生口島の観音山(登山口〜)、因島の青影山、奥山(大山峠〜それぞれ往復)【尾道市、広島県】
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- GPS
- 03:51
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 852m
- 下り
- 843m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:22
ヾ儔算灰魯ぅング
観音山駐車場 1040/1044 ― 登山口 1046 ― 山頂まで1120m標示(A) 1054 ― 山頂まで750m標示(B) 1102 ― 山頂まで370m標示(C) 1110 ― 火滝観音堂 1120/1129 ― 観音山山頂三角点 1131/1141 ― 火滝観音堂 1142/昼食/1154 ― (C) 1200 ― (B) 1205 ― (A) 1211 ― 登山口 1216 ― 観音山駐車場 1219
因島縦走路ハイキング(青影山、奥山)
大山峠手前駐車地 1259 ― 大山峠 1303 ― 地蔵堂 1303 ― あずまや 1307 ― 地道横断鞍部 1309 ― 大山 1316 ― 道標(山頂まで900m) 1318 ― 道標(山頂まで600m) 1323 ― 風呂山登山口 1324 ― 風呂山 1328/1330 ― 風呂山登山口 1333 ― 風呂山展望台 1336 ― 田熊町分岐 1337 ― 山頂あずまや 1341 ― 青影山山頂 1342/1348 ― 風呂山登山口 1355 ― 大山 1402 ― あずまや 1409 ― 大山峠 1413 ― 道標(奥山まで1000m) 1420 ― ベンチ(D) 1422/1424 ― 道標(奥山まで800m) 1428 ― 案内板のあるベンチ(E) 1430/1433 ― 道標(山頂まで500m) 1435 ― 三庄町分岐 1438 ― 奥山山頂 1443/1452 ― (E) 1459 ― (D) 1503 ― 大山峠 1508 ―大山峠手前駐車地 1511
●行動時間
椨◆1:39+2:12=3:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(広島の家=尾道市瀬戸田町垂水の観音山駐車場) 観音山駐車場―観音山―観音山駐車場 (観音山駐車場=尾道市因島中庄町の大山峠手前) 大山峠手前駐車地―青影山―大山峠―奥山―大山峠手前駐車地 (尾道市因島中庄町の駐車地=広島の家) ●登山口へのアクセス ○観音山駐車場 ・西瀬戸自動車(しまなみ海道)を本州側から行く場合は、生島北ICで降り、県道81号へ。沿岸部をインターから西の瀬戸田町へと向かうこの道へ、反時計回りに進むように左折で入る。道なりに約10km進み、左手に「観音山」へと誘導する案内板が現れるので、それに従い左折。その後は「観音山ロータリー」へと誘導する標示に従い、左手の細道へと進み、そのまま終点へ ・終点にはロータリー状になった駐車場があり、10〜20台程度は駐車できそう。駐車料金は不要 ・終点に駐車し、手前約200mにある登山口から観音山へと向かう ○大山峠 ・西瀬戸自動車(しまなみ海道)を本州側から行く場合は、因島北ICで降り、県道367号へ右折。やがてぶつかる国道317号へと右折。新青影トンネル手前の交差点「中須賀池」にて県道120号へと左折。老人ホームへと誘導する道へと左折し、奥へと進む。未舗装路になってしばらくで峠手前の駐車余地に到着する (いずれの記述も2023.10現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○観音山駐車場〜観音山 ・コースは明瞭。途中には、残り距離と標高を記したきれいな案内板が3箇所設置されている。概ね4等分の地点にあるので進行の目安になる ・さして斜度もなく登り続ける。まだシーズン前のようで、蜘蛛の巣が多く、行きは退治に労を要した。それもあって、縦走を諦め、登山口への往復に改めた ○大山峠〜風呂山、青影山 ・青影山山頂まで距離表示のある標示が頻繁に現れるので、目安を考えやすい ・駐車地から大山峠までは古いコンクリート舗装路。峠からは遊歩道のような道。しかしアップダウンが多い。段付けもなされており、歩き易い ・風呂山へは、縦走路の途中に登山口があり、踏み跡を辿る。概ね踏み跡が明瞭であり、ピンクテープ誘導もある。山頂には山名標がある ○大山峠〜奥山 ・奥山山頂まで距離表示のある標示が頻繁に現れるので、目安を考えやすい ・概ね中間にあたる338m地点には案内板とベンチがあるが、そこまでは急な登りが絶えることなく連続する。その後は殆ど平行路のような幅広の道を進む (いずれの記述も2023.10現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○観音山登山口 ・生口島北IC出口から出た県道81号に面して複数のコンビニがある ・瀬戸田付近など、道筋には複数の飲食店がある ○大山峠 ・国道317号に出ると、東側であれ西側であれ、コンビニがある ・島内全域的に食べるところはいくつもある ●日帰り温泉 ・尾道まで行くと日帰り入浴施設もあるようだ。意表を突いたようなところでは、生口島の隣の大三島にある入浴施設や、その沖合にある大久野島にある入浴施設もある (いずれの記述も2023.10現在) |
