世附 権現山 ミツバ岳 (三椏ハイキング)
- GPS
- 05:00
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 755m
- 下り
- 764m
コースタイム
8:58 権現山 9:14
9:55 ミツバ岳 10:45
11:38 滝壺橋
12:00 浅瀬入り口
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■浅瀬入り口〜権現山 ・登山口付近に登山ポストはない。提出するなら玄倉バス停か西丹沢自然教室へ。(kamogさん、指摘ありがとうございます) ・浅瀬入り口から権現山までのルートは、昭文社の地図に「道標はあるが不明瞭。初心者通行不可」とあるが、普通に踏み跡があり、迷うことはなかった。道標もしっかりしたもので、半分腐って文字が読めないようなこともない。 ・権現山が近くなると坂が急になる。 ■権現山〜ミツバ岳 ・昭文社地図には淡い破線で描かれ「道不明瞭」と書かれたバリエーションルートだが、三椏の咲くこの季節、多数のハイカーによって踏み跡はくっきりはっきり明瞭になっていた。迷いようがないほどだ。道標はない。落ち葉に埋もれる秋は不明瞭になるかも。 ■ミツバ岳〜滝壺橋 ・このルートも踏み跡は明瞭。続々と下からハイカーが登ってくる。10人、20人、30人の団体さん多数。元々は森林整備用の作業路だったと思うが、今や普通のルートと化している。 ・ルートの大部分は尾根をジグザグに通っている。九十九折りの道。 ・ただ、道標はなく、途中に暗い植林帯もある。日没の前に下山するように注意したい。(この山に限ったことではないけど) |
写真
感想
ヤマレコに、丹沢の三椏が見頃を迎えつつあるというレポがちらほら見られるようになり、まだ三椏を見たことがない私は、三椏のメッカと言われるミツバ岳に登ってみることにしました。
昭文社の地図によると、浅瀬入口と権現山の間も、権現山とミツバ岳の間も、踏み跡が不明瞭な箇所があるそうです。また、ミツバ岳の先のルートは地図に載っていません。ヤマレコで過去のレポを調べてみると、ミツバ岳からは世附ではなく滝壺橋辺りへ下りてこられるようです。地形図を見ると尾根への取り付きが難しそうでしたが、さかせ古道に同行してくれた知人が同行してくれることになり、慎重に地形を見れば問題なかろうと判断しました。ダメだったら引き返せば良いわけですし。
浅瀬から権現山までは、朝の早い時間帯だったこともあり、至って静か。意外と気持ちよい尾根が続いており、踏み跡も明瞭でした。登りで使う分には問題ないでしょう。
権現山からミツバ岳へ向かうルートも踏み跡は明瞭すぎるくらい明瞭。「ここは本当にバリエーションルートなのか?」と思うほどです。ミツバ岳方面からやってきた何組ものグループと擦れ違いました。
ミツバ岳に近づくにつれて見事な三椏が登場します。それと同時にたくさんの人、人、人…。「ここは塔ノ岳の山頂か?」と思うくらい人がいました。頂上で昼食休憩している間にも続々と人々がやってきます。多くは滝壺橋から登ってきているようです。滝壺橋から登るのが近いとはいえ、地図に載っていないルートをこれほど人が通るものなのか?と驚きましたが、たくさんの人々によって踏まれたルートはもはや一般的な登山道と化していることを下山時に知りました。
ミツバ岳の山頂は南側が開けていて、条件が良ければ富士山を拝むことができるそうですが、今日は曇っていて見ることができませんでした。
そんな頂上で今日もバウルーを作りました。頂上に集った人々が珍しがって寄ってきたり写真に撮られたり…。
「この器具は鉄製なので重いんですよ。」
「あら、本当ね。こんな重いのは嫌だわ〜。」
重いけど、バウルーは調理時間が短く、簡単にできるので山向きの食事だと思います。山でパンを食べるといえばサンドイッチが定番ですが、ひと味もふた味も違うので、すごく贅沢をしている気分になれます。
食休みをして滝壺橋へ下山。途中、腰が曲がったお爺さんを含む4人パーティに出会いました。モコモコした普段着を脱いでザックに縛り付け、半分よろけたような足取り…。大丈夫でしょうか。心配になりました。一昨年の秋の私も同じようなものでしたが。
