大岩岳(ステップアップ実技・読図)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 423m
- 下り
- 422m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
装備
個人装備 |
地図
コンパス
|
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感想
私の所属した1班は、受講生3名+サポートトメンバー2名という編成、受講生が協議しながらルート検索して行動します。サポートメンバーは指示・リードはありません。
千刈ダムを越えて、いよいよ登山道に入ろうという地点。私に先頭の順番がまわってきて、歩きやすい登山道を自信満々に歩いていたのですが、後ろのサポートメンバーから「違っています」の声が! 登り始めて早々、ルートを外れてしまっていたことにショックを受け、「読図って、難しい!」
一体どこに分かれ道があったのだろうと疑問に思いながら引き返すも、それらしき道がなく、土砂災害等で登山道が崩れてしまったのかなと想像して、地図とコンパスを頼りに沢沿いを登っていくことに。
方角は合っているからたどり着けるはずと果敢に進みましたが、谷底に大きな岩がゴロゴロ落ちていて、「本当にこんなところを歩くの!?」と不安を抱えながらの山歩きでした。
途中から、木に黄色や赤のテープで目印がついているのを見つけて、「このルートで大丈夫なのだ」と安心するも、そこはさながら岩場歩きで、心の中で「ひゃー」と叫びながら、苔が生えた岩の上をよじ登っていきました。やっとの思いで登山道に出たときは、ほっとして「読図って面白い!」とわくわくする気持ちがむくむくと湧き上がってきました。
大岩岳山頂では、実技の課題である山座同定をし、大船山、羽束山、有馬富士を確認しました。
山頂は展望が開けていて気持ちよく、昼食休憩することに。あとから2班の皆さんも合流して、受講生はCLから現在地把握の手順など、読図に関する手ほどきを受けました。
昼食後、大岩岳から東大岩岳を目指したのですが、地図には登山道らしきものの記載はなく、明瞭な踏み跡もなかったので、コンパスを頼りに「こっちの方角に違いない」と藪漕ぎしながら懸命に登っていきました。
息を切らしながら山頂に到着したところ、何度も訪れたことのあるサポートメンバーから「ここではありません」の声が! 何とそこには、「南大岩岳370.2m」と記された手書きのプレートがありました。
このままだと、予定時刻に下山できなくなる恐れがあったので、急遽ルートを変更し、次のポイントに向かうことに。しかし、またもや予想しないハプニングが! 大岩岳から1班より15分程遅れて出発した2班メンバーと真っ向から鉢合わせたのには驚きました。2班の皆さんも東大岩岳に向かう途中、大層迷ったご様子でした。
その後も、数々の分かれ道やイノシシの踏み荒らした跡に惑わされながらも、なんとか課題のポイントをまわることができ、東山橋で、1班、2班、登山教室の皆さんと時を同じくして合流できたときには感動と達成感がこみあげてきました。
この日ほど、読図の面白さと難しさを実感したことはありません。サポートの方がついていてくださらなかったら、どうなっていただろうと考えると恐ろしいです。(YA)
読図力を高めることを目的としたステップアップ講座の実技編です。受講生は、与えられたルートに基づいて、協議しながらルート検索・行動し、サポートは指示・リードしない決まりになっていました。
事前にカシミールで地図を作成し、準備万端で臨みましたが、ルートを逸れてしまって登山道を引き返す羽目になったり、明瞭な踏み跡のないところを藪漕ぎして登ったり、遅れて出発した別の班のメンバーと真っ向から鉢合わせたりとハプニングもありました。
道迷いを経験して、分岐でのルート確認や地図を読むことの大切さをひしひしと実感しました。また、例会でいつも進むべき道を判断してくれるリーダーのご苦労や凄さがわかり、道のりはまだまだ遠いなぁ、もっと頑張らねばと思った1日でもありました。(Y.Y)
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