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Yamareco

記録ID: 5978244
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

秋山郷・ドロノキ平から檜俣川渡渉点経由で佐武流山往復

2023年09月24日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
GPS
10:10
距離
19.6km
登り
1,669m
下り
1,666m

コースタイム

日帰り
山行
8:44
休憩
1:26
合計
10:10
距離 19.6km 登り 1,669m 下り 1,669m
7:21
13
7:34
7:44
51
8:35
8:45
54
9:39
9:49
13
10:02
21
10:23
10:33
12
10:45
38
11:23
11:38
30
12:08
7
12:15
18
12:33
11
12:44
12:54
39
13:33
34
14:07
14:18
16
14:34
27
15:01
15:11
24
15:58
ドロノキ平登山口
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道405号の路側帯に駐車。
キャラメルハウス(自宅)からドロノキ平登山口まで、約225 km。
コース状況/
危険箇所等
雨上りのため、木と石(岩)が滑りやすかった。
最大の難所の檜俣川の渡渉は水量が少なく、靴を脱がずに(濡れずに)渉れた。
ドロノキ平登山口。クルマは、私のを含めて5台駐まってました。
2023年09月24日 05:48撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 5:48
ドロノキ平登山口。クルマは、私のを含めて5台駐まってました。
このような林のなかを往きます。
2023年09月24日 06:05撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 6:05
このような林のなかを往きます。
そろそろこの区間の最高点?
2023年09月24日 06:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 6:09
そろそろこの区間の最高点?
廃林道か?と思うくらいの道幅と、傾斜の緩さ。
2023年09月24日 06:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 6:13
廃林道か?と思うくらいの道幅と、傾斜の緩さ。
エラクボ林道に出ました
2023年09月24日 06:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 6:24
エラクボ林道に出ました
標識の指す通り、エラクボ林道を進みます。現役の林道でよく整備されてます。
2023年09月24日 06:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 6:24
標識の指す通り、エラクボ林道を進みます。現役の林道でよく整備されてます。
林道分岐。フツウなら休憩ですが、疲れてないのと、地面が濡れてて腰を下ろす気になれないので先に進みます。
2023年09月24日 06:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 6:49
林道分岐。フツウなら休憩ですが、疲れてないのと、地面が濡れてて腰を下ろす気になれないので先に進みます。
どこから1 kmでしょうか?
2023年09月24日 07:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 7:04
どこから1 kmでしょうか?
林道から、かっこいい烏帽子岳がみえました。
2023年09月24日 07:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 7:06
林道から、かっこいい烏帽子岳がみえました。
林道欠損箇所。クルマは入れてもここまででしょう。
2023年09月24日 07:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 7:18
林道欠損箇所。クルマは入れてもここまででしょう。
檜俣川下降点
2023年09月24日 07:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 7:21
檜俣川下降点
林道欠損箇所の真下と思われます…。
2023年09月24日 07:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 7:27
林道欠損箇所の真下と思われます…。
檜俣川渡渉点
2023年09月24日 07:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 7:34
檜俣川渡渉点
この2本のロープではなく、上流側に廻り、靴脱ぎ無しで無事に渉りました。
2023年09月24日 07:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 7:44
この2本のロープではなく、上流側に廻り、靴脱ぎ無しで無事に渉りました。
物思平。ワルサ峰まで60分。「60分もかからんやろう」と思ってましたが…。
2023年09月24日 08:45撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 8:45
物思平。ワルサ峰まで60分。「60分もかからんやろう」と思ってましたが…。
ヤセ尾根になってきました
2023年09月24日 08:57撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 8:57
ヤセ尾根になってきました
アレがワルサ峰だ!…と、思いましたが…。
2023年09月24日 09:00撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:00
アレがワルサ峰だ!…と、思いましたが…。
キノコの上に、ピンクテープ。
2023年09月24日 09:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:17
キノコの上に、ピンクテープ。
アレが目指すワルサ峰で、一旦大きく下って上り返すことに愕然!
2023年09月24日 09:22撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:22
アレが目指すワルサ峰で、一旦大きく下って上り返すことに愕然!
ワルサ峰に到着。物思平から54分かかったから、標識のタイムはガチと判断。
2023年09月24日 09:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:39
ワルサ峰に到着。物思平から54分かかったから、標識のタイムはガチと判断。
佐武流山がみえています
2023年09月24日 09:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:40
佐武流山がみえています
ワルサ峰から苗場山
2023年09月24日 09:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:40
ワルサ峰から苗場山
苗場山と赤倉山の間に、浅草岳、八海山、越後駒が覗いています。
2023年09月24日 09:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:40
苗場山と赤倉山の間に、浅草岳、八海山、越後駒が覗いています。
谷を挟んだ向かいのナラズ山
2023年09月24日 09:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:40
谷を挟んだ向かいのナラズ山
上ノ倉山と忠次郎山
2023年09月24日 09:48撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:48
上ノ倉山と忠次郎山
ワルサ峰を出発します。苗場山へとの分岐まで35分。
2023年09月24日 09:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 9:49
ワルサ峰を出発します。苗場山へとの分岐まで35分。
次のピークからみた佐武流山
2023年09月24日 10:00撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 10:00
