西山古道〜川久保山〜摂津峡〜竜王山
- GPS
- 10:54
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 1,862m
- 下り
- 1,722m
コースタイム
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 10:54
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■ルート全般 今回は山道よりも林道や一般道を歩いている区間が長いとの印象。 特に危険な箇所はないけれど、里山特有の分岐の多さに気を付けておきたいですね。 ■その他 大杉から川久保渓谷方面は通行止めとなっています。 現地の地図や昨年までの経験を基に、高槻市と島本町の境界付近の谷との出合まで進み、引き返しています。 近くで工事によると思われる重機の稼働音が聞こえており、その先は工事現場となっているよう。 掲示されている地図によると、高所からの落下の危険とかもあるようだし、通行しないでおくべきでしょう。 歩いた区間については、道の浸食は進んでいるものの、特に危険となる要素はなかったように思います。 竜仙滝から下って来た後の府道46号線については、距離は長くないけれど、歩道はなくて路肩を歩かねばなりません。 ダンプカーが多いし、速い速度で走っている車が大半で、身の危険を感じます。 |
写真
感想
秋の花では最も好きだと思われるアケボノソウ。
今回はそのアケボノソウを見るべく、ポンポン山界隈へ。
でも、この辺りは9月の半ばに歩いたばかりなので、アケボノソウを見た後は別方向へ進んでみたい。
とは言え、あまり選択肢はなく、距離が長くなりそうだけど、未踏の竜王山を目的地に設定してみました。
まだ暗さの残る中、山崎駅からスタートです。
椎尾神社のヤブランはもう結実しているようだけど、暗くて分かりにくい。
いつものように手を合わせてから、谷ルートへ進む。
先月の山行の時と特に変わった様子はなく、目を引くようなキノコも見当たらない。
尾根ルートに出合い、その先で縦走路に合流。
ここのコウヤボウキはまだ咲いておらず、もうしばらく先のよう。
小倉神社分岐の温度計は13℃を示している。
温度計を収めた容器内には、さも当然かのようにバッタが居座っていて、軽く驚いてしまう。
しばし進んで行き、浄土谷の登山口に到着。
数は少ないものの、付近には秋の花がちらほらと咲いている。
少し舗装路を歩き、再入山、小さな谷へ。
ここのアケボノソウは全滅かと諦めかけていたのだけど、ロゼット状の株が1つだけ見つかる。
でも、かなり食べられてしまっていて、生き残ってくれるか、どうか。
谷を登り切ると、その先は西山古道となる。
また林道が拡張されていて、風景の変化のスピードが速い。
こもれび広場を経て、しんどい登りへ。
気温的には涼しいはずだけど、登りが続くと汗がじんわりと出て来る。
前を歩いている人に追い付き、少しだけお話し。
狂い咲きのスミレを見かけたりしつつ進み、大沢峠に到着。
大沢方面に向けて、未舗装の林道を下って行きます。
この辺りにもアケボノソウがあったのにと思いながら歩いていると、まだ開花していない株を発見、その近くのフェンス内ではきれいに咲いている。
また以前と同じかそれ以上となるよう、数を増やして欲しい。
写真13の地点で右折し、登りに転じる。
スズメバチの巣があるとの掲示があり、その先には確かに巣がある。
オオスズメバチではなさそうだけど、まだ活動中のよう。
この道の両側の斜面は、2018年9月の台風で樹木がなぎ倒され、壊滅的な有様だったのだけど、すっかり片付き、新たに広葉樹の植樹が大々的に行われている。
数年後には、どんな風景になっているのでしょうか。
写真16の分岐で一般ルートから逸れ、右へ。
少し登ると小滝があるのだけど、この滝はあまり知られていなさそう。
滝の上部にアケボノソウが咲いているのが確認できる。
自分の技量だと近寄るのは危なそうなので、下から見るだけにしておく。
トラバース道に移ると、久しぶりにリスを目撃するものの、すぐに姿をくらましてしまう。
大杉の手前に展望所があるので、ここでパンを食べつつの休憩。
秋の日射しとなっていて、過ごしやすくなったと実感。
大杉からの往復区間については、省略。
昨年よりも残念な結果に終わり、来年以降が心配になります。
大杉に戻って来て、川久保尾根へ。
新たに伐採されている所があり、下界が良く見えるのだけど、その展望を素直に楽しむという気分にはなれないかな。
