茨城福島県境縦走明神峠から三鈷室山まで

2023年10月07日(土) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 12.9km
• 登り: 724m
• 下り: 260m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:50
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:25

距離 12.9km 登り 724m 下り 269m

6:15 スタート地点
6:20 0:00 境神社
6:40 0:00 438m峰
6:54 0:00 鞍部
7:33 7:40 564m峰
8:21 0:00 伐採現場のすぐ上の稜線
8:41 0:00 ルートロスして復帰
8:51 0:00 車道に降り、向かいの稜線に取り付く
9:00 9:07 三等三角点東山のピーク
9:28 0:00 再びの車道
10:16 0:00 664m峰，笹薮に突入
10:22 0:00 笹薮を抜ける。
10:30 10:38 眺めの良い
11:00 0:00 鞍部（地図上には道あり）
11:39 0:00 林道が右から上がってきている箇所
12:33 0:00 774m峰
13:11 13:24 三鈷室山
13:40 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前回と同じ明神峠に車を停めた。

コース状況／危険箇所等

明神峠をスタートして、三鈷室山を目指した。途中に道路横断が2か所あり、最後は三鈷室山の一般ルートが利用できるので、今までよりもいくらか楽に縦走できるかと期待した。

写真

10/7 5:23

今日のゴール地点、三鈷室山のピークに一番近い地点に自転車をデポした。

10/7 6:17

明神峠まで戻って前回と全く同じ場所に駐車した。
峠の上の日の当たっている稜線は前回辿った県境稜線。

10/7 6:18

駐車地は境神社のためにあるようなもの。歩道のような道を上がる。（車でも上がれそうだ。）

10/7 6:23

峠の上、境神社に着いた。

10/7 6:23

境神社は1265年に佐竹氏により創建され、猿田彦命が祀られているとのこと。

10/7 6:25

神社の左手から奥の県境稜線を目指す。

10/7 6:26

踏み跡を探しながら登る。

10/7 6:31

稜線は薄い藪。どちらかと言えば歩きやすい稜線。

10/7 6:32

森林の境界杭。残念ながら期待していた県境の境界標ではない。
なお、県境を示す杭は今日のゴール地点まで、はっきりとは確認することはなかった。

10/7 6:33

右の茨城県側は植林帯。左の福島県側は灌木。

10/7 6:39

植林帯があるせいか、雑草や灌木が少なくて、比較的歩きやすい。

10/7 6:43

436m峰のピーク。

10/7 6:50

ここの境界杭も森林境界用の杭だ。

10/7 6:53

急な下りで、

10/7 6:57

鞍部に着いたが、地図に示された点線の道は見当たらなかった。

10/7 6:59

植林帯の向こうに林道が見えた。

10/7 7:37

537m峰のピークで小休止。

10/7 7:52

ササが一面を覆っているところもある。歩きやすいところとのマダラ模様だ。

10/7 8:27

まるで大蛇が絡みついているようなツタの大木。

10/7 8:29

茨城側。すぐ目の前の至近距離で、重機を使って伐採の作業が行われていた。

10/7 8:30

山名は分からないが、伐採地の奥にピークが見えた。

10/7 8:41

伐採地を過ぎてササの藪となった。

10/7 8:48

背丈を越すササの藪。今回の縦走ではこのあたりが、一番ハードだった。

10/7 8:53

舗装された車道に出て

10/7 8:55

次の稜線を目指す。

10/7 9:03

すぐに三角点のあるピークに出た。

10/7 9:04

三等三角点東山641.6m。

10/7 9:10

すぐそばの大岩の上に祠があった。

10/7 9:12

このあたり、GPS機器と地図上の県境とがずれているように見えて、ルートが分かりにくい。
GPS機器を信じて、林道状の道を辿った。

10/7 9:26

アザミの花が咲いていた。

10/7 9:28

またもササ藪。丈が低いので、見た目ほど悪くない。

10/7 9:31

ガードレールのところから車道に出た。

10/7 9:33

道の反対側をわずか登ると、

10/7 9:34

またも林道状の道。

10/7 9:40

福島県側が伐り払われて荒れ地となっていた。ここには小屋の跡らしきものも見えた。

10/7 9:57

森林の境界標と並んで、郡と読める境界杭があった。

10/7 10:04

林道状の道は続く。

10/7 10:23

664m峰のピークは濃いササに覆われていたが、

10/7 10:34