次のピークからみた佐武流山
西赤沢源頭に到着。34分で到着。佐武流山までは70分。苗場方面から来たパーティーが休憩中。
2023年09月24日 10:23撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 10:23
西赤沢源頭に到着。34分で到着。佐武流山までは70分。苗場方面から来たパーティーが休憩中。
西赤沢源頭を出発します
2023年09月24日 10:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 10:33
西赤沢源頭を出発します
坊主平
2023年09月24日 10:45撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 10:45
坊主平
去年登った鳥甲山
2023年09月24日 10:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 10:59
去年登った鳥甲山
谷川連峰。奥に、燧ヶ岳と至仏山。
2023年09月24日 11:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:03
谷川連峰。奥に、燧ヶ岳と至仏山。
ようやく佐武流山の頂上が間近に迫りました
2023年09月24日 11:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:06
ようやく佐武流山の頂上が間近に迫りました
赤城山でしょうか
2023年09月24日 11:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:20
赤城山でしょうか
ようやく着いた佐武流山頂上
2023年09月24日 11:23撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:23
ようやく着いた佐武流山頂上
佐武流山頂上からみた谷川岳方面。
2023年09月24日 11:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:24
佐武流山頂上からみた谷川岳方面。
苗場方面。六日町盆地の市街地がみえています。
2023年09月24日 11:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:24
苗場方面。六日町盆地の市街地がみえています。
六日町盆地の向こうに守門岳
2023年09月24日 11:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:31
六日町盆地の向こうに守門岳
六日町盆地を中心に。守門岳の左に、粟ケ岳と白山。
2023年09月24日 11:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:31
六日町盆地を中心に。守門岳の左に、粟ケ岳と白山。
谷川連峰方面。白い建物は筍山のリフト。
2023年09月24日 11:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:32
谷川連峰方面。白い建物は筍山のリフト。
越後三山、巻機山方面
2023年09月24日 11:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:32
越後三山、巻機山方面
頂上の三角点
2023年09月24日 11:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:38
頂上の三角点
苗場山の向こうの日本海方面
2023年09月24日 11:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:39
苗場山の向こうの日本海方面
下山途中に、苗場山。
2023年09月24日 11:42撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 11:42
下山途中に、苗場山。
坊主平で、足の速い登山者に先に行ってもらいました
2023年09月24日 12:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 12:08
坊主平で、足の速い登山者に先に行ってもらいました
西赤沢源頭
2023年09月24日 12:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 12:15
西赤沢源頭
烏帽子岳の背後に、岩菅山。
2023年09月24日 12:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 12:36
烏帽子岳の背後に、岩菅山。
ワルサ峰がみえてきました
2023年09月24日 12:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 12:37
ワルサ峰がみえてきました
ワルサ峰に戻りました
2023年09月24日 12:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 12:44
ワルサ峰に戻りました
物思平まで戻りました
2023年09月24日 13:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 13:33
物思平まで戻りました
渡渉ポイント。帰りは、右側のロープを伝って難なくクリア。
2023年09月24日 14:07撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:07
渡渉ポイント。帰りは、右側のロープを伝って難なくクリア。
最後は、手前の岩に向かってジャンプ。
2023年09月24日 14:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:09
最後は、手前の岩に向かってジャンプ。
檜俣川の上流側
2023年09月24日 14:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:13
檜俣川の上流側
下流側。失敗したら、ここまで流される?
2023年09月24日 14:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:13
下流側。失敗したら、ここまで流される?
これでも水が少ないそうなので、ふだんの苦労が偲ばれます。
2023年09月24日 14:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:15
これでも水が少ないそうなので、ふだんの苦労が偲ばれます。
渡渉点を出発します
2023年09月24日 14:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:18
渡渉点を出発します
檜俣川下降点に戻りました。往きの時の写真と見比べて違和感を覚えたあなたは正しいです…(汗)。
2023年09月24日 14:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:34
檜俣川下降点に戻りました。往きの時の写真と見比べて違和感を覚えたあなたは正しいです…(汗)。
林道の路面欠損箇所
2023年09月24日 14:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 14:36
林道の路面欠損箇所
林道分岐に戻りました
2023年09月24日 15:01撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 15:01
林道分岐に戻りました
魚野川林道の起点だそうです。飯山営林署って今も健在でしょうか?
2023年09月24日 15:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 15:11
魚野川林道の起点だそうです。飯山営林署って今も健在でしょうか?
ここで、エラクボ林道を離れます。
2023年09月24日 15:35撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 15:35
ここで、エラクボ林道を離れます。
無事、登山口に戻りました。
2023年09月24日 15:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 15:58
無事、登山口に戻りました。

