九重・白口岳 坊がつる野営
- GPS
- 47:55
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 975m
- 下り
- 956m
コースタイム
4月2日 9:45坊がつるー10:10鉾立峠ー11:10白口岳ー11:40白口谷分岐ー13:10法華院キャンプ場−13:25坊がつる 泊
4月3日 8:40坊がつるー9:30雨が池ー10:40長者原
天候 | 4月1日雨、4月2日曇りのち晴れ、4月3日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
平日の雨の日で登山者は皆無、雨が降っても雨が池コースは素晴らしいです。3月31日に坊がつるは野焼きがあって、4月1日は雨の中、野焼きの後で真っ黒でした。平日の雨の日、法華院山荘の温泉は完全な貸切状態でした。 |
写真
感想
天気予報は、1日目豪雨、2日目曇りのち雨、3日目曇でしたが、天気の都合で自分の都合が変えられるわけでもないので、予定通り出かけました。
1日目は出発した時から雨と強風でした。雨が池を超え坊がツルが見える所まで来ると、いつもは心にしみる風景が目の前に広がるのですが、今日は野焼きの後の黒一色、「焼け跡の坊がツル」、でした。
普通は2〜3日すると気にならない程度に黒が薄まるのですが、前日の野焼きなので「ここまで黒いか…。」と思うほどまっ黒でした。
テント設営の時だけ少し雨がやんでくれました。こんな雨の日も新しくできた避難小屋の周囲の工事をやっています。その工事も5時を過ぎると終わり急に静かになりました。
夕方、新しくできた避難小屋を見に行きました。
中はあまりにも豪華で「ここに泊まる人が増えて、法華院山荘に泊まる人が少なくなるのでは…。」と余計な心配をするほどです。(実際は、宿泊禁止、「休憩等に使うこと」と注意書きがありました。)
でもよく見ると6面がコンクリートでちょっとした音に異常に反響します。
「コンクリは壁だけにして天井だけでも木にすればよかったのに。」とよく見ると超豪華な小屋にも色々な不便な点が見えて来ます。
「こんなことにお金をかけるより、元の古い小屋を改修した方が良かったのでは…。」とあの「たき火ができる場所」が、無くなったことに寂しさを感じました。古さを気にしなければ、自由に使えたいい場所だったのに…。
2日目は雨はやみましたが気温が下がり、風と寒さと時々霧雨の白口岳でしたが、「九重の中で一番下りたくない登山道」と思っている急登の尾根道を登り、全く視界がない頂上で写真だけ撮って早々に下山。下山道となった白口谷は、昨年の夏のままで、いくつもの場所で崩壊しズタズタでしたが、それを乗り越える踏み跡もしっかりついていて困ることはありません。
その後の充実した温泉とビール、楽しい食事も含めて、雨でもそれなリに楽しめた3日間でした。雨の日は、坊がつるも温泉も独り占めです。
3日目は快晴、ゆっくりと長者原まで下山しました。
今回の山行で雨の日なりの良さがあることを感じました。
(坊がツルの参考記録)
坊がツルは、「冬は白、春は黒(野焼きで)、夏は青、秋は赤」とよく言われるが春夏秋冬、全く別の表情がホントに素晴らしい。
「春の緑」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-63068.html
「夏の青と黄」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-72294.html
「冬の白」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-92305.html
「晩秋の灰色」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-87764.html
もご参考に。坊がツルはいい所ですね。
コメント
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westupさん、はじめまして。
bikihanakoと申します。
先日、雪の九重を歩きまして、すっかり坊がつるの魅力にはまってしまいました 独特な山容、一面の草原、硫黄山の噴煙、そして、ビジターセンターの写真で見た山肌をピンクに染めるミヤマキリシマ ・・・。
もし自宅から近ければ、幾度となく、通っていると思います 九州の方が本当に羨ましい〜 今、そんな九重のなかで最も行ってみたいのが白口岳です!
実はbikihanakoは山バッジ(山小屋等で売られています)が大好きなのですが、今回あるところで、旧すがもり小屋で売られていた古い「白口岳」のバッジと巡り合うことができました。そこに描かれていた白口岳のデフォルメされたデザインは、本当に不思議な形をしており、一気にその虜となってしまいました。
次回、九重を訪れる機会がありましたら、ぜひ歩いてみたいと思います。その時は、またレポを参考にさせて頂きます よろしくお願いします。
bikihanako
bikihanakoさんのレポートを読ませていただきました。東京から九州に来られて、短時間にたくさんの山に登られていることにびっくりしました。 うらやましい気持ちと驚異の体力に敬服しました。今まで何回もミヤマキリシマは見てきましたが、昨年のミヤマキリシマは「これが本当の・・・。」と絶句するする程で、人によっては「10年に1度の当たり年」という人もいて、花の周りにオーラのような光線が溢れていることに初めて気づきました。みんなが絶賛する理由が、昨年初めてわかりました。
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