荒島岳【雲海に浮かぶ秀峰】
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,264m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
天候 | 下部曇り、上部晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
晴れていれば特に危険な箇所は無し シーアイゼンが役に立った |
写真
感想
日曜日は日本海側も晴れ間が見込めそう。
やれ高島トレイルだなど行き先を二転三転させて、荒島岳を目指すこととする。
当初はモッコ平の方から入山しようとも考えたが、取付きと時間の関係で、オーソドックスなルートを歩くこととする。
車のトラブルに見まわれつつ辿り着いた勝原スキー場にはすでに多くの車が駐車されており、人気の山であることを伺わせる。
適当に準備して出発するもすでにスキー場からガスガス。これは気象庁に騙されたかと思いつつ、トレースがつきすぎてスキーでは歩きづらいくらいのスキー場を登る。
のっけからシーアイゼンをつけたがこれが非常に効果的だった。
スキー場終点から樹林内を適当に歩いて行く。途中トトロの木なるものなどを眺めつつ。
そこそこ急なところもあるが、慣れとシーアイゼンでそつなく登る。
もちが壁手前くらいで早くも下ってきた人とすれ違うが、なんとピークは晴れているという。
本当かと疑いつつ上を目指す。
tentyoはもちが壁手前でスキーからアイゼンに履き替える。
samoaは多少無理をしつつもそのままスキー。
もちが壁を越え、樹林外に出ようかというあたりで、ガスが薄くなり青空が見え始める。
さらにコンタを上げるとガスがすっ飛び青空の下へと放り出された。
左手には雲海の上に知床のように白い山脈が見える。白山だ。
ひと目で縦走してみたいと思わせてくれる美しい山容だ。
目の前に見える荒島岳も負けずに白く大きく美しい。
スキーの人もちらほらいるが、思ったよりも少なめ。
さらにコンタを上げて振り返るとどこまでも白い雲海が広がっている。
こんなにいい雲海を見るのは久々かもしれない。福井の人は気嵐ともいうようだ。
ピークまでは多少急なところがあるくらい。
白と青だけの最高の世界を思い思いに歩いてピークへ。
冬山とは思えない暖かさ。北海道で冬山に登っていた頃はピークでのんびり過ごすというのが寒さのためなかなかできなかったので、ピークでのお昼ごはんなどを用意する習慣がないので、レーション貪り食う程度。
こんなにあたたかいならインスタントラーメンでも持ってくればよかった。
ピークから先の稜線も少し歩いてみる。モッコ平も白くて気持ちよさそう。
機会があれば、モッコ平でイグルーなんか作って翌日荒島岳を狙うのもありだ。
さんざんのんびりし、人も少なくなったピークを後にする。
やっぱり静かな方がいい。
もう今シーズンも滑り納めだろうかというスキーだが、青空・白山・雲海と最高のロケーションのなかでのスキー。
スキー場では味わえないこの贅沢さは山スキーならでは。
樹林内に突入するくらいから、再び雲海の中へ。
樹林内もわりと快適スキー。スキーが苦手なtentyoと練習しつつゆっくり下ってスキー場まで。
非常に満足の行く山行だった。
帰りはまたしても車のトラブルに見まわれつつ、ソースカツ丼やおろしそばを食べつつ帰路についた。
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