鳳凰山
- GPS
- 17:07
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,317m
- 下り
- 2,573m
コースタイム
- 山行
- 2:14
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 3:04
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:12
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れのち曇り 3日目 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰りは青木鉱泉から甲府駅までタクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていて歩きやすい 地蔵岳から鳳凰小屋と青木鉱泉までは急なくだりで注意が必要 |
その他周辺情報 | 青木鉱泉で日帰り入浴1000円 |
写真
感想
1日目は前泊目的で甲府駅から10時のバスで夜叉神峠登山口へ。金曜日なので空いている。
バスの中から鳳凰三山がよく見える。地蔵岳のオベリスクのトンガリも肉眼で確認。周りには八ヶ岳、富士山…
芦原から乗客が多く乗ってくるが席は埋まらない程度。自分以外は広河原行き。協力金300円は広河原行きの人のみ徴収される。
夜叉神ヒュッテでお昼。平日だからか他にお客さんはいなかったが、感じの良い店主。峠のソースカツ丼をいただく。
夜叉神峠登山口からはそれなりの勾配の登りが続くため息が上がるが、コースタイム通り1時間ほどで到着する。
小屋では若いお兄さんが受付、テント泊は千円。誰もいないので選び放題。すこし小高い場所を選んで設営。
まだ14時前なので周辺を散策。高谷山は20分弱でお手軽に行ける。誰もいないが歩きやすい道。すぐに小屋近くの分岐まで戻る。
水場があることを小屋のお兄さんから聞いたので分岐から歩いてみる。破線ルートだけあって、トラバースが滑り落ちそうで危ない。水場までは15分ほどだがあまりおすすめできない。
道が不明瞭なため帰りに間違えてしまった。引き返してことなきを得た。水はうまいがちょろちょろした水量。スズメバチがいて怖い。
無事戻れたがこのあたりは電波がほとんど入らない。夜叉神峠付近であれば甲府側に寄ればなんとか拾える箇所もある。夕方は寒いが農鳥岳に沈む日によるモルゲンロートが美しい。
小屋では18時まではビールが買える。缶の回収もしてくれる。
夕食は「山を渡る」の真似で麻婆春雨。三人前なのでかなりボリューミー。卵も割れてなかった。ニラはないのでカット野菜。締めに鮭おにぎりを投入。美味い。
日が沈んでからかなり冷え込むので厚手のズボンだけでなくタイツは着た方が良かったかもしれない。ネックウォーマーは持ってきてよかった。
朝03:30くらいに目が覚める。オリオン座と月が綺麗に見える。北岳と間ノ岳の間に小屋の灯りが見える。
4時過ぎごろから登山者の声や鈴が聞こえ始めたのですっかり起きた。時間を持て余す。
7時過ぎに他のメンバーと合流。
杖立峠までは勾配があり息が上がる道。広めの休憩ポイントがいくつかあるので、無理せず進む。
杖立峠からはいくらか平坦になる。
苺平から辻山に寄り道。寄り道する価値がある良展望。視界いっぱいに白峰三山。右手奥に進むと明日向かう鳳凰三山、奥に八ヶ岳。
元の道に合流して、南御室小屋に到着。
南御室小屋ではランチメニューでベーグルドッグをいただく。パリパリしてとても美味しくビールに合う。
一番奥の人通りが少なめの一等地に幕営。日が傾いてくるとかなり寒くなる。小屋近くのヘリポートが暖かいので暫く日向ぼっこ。
登山道を少し戻ると電波がよく通るポイントがあるので生存報告など行う。奥秩父の金峰山や瑞牆山などがよく見える。
夕飯は棒ラーメンを食べて19時には就寝。
午後から天気が崩れそうなので、早めに朝4:15出発。真っ暗だがもう出発する人は多い。
真っ暗な道を登る。すぐに暑くなる。砂払岳で急な森林限界越え。世界が変わる。
周りも明るくなってきて、富士山や甲府盆地の街並みが綺麗に見える。白峰三山もよく見える。
少し降って薬師岳小屋を通り過ぎ、薬師岳へ。ちょうどご来光。周りも全てひらけていて素晴らしい景色。
山頂の看板がある場所から少し先に行くと真の山頂がある。ハイマツが多い。こちらからは八ヶ岳や韮崎の七里岩の地形がよくわかり楽しい。
ハイマツをかき分け稜線に戻る。周りはどんどん明るくなる。楽しい縦走。朝日に照らされる北岳、曇から差し込む天使の梯子とその向こうの富士山。最高の景色が続く。
2座目観音岳。鳳凰三山の最高峰だけあって、周りが全てひらける。最後の地蔵岳が見える。
地蔵岳までの道は岩場が多くテクニカルな道。かつ、赤抜沢ノ頭手前は砂場と急登で一番息が上がる。なんとか登りきると地蔵岳のオベリスクと八ヶ岳の素晴らしい眺め。
地蔵岳では甲斐駒ヶ岳が見える。一番上までは登れないが、オベリスクを少し登る。いつかはてっぺんまで行ってみたい。
鳳凰小屋までの下りはとても急で砂場なので足がとられるため注意。正面の観音岳と振り返ったオベリスクが見える。鳳凰三山にお別れ。
鳳凰小屋で休憩。食料が心許ないが腹が空いたのでアルファ米を食べる。小屋の方はフレンドリーで楽しげ。下山ルートは2つあるが予定通りドンドコ沢を選ぶ。
最初は沢沿いの穏やかな道に見えたが、進むにつれ険しさを増す。渡渉箇所が多く、沢への上り下りで体力が奪われる。全身を使って降りなければいけないテクニカルな場所も多い。そして長い。滝でたまに癒される。
満身創痍で青木鉱泉に辿り着く。温泉がとても気持ち良い。帰りは甲府までタクシーで快適に戻る。疲れたが思い出に残る山業であった。
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