見えていました。
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いきなりの急登で振り返ると開放感のある眺め。写真だとわかりづらいですが、富士山や八ヶ岳も見えていました。
左側には谷川岳。この天気なら、あちらも賑わっているでしょうね。
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左側には谷川岳。この天気なら、あちらも賑わっているでしょうね。
どこまでも青い空と樹氷と。風もほとんどなく、最高の雪山日和です。
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どこまでも青い空と樹氷と。風もほとんどなく、最高の雪山日和です。
一段登って稜線に出ました。行く先に空に突き出るような剣ヶ峰山が見えてきました。
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一段登って稜線に出ました。行く先に空に突き出るような剣ヶ峰山が見えてきました。
小さな祠と剣ヶ峰山。
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小さな祠と剣ヶ峰山。
直登です。空に登って行く感じ。
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直登です。空に登って行く感じ。
狭い剣ヶ峰山の山頂へ。ナイフリッジというほどではないけど、両側は切れ落ちていて、ちょっとした緊張感。風があったら嫌かも。
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狭い剣ヶ峰山の山頂へ。ナイフリッジというほどではないけど、両側は切れ落ちていて、ちょっとした緊張感。風があったら嫌かも。
山頂から上越、会津の山々を一望。
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山頂から上越、会津の山々を一望。
遠く浅間山を眺めます。眼下に見えるのは稜線に続く獅子ヶ鼻山。
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遠く浅間山を眺めます。眼下に見えるのは稜線に続く獅子ヶ鼻山。
谷川岳をアップで。急峻な岩壁が迫力あります。
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谷川岳をアップで。急峻な岩壁が迫力あります。
前武尊の稜線の間から日光白根山が顔を出しています。
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前武尊の稜線の間から日光白根山が顔を出しています。
そして目指すピークの武尊山山頂。雄大な山容に見惚れてしまいます。
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そして目指すピークの武尊山山頂。雄大な山容に見惚れてしまいます。
剣ヶ峰山から一度、一気の下り。かなり急だけど、雪がしっかり付いているおかげで難しさは感じませんでした。
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剣ヶ峰山から一度、一気の下り。かなり急だけど、雪がしっかり付いているおかげで難しさは感じませんでした。
急な部分を降り終えて、剣ヶ峰山の山頂を見上げます。
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急な部分を降り終えて、剣ヶ峰山の山頂を見上げます。
さぁ、ここからは開放的な稜線を進みます。なんか日本じゃないみたい。
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さぁ、ここからは開放的な稜線を進みます。なんか日本じゃないみたい。
越えて来た剣ヶ峰山を振り返って。カッコよすぎる。
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越えて来た剣ヶ峰山を振り返って。カッコよすぎる。
ところどころに雪庇があるけど、この日はしっかりとトレースをたどれば大丈夫。
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ところどころに雪庇があるけど、この日はしっかりとトレースをたどれば大丈夫。
稜線は結構アップダウンがあります。適度にフカフカの雪質が心地よいです。
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稜線は結構アップダウンがあります。適度にフカフカの雪質が心地よいです。
樹氷の間を抜けて。
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樹氷の間を抜けて。
広大な雪原の稜線を行く。
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広大な雪原の稜線を行く。
振り返ると剣ヶ峰山が真っ白に輝いています。
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振り返ると剣ヶ峰山が真っ白に輝いています。
あいかわらず快晴で、歩いていると暑いぐらいです。
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あいかわらず快晴で、歩いていると暑いぐらいです。
剣ヶ峰山が見たくて何度も振り返ってしまいます。おかげで、かなりの亀足タイム。
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剣ヶ峰山が見たくて何度も振り返ってしまいます。おかげで、かなりの亀足タイム。
ここが一番、雪庇が成長している部分。トレースのすぐ脇に大きな落とし穴が開いていたので慎重に。
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ここが一番、雪庇が成長している部分。トレースのすぐ脇に大きな落とし穴が開いていたので慎重に。
山頂直下の登りが近づいてきました。山頂に登山者の列が続きます。
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山頂直下の登りが近づいてきました。山頂に登山者の列が続きます。
向こう側の稜線も真っ白できれいです。
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向こう側の稜線も真っ白できれいです。
最後はなかなかの登り。トレースは急な部分を避けるように、左側を大きく巻いて行きました。
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最後はなかなかの登り。トレースは急な部分を避けるように、左側を大きく巻いて行きました。
樹氷の斜面の向こうに尾瀬の山々を見ながら。
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樹氷の斜面の向こうに尾瀬の山々を見ながら。
山頂目前。これが最後のひと登り。
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山頂目前。これが最後のひと登り。
武尊山山頂に到着。写真を撮りまくりながらでも、2時間での到達でした。
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武尊山山頂に到着。写真を撮りまくりながらでも、2時間での到達でした。
山頂は360度の大パノラマです。北西方面。谷川岳から巻機山あたり。
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山頂は360度の大パノラマです。北西方面。谷川岳から巻機山あたり。
谷川岳から仙ノ倉山に続く稜線。その背後に山頂部が平らな苗場山。
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谷川岳から仙ノ倉山に続く稜線。その背後に山頂部が平らな苗場山。
巻機山。
北方面。上越から越後の山々。
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北方面。上越から越後の山々。
中ノ岳とその肩に見えるのが越後駒ヶ岳かな?
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中ノ岳とその肩に見えるのが越後駒ヶ岳かな?
北東方面。尾瀬の山々。
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北東方面。尾瀬の山々。
至仏山と平ヶ岳。
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至仏山と平ヶ岳。
燧ケ岳と会津駒ヶ岳。
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燧ケ岳と会津駒ヶ岳。
前武尊に続く稜線。ひとり分ぐらいのトレースが見えるけど、どこまで行ったのだろうか?
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前武尊に続く稜線。ひとり分ぐらいのトレースが見えるけど、どこまで行ったのだろうか?
日光白根山。
南側。赤城山。
歩いてきた剣ヶ峰山からの稜線。背後に浅間山、八ヶ岳、奥秩父の山々。よく探すと富士山もあります。
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歩いてきた剣ヶ峰山からの稜線。背後に浅間山、八ヶ岳、奥秩父の山々。よく探すと富士山もあります。
昼休憩をしてから下山開始。正面に谷川岳と朝日岳を見ながら。いつかは馬蹄形縦走に挑戦したいです。
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昼休憩をしてから下山開始。正面に谷川岳と朝日岳を見ながら。いつかは馬蹄形縦走に挑戦したいです。
帰りは、とにかく剣ヶ峰山がカッコいい。
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帰りは、とにかく剣ヶ峰山がカッコいい。
下山とはいえ、剣ヶ峰山に向けて、そこそこの登り返す必要があります。逆光で稜線がキラキラ。
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下山とはいえ、剣ヶ峰山に向けて、そこそこの登り返す必要があります。逆光で稜線がキラキラ。
今回のコース、距離は短いけど、帰りにこういう登りはちょっと…
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今回のコース、距離は短いけど、帰りにこういう登りはちょっと…
振り返れば、白く輝く武尊山が見送ってくれます。
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振り返れば、白く輝く武尊山が見送ってくれます。
今日のメインはもちろん武尊山ですが、剣ヶ峰山も主役に入れていいですね。
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今日のメインはもちろん武尊山ですが、剣ヶ峰山も主役に入れていいですね。
トラバースルートもしっかり踏まれているようですが、先行者が苦戦している様子が見えてしまったので、山頂経由を選択します。
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トラバースルートもしっかり踏まれているようですが、先行者が苦戦している様子が見えてしまったので、山頂経由を選択します。
こんなシュカブラも。
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こんなシュカブラも。
距離は短いけど、この登りはキツイ。
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距離は短いけど、この登りはキツイ。
剣ヶ峰山の直下。怖さはないけど慎重に。
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剣ヶ峰山の直下。怖さはないけど慎重に。
剣ヶ峰山の山頂で最後のパノラマを楽しみます。
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剣ヶ峰山の山頂で最後のパノラマを楽しみます。
無事、スキー場に戻ってきました。
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無事、スキー場に戻ってきました。