装備

個人装備
Tシャツ アームウォーマー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 携帯 タオル スパッツ ガスカートリッジ コンロ サングラス シェラフ 携帯トイレ

感想

 今年の正月時点でヤマレコ会員だったみなさんは『2023年に登りたい山を宣言しよう!キャンペーン』に応募されただろうか? 私がこのキャンペーン応募のために「2023年に登る!」と宣言した山が、佐武流山だった。もともと去年、鳥甲山に登りに行った(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4749424.html)のも佐武流山登山の「練習」を兼ねてた。何の「練習」?…酷道405号の運転(苦笑)。
 その年の目標を暮れも押し迫った12月ギリギリになって達成したことにすることもあるけど、この目標の場合は達成可能なのはせいぜい来月までだろうから、さっさと済ませることにした(苦笑)。で、最近のヤマレコの記事をみてると、猛暑による水不足の影響がここでも出てるようで、最大の難関である檜俣川渡渉点の水量が少なく、飛び石伝いで渉れるという。これはまたと無いチャンス!
 ということで敬老の日三連休に向かうつもりだったけど、まだ佐武流山に行くには暑すぎだったため、さらに1週伸ばしたら、雨が降った…(汗)。雨が上がったであろう9月24日日曜日に現地に向かった。
 朝2時に起床し、2:10に『キャラメルハウス』をクルマで出発。富山西I.C.から北陸道に乗り、上越I.C.で下りて上沼道経由で国道253号に入る。ここまでは去年までの『フジロック』で通い慣れた道。池尻で国道353号に入り、信濃川の川辺で右折し、津南駅のほうに向かう。温泉施設が入る津南駅前で左折し、信濃川を渡って津南駅入口交叉点で国道117号を飯山方面に入ると、次の大割野交叉点で国道405号へ左折。このまま道なりにドロノキ平の登山口へ。朝早いので、対向車は無し。夜明けとともに次第に明るくなってくるなか、5時半頃にドロノキ平登山口に到着。先客は4台。こんなに早く登ってるひとが居るんだ!…と驚いたけど、前日入山の1泊2日で苗場周回のひとでも居るんだろう。クルマのなかでナポリタン喰ったり、登山届書いてたりしてるうちに時間は経ち、出発は5:48になった。
 檜俣川の渡渉だけでも面倒なのに、檜俣川下降点までの林道歩きが長くさらに面倒だったところ、いつしかエラクボ林道へショートカット出来るようになったけど、この近道も正直面倒(苦笑)。エラクボ林道が現役とは思ってなかったので、登山道の道幅が広く緩くなってきたところで、もしかしてすでに林道に合流してんじゃないか?…と疑心暗鬼になったけど、立派なエラクボ林道に合流し、今でもこんなに使用感がある林道があるんだ!…と、感動しそうになった(笑)。ふだん歩くのは草ボウボウだったり落石や路面欠損があるような林道ばかりなモンで、ローラー車が路面を均したばかりの林道をみるのは随分と久しぶりだったから。エラクボ林道は殆ど平坦。これなら帰りも楽そうだ…と思っていると林道分岐点に出た。スタートから1時間でいつもなら休憩するんだけど、雨上がりで地面が濡れてるのと、涼しく快適でそんなに疲れてないこともありそのまま進む。1時間以上歩いて水分補給をしなかったのは、いったいいつ以来だろう?(苦笑)
