富士山 富士吉田駅スタート1合目からの登頂
- GPS
- 33:09
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,971m
- 下り
- 2,334m
コースタイム
富士吉田駅7:05→富士浅間神社7:30→中の茶屋9:05→馬返10:30→一合目10:50→二合目11:25→三合目11:40→四合目12:10→五合目13:05→六合目14:00→七合目トモエ館15:10(泊)
2日目:8時間50分
七合目トモエ館5:20→八合目白雲荘6:50→富士山頂上浅間大社奥宮8:55→日本最高峰剣ヶ峰10:15→御殿場下山道10:50→七合目大砂走り分岐12:40→14:10御殿場口駐車場
天候 | 1日目:曇り 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
一合目〜四合目は小屋は廃屋になり、登山者がほとんどスバルラインを利用して五合目から登るようになったことを感じさせる景色でした。 富士吉田ルートの山小屋は今週が最後の営業という所が多く、今回宿泊したトモエ館ではビールがありませんでした。そのため、わざわざ下の山小屋まで買いに行った次第です。 この時期になると山頂付近の小屋は軒並み閉まっており、山頂の神社も閉まっておりました。当然山頂にはお手洗いもありません。 御殿場口への下山では開いている小屋は全くありませんでした。こちらを利用する人がいかに少ないかを物語っているでしょう。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
目的は駅から徒歩での富士山登頂。なかなかここから登る人はいないだろうなー
★1日目
富士吉田駅から大通りに出ると金鳥居に到着。雲に巻かれて見えぬ富士を目指していざ出発。道路は富士山に向かって少し斜度がついているが、まだまだ楽チンで浅間神社まで到着。
富士浅間神社かつてはここから富士登山に向けて多くの人が歩んだ道。立派な杉と趣のある石灯籠が歴史を感じさせる。
浅間神社の脇を抜けて富士山に向かうと途中で吉田口遊歩道があり、中の茶屋を抜けて馬返まで延々と8キロ歩いた。車道歩きを覚悟していたので森林の遊歩道は歩き易くて良かった。まだまだ斜度も緩やか。
ようやく馬返に到着。まだ一合目は先。馬を返すって地名だけあってここから斜度がきつくなる。いやー案内板をみて先の長さに気が遠くなった。
ちょうど走って帰ってくる人がいたので、声をかけてみたら山頂は雪が舞っているとのこと…そしてその人は往復4時間で駆け抜けてきたと聞いてビックリ超人がいるんだなー。
一合目〜四合目は小屋は廃屋になり、登山者がほとんどスバルラインを利用して五合目から登るようになったことを感じさせる景色だ。
五合目佐藤小屋に到着するとあまりの風の強さにたじろぎぐ。富士山自体は砂礫の山なので、風が吹くと砂が痛い×2この辺は小ぶりのトリカブトがたっくさん咲いた。
六号目に到着するといよいよスバルラインからの登山者と合流。今まで閑散としていたのが嘘のように列を作っている。もうシーズン過ぎて9月だってのに富士山人気は衰え知らずにようだ。高曇りの中、小屋と人とが延々と天に続いた。
そんな中に紛れ込んで登ること8時間。ようやく今回の宿泊場所七合目トモエ館に到着した。七合目は通過する人が多く宿泊者は少なくてとても快適。今回は6人で行ったが、10人個室部屋を使わせてくれた。富士山とは思えないとっても快適な空間だった。
残念なのはビールが売り切れで、一つ下の日の出館まで買いに行かなきゃならんこと。トモエ館はシルバーウィークまで営業するようだ。それにしても富士山価格は高い。
★2日目
残念ながら雲に阻まれご来光を見ることは叶わず。ただ、展望はとても素晴らしく下界と空と雲を見渡し気分爽快。
そして風が思いのほか強い。富士山はここ七合目以上から結構急で岩岩した山登りになり、空気が薄さを感じられるようになってきた。
七合目、八合目と言っても小屋の場所によりかなり標高差があり、八合目に到着した〜と思っても、次の小屋も八合目なんてことが続く。
そうそう八合目になると閉鎖されている小屋もチラホラある。九合目には小屋はないんだよね。富士山から眺める地平は地球の丸さが感じられてきた。
七合目から登ること3時間半。ようやく奥宮に到着したが、この時期頂上は奥宮だけでなく小屋も郵便局も閉まっている。小屋にはツララが垂れ下がっていて寒さをまざまざと感じた。
富士山登頂は須走口からに続き2回目だが、前回はガスで頂上は何も見えずだったので、陥没してるお鉢を目に出来て感動。西側の景色は頂上から一望できました。
剣ヶ峰への最後の急坂を登り日本最高峰に到達ようやく一合目から登り頂上まで着いた日本で一番高い場所に立った満足感と合わさってめっちゃ感慨深い気分になった。青い空に道標が絵になる。
頂上で暫くマッタリしていよいよ下山。登れば降りなければならないのが悲しいとこだわ。下山は御殿場口に向かう。
こちらの下山道はまた景色がうって変わり、海が遠くにうっすらと見えた。箱根に芦ノ湖、伊豆半島、大島、そして遠くは江ノ島に東京付近のビル群と本当に遠くまで見えるねー。
相変わらず風が強く、しかも富士山の風は突風のように正面から吹いたかと思うと、後ろから巻いてくる。不規則な風が下山にはてこずった。富士吉田側とは景色も全く異なり、人の入りも少ない。
小屋は全部しまってました・・・と言うか随分前から営業していない感じだし、道標もなく分岐点がわかりづらかったわ。分岐からはいよいよショートカットの大砂走り。こちらの砂走りは本当に長い。砂山、まるでどこぞの惑星に来たような景色。
スキーを滑るようにサクサクと下山。ついつい走りたくなる斜面だった。富士山来たら砂走り楽しみたいね、やっぱり。
今回はついに1合目からの富士山登頂。これで胸を張って富士山に登ったと言える。思っていた以上に楽しく充実した山行だった。
今週末はいよいよ南アルプス縦走。今まで3泊はないからちょっと不安だが、天気は良いようだし素晴らしい山行になるといいな〜。
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