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Yamareco

記録ID: 592280
全員に公開
山滑走
磐梯・吾妻・安達太良

西吾妻山(グランデコ〜二十日平)

2015年02月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:01
距離
7.9km
登り
573m
下り
1,041m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:06
休憩
0:55
合計
4:01
9:24
63
第3リフトトップ
10:27
10:42
9
10:51
11:04
38
東南斜面1855m
11:42
11:42
6
11:48
12:15
70
西吾妻山東南端
13:25
ゲレンデ下部合流
09:24 第3リフトトップ -> シール登行
10:27-10:42 西大巓 -> スキー滑降
10:51-11:04 東南斜面1855m -> シール登行
11:48-12:15 西吾妻山東南端 -> スキー滑降
13:25 ゲレンデ下部合流 -> ゲレンデ滑降(コースタイム外)
13:28 ゲレンデ最下部
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
グランデコスノーリゾートより
 駐車場:\1000(土休日)
 ゴンドラ+リフト:\1,560(リフト×3でも可。料金はいっしょ)
 9時から稼働する第3リフトを利用したが、8時半からの第4リフトでも良かった。
 標高はさほど変わらない
その他周辺情報 【風呂】休暇村裏磐梯 \720
第3リフトトップより入山。オオシラビソの樹林帯を縫うように登る
2015年02月21日 09:29撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 9:29
第3リフトトップより入山。オオシラビソの樹林帯を縫うように登る
すでに幾筋ものトレースが付いている
2015年02月21日 09:41撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 9:41
すでに幾筋ものトレースが付いている
ここを越えると一気に視界が開ける
2015年02月21日 10:04撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 10:04
ここを越えると一気に視界が開ける
西大巓への最後の登り
2015年02月21日 10:22撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 10:22
西大巓への最後の登り
西大巓から西吾妻山へかけての樹氷原
2015年02月21日 10:38撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 10:38
西大巓から西吾妻山へかけての樹氷原
東斜面の滑降
2015年02月21日 10:46撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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東斜面の滑降
ほどなく樹林帯。西吾妻山に向けトラバース気味にもう少し滑っておこう
2015年02月21日 10:47撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 10:47
ほどなく樹林帯。西吾妻山に向けトラバース気味にもう少し滑っておこう
再びシールを付け西吾妻山へ。滑ってきた西大巓東斜面はすでにシュプールだらけ
2015年02月21日 11:08撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 11:08
再びシールを付け西吾妻山へ。滑ってきた西大巓東斜面はすでにシュプールだらけ
西大巓-西吾妻山間の正規ルートに合流。タツノオトシゴのような樹氷が素敵
2015年02月21日 11:15撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 11:15
西大巓-西吾妻山間の正規ルートに合流。タツノオトシゴのような樹氷が素敵
西大巓を振り返る
2015年02月21日 11:21撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 11:21
西大巓を振り返る
西吾妻小屋をパスし、樹氷の間を縫うように西吾妻山へ
2015年02月21日 11:35撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 11:35
西吾妻小屋をパスし、樹氷の間を縫うように西吾妻山へ
西吾妻小屋の向こうに浮かぶ飯豊山
2015年02月21日 11:35撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 11:35
西吾妻小屋の向こうに浮かぶ飯豊山
のっぺりしてつかみ所のない西吾妻山山頂
2015年02月21日 11:42撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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のっぺりしてつかみ所のない西吾妻山山頂
藤十郎から東大巓。米沢側に下る名クラシックルート・大沢下りの舞台ですね
2015年02月21日 11:46撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 11:46
藤十郎から東大巓。米沢側に下る名クラシックルート・大沢下りの舞台ですね
磐梯山と猪苗代湖
2015年02月21日 11:48撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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磐梯山と猪苗代湖
滑降する東南尾根。左奥には安達太良連峰
2015年02月21日 11:49撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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滑降する東南尾根。左奥には安達太良連峰
山頂直下の滑降。クラストしているがシュカブラは少なくだいぶマシなほうだ
2015年02月21日 12:20撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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山頂直下の滑降。クラストしているがシュカブラは少なくだいぶマシなほうだ
まもなく樹林帯に突入
2015年02月21日 12:25撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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まもなく樹林帯に突入
針葉樹林帯の滑降。この辺りは快適そのもの
2015年02月21日 12:32撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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針葉樹林帯の滑降。この辺りは快適そのもの
1600m付近から傾斜がほとんどなくなり、トレースがないと下りラッセル必至
2015年02月21日 12:52撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 12:52
1600m付近から傾斜がほとんどなくなり、トレースがないと下りラッセル必至
1548点からは快適な疎林帯
2015年02月21日 13:03撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 13:03
1548点からは快適な疎林帯
楽しい滑降が続く
2015年02月21日 13:06撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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楽しい滑降が続く
この辺りでいったん沢を越え、二十日平に続く東側の尾根へ
2015年02月21日 13:10撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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この辺りでいったん沢を越え、二十日平に続く東側の尾根へ
二十日平はほぼ直滑降
2015年02月21日 13:14撮影 by  COOLPIX AW120, NIKON
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2/21 13:14
二十日平はほぼ直滑降
撮影機器:

感想

当初は博士山に登るつもりで東北道を北上したのですが、この時期に長い一般道を走るのが面倒になり、途中で思い立ってグランデコ起点で西吾妻山に登ることにしました。
二十日平尾根を滑ってゲレンデ下部に合流するコースで、有名な米沢側の各コースに比べスキーの面白さは劣るものの、首都圏から日帰り可能ですし、コースも変化に富んでいるため、個人的には結構気に入ってたりします。樹氷原も素晴らしいですし。
この日はかつて見たことないくらい大盛況。西大巓まで登る山スキーヤーは多いですが、この日は西吾妻山のほうも登山者含めたくさんの人で賑わっていました。
二十日平コースを滑る人もいつもより遥かに多かったです。
スキーのほうはそこそこ。西大巓東斜面はとても快適でしたが、気温が高く、二十日平尾根はベタ雪気味。それでもいつもに比べればまずまずのコンディションで、スキー自体も思った以上に楽しめました。
なにより澄み切った快晴の下での樹氷原歩きは最高でしたし、非常に楽しい山行となりました。

9:24 1588m 第3リフトトップ発。このリフトの稼働は9時からで、直後に乗ったため先行者はさほどいないものと思っていた。
が、そんなことはない。トレースは幾筋もあり、途中で登りやすい斜面を求めてトレースを離れても、すぐに別のトレースに突き当たる。
最終的にスノーシューの集団のトレースを借りて登っていく。
ちなみにいつもは1843点辺りから登山道通りに登っているのだが、今日はスノーシューの後だけにほぼ直登。シールでは登りにくい急斜面もあり、少々苦労する箇所もあった。いつものように登山道沿いに登った方が楽なようだ。

10:27-10:42 1981m 西大巓。思った以上にたくさんの人がいる。スノーシューの登山者も多い。
第3リフトが予定より早く稼働したのだろうと思っていたが、他の方の投稿を見て気づいた。第4リフトか。バカな話で、完全に盲点だった。
こちらは8時半から稼働しているし、標高も第3リフトとさほど変わらない。登山道からも近いし、かなりの人がこちらから登っていたようだ。
山頂からはいつもながら西吾妻山にかけての大樹氷原が素晴らしい。
南には磐梯山が大きく、その向こうには那須岳や会津駒ヶ岳も見える。そして北西には飯豊山。相変わらず見事な展望だ。

この西大巓の東側には無木立のスキー向けのバーンが広がっている。天気の悪い時にはこのまま北東の尾根を通って西吾妻山に向かうのだが、今日ここを滑らないという手はない。シールを外して東斜面へ滑り込む。
すでに何人かの人が滑った後で、ファーストトラックとはいかないが、面白さに変わりはない。
雪は重めだが、上々の新雪。樹林帯まで高度差は100mちょっとしかないが、実に楽しく滑り降りる。
樹林帯に達したら、西吾妻山に少しでも近づくべく北東へトラバース気味に滑り続ける。