 檜俣川下降点までの林道を進むと、最初下り基調だったのが上り基調に転じ、大きな尾根を廻り込んだ先で路面欠損。この先はクルマは無理だろう。歩行者の通行には問題無いので先に進むと、すぐに檜俣川下降点に到着。沢ヤさん2名が休憩中で、その横を通過して檜俣川に下る。7:34にに檜俣川出た。渇水で渡渉がラクって聞いてたけど、前日の雨の影響か檜俣川の水量はそれなりにあり、簡単に渡渉出来る…というほど少なくはなかった。出来れば、靴脱ぎせずに渉りたかったので、渉れるポイントを見極めてるうちに沢ヤさん2名が下りてきた。その筋の履き物を準備してる2人の目的地は佐武流山では無かったようで、そのまま川筋を遡行してった。渡渉点に用意されてるロープを伝っていく場合には靴脱ぎ不可避と判断。上流側に廻って、ナメ付近に飛び石で渉れるポイントをみつけ、ここで対岸に渉った。挑む前には、スマホが水ポチャでダメにならないようにコンビニ袋に包んだ(苦笑)。
 無事渡渉に成功し、ワルサ峰までの急登に挑む。最初のうちは順調で、先行するソロ登山者を抜いてぐんぐん上ってく。1ピッチでワルサ峰まで行くつもりで居たけど、物思平の標識をみて、区切りのいいところで休憩を取ることにした。さすがに急登で汗ダラダラで、この日初めて水分補給。追い抜いたソロ登山者が物思平を通過したところで、物思平を出発。物思平の標識にはワルサ峰まで60分と書いてあったけど、物思平との標高差からそんなには時間はかからないだろう…と考えた。けど、登る尾根がどんどん雪国らしいヤセ尾根になり、木の根に石が絡み、水捌けの悪そうなドロ道になると思うようにペースが上がっていかない。ようやくワルサ峰だ!…と登り詰めたピークは手前のピークで、一旦急坂を下ってワルサ峰に登り返さなきゃいけない…。ワルサ峰に着いたのは9:39で、物思平から54分経過してた。ワルサ峰は西側こそ展望は無いけど、それ以外の方向は素晴らしい展望。苗場山や谷川連峰がみえた。そして、これから挑む佐武流山も…。朝、登山口を出た時にはヒンヤリしてたけど、すっかり陽も上って、暑い! 日蔭にしか居られない…。
 ソロ登山者が到着するのを見計らうようにワルサ峰を出発し、西赤沢源頭へ向かう。一旦下って同じくらいの高さのピークに上り返すのを繰り返すこと2回、ようやく県境稜線への上りにかかると、人の話し声が聴こえ始める。苗場方面から縦走してきた6人ほどのパーティーが休憩中の西赤沢源頭に、10:23に到着。ワルサ峰の標識によると、苗場山へとの分岐まで35分だったので、ほぼ書いてあるコースタイムどおり。西赤沢源頭の標識には、佐武流山まで70分と書かれてたから、ここまでの標識のコースタイムのガチ具合からしたら、早くても60分はかかる、と覚悟。西赤沢源頭で休憩中にソロ登山者が先行。彼の後を追うような形で、佐武流山への最後の上りにかかる。
 坊主平の標識辺りでソロ登山者に追いつき、先行させてもらう。しばらくしたら後ろから熊よけ鈴の音が聞こえ始める。凄い勢いで別のソロ登山者が登って来たので、道を譲ったところ、あっという間に姿がみえなくなった(苦笑)。前のほうから登山者の声が聞こえ始めると意外とアッサリと佐武流山の頂上に、11:23に到着。これまでみた標識に書かれたコースタイムは私にとっては「正確」だったけど、西赤沢源頭からは70分のところ、50分で着いた。最後の区間だけは登山者の疲労を考えてサービスしてくれてるのか、甘い設定だったよう(苦笑)。頂上には颯のようなソロ登山者のほか、高齢者3人によるパーティーが居た。頂上で巻き寿司を喰ってると、高齢者3人によるパーティーが出発し、代わりに、私が抜いたソロ登山者と、西赤沢源頭で休憩してたパーティーが到着し、一気ににぎやかになった。
