御岳・丁須ノ頭(裏妙義周遊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 849m
- 下り
- 851m
コースタイム
↓(徒歩15分)
08:25 08:30 麻苧の吊橋(登山届提出)
↓(徒歩45分)
09:15 09:20 ザンゲ岩
↓(徒歩80分)
10:40 10:45 御岳
↓(徒歩50分)
11:35 11:40 籠沢のコル
↓(徒歩10分)
11:50 12:35 丁須ノ頭(昼食)
↓(徒歩5分)
12:40 13:00 無名岩峰(逡巡)
↓(徒歩5分)
13:05 13:20 丁須ノ頭
↓(徒歩75分)
14:35 14:40 第二不動の滝
↓(徒歩45分)
15:25 15:25 鍵沢登山口
↓(徒歩5分)
15:30 15:30 麻苧の吊橋
↓(徒歩20分)
15:50 17:12 横川駅(軽食)
(以下略)
天候 | 信越線下車時は快晴に近かったが、15時ごろには雲が出てくる。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<エリアについて> 某高原地図では、裏妙義のほぼ全域にわたり破線ルートである。 危険度が高いことは言うまでもない。 熊が出るとの噂だったが、幸か不幸か出会うことはなかった。 行き交う人のレベルが高い。ハイキング気分の登山者は少ない。 <ルートについて> 登山ポストについては、横川駅、麻苧の吊橋、鍵沢登山口で確認。 トイレは横川駅で済ませるべきであるように思う。 落ち葉が多く、足元が見えにくい上に滑りやすい。ザレている道も歩きにくい。 クサリはしっかりしたものが付けられている。しっかりしすぎて、長い鎖では重く感じる。 とりわけ慎重を要するのは、滝側壁のクサリ10mとリッジ上クサリ7m、鎖ない岩場であるように思う。 鍵沢のコルからの長い鎖は傾斜はさほどでもないが、岩+コケ+水でかなり厄介。 |
写真
感想
今回は、スリルあふれる鎖場を楽しめる裏妙義へ。
残雪がいつなくなるのか3月からやきもきしていたのだが、4月になればもう大丈夫だろうということで登山を決める。
ネット上で見つけた桟道の画像に心躍らせ、あわよくば谷急山まで、と皮算用を重ねていた。
横川駅からは車道を歩く。特筆すべきことはなかったように思うが、橋やらトンネルやらで国道18号が複雑な構造をしていた。
麻苧の吊橋を渡ったところに登山ポストがあり、登山届を記入する。
御岳コースで登り鍵沢コースで下ると記入したものの、谷急山、もしくはせめて三方境との思いが捨てきれず、括弧書きであくまでも予定であることを記す。
御岳登山口から麻苧の滝までの間、随所に七福神の像が安置されている。帰りには麻苧の吊橋付近にも安置されていたことを知る。
麻苧の滝から先は本格的な登山道となる。早速滝側壁の鎖がある。ここは鎖を頼りによじ登ってしまった。
のち数箇所の鎖場(支柱が腐食して折れている腐り場もあったりする)を越えてザンゲ岩に到着する。
ザンゲ岩手前で、左にそれらしき岩があったのでそこで写真を撮っていたのだが、さらに歩くと遥かに展望の良さそうな岩(というより崖)が見えてきたのでこちらが正解だったことを悟る。ここで早とちりをザンゲする。
ザンゲ岩から産康山までは、鎖がなく新緑もまだまだだったので、やや飽きて産泰山は巻いてしまった。
その後、御岳までの間にいくつか鎖場があり、展望が開けてくると楽しくなってくる。
御岳を過ぎると、時折丁須ノ頭が顔を見せ、だんだんと大きくなってくる。
3連鎖はさほどでもないが、7mの鎖場と鎖なき岩場では、ここが妙義であることを自覚させられた。
後は丁須ノ頭が立つ場所までさほど苦労するところはない。
丁須ノ頭では死亡事故が多発するとの事前情報から上まで登る気は毛頭なく、また、登る人も少なかろうと思っていたのだが、我々が昼食をとる中登ってこられた方のほとんどが丁須ノ頭に挑戦されていた。熟練した妙技に舌を巻くほかない。
ハイキング気分の我々は場違いのような気がしてくる。我々はヘルメット、ザイル、ハーネスなぞ持ってはいない。
