3月の赤岳
- GPS
- 30:16
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,555m
- 下り
- 1,556m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:01
天候 | 7日 曇り。行者小屋付近、深夜から朝方まで積雪10cm 8日 曇り、稜線ガス、風は殆どなし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
四駆であれば、美濃戸山荘まで行けます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者小屋から文三郎尾根〜赤岳〜地蔵尾根全てが急登で全てで気を抜けないコースですが、この季節、雪の絞まり具合も良く、休日となると登山者も多いのでトレースもしっかりとあり、今回のような風が無い時は、慎重に、慎重に登れば、あるいは下山時に滑落しないように慎重に慎重に下れば、そんなにリスクの無いコースと思いますが(長年、冬山経験をしている個人的な意見です)、八ヶ岳での遭難事故、滑落事故は件数として一番多いところのようですので(長野県警HPからの情報) http://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/shuho.html 冬の八ヶ岳は上級レベルの部類ということを忘れてはいけません。 |
その他周辺情報 | 行者小屋天幕代:¥1,000/人 トイレあり、この季節でも天場のそばに(文三郎尾根寄り側)氷結していない水場あり。 |
ファイル |
(更新時刻:2015/03/09 11:19)
|
写真
感想
山友のたまねぎさんから、一度、冬山でのテント泊を経験してみたいというリクエストがあり、鳳凰山に行く予定だったが、この季節、菜種梅雨に近い性か、天気が安定せず、毎日毎日予報が変わり、晴れは見込めそうにないが、赤岳も登って見たいというリクエストもあり、冬の赤岳とテント泊初体験のデビューをサポートする登山となった。いい天気は望めないとわかっていたので、雪は降っても雨だけに遭遇しなければと登山決行。7日美濃戸口から行者小屋まで、時間もたっぷりあるので、のんびり登山。1月の阿弥陀岳登山時より、気温も高く、雪の量もかなり溶けて減っていた。
行者小屋の気温も氷点下になっておらず、8日朝方でもテント内は2℃くらい(外気で-1℃くらい?)で1月の-20℃とは大違い。7日から8日朝方まで雪がちらほらと降り、10cmくらいの新雪あり。稜線もガスで覆われ、展望は望めないと思いながらも赤岳頂上に着いた頃に晴れるかと期待しながら文三郎尾根を登る。1月頃は、カチカチの感じだったが、今回は新雪もあったばかりで、雪の質も良く、アイゼンの感じも良く、非常に登り易かった。中岳と赤岳の分岐点の稜線に出ても、風が殆ど無く、前回の1月の爆風時と比べると、まさにこれこそが天国と地獄の差という感じである。ガスってはいるが、風も無く、トレースもしっかりとあるので赤岳への登りも難しいところは無く(1月に登った阿弥陀岳の中岳コルの先の急登と比較して、阿弥陀の方が数段難易度は数段高い)、たまねぎさんをサポートしながらゆっくり、ゆっくりと登る。たまねぎさんは、このクラスの冬山経験は初めてということでしたが、本当に良く頑張って無事に頂上着。ガスは晴れず、晴天時の八ヶ岳のすばらしい展望を見せてあげることができなかったのは残念でしたが、冬の八ヶ岳に登れたということで感激してもらったので、大変良かった。下山は地蔵尾根を下ったが、下山時の滑落が一番注意が必要なので、急勾配の雪道下山の方法、注意点を教えながら下山。下りのトレースは、ボブスレーのコースの様になっていて、超快適な尻セードも経験でき、大はしゃぎ。無事に下山出来て、たまねぎさんにとっては貴重な冬山経験となり、赤岳頂上では”うる!”と来たそうで、テント泊あり、快適な尻セードありで、本当に喜んでもらい、無事に下山も出来、サポート役としても、大変楽しい山行であった。また、7,8月のモンブラン登山予定に向け、冬山の経験を多く積むという意味でも、いい山行でした。
久しぶりの22kgの荷物は、きつかった。でも、これくらいではまだまだ!。もっと鍛えなければ。
後日知ったが、同じ日の8日、4人パーティの内の1名の女性が阿弥陀岳から中岳へ下山時、南陵側に滑落し、8日は発見できなかったが、9日に発見され無事に救助されたというニュースあり。無事に救出され本当に良かった。自分にもこの事故例を当てはめ、初心に返って戒めながら、安全な登山を目指さねば!
masacsさんのおかげで念願だった赤岳登頂&雪山テント泊が体験でき、本当に良い想い出になりました。
ガスってはいましたが、無風で登っている最中は暑いくらいでしたので、赤岳挑戦にはラッキーな登山日和だったと思います。今年はテントを購入するので、今回の登山でイメージがつかめました。
私の倍近くの荷物を背負っていただき、やっぱりmasacsさんはすごい!と実感しました。ありがとうございました!
たまねぎさん、「今回のこのクラスの山の冬山登山としては、天候的にはラッキーだった!冬山はチョットの油断で即重大な事になるというリスクがつきものだ!慢心するな!」という気構えは、いつも持っておくこと忘れずにね!
しかし、2月の蔵王さんに続いて、今回の赤岳山行といい、冬山の醍醐味をたっぷり味わえましたね!
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