感想

12月の北横岳、1月の編笠山に続き、今シーズン3回目の雪山は上州武尊山へ。昨年だったか、雑誌「山と渓谷」で取り上げられ、いつか必ず行こうと決めていた山です。天気は快晴で、今シーズン3戦3勝。今回も歓声とため息の雪山ハイクになりました。

アクセスは川場スキー場から。スキー場手前の登りが凍結しているので、麓の道の駅に車を停めて、そこから無料のシャトルバスでスキー場に向かいます。バスは8時が始発。これに間に合うように出発したつもりでしたが、関越道で事故渋滞があり、際どい時間。でもギリギリセーフでバスに乗り込みます。スキー場のリフト券売り場で登山届を提出してチケット購入。しっかりと証明書が発行されて、これがないとリフトに乗せてくれません。下山時も報告が必要です。手間は掛かるけど、しっかりと登山者に対する受け入れ態勢が行き届いて、好感が持てました。

リフトを2本乗り継いで、ゲレンデ最上部に近づくと真っ白な武尊山が姿を現します。前日に雪が降ったようですが、10時前の出発時にはしっかりとトレースができていて、先行されたみなさんに感謝。すぐに急登があるので、はじめからアイゼン装着で行きます。

リフト乗り場の裏の丘を越えれば、いきなり絶景が始まります。谷川岳を中心とした上越、越後の山々。遠くは浅間山から八ヶ岳、富士山まで素晴らしい眺望です。そして、最初の見所、というか難所は剣ヶ峰山。稜線の上に唐突に存在する急峻なピーク。山頂はナイフリッジとまでは言わないが、両側が切れ落ちていてなかなかの緊張感でした。この日は天気が穏やかでしたが、視界が悪い時や強風ではあまり通りたくないですね。でもそこから見える景色は最高。尾瀬方面の山々、そして、本日の目標である武尊山山頂を見渡します。

ここから先は稜線まで大きく下って、あとは楽しい稜線さんぽ。樹氷の間を抜けて、広い雪原の稜線を歩き、とにかくずっと眺望が開けていて開放的。振り返れば、越えてきた剣ヶ峰山のカッコよすぎるシルエット。写真を撮ってばかりで亀足タイムですが、山頂までそれほど距離があるわけではないので、ゆっくりでも大丈夫。

山頂直下はそこそこの急斜面だったけど、出発から2時間で山頂に到着。ここももちろん360度の大パノラマ。風はほとんどなく穏やかだったので、昼休憩をしながら風景を楽しみました。

帰りは来た道を戻ります。今度は正面に剣ヶ峰山を見ながら。アップダウンが少々、堪えたけど、やっぱり楽しい稜線歩き。剣ヶ峰山はトラバースするトレースがあって、そちらに進もうかと思ってましたが、かなりの急斜面で、先行の方がちょっと苦戦されているように見えたので、ピークを行くルートを選択。帰りは1時間弱でリフト乗り場まで戻って来ました。

※ ブログもぜひ↓
http://blog.livedoor.jp/o_chiku/archives/43196657.html

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