針ノ木岳 蓮華岳 針ノ木サーキット時計回り
- GPS
- 20:55
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,453m
- 下り
- 2,537m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 9:27
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 13:05
天候 | 1日目 基本曇り。ただ、11時から1時くらいまでは晴れ。 2日目 13時頃まで快晴。のち曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路は扇沢から信濃大町までバス。北アルプス交通。確か1,650円也。 信濃大町から松本は大糸線。この区間は元々が私鉄かつ単線。駅完距離が短い・駅数多い・表定速度は遅いとわかってはいたが、やっぱり遅い。680円也。 松本からは夜行バスで帰京。3列シートでまさかの3,000円切り。安い。車体とか客足とかは値段なり。若い子はともかく、なんかよくわからんと言うか、積極的には絡みたく無いタイプの客も多い。(ある程度以上の年齢で、この人、何やって食ってんの?って言うか食えてます?的なタイプ)だが、夜行バスは中央道の渋滞とは無縁だし、3列シートは熟睡できるのでありがたい。 キロ単価で比較すると、ざっくりでは、 北アルプス交通バス 100円弱 JR大糸線 20円 夜行バス 13円 JRは当然ながら保線等に相当な間接費がかかることを勘案すると、鉄道の運賃は安いと再認識。まぁ、駅とか線路、管理システムを含む主要設備の太宗の減価償却は終わってはいるのでしょうが。 夜行バスは保線にコストはかからないとはいえ、参入障壁が低く、市場は過度にcompetitive。よくこの値段で成立しているな、、、とは思う。 あと、北アルプス交通の運賃の高さ。関電と立山アルペンルートとの関係は、東電と尾瀬みたいなものでしょうが、特殊な路線とは言え、関電アメニックス、しっかり儲けている感はある。(勿論、営利目的の法人が利益を追求することを否定する気は無し) |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備良好。 ただ、針ノ木岳〜スバリ岳への降りは、かなりのガレ・ザレで普通に怖かった。ここが核心部と思われ。 その後も、整備はされてはいるが、岩岩しい箇所も多く、グレードCのratingは妥当。 |
その他周辺情報 | 帰路、松本の湯の華銭湯・瑞祥にて入湯。750円。 駅から徒歩15分ほど。 いわゆるスーパー銭湯だが、立地が良いのがありがたい。 |
写真
感想
以前から計画していた折立〜室堂の縦走と迷ったが、こちらを選択。
とにかく、魅力的なルートだった。針ノ木岳山頂からは、四方が北アルプス。すごく不思議な感じ。針ノ木岳から先は、ずっと立山、剱岳、黒部ダムを目にできる。鹿島槍、五竜、白馬は、こちらから見ると形が微妙に違うのも面白い。
風景という視点では、やはり針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳に大きな差は無いけど、時計回りで行くと、鹿島槍、白馬がだんだん近づいてくるのがなんか良い!( ´ ▽ ` )ノ
問題は寒暖差。9月中旬なのに、尾根上で22℃とか行きました。もう、狂ってますな。。。当然、早朝は寒い。
この針ノ木サーキット時計回りを行く方は多かったけど、皆さん、暑さについては似たようなことを思われていたようで。
以下、ルート詳細感想。
扇沢〜針ノ木峠
序盤、大沢小屋までは広葉樹林帯を緩やかに登る。湿度が高く蒸すが、なかなか良い感じ。ただ、いかにもクマー🐻がいそう。
大沢小屋から先は沢沿いに登る。ロープ、鎖箇所あり。
その後、もう溶けた雪渓箇所へ。ここいらは急登。ノドは高巻き。ここが危ないと聞いていたので、ノドの先が危ないのかと思っていたが、危険なのはノドの手前。
ノドを超えると、またまた急登。最終水場あり。その先の峠手前の九十九折りの急登200m弱くらいが、まぁ、辛いこと。
小屋を見て、本当にホッとした。
針ノ木峠〜蓮華岳
最初、またまた急登で一気に100m以上、高度をあげる。これがまた辛い。でも、その後はなだらかで、気分が良い稜線。ルンルン🎶気分。コマクサ多数。まぁ、時期ハズレなので、大半の花は散って紅葉済だが、まだ生き延びているど根性系の個体もあり。
針ノ木峠〜針ノ木岳
すいません、夜明け前につき、見えてないです。。。ただ、巻道なのは確か。道の状態は優良。
針ノ木岳〜スバリ岳
一気に降る。ここが1番怖かった。ザレ、ガレで気をつかう。コルで雷鳥の声を聞いたような気はしたのだが、気持ちがいっぱいで見つけられず。ただ、スバリ岳で追い抜かれた方に聞いたら、いたらしい。残念😢。
スバリ岳〜赤沢岳
ここは長く感じられた。ただ、気持ちに余裕があれば、非常に気持ちの良いルート。左手はずっと立山・剱岳。振り返れば、針ノ木峠から今まで歩いてきたルートが見渡せる。赤沢岳からの降りは少しザレてはいるし、切れた痩せ尾根箇所もあるが、危ないと思う箇所は短い。
赤沢岳〜鳴沢岳〜新越山荘
赤沢からはなだらかに降り、ちょいと登り返すくらいかと思ってたら、意外と降った印象。まぁ、こう言うのは、印象が大きいんでしょう。疲れてきていたら長く、厳しく感じる。
鳴沢岳から新越山荘へは一気に降り。ちょいと注意な岩場あり。
新越後山荘〜岩小屋沢岳〜種池小屋
山並みがだんだんとなだらかになり、岩岩しい箇所が減っていき、岩小屋沢岳から先は樹林帯へ。途中、数カ所、砂っぽい巻道はあるけど、危険と言うほどでもない。
樹林帯をだいぶ降ってから最後の最後、種池小屋手前で登り返すのは勘弁してよ、、、と思ったけど。
種池小屋〜扇沢
安定の柏原新道。
歩きやすい。脚に優しい。ただ長い。
勿論、本当に良く考えられた良い道だと思ってますが。
全体的には、長いし、それなりに険しいし、なかなか大変なルートだとは思いますが、晴れているならそれを上回る魅力あり。
と言うわけで、今シーズンの北アルプス・南アルプスは、自分的には閉店。これからは紅葉狙いで、東北・越後・北信濃の予定。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する