10:51-11:04 1855m あまり下ると先がつらい。滑降はこの辺りまでにしておきましょう。
再びシールを付け西吾妻山へ向けラッセル開始。
だいぶ下ったような気がしたので、長いことラッセルしないと稜線まで戻れないかな、と思っていたが、実はそれほどでもなかった。あっけなく10分ほどで稜線上ルートに合流する。
ここからは西吾妻山に向け樹氷原の中の緩やかな登り。珍しく風もなく、歩いていてとても気分が良い。
天気が悪い時は西吾妻小屋に寄って昼食をとることが多いのだが、今日はその必要もない。直接西吾妻山に向かう。

11:42 2032m 西吾妻山。だだっ広くてつかみ所がなく、着いたという感じがあまりしない。
大勢の登山者や山スキーヤーがこの辺りで休憩しているが、ここから滑ってもあまり面白くない。シールのまま二十日平尾根コースの起点となる東南端まで進む。

11:48-12:15 西吾妻山東南端。昼休憩後、滑降開始。
上部はまれに新雪に巡り会えることもあるが、たいがいはシュカブラの発達したクラストバーン。おまけに樹氷も微妙に雪面から出てデコボコしており、滑りにくいことが多い。
が、今日はかなりマシ。多少モナカ気味ではあるが、シュカブラはさほどなく、無難に滑っていける。
雪質はともかく、この広大な風景の中を滑っていけるのは気分の良いものだ。

やがて樹林帯。山頂からトラバース気味に滑ってきた先行者がいて、ここからはシュプールが付いている。
しかしこれが厄介。木の間が狭いため滑るところが重なり、おまけにベタ雪のためジェットコースターコースのようになってしまっているのだ。これではスピードをコントロールできず、自分の実力ではターンも難しい。
しかしすぐに樹間は多少広くなり、どこでも滑っていけるようになる。こうなると楽しい。雪は腐りつつあるが滑るのに問題なし。文字通り木の間を縫うように滑っていく。

標高1600mを過ぎると傾斜はぐっと緩くなる。先行者がいないと下りラッセルになるところだ。
幸いちょうどここで再び先行者のトレースを発見し、ありがたく利用させてもらう。
それでもすんなり滑っていけるほど傾斜はなく、ところどころストック漕ぎや逆ハの字登行が必要だ。
ちなみにいつものルートよりだいぶ西寄りにトレースが延びているが、まあ問題はなかろう。下りラッセルしてまでいつものルートに固執する必要はない。

12:55 1544m ここから再び急斜面。この尾根でもっとも楽しいところだ。
が、なんか違う。
本来のルート(1548点辺り)であれば素晴らしいブナの疎林帯が広がるのだが、こちらは深い針葉樹林帯の急斜面。トレースを追った結果だいぶ北側に出たのだが、ちょっとこれでは滑れない。いつものルートに戻りましょう。
ということで南にひたすらトラバース。

13:03 1512m 本来のルートに合流したら、ここから快適な疎林帯の斜面。多少下生えは出ているが、いつものように楽しく滑り降りる。
途中、1350m付近(どこでもよい)で小沢を越え、二十日平に続く東側の尾根へ。こちらのほうが心持ち雪質が良く、引き続き快適な滑降が続く。
傾斜が落ちてきたら二十日平。すでにたくさんのトレースが付いているためそれに乗って一直線に滑り抜けるが、もともと樹林帯の中のように雪は深くないため、トレースがなくてもどんどん滑っていけるところだ。

右手の小沢が中ノ沢に合流するところで急斜面を滑り降り、中ノ沢を徒渉。雪が多く、まだ沢が割れていないためどこでも渡れる。
右岸に出たら2mほど階段登行。あとは右岸緩斜面をちょっと滑ればゲレンデに合流できる。

ちなみに中ノ沢に下る手前で数名の山スキーヤーに追いついたのだが、1人指示好きのおじさんがいて閉口した。やれ「中ノ沢はここから下れ」だの「ここのほうが徒渉しやすい」だの「そこを真っ直ぐ行けばいいんだよ」だの・・・。
うるさいなぁ休んでるんだよ先行けよと思いつつも親切心を無碍にはできず、ハイハイと調子よく応じる。記録用に中ノ沢の状況も撮っておきたいところだったが、お陰でその余裕もなく、最後は写真なしだ。

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