記録ID: 6026789
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
多摩川の源流と古道を巡って(笠取山〜雁坂峠〜川又)
2023年10月07日(土) ~
2023年10月08日(日)
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体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 11:01
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 2,094m
- 下り
- 2,552m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 4:40
距離 15.3km
登り 1,223m
下り 570m
2日目
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:09
距離 17.0km
登り 891m
下り 1,997m
天候 | 10/7は晴れ 10/8は曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山口の川又からは西武観光バスか秩父市のバスで三峰口駅か乗り継ぎで西武秩父駅へ出る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ 落合から作場平 落合からは丹波山、奥多摩方面へ少し進んで左に曲がって林道に入ります。ここから作場平までは標高差200m程度で車道なので緩やかに上がっていきますが距離が長いです。 注意点としては作場平や笠取山登山口を直接示す案内はほとんどないです。一之瀬高原を目指して歩き、展望台を越えると作場平の駐車場の案内板が出てきて綺麗なトイレと駐車場があるところが登山口です。 ○ 作場平から笠取小屋 ここから登山道です。 東京都の水源管理の関係か、登山道は奥多摩と見間違えるほど綺麗に整備されています。 まずは徐々に急になる沢沿いの道を進んでいきます。道は広くすれ違いも問題ないほどですが、傾斜はそれなりに出てきます。 しばらく進むと分岐があり、一休坂経由とヤブ沢経由に分かれます。 ヤブ沢経由をとりましたが、こちらは最初はかなりの急登が続きます。途中さらに分岐を越えて30分程度歩くと傾斜が緩くなってきて、さらに沢沿いに変わる道を30分程度登ると笠取小屋です。 途中で笠取小屋の水場を通ります。 ○ 笠取小屋から笠取山山頂 笠取小屋から雁峠や小さな分水嶺までは相変わらず整備された綺麗で緩やかな登りが続きます。 この辺りから樹林が途切れて見晴らしがよくなります。 この後がよくネット上で笠取山の紹介に出てくる急登になります。 ここは見た目どおりの急登で歩いてる最中も目の前に壁が立ちはだかっているような感覚になります。足元も悪いのでゆっくり登ります。上がりきれば山梨百名山の山頂標があるピークに出ます。ここからの眺めは最高です。 ただし、本当の山頂はもう少し先です。稜線伝いにさらに進むのですが、これまでと違って道が悪くなり、痩せ尾根の岩場に足場の悪い道にシャクナゲかぶりの道が続きます。そんな道を少し進めば本当の山頂です。 ここは南側の展望しかありません。 ○ 笠取山山頂から水干、笠取小屋 笠取山山頂から稜線を少し東に進んでいきます。相変わらず道はよくないです。 少し進むと斜面が広くなって歩きやすくなり、間もなく分岐があるのですが残念ながらこの分岐には何も案内はありません。水干に行く場合は稜線を進まず、山梨側に稜線を外れるルートをとります。 しばらく行けば牛水の分岐になり、ここからは道も綺麗になり、分岐に案内標があります。 水干は残念ながら枯れてました。 ○ 笠取小屋から雁坂峠 笠取小屋から雁峠にかけては緩やかなアップダウンが続き、雁峠から燕山にかけて急登を挟んで断続的に登り返していきます。 最初が特にキツいです。 1つ目のピークに上がりきれば緩やかな道になります。 途中で巻き道との分岐がありますが、そこから少し登れば燕山です。 燕山から古礼山までは大きなアップダウンもなく緩やかな道が続き、古礼山手前で巻き道との分岐を分けて、少し登れば古礼山山頂です。山頂の少し下の開けた場所にベンチがあって座って展望を楽しめます。 古礼山から水晶山方面は最初はやや急な下りで標高をやや落として巻き道と合流し、登り返しはやや急登で水晶山の山頂です。こちらは樹林に囲まれてて展望はありません。 水晶山からは緩やかな下りと緩やかな登り返しで雁坂峠です。雁坂小屋との分岐を越えると展望が開けます。雁坂峠も甲府盆地側に展望が開けてます。 この区間は雲取山から将監峠までにありがちな狭いトラバースや崩壊ぎみな場所もなく迷いやすいところもないので歩きやすいです。 ○ 雁坂峠から雁坂小屋、樺避難小屋 雁坂峠から雁坂小屋までは150mほど標高を落とすなのでそれなりに急坂です。道はハッキリしてて整備もされてるのでそれほど問題はないです。 注意が必要なのは雁坂小屋から先です。 川又方面に進路をとってすぐにトラバースが始まります。 このトラバースがなかなかの曲者で基本的に狭くて場所によっては崩壊気味だったり崩壊してひどい迂回路にまわされたりと1時間以上そんな道が続きます。 ずっと雁坂嶺の斜面をトラバースしていくのですが、突出尾根に合流するところでやっと道が落ち着きます。 天狗岩の展望台の下辺りがその地点です。ここまで登り基調なのでなかなか辛かったです。展望台はルートを外れた場所にあります。 この先は最初にだるま坂という急坂を下りていきますが、だるま坂が終わると尾根が広くなって間もなく樺避難小屋です。 このルートが旧秩父往還だったことが記されています。 ○ 樺避難小屋から雁道場 樺避難小屋から少し下りるとまたトラバースに変わります。基本的には雁坂小屋から突出尾根に合流するまでの道と比べて全く問題ないのです。 トラバースが終わるとまた広い尾根道に変わって緩やかな下り道になり、少し進むと突出峠です。この辺りは東大演習林として使われててあちこちにそれを記すものがありました。 突出尾根を過ぎるとまた急坂にかわりますが、この辺りまで来れば狭いトラバースもなく快適に歩けます。 ○ 雁道場から川又 雁道場からさらに麓に向けて下り坂の傾斜が増してきます。水の元までの間に1ヵ所注意が必要なのはトラバースの区間にある丸太橋です。かなり弱ってるみたいで乗ると物凄くしなって焦りました。山側の丸太はまだマシでしたが、いつまでもつのでしょうか。 そのあとはまた道も広くなって、少し下に行くと開けた場所があり水の元です。 この辺まで来ると国道140号を走る車の音が聞こえてきます。 水の元からは尾根を外れてトラバースの道に変わり、20分程度下りれば国道140号に出ます。国道140号を15分程度歩けば川又バス停です。 秩父方面へのバスの本数はとても少ないので気をつけましょう。 |
写真
感想
行きたいと思ってなかなか機会を作れなかった笠取山と雁坂峠からの旧秩父往還を歩いてきました。
笠取山は水源管理で整備が行き届いていてとても歩きやすく、また、水源地に向かっての雰囲気も山頂からの展望も最高でした。
奥秩父というと主脈でも道の悪い場所が多いイメージがありましたが、雁峠から雁坂峠までは道もよく、ところどころで見える展望がよかったです。
また、雁坂峠から川又への旧秩父往還も古道の雰囲気が感じられるよい道でした。
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