下ると、茨城側の景色が開けた。

10/7 10:34

三鈷室山のピークが見えてもおかしくないと思ったがわからなかった。

10/7 10:51

伐採地には白くて大きな石が転がっていた。見たことはないけれどカルスト地形似の風景かも。

10/7 11:11

稜線は赤い幹の巨木が点々と連なっていた。葉が見えないので確かめようがなかったがアカマツの木かも知れない。

10/7 11:16

稜線は真ん中に土塁状の高みがあって、左右に林道状の道が続くようになった。このような道は八溝山から大神宮山にかけてもあったような気がした。

10/7 11:26

大岩の傍に巨木があった。

10/7 11:28

伐採地の少し上あたり、南西方向に特徴のあるピークが見えた。

10/7 11:29

ハンゴンソウに似た花。

10/7 11:35

土塁と、左右に林道状の道。

10/7 11:42

下から林道が上がってきていた。三鈷室山への一般ルートも間近か。

10/7 11:51

稜線はシノダケや倒木もあって、まだまだ油断できない。

10/7 12:18

土塁の左右の道を歩きやすい方を選びながら、登る。

10/7 12:23

稜線の道に、突然道標が現れた。コマクサ会の頂上まで1880m。ついに一般ルート。

10/7 12:24

今までに増して歩きやすくなった。

10/7 12:37

茨城側植林帯、福島川灌木地帯はほとんど変わらず。

10/7 12:56

茨城と福島を行ったり来たり。

10/7 13:06

ユキザサが赤い実をつけていた。

10/7 13:10

頂へあと100m。

10/7 13:10

ピーク間近。

10/7 13:11

花が密集して咲いていないのでヨウシュトリカブトと思われる。

10/7 13:13

三等三角点三古山870.3m。
三角点は頂上のすぐ下、登山道の脇にあった。三角点を見つけられなかったとの記事を見かけるが、なるほどと思うような位置だ。

10/7 13:27

NTTの電波塔跡の空き地の

10/7 13:15

南の藪の先に、三鈷室山の碑と祠があった。

10/7 13:15

真ん中の碑には居士との字が見えるので、墓石のようだ。延宝4年は1676年。ずいぶんと古い。

10/7 13:28

誰も通らないと思われる舗装路を下る。

10/7 13:40

途中に車止めがあった。稜線直下に伸びる林道からの侵入を防ぐためのようだ。

10/7 13:43

その先に、朝自転車をデポした、車止めの地点に着いた。

10/7 13:43

後はサイクリングで、明神峠の駐車地を目指した。

10/7 13:51

サラシナショウマ。

10/7 13:52

花の形は微妙に違うようだが、これもサラシナショウマか。

10/7 13:57

林道の分岐点。コマクサ会の道標があった。

10/7 14:15

県道22号、北茨城大子線。三鈷室山の登山口の右、古い案内板。

10/8 19:38

三鈷室山の登山口の左、三鈷室の碑の説明。宝亀7年は西暦777年。修験祐観は1847年没。
肝心の三鈷室の碑の写真は撮り忘れた。

10/7 14:21

徳田発電所の取水所。県道22号、北茨城大子線をサイクリング途中で発見。国登録有形文化財建造物。常陸太田市徳田町。

10/7 14:31

徳田発電所本館他。取水所の先2km下流のバス停「徳田発電所」から脇道を川に下ったところにあった。国登録有形文化財建造物。常陸太田市徳田町。

10/7 14:46

駐車地に帰着してサイクリングを終了。
時間に余裕があったので、常磐道日立南太田ICまでの帰り道、常陸太田市と日立市の発電所に立ち寄ってみることにした。

10/12 22:38

残り4箇所の発電所の位置図（賀美発電所の案内看板を加工。）

10/7 15:28

小里川発電所本館他。国登録有形文化財建造物。常陸太田市徳田町。

10/7 16:07

賀美（がみ）発電所本館他。国登録有形文化財建造物。常陸太田市大菅町。

10/7 16:52

里川発電所。日立市下深荻町。

10/7 16:24

中里発電所。日立市東河内町。

10/7 17:05

旧町屋変電所。国登録有形文化財建造物。常陸太田市西河内下町。
2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」では奥茨城村の役場としてロケが行われた。

撮影機器：

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

山とハム

稜線は起伏が少なく、一定勾配の登りでゴールの三鈷室山を目指した。
藪やササも混じる区間もあるが、長続きすることもないので、比較的楽に歩くことができた。
県境稜線はほぼ茨城側植林帯、福島側灌木帯が続く。茨城側を中心に伐採地があって、遠くの景色を楽しむことができた。ただし、稜線縦走はやや単調なのが欠点。撮った写真を並べ替えても、そのまま通用しそうな縦走であった。