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Yamareco

記録ID: 606340
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

八溝山(159/日300・87/関100):名水巡って日光那須磐梯大パノラマ、半袖隊長、青春18きっぷ山旅第2弾

2015年03月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:57
距離
15.5km
登り
781m
下り
901m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
0:47
合計
4:57
11:27
66
スタート地点
12:33
12:33
17
八溝嶺神社旧参道入口
12:50
12:50
5
妙見菩薩
12:55
13:00
30
金性水
13:30
14:10
20
14:30
14:32
15
日輪寺
14:47
14:47
46
日輪寺遊歩道入口
15:33
15:33
51
蛇穴バス停
16:24
花の草バス停付近
3:30 八溝山14:13 中郷口登山道入口
☆今日のスマホ万歩計run:機器不調により計測せず
★新EK度数:29.825=15.52+(903÷100)+(1,055÷100)÷2
 →→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」

新EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100)÷2
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
天候 曇り のち 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】地元駅06:07原宿駅06:3807:03日暮里駅07:0609:02水戸駅09:2210:37常陸大子駅10:42bus810円11:18蛇穴BS

【復路】門の井BS付近16:24bus670円16:51常陸大子駅noodle17:4819:05水戸駅19:1020:04土浦駅20:1521:23日暮里駅21:2921:56原宿駅22:12地元駅
コース状況/
危険箇所等
★コース状況
【全般shoefoot
 ●正規登山道(山渓分県ガイド「茨城県9八溝山」)を歩く限り危険箇所なし。

 ●但し林道八溝線は大きくカーブし、ジグザグと登るため、拙者は登り下りとも斜面をショートカットしたが、部分的にやぶ漕ぎを強いられた。

☆舗装道路signaler:蛇穴バス停から八溝嶺神社旧参道入口まで(約4km/林道八溝線) 
★渡渉箇所wave:なし。
☆残雪状況snow:なし。
★泥濘状況shoe:なし。