写真
感想
広島に来て以来、興味のあった「しまなみの山々」へと向かった。
しまなみに興味はあっても、山の高さもなく、夏場行くには暑すぎる。涼しくなったら行こう行こうと思っていたものの、なかなか秋めいてこない。それでも朝晩に冷気を感じるようになり、ようやく島嶼部へも行ってみようと思うに至った。
山から眺める島並というのは、船や道路から見るものよりもさらに厚みがありそうだ。標高がある分遠くまで見渡せるはずだ。眺望を楽しみに西瀬戸自動車道を目指した。
今回は分県ガイドにある生口島の観音山へ行くこととした。観音山から伊豆里峠へと縦走し、車道を使って周回する予定だ。
登山口となる観音山駐車場はすでに山の中腹にあたる。瀬戸田町垂水の街中を抜け、観音山へと向かう道を登る。行き止まるとそこが駐車場となっていた。ほかには車がいない。そこからもすでに海が見えている。対岸の安芸幸崎あたりも見える。しかし北側なので多島美とも呼ばれる瀬戸内側ではない。
傍らには山の由緒も記されている。火瀧観音は、対岸の忠海辺りにある白瀧、黒瀧とともに三嶺三大観音として崇められているとのこと、火を緋とかけて、白黒緋の三色となっているようだ。伝統ある山は、中腹まで車道が延び、参詣登頂は楽になったことであろう。
登山口からしばらくは草が優位で踏み跡も見分けにくい。どうやら渓流跡に沿って短絡する人が多いようで、その部分だけはそんな様子であった。その後は手入れもされた道で、ジグザグに緩やかに登っていく。
しかし、蜘蛛の巣が多い。数歩進むと引っかかるような区間もあり、手に持った枝が大活躍だ。振り回していても時折頭が引っかかる。こんな時は背の高いことは損に感じる。
わずかに1.5kmもない道を登り切り観音堂前に出た。そこにはあずまやもある。あずまやの中のベンチやテーブルは土埃や蜘蛛の巣などが残り、あまり使われているとは思えないありさま。観音堂はキチンと造られており、引戸もしっかりと閉まっている。しかし鍵はかかっていないようだ。ちょっと失敬して、中を覗く。観音さまが鎮座されていたので、ねんごろにお詣りをして、元通りに戸締まりをした。
鐘撞き堂を経て山頂へ。三角点があるのみで、眺めも先ほどの観音堂やあずまやのほうが広い。戻って昼食を摂ることとした。
昼食を摂りながら、ひと悩み。ここまでの蜘蛛の巣の多さにはいささか閉口した。このまま縦走を続けると、更に多くの蜘蛛の巣退治をすることになるであろう。それに車道歩きが結構長い。最後の「観音山ロータリー」を目指す道だけでも30分はかかりそうだ。思案の結果、このまま登山口へと引き返し、代わりに因島の青影山・奥山へと向かうこととした。
下山し、因島へと車を走らせる。登山道へのアプローチのもっとも良い大山峠を目指す。クルマを駐めて大山峠へ。峠に至ると、横切る縦走路はコンクリート製手摺りも整備されたもののようだ。殆ど遊歩道のような歩きやすい道を進み、まずは青影山を目指す。この山は城跡のようで、村上水軍の本城の役割をしていたようだ。確かに山頂部からは本州側も四国側もよく見渡すことができる。まさに通行船に睨みを利かすにはもってこいの場所だ。
城跡でもある山頂や風呂山展望台、大山峠の展望台からは、多島美とも言われるしまなみの景観を存分に楽しむことができる。松島とは異なり、一つひとつの島が大きいので景観もダイナミックだ。
ほかにも不思議な光景に気がつく。眼下には右端の生口島と並び岩城島、生名島が見える。因島の土生港と生名島とは200mあまりしか離れていない。しかし、生名島や岩城島の属する上島諸島は愛媛県に所属しているからなのか、因島と橋では結ばれていない。いっぽうで上島諸島のうち大きな4島は橋での連絡がある。上島諸島と因島とが繋がっていないことが不思議なくらいだが、余所とのつながりを持たない上島諸島が道路で繋がっているのだからおもしろい。
大山峠に戻って、奥山も目指す。先ほどまでの開放感のある遊歩道とは異なり、こちらは急登を続ける道だ。段付けもなされているが、それも含め斜度は急なところが多い。
あまりペースの上がらないままに、平面距離での中間点、案内板のあるベンチに到着する。息を整えこのあとに備える。
ところが、そこから先は、先ほどの青影山への道以上に遊歩道状態となっており、勾配らしい勾配を経ることもなく、山頂へと至った。山頂付近には多数のお地蔵様が安置されている。番号を穿たれた方もいらっしゃる。ミニ霊場なのであろうか。
そして、この山頂からも瀬戸内の島嶼が見下ろせる。上島諸島のさらに先には瀬戸内海が広がり、残念ながら四国は霞に隠れている。
山頂からは一気に峠へと下降。喘いだ登りとは異なり、駆け出しそうな勢いで降りていった。
帰り道もしまなみ海道を走った。行きよりはゆっくりと走り、橋からの眺めも気にしてみた。
海と島を眺めながらの一日だった。こういうのも悪くはない。
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