文三郎から地蔵、楽しかった赤岳!
- GPS
- 09:01
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,546m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 9:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今週は雪が降って林道の圧雪も深くなっているため、4輪金属チェーンの四駆以外は厳しいかも知れません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵尾根のナイフリッジは迂回路が出来ていました。 ここを下りに使ったため、ナイフリッジから下の急斜面が新雪の雪でふわふわでアイゼンが効かずうつぶせになって下りました。 さらに下も普通に下れません、滑ってこけてシリセード状態で笑いながら下ってきました。雪がふわふわでしたので怖くはありませんでした。 美濃戸から美濃戸口への林道で、すぐ近道らしき立派なものが沢方向にありますが、そのまままっすぐいくと沢に降りてしまいます(渓流釣りの道?) |
写真
感想
絶好のコンデションのなか、赤岳に行ってきました。
朝は冷えて寒かったでしたが、風がなく日が出てから気温はぐんぐん上がって、春山の様な穏やかな陽気でした。
上部は今週降った雪のせいで、ふかふかさらさらの軽い雪でした。
いつもなら美濃戸まで車を進めますが、今年の雪の多さかや4輪チェーンを持っていなかったので美濃戸口にしました。
美濃戸まで歩いて行く中で、先を進んだ車がスタックしたり、戻れなくなっているのをみて美濃戸口駐車で正解でした。
そのまま進んでいたら日帰り赤岳登山はタイムアップでできなかったと思いました。
自分の車だけ良くても他がスタックしてしまうと、雪が深くてすれ違いもできないし、引き返すのにもUターン場所がなくて、スタックに巻き込まれ動けなくなってしまいます。雪が深い時期には美濃戸までは行かない方が良いなあと思いました。
美濃戸から行者小屋まで少し飛ばして歩きました。
危険箇所もなくトレースもしっかりしていて簡易アイゼンで十分でした。
行者小屋まで行ってH君とN君が遅れて到着しました。
ここでトラブル発生です。
途中木が倒れて通せんぼになっているところで、H君がしゃがんで通過した瞬間、先週から痛めていた腰が悪化、赤岳アタックを無念のリタイアすることになりました。
H君はこの時まで自分が以前から腰を痛めていたことに気づかなかったようです。
なんだかなあ・・といったへたれな空気が周りにだだよい始めました。
それを吸ったA君が彼につきあってか、へたり気分がわき出てしまい一緒にリタイアとなりました。
彼らとはこの先赤岳鉱泉で、時間を決めて待ち合わせることにしました。
結局彼らはこの後の有意義な3時間ほどを、酒盛りで過ごすことになりました。
さて、ここからはN君と二人での山行になりました。
思った程の急登もなく、文三郎尾根をゆっくり登っていきました。
キレットからの合流点から少し下った所のトラバース以外は特に危険箇所はありませんでした。
ここからは岩と雪と青空の風景を満喫しました。
予定通りの時間で山頂到着できました。
下りは本来なら安全重視で文三郎尾根のピストンを予定していました。
でも赤岳山頂で地蔵尾根からの登山者の情報から、ナイフリッジには迂回路ができているとのことです、それならと地蔵尾根を下ることにしました。
ナイフリッジは短くて意外でしたが、怖くはありませんでした。
それよりそこからの下りの方が危険でした。
アイゼンが効かなくて、ずるずると滑ってそのまま滑って行きそうな気がしました。
特にナイフリッジ直下の急斜面が緊張しました。
その後も新雪でアイゼンの効かないところがいくつかあって、登山道がリージュのコースみたいになってきました。先行者が滑り下った様です。
そんな場所では尻餅を着いた瞬間、起き上がることもできず滑り出しシリセードになってしまいました。
もうこうなったら仕方ありません、幸い両側に壁できているし、ふかふか雪でアイゼンでブレーキをかけながら笑いながら下りました。
後は赤岳鉱泉でへたれ組に合流、ストーブにあたりながら食事をして、春のような暖かく穏やかな登山道を下ってきました。
行動時間9時間、距離18km以上の長い山行でした。
結構足に来ましたが春のような暖かい日を浴び、十分楽しんだ冬の赤岳登山でした。
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