美ヶ原(雪上ハイキングツアー)
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- GPS
- 05:25
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 142m
- 下り
- 140m
コースタイム
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:30
- 山行
- 1:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:55
天候 | 25日:晴、26日:曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スノーシューで広い高原上をどこでも、夏には立ち入れない所も歩ける。 |
写真
感想
スノーシュー初心者としてお手頃の、美ヶ原高原山本小屋の「スノーシューレンタル&ガイド付雪上ハイキングプラン」によるツアーに参加した。
2日目の天気予報が悪く、条件のよい1日目に王ヶ頭を目指すことになった。
まずガイドの方からスノーシューの装着方法と歩き方のレクチャーを受ける。アイゼンを大形にしたようなイメージで少々重いが歩きにくいということはなかった。
そして出発。小屋の上はもう美ヶ原の白い雪の大平原。その大平原の向こうに北アルプスの白銀の峰々、南西方向近くに蓼科山と八ヶ岳、その右に富士山が目につく。そして王ヶ頭の鉄塔群もディズニーのお城のように見える。ちょっと信じられないくらいの景観だ。
美しの塔からほぼ夏のルートを通って王ヶ頭に向かう。途中、王ヶ頭ホテルから美しの塔に向かうツアー客を乗せた何台もの雪上車に出会う。
王ヶ頭の頂上は2034m、山本小屋からの標高差は100mに満たず、今回は最も高低差の少ない55座目の百名山登頂となった。
王ヶ頭からは北アルプス、槍穂高が真近に見える。南に目を移せば南アルプスから中央アルプス、御嶽山から乗鞍岳など大パノラマが展開する。美ヶ原は日本百名山の41座が見える展望の山と聞いたが、一体何座確認できるのだろうかと思いながら素晴らしい眺めを満喫する。
王ヶ頭ホテルで一服し、帰路は通常ルートから外れてショートカットを行くことになった。起伏のあるところを歩くが、傾斜の強いトラバースは歩きにくく、この辺がスノーシューの弱点らしい。
上空を見ると太陽の周りに虹状の彩雲らしきものが現れている。北アルプスなどの見え具合も今シーズンで一番の状態だと聞くとなにか嬉しくなる。
夕食はキジ鍋など11品書きのレシピがついてなかなか豪華。1時間以上かけてようやく食事を終える。
二日目はどんよりとした曇り空、時々風で雪が舞い上がって見通しが悪くなる。
この日は周辺の森を歩く。森に入ると動物の足跡が目につく。シカが多い。シカに食われ樹皮のめくれた痛々しい木も目につく。
美ヶ原の平原は山並みは一切見えず空も白一色、大平原がより広く感じる。これはこれで美ヶ原の魅力の一つだろう。
2時間のツアーで小屋に戻る。
出かける前は天気予報がイマイチでどうかなと思ったが、来てみて大正解。正味の歩く時間は少なかったが、二つの異なった表情の美ヶ原を体験でき、充実した二日間だったと思う。
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