[奥穂高岳] 雪が降る前日の大雨山行
- GPS
- 15:37
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,818m
コースタイム
- 山行
- 2:09
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:11
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:41
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:25
天候 | 1日目: 晴れ 2日目: 暴風雨 3日目: 大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東京方面からの朝出であずさ1号に乗って、上高地に着くのは12:00ちょうどです。 やはり朝一から歩き出すには、さわしんが1番よさそう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地河童橋-岳沢小屋 涸沢ほどではないものの、多くの人が歩く道なので迷うことはない。9月末に岳沢湿原でクマの人身事故があり、付近はしばらく通行止めだったようです。河童橋から10分もしないようなところにもクマさんがいるので油断せずに… 岳沢小屋-穂高岳山荘 重太郎新道で紀美子平まで一気に高度を上げてく。クサリ場や長めのはしごはあるけど、落ち着いて登れば大丈夫。でも雨では本当に滑るので、快晴でなければあまりおすすめできないルートです。上高地方面の景色は最高。河童橋、各ホテル、田代湿原、大正池まですべて丸見えです。みんな下から見上げてると思うと、なんとなく優越感を感じます。 吊尾根は完全に尾根状ではなく、少し上高地側を歩きます。尾根とは言っても起伏を繰り返していて、重太郎新道で削られてるのにさらに体力必要です。ここもルートの○や→がしっかりついてますが、少しでも雪が積もって見えなくなるとたちまち迷うと思います。3000mの稜線で暴風雪で迷うなんて考えるとゾッとします。 穂高岳山荘-涸沢-上高地河童橋 ザイテングラードの下降は慎重にいけば大丈夫です。ここはたぶん10回は歩いてるけど、一部こんなに難しかったっけ?と思うところもありました。歳をとったということか… 涸沢から下は、省略します。 |
その他周辺情報 | 上高地での日帰り入浴は、下記4つ 小梨の湯 上高地アルペンホテル 上高地ルミエスタホテル 上高地温泉ホテル ワタシは毎回アルペンホテルのお風呂に入ってるけど、最近は12時には終了しているようです。 |
写真
感想
今回の参考の目的は、今年100周年を迎えた穂高岳山荘の宿泊でした。学生のときのひと夏にバイトでお世話になった思い出の山荘。今では当時からの人はほとんどいないけど、小屋の素敵な雰囲気は何一つ変わらず残っていました。100周年記念のバッジも無事いただけました。これは宝だ。
いつかは登りたいジャンダルムは今回もおあずけ。年齢的にそろそろ難しくなるので行きたかったけど、準備が間に合いませんでした。
毎回の涸沢経由なので、久々に岳沢経由のルートにしました。1日目は快晴で、河童橋から穂高の素晴らしい景色を見れました。梓川右岸の岳沢湿原までは一大観光地、でも登山道に入るとたまにすれ違うくらいの人しかいません。小屋までほとんど樹林帯でした。岳沢ではテント泊です。
2日目の日付に変わったころから雨が降りはじめて、風もかなり強い。トイレに行くのもかなり勇気がいる状況だった。朝までに止んでくれれば…と思ってたけど、むしろ悪化。上を見上げてもすぐそこから雲にのまれている。テントのお隣さんもあきらめて下山するということだったので、ワタシも下山を決意…。名残惜しくてしばらく小屋で過ごしてると、雨が少し弱まってきた。雲も吊尾根の下あたりまで上がっているので、まだ時間もあることだし行けるところまで行くことにした。
斜度はきついものの、ゆっくり行けば登れる重太郎新道。でももし戻るとなると、かなり気が重い…。稜線はうっすら見えているので、下山せずに穂高岳山荘に向かうことに決定。出発時間が遅かったのと、天候悪化を考慮して前穂高は断念して奥穂高へ直行しました。
紀美子平から先の吊尾根は、経験したことがないくらいの暴風でした。冬山じゃないのに耐風姿勢をとりながら先を急ぐ。3000mを越えたあたりから濃いガスの中をひたすら歩く。尾根とは言っても起伏が多く、足取りが重くなる。ビショビショのテントが重い。突然山頂の祠が見えたときには一人でバンザイ三唱。ここではみぞれ混じりの雨が吹きつけて、パンツの左側だけ凍った状態で山荘まで向かいます。間違い尾根にだけは入らないように気をつけてたら、巨大な道標が助けてくれた。ハチローさん、ありがとう。山荘直上の壁は、こんなに怖かったっけっていうくらい恐ろしかった。ここでこんなこと言っているくらいだと、やっぱりジャンは無理かなぁ。
たった2日違うだけなのに山頂に氷が…。
今回自分のほうは、内地初参戦(実際には富士山途中リタイア歴はあるけど)の
姪っ子が一緒だったので、これ自分たちの時にこの天気じゃなくてよかったと
思わずそう感じてしまった、申し訳ない(;´Д`)
岳沢、西穂の稜線の紅葉は綺麗ですね。いい写真で今度ナマで実物を見たくなりましたよ。
とはいえ、せっかくの一眼も雨だとなかなか外に出せずで、いつもより枚数も少な目?なんかホントお疲れ様でした!
コメントありがとうございます。
奥穂高はもう何度も登ってるので、景色は見えなくてもここにいるだけで満足でした。でもisaoさんのモルゲンの写真を見るとやっぱり景色も見たかったと思いました。5年前の前回も、山頂からは何も見えなかった・・・。
写真はあんまり撮れなかったですね。。特に豪雨の3日目は歩行以外にやれることが浮かばない状況でした。本谷橋と横尾の間で屏風岩を探していたんですけど、見えず。isaoさんの滝が流れる屏風岩の写真、すごいですね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する