☆半袖 タイム:出発から到着まで。
★半袖 出会い指数:ゼロ。
☆半袖 驚かれ指数:ゼロ。
★入山者run:終点・蛇穴BSまで乗ったのは拙者を含めて3人で、全てソロのハイカー。
      それ以外で出会ったハイカーは3名のみ。
      他に山頂にはクルマで観光に来ていた2組4名。
その他周辺情報 ★登山ポストpostoffice:なし。
★トイレtoilet:八溝山登山口、八溝山頂、日輪寺。
★駐車場parking:日輪寺、日輪寺遊歩道入口、山頂直下。
★コンビニ24hours:常陸大子駅にデイリーヤマザキ(酒類なし)。
       酒類は駅を出てバス停先を左折してすぐに「大金酒店」。
★温泉spa:寄らず。
★飲食店restaurant:駅乃そば大子駅前(大子駅前そば店)。
10:37 おはようございますm(__)m
地元駅から4時間半かけて、水郡線常陸大子駅に到着。
6
10:37 おはようございますm(__)m
地元駅から4時間半かけて、水郡線常陸大子駅に到着。
駅前から10:42発バスに接続。
乗客は5人。
終点まで乗ったのはハイカー3人。
2
駅前から10:42発バスに接続。
乗客は5人。
終点まで乗ったのはハイカー3人。
11:18 蛇穴(じゃけち)に到着。
810円。
自宅を出てから所要はほぼ5時間半。
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11:18 蛇穴(じゃけち)に到着。
810円。
自宅を出てから所要はほぼ5時間半。
3分で八溝山登山口。
大鳥居を潜って林道八溝山線へ。
2
3分で八溝山登山口。
大鳥居を潜って林道八溝山線へ。
信仰の山を示す石碑が並ぶ。
正面の茶屋は廃業。
自販機のみ稼働中。
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信仰の山を示す石碑が並ぶ。
正面の茶屋は廃業。
自販機のみ稼働中。
山頂まで舗装路が続くためクルマの往来あり。
2
山頂まで舗装路が続くためクルマの往来あり。
最初のヘアピンカーブで山中に続く踏み跡を発見。
林道歩きを止めてそのまま真っ直ぐ辿ってみる。
2
最初のヘアピンカーブで山中に続く踏み跡を発見。
林道歩きを止めてそのまま真っ直ぐ辿ってみる。
部分的にヤブを漕ぎつつ、作業道?へ。
1
部分的にヤブを漕ぎつつ、作業道?へ。
分岐では、上を・上を(右へ)目指す。
2
分岐では、上を・上を(右へ)目指す。
ところが行き詰った。
倒木が乱舞する谷を無理矢理亘って…
2
ところが行き詰った。
倒木が乱舞する谷を無理矢理亘って…
尾根に沿って道なき急坂を攀じ登ると…
3
尾根に沿って道なき急坂を攀じ登ると…
また作業道へ。
暫く進むと前方が開け、右に幅広の急坂。
4
暫く進むと前方が開け、右に幅広の急坂。
とにかく上がってみると…
1
とにかく上がってみると…
再び作業道に合流。
1
再び作業道に合流。
再び道は途切れてササの斜面を這い上がる。
2
再び道は途切れてササの斜面を這い上がる。
ふう〜、今度は登山道らしき踏み跡へ。
2
ふう〜、今度は登山道らしき踏み跡へ。
左手にはこんな風景。
1
左手にはこんな風景。
幹に赤ペンキが塗ってあるぞ?
と、言うことは…
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幹に赤ペンキが塗ってあるぞ?
と、言うことは…
おっ!右手に道標だ。
4
おっ!右手に道標だ。
薄れているが「八溝山旧参道」とある。
好かった、これで迷わずに行けそうだ。
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薄れているが「八溝山旧参道」とある。
好かった、これで迷わずに行けそうだ。
この辺り、右手上方の林道と並走している。
この辺り、右手上方の林道と並走している。
コラッ!
クルマからのポイ捨てのようだ。
拾って行く。
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コラッ!
クルマからのポイ捨てのようだ。
拾って行く。
林道に合流し、暫く歩くと・・・
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林道に合流し、暫く歩くと・・・
連続ヘアピンカーブを前に、左の作業道を辿ってみた。
早そうだったので…。
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連続ヘアピンカーブを前に、左の作業道を辿ってみた。
早そうだったので…。
ところが林道から次第に離れて、遂に行き止まり。
2
ところが林道から次第に離れて、遂に行き止まり。
仕方がないので、右側のこの急斜面を這い上がって…
2
仕方がないので、右側のこの急斜面を這い上がって…
尾根道を辿って林道方向へ。
3
尾根道を辿って林道方向へ。
復帰した。
ここでバスが一緒で、林道を歩いて来た昭島さんと一緒に。
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復帰した。
ここでバスが一緒で、林道を歩いて来た昭島さんと一緒に。
昭島さん、坂東33ヶ所巡りをしているそうで日輪寺へ。
やはり青春18きっぷ利用だと。
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昭島さん、坂東33ヶ所巡りをしているそうで日輪寺へ。
やはり青春18きっぷ利用だと。
昭島さんは日輪寺遊歩道(右斜め)へ。
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昭島さんは日輪寺遊歩道(右斜め)へ。
拙者はその先の八溝嶺神社旧参道から山頂を目指す。
1
拙者はその先の八溝嶺神社旧参道から山頂を目指す。
広葉樹の明るい道。
2
広葉樹の明るい道。
一箇所だけ道が崩落し左へ高巻き。
1
一箇所だけ道が崩落し左へ高巻き。
妙見菩薩の道標に惹かれて寄り道。
妙見菩薩の道標に惹かれて寄り道。
妙見菩薩。
