天狗岳!冬の名残と春の訪れを感じた山旅
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- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 845m
- 下り
- 846m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:09
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道諏訪南IC〜八ヶ岳エコーライン〜県道191号 経由約25KM。 駐車料金1日1000円。渋御殿湯で受付後、駐車位置を指定してもらえる。 駐車場敷地内に公衆トイレ(水洗)あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト 渋御殿湯の登山口入口付近にポストあり ・コース状況 全体的にトレースは明瞭。 樹林帯は概ねザラメ状の雪。トレースを外すと度々膝上くらいまで埋まる。 稜線上も雪の多い箇所はザラメ状の雪。所々岩肌の露出もあり。 |
その他周辺情報 | ・下山後の温泉 尖石温泉縄文の湯 入浴料400円 http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/ |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
本格雪山登竜門といえば、まず候補の一つに上がるだろう天狗岳。
私自身、過去挑戦を試みたものの諸般の事情により登山口にさえ辿り着けておらず、
今シーズン雪が残っているうちに登頂を果たしたい、そう思いを馳せる山であった。
そして3月21日春分の日、山仲間のT氏ことbreezing氏が都合がつくとの事で、
雪の残る天狗岳を一緒に登頂すべく、今回の山行の計画に至った。
以下感想。
■登山口まで
・気温の高い日が続いた事もあるのか登山口の渋御殿湯まで路面の積雪や凍結はなし。
・事前リサーチ通り、"駐車をする前に"渋御殿湯で受付を済まし女将さんの誘導に従う。
・我々が到着時7時くらいだったが、既に多くの車が停まっており、
仮に誘導がなければ大混乱するだろう。天候のいい週末は同様に
混雑するであろう事を思うと、女将さんのテキパキした対応は頭が下がる思いである。
■登山行程
・雪質はザラメ状が多くなり、完全に残雪期の様相である。
・朝一、登山口付近では多少凍結しているようにも見受けられ、出だしからそれなりに
急な斜面の為、早々にアイゼンを装着した。八方台分岐まで標高差300弱を一気に登る。
・八方台分岐から黒百合ヒュッテまではなだらかな道で木漏れ日も差し気持ちがよい。
・黒百合ヒュッテ到着時点では、八ヶ岳ブルーの濃い蒼色。上空に雲はほとんどない。
・天狗岳へ向かう道中、稜線ではやはり風の強さを多少感じる。また、進むにつれて
西の方角から雲が流れてきて、東天狗岳到着時は、辺りはガスに覆われてしまった。
・やきもきしながら西天狗岳へ向かうと、途中で青空が回復。西天狗岳到着時、東天狗岳と
北八方面はある程度展望が見えたが、南八方面は雲に覆われた状態。赤岳は見えず。
・下山時は黒百合ヒュッテで昼食の大休止を取り、ゆっくり下った。
・展望は少々残念だったが登頂の達成感を十分噛みしめ登山を締めくくった。
■総括
・この日は気温が暖かく風もさほど強くなかったので、レイヤリングをさほど
神経質に考える必要がなく、まさに春の訪れを感じる事となった。
ただ、積雪量はまだまだ多くアイゼンは必須装備であり冬の名残りを十分に感じた。
総じて、さほど困難を感じる事なく本格雪山登竜門を制覇できた事は満足である。
・厳冬期ともなれば、季節風による稜線の風の強さ・低温によるレイヤリング調整・
雪の深さコンディションにより大きく変動するコースタイム、等等、難易度が
格段に上がることが想像できるが、来シーズンは厳冬期に挑戦してみたいと思う。
今回も成功。
晴れ間が見込めるか一抹の不安があったものの、良い天気の一日でとても良い登山となりました。東天狗登頂時は雲に包まれてしまいましたが西天狗では八ヶ岳ブルーが楽しめ大満足。下山時に立ち寄った黒百合ヒュッテも雰囲気よし。カレーうどんもおいしかった。大満足の山行となりました。
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