滝壺橋の登山道入口は、橋の脇にありました。道標はありませんので、ここからミツバ岳へ登れることを知らない人は、ここに登山道入口があることには気がつかないでしょう。
何はともあれ、目的の三椏を心ゆくまで楽しむことができ、素敵な山行になりました。屏風岩山の三椏も素晴らしいらしいので、次回は滝壺橋〜ミツバ岳〜権現山〜二本杉峠〜屏風岩山のコースを歩いてみたいと思います。
丹沢バリエーションルートお疲れ様です。
>もはや一般的な登山道と化していることを下山時に知りました
melonpanさんとしてはもっと地図頼りの山行をしたかったのではないでしょうか。
ところで、最近「山と」の今年度版が出ましたが、登山道の記載が明らかに間違っている数カ所は今年度分でも修正されておらず、がっかりです。
毎年度新版を出しているのですから、執筆者にも登山道の調査はもっと頻繁にして欲しいです。
北海道地図でも何処でも良いので、ここに代わる会社は無いのでしょうかねえ。
MATSUさん、コメントありがとうございます。
今回は三椏を愛でることが目的だったので、地図頼りの緊張を伴う山行にならず、ホッとしました。迷いやすいコースを歩くには「今日は頑張るぞ〜」という意気込みと決意が必要です。
2010年版「山と高原」の丹沢地図を買いました。2009年のやつは引っ越し中に紛失してしまいました 私には「登山道の記載が明らかに間違っている数カ所」がどこなのか分かりません。まだまだ足を踏み入れたことがない場所はたくさんありますので…。
melonpanさん、こんばんは。
引越しから暫く経過しましたが、
どうやら落ち着いたようですね!
週末連続でのハイキング、さぞ満喫さられた
事と思います。
権現山-畦ヶ丸-高指山のルートが
ヤマケイJOY春号で紹介されているのを見ました。
監修の三宅岳さんは権現山のルート、
下りでは迷いやすいので使わないと
解説していました・・。
なかなか実際に行ってみないと分からない
ものなのですね。
もちろん訪れる季節によっても違うでしょうが。
相変らずmelonpanさんは料理を
山で楽しみますね。
melonpanさんのバウル-美味しそう!
manabu sumiko
manabuさん、sumikoさん、こんばんは。
大部分の引っ越しの荷物がまだ解かれず、段ボールに入ったまま山積みになったり、箱から暫定的に取り出されて床に置かれたりしています。全然落ち着いていませんが…山に行ってきちゃいました
ヤマケイJOYにそんな記事があったのですね。今度チェックしてみます。三椏の季節が去った夏場は、葉っぱに覆われて見通しがきかないので、迷いやすくなるかも知れません。
バウルーはハイカーの皆さんの注目の的でした。私もお米が大好きなのですが、炊飯には水に浸しておく時間がかかりますし、ラーメンも少々飽きたので、今はパンにはまっています。
これは…最高の時期だったのではありませんか!?
すごく綺麗ですね
私もこんなのが見たかったんだけどな
それにしても、最盛期だけに人が多かったみたいですね
本当に、マイナールートなのかとびっくりしちゃいます!
私たちもミツバ岳も選択肢に入れていたのですが、屏風のほうに行ってしまいました。
来年はこちらに行ってみたくなりましたね
バウルーいいな〜
自然の中でこんなごちそうを食べたらどんなにか美味しいでしょうね
しかし、重いとなると、自分ではちょっと…って思ってしまいますよねー
melonpanさんのお連れさんは幸せ者だ
dailumiさん
ここは地図に載っていないルートなのにこんなに沢山人がいるのか!と驚きました 地図に載っていないので道迷いを恐れていましたが、そんな心配はまったくありませんでした。来年、是非行ってみてください。
以前、丹沢の大山に登ったときに山頂でバウルーでパンを焼いている方を見て以来、私もいつかやりたいなと思っていたのでした。
一昨日、藤沢の好日山荘へ行ったら店頭でバウルーを売っていたので、決して珍しいものではないと思いますが、山で使っている場面をなかなか見かけません。鉄製で重いからでしょうか。でも、食べたときの美味しさを思い描けば、荷も軽く思えるはず
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