尾根上の三角点、川久保山に到着したものの、こちらからのアクセスだと山頂とは認識しづらく、達成感はない。
最後は少し歩きにくい区間がありつつ、下山完了。
休憩適地がしばらくなさそうなので、川久保バス停で昼食にします。
しばらく舗装路歩きが続き、神峯山寺の山門前を通過、原立石バス停に到着。
この後のルートをちょっと確認。
残りの時間が心配なので、三好山には寄らない事にします。
前回とは違うアクセスで摂津峡へ。
白滝の辺りを含め、いくらか観光客がおり、2021年の年末に来た時よりは少し賑わっているように感じる。
標識に従い、萩谷総合公園方面へ。
こちらの道はまずまず良い感じでした。
萩谷総合公園の中央を貫く道は相変わらず通行止めのままで、回り道となる。
写真37の地点で東海自然歩道は分岐しており、健脚コースへ。
歩きやすい道が続き、途中で茨木市の武士自然歩道と合流。
どの辺が『健脚』なのかと思っていたら、竜仙滝の直前から急な傾斜の階段の下りとなり、ちょっと注意が必要な感じ。
竜仙滝は水量は少ないものの、見所のある滝で、岩盤による圧迫感のせいか、表記されているよりも落差があるように感じられる。
倒木がなければ、という感じ。
ゴロゴロと岩の転がる谷を下って行き、登り口に到着。
ここからは舗装路歩きなのだけど、北側に砕石場があるせいか、ダンプカーが多い。
歩道がなくて路肩を歩かねばならず、かなりの恐怖感です。
何とか府道46号線を脱出、標識やタブレットの画面を参考に先へと進みます。
写真44の地点に到着、目の前には写真43のような風景となっていて、里山の風景が人工的な要素で変化して行っているとの印象を受ける。
ここが登山口っぽい雰囲気なのだけど、この後も舗装路歩きが待っています。
ようやく山道となり、すぐに岩屋と呼ばれている大きな岩がある。
だらだら歩きが続いたせいか、早く休みたくなっており、何となく見上げるだけで、通過。
ようやく上り終えたようで、展望棟の方へ。
思っていたよりも高い建物だけど、辺りの樹木が成長したと思われ、展望は徐々に失われつつあるのかなとの印象。
階上は広く、誰もいないのでのんびりしていたのだけど、賑やかな声が聞こえて来たので、頃合かと思い、下へ。
三角点のある山頂はちょっと分かりにくく、かなり地味。
忍頂寺バス停方面へ下って行くと、程なくして寺院がある。
トイレだけ借りて、先へ。
お寺まで舗装路が通じており、山歩きという感じではなくなってしまう。
秋の花を見かけたりしつつ下って行き、下山完了。
すぐ近くの忍頂寺バス停を確認、バスの発車まで40分近くあるので、少し離れた車作バス停まで歩く事にする。
もう疲れていて、早く歩き終えたいのだけど、ちょっと印象的な事もあったし、歩いたのは無駄ではなかったかも。
やっとの事で車作バス停に到着し、ゴールです。
後はバスに乗って帰るだけのはずだったのだけど、下調べができていなくて、忍頂寺バス停と車作バス停は別路線だと到着してから気付かされ、ここで50分ぐらい待たされる羽目になり、がっくり。
今回はアケボノソウを求めての山行でしたが、昨年よりも残念な結果となってしまいました。
アケボノソウを探していた辺りでシカの警戒音がしていたし、他で見た光景からしても、食害による影響が大きいと思われる。
他には、繁殖力の強い他種との競合に負けてしまうというのもありそう。
何かできれば良いのだけど、それも簡単じゃないはずで、無力感が募るばかりです。
それ以外では、初めての竜王山は何とも形容しにくい山で、次の訪問はしばらく先になりそうかな?
北摂の山は近くて、遠い。
ポンポン山界隈など、普段の行動範囲を除くと、その印象は変わらぬままです。
お知らせです。
以前から考えていた事なのだけど、これまでのような形態でのレコを残すのは今年の12月末までとします。
ヤマレコを始めた頃に比べ、自由な時間を山関連以外にシフトしており、そんな中でレコの作成にかかる時間が負担となり、睡眠時間の確保が十分にできなかったりという状況。
費やした時間に見合う評価を得られているとも思われず、そろそろ頃合かなと判断しました。
どの山に登ったかなどのデータ面は重宝しており、そちらの面での利用は継続したいので、何らかの形で簡単なレコは残す予定ですが、自分のためのデータ程度になるだろうし、画面上部の山行記録一覧に載る期限を過ぎてからのアップとするなど、人目に触れにくいようにするつもり。
まだ残りの期間があるので、その時を迎えるまでは今まで通りに続けようと思っています。
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