 地形図では佐武流山頂上から先に、白砂山までの道が記載されてるけど、そっちの方向はヤブだらけで、どこにそんな道があるのか全く分からなかった(苦笑)。頂上の西側は草木で展望は無いけど、東側の展望が素晴らしい。苗場山とその東側の六日町盆地の市街地が丸見え。お蔭でケータイのアンテナが3本立ってる(苦笑)。越後三山、谷川連峰、その奥の尾瀬、赤城山などなど。ホントは長く滞在したいけど、日没のことを考えると長居は出来ない。11:38に頂上を出発。すぐにソロ登山者2人くらいと、大所帯パーティーとすれ違う。寂峰かと思ってたら、意外に人気があってビックリ!
 頂上から下ってると、後ろから熊よけ鈴の音が聞こえてくる。颯のようなソロ登山者が接近中。坊主平で先に行ってもらい、自分のペースで下る。一部の荷物がデポされている西赤沢源頭を通過し、ワルサ峰に向かう。最初のピークの上りで高齢者3人パーティーに追いつき、先に通してもらう。12:44にワルサ峰に到着。ここで残ってたドリンクを全部消費。追い抜いた高齢者3人パーティーがワルサ峰に着いたところで、出発。ノンストップで檜俣川渡渉点まで下りた。
 往きでは上流側に廻って飛び石伝いで渉ったけど、帰りは2本のロープのうち上流側のロープを伝って難なく渉れた。万が一に備え、スマホは防水対策してた(苦笑)。無事渡渉を終えたところで、休憩。ドリンクは飲み切ったので飯豊の祓川山荘で汲んだポリタンクの水(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5869942.html)にようやく手を付けた(笑)。沢ヤさんが入渓してるため、檜俣川の水を飲む気にはなれなかったんで…(苦笑)。このコースを歩く際、一番苦しいのは檜俣川下降点までの上り返しだと思ってたけど、実際に歩いてみると、恐れてたほど苦しくは無い。14:34にたどり着いた檜俣川下降点には、自転車が1台デポされてた。その手があったか! 自転車をデポしてない私は林道を歩くしかないけど、長い…。飽き飽きしてきた頃に分岐に到着。往きでは路面が濡れてたので休憩しなかったけど、すでに乾いてるので、ここで最後の休憩。魚肉ソーセージを3本喰った。エラクボ林道に入るけど、傾斜が緩いのであまり「上った〜!」という意識もないままドロノキ平への分岐に入る。最初は上りがあったり平坦だったり…と進まないけど、下りになると早く、「16時を廻るだろう」という自分の想定よりも早く、15:58にドロノキ平登山口に無事到着。クルマが1台だけしか増えておらず、自分がすれ違った登山者の数と合わないような気もしたけど、自転車デポのかたはここより奥までクルマで行ってるハズだからこんなモンだろう。帰りも特にクルマの離合に苦労することなく、酷道405号から脱出。
 日本200名山や日本三百名山で「難関」とされている山に私もいくつか登ってるけど、私の経験で言うと、地元の毛勝山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3561738.html)や大笠山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2575594.html)より難易度が高いと思った。その理由は、やっぱ、檜俣川の渡渉に尽きる。檜俣川下降点に至るまでの長い林道歩きの往復と、疲れた体での帰りの檜俣川下降点までの登り返し…毛勝山も大笠山もここまでSじゃないと思うんで…(苦笑)。登山道の歩きにくさは五十歩百歩だけど…(苦笑)。

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