秋深まる男体山〜裏男体志津乗越ルートピストン〜
- GPS
- 08:47
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,029m
コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・10台ほど。朝到着時4台。そのあと数台来て8時には道路左側の駐車場は残りスペースすくなくなりました。右にも数台分あり ・アクセス路は一応舗装あり。ただし幅員狭く離合困難な林道を2キロほど走ります。 ・国道側から裏男体林道はいってすぐのところは路面がかなり荒れていてほぼ舗装ありません ・そこを過ぎると駐車場まではある程度の舗装あります。ただし全体に轍はやや深く、時々大きな段差、えぐれあります。注意して運転してください。 ・トイレ等はありません。 ・携帯電話の電波はこのあたりはまったく通じません |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所等 ▲三合目〜五合目、踏み跡不明瞭。道迷いに注意 ・本来の登山道は溝になっている部分にあるようですが、倒木や崩落があちこちで起きていて通れない箇所が複数あります ・それを巻くための巻道の目印があり、そうした箇所では目印に沿って登山道を外れて巻く必要がありますが、歩く人が極めて少ないのもあって目印に従って巻道に入ると踏み跡の殆どない森の中を手探りで歩くような形になります。 ・要所要所には目印のピンクリボンがありますが、目印が多い方ではないので目印をよく確認して地図をみながら歩いてください。 ・ほとんど歩く人がおらず踏み跡が不明瞭なこともあって誰かの靴跡があっても間違った方向に進んで引き返した靴跡が残っていたりします。あまりあてにしないようにしてください。 △登山道入口、わかりにくく見落としに注意 ・林道から登山道にはいる場所がわかりにくくなっています。 ・本来は木の看板も設置されていてそうわかりにくいものではない筈なのですが、歩く人が少ないこともあって看板も登山道の入り口も藪に埋もれてしまって注意しないと通過してしまいます。 ・林道分岐からさらに数分続く車道の途中に入口があります。直進するとヤマレコのルート逸脱警告でます。そのまま進むと全く関係ないところで行き止まりになるようです。 △登山口〜梵字飯場、藪がかなり濃い。足元などには注意 ・避難小屋〜1合目までの区間で特に笹薮がかなり濃くなっています。 ・場所によっては肩まで埋まるほど深い藪になっている場所もあります。 ・距離は短いですが藪漕ぎのようにしてすすまないといけない箇所もあります。 ・足元にいくつか少し大きな段差やぬかるみやすい箇所あります。藪で足元見えないので注意してください △ニ合目の先、八合目の先にそれぞれ大きな山崩れのあとあり。気をつけてください ▷最初の1時間と最後の1時間は単調な林道歩きです。 駐車場がかなり手前にあり、そこより先に車を停められる場所はありません。工事関係車両などの往来あります ▶標高差や勾配や行程だけ見ると難易度が低そうに見えますが、とにかく歩く人が極めて少ないコースだけあって踏み跡は不明瞭な箇所がおおいです。倒木や崩落箇所も多くなっていて登山道を見失う可能性はあります。十分注意してください。 ◎紅葉 ○すでに山頂付近ではかなり見頃。三合目あたりから色づいた葉も多くなってきています |
写真
感想
さて急に訪れた秋の日をみなさんいかがお過ごしでしょうか。
このごろ何かと忙しくしていることもあって山に行く機会がちょっと少なくなってる我が家ですが、そろそろ秋も深まり始めてきたので日光男体山にいくことにしました。
実は男体山は後回しにしているうちに登らないままきてしまったので今回が初です。
まあ表から普通に登るのもいいんですけど、それだとあまり面白くなさそうだし秋の行楽シーズンで混んでそうで嫌だなぁ〜などと言って今回はいきなり裏男体林道から志津乗越側から登ることにしました。
ちなみに表から登ると入山料1000円かかりますが志津乗越側からだと表参道を歩かないのでそれはかかりません。
さて朝6時半過ぎに到着。駐車場先客は4台ほど。
それにしても寒い。
つい数日前まで冷房を入れながら運転していたのにもう寒すぎて窓が曇りはじめ、デフロスターが必要でした。
国道から脇に入ると林道入口があるのですが、これが「道が荒れているので一般車は入れません」という物々しい看板つき。ちなみに「↖駐車場」の看板もあるのでもちろん入ってもいいのですがあまりたくさんの人には入ってほしくないという感じですかね。離合困難な林道ではありますからね。
