針ノ木サーキット(時計回り)
- GPS
- 13:27
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,498m
- 下り
- 2,530m
コースタイム
- 山行
- 11:54
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 13:40
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
---|---|
アクセス | 土曜23時半で扇沢市営第2駐車場の空きは15%くらいだった |
その他周辺情報 | 薬師の湯 |
写真
感想
剱・立山が近すぎて、ずっと丸見えで心ゆくまで堪能した一日だった。歩いた稜線は言わずもがな変化に富んだ素晴らしいものだった。
日帰り針ノ木サーキットに挑戦しよう、と思ったがコースタイムが15Hなのでなるべく早くスタートをきる必要がある。なぜなら速く歩けないから。しかし暗いとルートがわかりづらいようなので、できればナイトハイクは避けたかった。とはいえ、暗いうちに出ないとゴールが夜になっちゃう。ジレンマである。どうしよう。出た結論は、暗いうちはできるだけ丁寧に歩みを進めようというある種当たり前のものだった。土曜日は英気を養い決戦は日曜日に決めた。(もう徹夜同然でナイトハイクするのはやめにしたい)
汗をなるべくかかないようにゆっくり歩いたがいつも通り背中は無理だった。加えて笹薮の濡れが尋常じゃなかったのでびしょびしょになった。しかし今回はシェルの上下を忘れなかったので適宜対応した。せっかく準備した手袋を家に忘れてしまったので手は寒かった。ここが一番の反省点。
渡渉は特に気を使った。橋はないのでしっかりと石を見極めて渡る。
ルートには印やピンクテープがあるのでヘッデンで探り探り。それでも迷いそうになる場面があった。踏み跡があっても信用してはいけないと学んだ。高巻きは結構滑るし暗い時間帯は難易度が上がる。足場が壊れていて難しいところが一箇所あった。ノドから先ではジグが連続していたのでボーっとしていたら沢筋を間違って登っていた。バツ印があって助かった。
針ノ木小屋に到着すると空が白んできた。爺ヶ岳がかっこいい。今日の眺望は抜群だろうと確信する。若干寒いがテンションが上がってきた。西側を早く見たいので針ノ木岳へ急ぐ。途中で目前に現れたのは多分赤牛岳。最高。行きたい。
針ノ木岳山頂では黒部湖を見下ろし剱・立山がデデドン。言葉になりません。見渡す限りの絶景でした。ゆっくり堪能したつもりでしたが記録を見ると15分くらいしかいなかったようでした。
ここからは楽しい稜線歩きのご褒美タイムです。のはずなんですがまあ当然ながらしんどいです。データで見てる分には150下って70上がるだけだろと思うんですがいざ歩くとそんなに簡単には割り切れない部分ありますよね。スバリ岳から赤沢岳は250下って150登るのでそりゃ骨が折れます。
それでも思い出すとニヤニヤしてしまうのは絶景がずっと続いていたというのももちろんありますが、いろんな表情を見せてくれて飽きなかったというのが大きいです。ガレガレを下った先にハイマツが歓迎してくれたり(太ももにビシッときます)荒々しさの先が更に荒々しかったり(一見の価値あり)
とはいえ疲れを隠せない後半は余裕がなくなり、岩小屋沢岳を見逃して種池山荘がまだまだ先だと気づき絶望しました。岩小屋沢岳からちょっと歩いて種池山荘が見えたときは遠すぎて別の山荘だと本気で思いました。縦走慣れしていつかは言ってみたい、「見える山には絶対行ける」と。
というわけで種池山荘に着いた頃には完全に電池切れ状態でしたのでゼンマイを巻いて下山しました。柏原新道は歩きやすくて非常に助かりました。達成感はひとしおです。山って素晴らしいですね。
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