甲斐駒ケ岳 ( 尾白渓谷より黒戸尾根ピストン)
- GPS
- 12:35
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,498m
- 下り
- 2,494m
コースタイム
- 山行
- 12:28
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 12:35
天候 | 高曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上信越道・佐久ICより国道141・20を経由し約80キロのアクセスです。 凍結・積雪箇所は有りませんでした。 【駐車場】 尾白渓谷駐車場を利用。約150台ほど駐車可能。(無料) トイレ有。 【登山ポスト】 売店の前に有ります。 (用紙・ペン有) 【マップコード】 167 756 213 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜刃利天狗】 竹宇神社左脇より進みつり橋を渡ると登山道取り付きに到着します。 登り始めよりいきなりの急登から始まり、高度を上げていきます。 斜面には積雪は有りませんが登山道には所々、アイスバーンの箇所があり注意が必要です。笹の平分岐点付近では登山道は完全な雪道になります。 笹の平分岐を過ぎると斜面をトラバースすようにしばらく進むと急登の八丁坂に到着します。積雪が有る為登山道は直線的に付けられているので体力を消耗する区間です。 八丁坂を登りきると刃渡りに到着。本日は積雪のため本来の巻き道は埋まっていたので慎重にナイフリッジを通過。悪天候時には注意が必要です。 【刃利天狗〜七丈小屋】 刃利天狗から一旦、黒戸山のピークを巻くようになだらかなトラバースを進んでいきます。しばらく進むと五合目跡地に向け、一旦高度を下げるとこれよりハシゴ・鎖場のある急登へと突入です。 鎖・梯子は殆ど出ていますが積雪のため不安定な通過なので注意が必要です。 【七丈小屋〜甲斐駒ヶ岳山頂】 七丈小屋から森林限界に突入します。 八合目御来迎場までは危険個所はあまりありませんが、急登をつめていきます。 八合目御来迎場より今回の一番の核心部へと入ります。 短い区間ですが、ナイフリッジ・不安定な足場・急なルンゼの通過などが現れます。状況次第によってはロープを使った方が安全かと思います。 核心部を超えると目前には甲斐駒のピークにたどり着きます。 山頂では360度の展望を満喫することができます。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
二年前に今回と同じ黒戸尾根を使いテント泊で行った甲斐駒ケ岳。
いつかは厳冬期の甲斐駒ケ岳を日帰りで歩いてみたいなぁ〜と思っていました。
まさか、こんなに早く実現するとは思っていなく、また山頂まで行けるか心配でしたが行ってみることにしました。
いつも通り前日の夜に出発し、駐車場で少し仮眠をとり3時頃出発です。
ヘッドランプをつけ、足元に注意しながら進みました。
登り始めは雪は無いものの凍結箇所があり滑り落ちたら嫌なので軽アイゼンをつけました。
長い急登をしばらく進むと刃渡りが現れ、ここで漸く陽が昇り始めました。
ここで一旦展望が広がりあたり一面が雲海で幻想的でした。
慎重に進み、刃利天狗と過ぎるとしばらくはなだらかで一旦、急登から解放されます。
5合目跡地からは梯子と鎖が続き、七丈小屋まではあっという間でした。
ここで、腹ごしらえをし本日の目的地へと向かいました。
八合目御来迎場を過ぎると緊張の連続でした。一歩でも踏み外すと落ちてしまいそうなので慎重に鎖場を通過します。
きっと本日は、風が穏やかだったから良かったんだろうと思います。風が強いと歩くのにもっと緊張を強いられると思います。しかも雪質が締まっていなく歩きずらかったです。途中から本日目指す山頂の祠が見えはじめました。
山頂の祠を見つめながら最後の登りを登りきると山頂に到着です。
山頂では天気も良く風も穏やかで360度の展望が広がり最高の景色でした。
すこし休憩をして、この後はひたすら下ります。
今回はいつも通りに水分を妻とお互いに1L持ってきたはずなのに暑くて足りなくなり帰り際に小屋で水を購入しました。
梯子や鎖を注意しながら下山します。
最後の長い下りは愚痴が出るくらい長く途中呆れてしまいましたが、つり橋が見えたときは漸くこの下りから解放されたと思いました。
今回は妻の足取りが重く体調も良くなかったみたいで、なかなか時間を巻くことができず登頂できないかと心配でしたが何とか登頂でき、しかも、日帰り山行が実現できて良かったです。
しばらくはこの黒戸尾根を使っての甲斐駒ケ岳は無いなぁ〜と思っちゃいました。
次回、甲斐駒ケ岳に登るときは、北沢峠からも登ってみたいと思いました。
久しぶりの12時間越えの山行は疲れましたが、とても充実した山行になりました。
tanukigoさん、初めまして。
長い黒戸尾根を厳冬期にご夫婦で登られて、感激もひとしおと思います。いつもお二人で仲良く山行されていて、ソロな私としては羨ましい限りですよ
私もtanukigoさんたちの4日前に登りましたが、それはそれはキツい山行でした 奥様は本当に頑張りましたね、女性でこの時期に日帰りは相当大変だと思いますもの。
苦労して登った山頂から見える仙丈ヶ岳や北岳、鳳凰と富士山は最高ですよね〜。
下山直後はもう行きたくないと思っていましたが、あの悶絶をしてでもまた行きたい自分がいます
こんばんはvino rossoさん、初めまして。
厳冬期に日帰りでずっと登ってみたいと思っていた黒戸尾根、やはり山頂に立った時の感動、達成感は登った人にしか分かりずらいですよね
私たちは夫婦そろってでしたが、vino rossoさんは山頂、達成感を独り占めのようで、それもまた羨ましいと思いますよ〜
今回の山行に当たってはvino rossoさんのレコをかなり参考にさせていただきました。
この場を借りて、有難うございます
私の妻ですが、我ながらタフだな〜と思います ノロケルわけでは有りませんが、末恐ろしいです
やはり厳冬の黒戸尾根を日帰りは、しばらくはいいかなぁ〜と思いますが、振り返ると、また行きたくなりますね 何ででしょ
説明しづらいですが、この感覚は登頂した者のみのの特権?ですかね
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