林道は入口付近の200mくらいがとても荒れています。ボコボコえぐれていて水たまりになっているので気を使いますね。そこを過ぎるとわりとちゃんと舗装あります。めちゃくちゃキレイな舗装ってわけじゃないけどあまり気を使わなくても走れるくらいには舗装あります。
駐車場は案外ちゃんとあって10台ほど。
さて、出発です。
駐車場から梵字飯場までは片道1時間の林道あるき。車道です。
奥で砂防ダムの工事しているので工事関係車両が結構通ります。
で、梵字飯場の登山口。
かつてはここに駐車場があったらしいですが、今は林道の下の駐車場より先に駐車スペースはないです。路肩は丸太や大岩で塞いであるのでとめられないしとめてはいけません。
さて、登山口なのですが、歩く人がすくないこともあって登山口自体が藪に埋もれています。
普通に歩いているとつい車道のほうにつられるのですが、登山口の看板と登山口が右側に藪に埋もれながらあります。ここでそのまま車道すすむとその先で行き止まりです。
登山口から進むとお社があって石仏や御婆様の社がたっています。このへんはわりと深い藪がおおっていて神秘的です。
避難小屋から先にすすむとさらに藪は濃くなり、肩より高い藪が茂っているところを藪漕ぎするような場面もあります。歩く人少ないんでしょうね。
藪ゾーンをやり過ごすとしばらくは歩きやすい道が続きます。
それで三合目まではトントンで行けますが、ここからがちょっと曲者。
三合目〜五合目の間は元はそう難しくないわかりやすい登山道だったと思われるのですが、あちこちに度重なる崩落や倒木があって、それを巻くためにいくつも巻道があるんですよね。
で、その巻道にむけて目印がついているのですが、なにせ歩く人がとても少ないこともあって目印の先の踏み跡はかなり不明瞭なところがおおいです。
ほとんど踏み跡のない深山の中を時々でてくるピンクリボンだけを頼りに歩くような形になるので慎重に歩きます。
踏み跡が不明瞭なこともあっておそらく道を間違えたり引き返したであろう先行者の踏み跡などもあるのでここは慎重に通過してください。
もとの登山道は溝状になっているところにあったはずです。巻道も基本はそこに沿っているので元の登山道があったであろう場所を常に視界にいれつつ歩けば大丈夫です。目印しか見ていないと不安感ある道です。
ピンクリボンと栃木県によくある赤と黄の斜線看板と保安林看板があるのでそれを見失わなければ大丈夫です。
ちょっと神経を使い五合目まで。
五合目までくると紅葉かなりすすんできています。
このさきは迷う場所はないので紅葉を楽しみながら秋のハイキングを満喫!
山がきれいですね〜。そして人がとにかくいないので静かでいい山行です。
八合目くらいまでくると紅葉は真っ盛り。山が金色でいいですね〜!!
で、まあこのあたりで開けたスペースも増えてきて、少々疲れもでてきてお腹も空いてきたこともあってこのへんで大休憩にしました。山頂は表から登ってきた人で混んでそうだなぁ…と思ったのもありまして。
というわけで八合目付近で1時間ほど休憩して大絶景飯をしました!
でもやっぱりCPになってるところで休憩しないとコースタイム計算はぐちゃぐちゃになりますね(笑)
コースタイム計算だとここの区間のコースタイムが倍以上かかってるうえに休憩が10分だけになってますけど実際には1時間以上休憩が入ってます。
お腹もふくらんできたところで悠々と山頂へ。こちらからのぼっていくといきなり神剣が現れてそこが山頂です。
神剣の写真をとったり奥社を拝んだりしているとかかっていたガスもさーっとひいて大絶景。
中禅寺湖がみえはじめると中禅寺湖側も紅葉がきれいですね〜〜〜。
ここから見える山は大抵登ったんだよね、などと話しながら山頂散策。
まあ案の定なんですが山頂は表から登ってきた方たちでいくらか混んでました。
ひと通り景色を見て楽しんだところでピストン下山。
神剣を過ぎると再び誰一人いない静かな山歩きです。
そして下りも五合目より先はやはり迷い込みやすい箇所あるので気をつけてください。
ぼちぼち歩いて下山。藪が濃かったり踏み跡が不明瞭だったりするというやや難易度面では気を使う道ですが、標高差や勾配は大きくないので歩きやすい道でした。
これで無事男体山も登り、百名山もまた一つ登ったところが増えました。
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