丁須ノ頭からは三方境まで目指すつもりであった。しかしながら無名岩峰に登り、西側の降り口が見つからなかったこと、他の登山者に比べて軽装備であることに不安を覚えてきたこと、時間が厳しくコースタイムを巻かなければ日没までに下山できそうにないこと、を理由に頓挫する。残念だが、安全第一。
帰りは登山届に記載した通り、鍵沢コースを下る。早速、足元が滑りやすい鎖場を降りる。
鎖にまで泥水がついて滑りやすくなっていたりと、危険要素は絶えない。
登りでは鎖が出てくるたびに、ヤマレコでの情報提供用に写真を撮ってきたのだが、下りではいい加減になる。
途中わずかながら残雪もあったが、特に影響はなかった。
水のせせらぎに癒されつつ(本当は足元に気を取られていてあまり聞こえていなかった)、鍵沢登山口に下山する。途中見つけた花はごくわずかであった。
横川駅周辺では山バッジを物色する。
鉄道文化むら近くの茶屋にはなし。わさび製品を売る店にもなし。国道18号を渡ったところにある物産館、ドライブインにもなし。
おなかが空いたので駅前にある某釜飯屋に入る。カツ丼は売り切れたとのことで、2人とも釜飯を注文する。相変わらずおいしかった。
会計の際、山バッジについて伺ってみたが、今はもうないそうだ。残念。
釜飯の蓋を持ち帰り、バッジの代替とすることにしたが、さすがに大きすぎた。
容器は置いてきてしまったが、実は釜飯容器を使ったレシピなぞがネット上に公開されていることをこの文章作成中に知り、後悔したことは言うまでもない。
次に登る機会があれば、国民宿舎から籠沢コースで登り、三方境まで行ってみたいところだ。
yamarecoさん、こんにちは。
いや、素晴らしい山歩きでしたね〜 丁須ノ頭なんて、bikihanakoは、行きたくても行けません 高速道路から見ていても、すごい岩峰ばかり、、、さすがはyamarecoさんですね。次回、どんな所にお出かけになるのか、楽しみにしています
山バッジは残念でした。国道や旧道沿いで、次回行く機会があれば、探してみます
bikihanako
bikihanakoさん、こんにちは。
bikihanakoさんの櫛形山と御座山のレポを拝見している間にコメントを頂いていたようで、恐縮です。
縦走も考えたのですが、横川駅からの周遊だけでも随分楽しめました。
丁須ノ頭の上まで難なく登られている方たち(本当に多いのです)を前に、己の未熟さを痛感しました笑。
山仲間からのリクエストが多いので、次回は再び二子山かもしれませんが、案外たおやかな山になるかもしれません 。
山バッジ探索、機会があれば宜しくお願いいたします。
yamareco
同じ日に表妙義に登っていました。
表妙義からは終始、裏妙義の稜線と丁須ノ頭が見えていましたので、yamarecoさんがあそこにいらっしゃったんですね。
妙義や二子山は今年初めて行きましたが、高度感があり爽快な山域ですね。
私も前回は二子山でした。今年中に裏妙義も行きたいなぁと思っていますので、yamarecoさんの記録を参考にさせていただきます。
こんごともよろしくお願いします。
Araさん、はじめまして。
同じ日に目の前の山に登られていたとは。それも稜線コース。
実は、Araさんの二子山(上級コース)の記録を見つけて拝見し、すごい方がいらっしゃるなぁ、と思っていました。
二子山の記録は、昨年登った際に上級コースへの分岐を通り過ぎてしまったこともあり、大変興味深く拝見させて頂きました。
危険箇所でも敢えてカメラを向けられるAraさんの心意気に影響され、今回は登りの際、鎖が出てくるたびに記録に残してみました笑。
何らかの参考にして頂ければうれしいです。
私は道具の使用経験がないので、丁須ノ頭や星穴岳(あの穴は裏妙義から確認できました)にはとても挑戦できないのですが、Araさんの記録で雰囲気を味わえそうですね。
私も高度感のある山に登ることが多いので、もしかしたらどこかでお目にかかるかも知れません。
こちらこそ宜しくお願いいたします。
yamareco
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する