雲取山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,754m
- 下り
- 1,774m
コースタイム
天候 | 曇りときどき小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:鴨沢バス停 → JR 奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三条の湯まではアイゼン不要 三条の湯ー雲取山は当日までトレースがなかった 雲取山ー鴨沢はトレースがしっかりついている アイゼンは七ツ石下の分岐ではずした |
その他周辺情報 | 鴨沢バス停のすぐ近くにビールが飲めるカフェあり |
写真
感想
Day1
日帰りは難しそうなので、朝は少しのんびり家を出て三条の湯に宿泊することにした。お祭バス停からは長い林道。覚悟はしていたけどつまらなかった。誰もいないので歌でもない歌を歌って発散した。冷えた身体に温泉がありがたかった。雲取山へのトレースがあるか不安だったが、山登りの宿泊客全員の目的地は同じだったので、案外メジャーなのかと安心して寝た(でも実際はトレースは全くなかったそうで先発のグループがトレースをつけてくれていた)。耳栓のおかげで熟睡。
Day2
相変わらず食事を食べるのは遅いし、食べ終わっても直ぐに出られない。いつも通り私たちが一番最後の出発になった。水無尾根という名前だがずっとトラバース状態で常に右側が崖の下。雪が深くなり道が分かりにくい急斜面の横原を少しひやひやしながら何度もわたり歩く。トレースはあっても時々ずっぽり脚が雪にはまって苦労した。そういう少し危険な道への慣れ、似た景色への飽き、午前中特有のぼんやりした状態。疲労。たしかに足元が覚束なくときどきよろめきながら歩いていた。ふと右によろめいて、足を踏み外した…斜面へ。止まらない。まずい。横向きの体をうつぶせにし、両足を斜面に立てると完全ではないが制御の手ごたえを感じる。両手の指はぎりぎりトレースの端にかかっている(でも所詮ズブズブの雪)。足をを斜面に蹴りつけて登った。無我夢中だった。やっててよかったクライミング、やっておいてよかったイメージトレーニング。振り返って自分がもがいた斜面の斜度を見てギョッとした。その後は反省もあって気持ちも十分に引き締まった。
飛龍山方面の合流地点の少し手前で座れそうなところを見つけてエネルギー補給の休憩をとった。ついでに雪で濡れた手袋を防寒用の冬用手袋につけかえた。飛龍山方面への合流地点から先は尾根の急坂だったので、そこで使うエネルギーをちょうど良いタイミングで補給できた。ここの急坂でも先行者の足跡をたどって歩いているにもかかわらず、時々すっぽり脚が雪にはまって蟻地獄。うーん登るのたいへん。ほとんど山頂近くで急にキックステップを思い出して、そこからは順調に登ることができた。事前に復讐しておかなくちゃダメですね。前回の大菩薩はそこまで雪が深くなかったから忘れていました。
急坂を登り終えて避難小屋の前を通り過ぎて山頂へ。山頂には二つ看板があった。埼玉県と東京都。山梨県は…?すっかり曇っていたので景色はまっしろ。雪景色を眺める。同じ東京都は思えない景色だ。避難小屋にもどりお昼ご飯。寒いし、予定より40分も遅れていたので休憩は短め。
山頂から鴨沢方面へ。急坂を利用してお尻で滑り降りた。楽しい(でも打ち身で数日お尻が痛かった)。その後も滑れそうな斜面を見つけては滑って降りていたら、知らない間に小雲取山を通り過ぎていた。暖かいせいか、えびのしっぽが透明なガラス細工のようになっていてとても綺麗だった。地面には枝から落ちたえびのしっぽが雪の上に散らばっていた。景色を楽しむうちに奥多摩小屋を通過。快適な下りが続く。ブナ坂を過ぎたあたりから雪も次第にまばらになりアイゼンが邪魔になり始めた。もういいかなと、七つ石下の合流地点でアイゼンはずしたら、少し行った谷間の所に雪がまだ残っていた。慎重に歩いてどうにか通過。それにしても道が歩きやすい。足を取られそうな石や根っこがまったくないのでスイスイ歩ける。脚が流れるままに下山して、いい加減疲れて脚が棒になりそうだと思ったころに奥多摩湖が見えてきた。ゴールはすぐだった。
バスの時間まで余裕があったので暖を取りがてらカフェのような店に入って一休み。バスはギリギリ座れた。春のシーズン時は座れないんだろうな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人