山旅の安全を祈願。
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妙見菩薩。
山旅の安全を祈願。
旧参道に戻ってすぐに金性水。
先客が休憩中・・・頂上を踏んで下山中と。
1
旧参道に戻ってすぐに金性水。
先客が休憩中・・・頂上を踏んで下山中と。
八溝山中の湧水群は日本名水百選に選ばれている。
冷たくて美味い。
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八溝山中の湧水群は日本名水百選に選ばれている。
冷たくて美味い。
そして顔ザブ。
すっきり。
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そして顔ザブ。
すっきり。
スギも立派だ。
参道らしい風情を醸し出す。
スギも立派だ。
参道らしい風情を醸し出す。
「鉄水流」と読める。
写真真ん中から湧き出ていた。
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「鉄水流」と読める。
写真真ん中から湧き出ていた。
傍らには高梨家屋敷跡。
石碑に昭和58年とあるので32年前のことだ。
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傍らには高梨家屋敷跡。
石碑に昭和58年とあるので32年前のことだ。
「龍毛水?」に立ち寄る。
ここも清冽に湧き出ている。
2
「龍毛水?」に立ち寄る。
ここも清冽に湧き出ている。
元に戻るのが面倒なので斜面のヤブを漕いで・・・
2
元に戻るのが面倒なので斜面のヤブを漕いで・・・
参道に復帰。
この階段は長かった。
「八丁坂」と言うらしい。
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参道に復帰。
この階段は長かった。
「八丁坂」と言うらしい。
いったん林道を横切り・・・
いったん林道を横切り・・・
「銀性水」に立ち寄るも湧出せず涸れていた。
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「銀性水」に立ち寄るも湧出せず涸れていた。
再びヤブを漕いで
1
再びヤブを漕いで
旧参道に復帰。
首のないお地蔵さん。
旧参道に復帰。
首のないお地蔵さん。
八溝嶺神社の鳥居に到着。
陣馬山のように白馬がお出迎え。
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八溝嶺神社の鳥居に到着。
陣馬山のように白馬がお出迎え。
八溝嶺神社本宮。
2
八溝嶺神社本宮。
神社裏手が山頂1,022m。
茨城と福島の県境だ。
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神社裏手が山頂1,022m。
茨城と福島の県境だ。
自撮り2回目。
そして賛否両論ある展望台。
分県ガイドを見ると有料とあるが、今は無料。
ともあれ上がってみよう。
2
そして賛否両論ある展望台。
分県ガイドを見ると有料とあるが、今は無料。
ともあれ上がってみよう。
山頂を見下ろす?
1
山頂を見下ろす?
そして西北方面の展望が開ける。
中央に那須連山、左は日光・高原(鶏頂)、
右は磐梯・安達太良・阿武隈。
5
そして西北方面の展望が開ける。
中央に那須連山、左は日光・高原(鶏頂)、
右は磐梯・安達太良・阿武隈。
那須連山。
日光連山と鶏頂山。
3
日光連山と鶏頂山。
那須と鶏頂山の間は何?
3
那須と鶏頂山の間は何?
那須と磐梯山の間。
3
那須と磐梯山の間。
磐梯山(左)と吾妻・安達太良(右)。
2
磐梯山(左)と吾妻・安達太良(右)。
会津磐梯山をズームアップ。
やはりピラミダルだ。
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会津磐梯山をズームアップ。
やはりピラミダルだ。
恐らく奥久慈男体山。
2
恐らく奥久慈男体山。
左のWピークはさて?
もしかして筑波山・加波山?
3
左のWピークはさて?
もしかして筑波山・加波山?
最後にもう一枚パノラマで。
那須(右)と日光(左)。
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最後にもう一枚パノラマで。
那須(右)と日光(左)。
さて今日の食料。
少ないですね。
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さて今日の食料。
少ないですね。
そうこうしているうちに昭島さんがやって来た。
いい眺めですねと昼食を取りながら歓談。
そうこうしているうちに昭島さんがやって来た。
いい眺めですねと昼食を取りながら歓談。
クルマで上がって来た家族連れとも和やかに。
下から歩いて上がって来たと言ったらビックリされた。
クルマでお送りしましょうと言われたが…固辞。
5
クルマで上がって来た家族連れとも和やかに。
下から歩いて上がって来たと言ったらビックリされた。
クルマでお送りしましょうと言われたが…固辞。
広葉樹と笹の気持ちの好い道。
1
広葉樹と笹の気持ちの好い道。
右から上がって来たが、下山は左の日輪寺遊歩道へ。
1
右から上がって来たが、下山は左の日輪寺遊歩道へ。
腐沢(くされざわ)林道を渡って…
腐沢(くされざわ)林道を渡って…
簡易舗装の道を下ると日輪寺。
本堂が建つだけでひっそりしている。
1
簡易舗装の道を下ると日輪寺。
本堂が建つだけでひっそりしている。
遊歩道の名前に相応しい。
1
遊歩道の名前に相応しい。
わさび田のある沢を渡る。
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わさび田のある沢を渡る。
最後に少し登り返せば八溝山林道へ。
左下に駐車スペースが見える。
最後に少し登り返せば八溝山林道へ。
左下に駐車スペースが見える。
さて、ここから登山口まで4.6劼領啼司發が始まる。
さて、ここから登山口まで4.6劼領啼司發が始まる。
しかし、ヘアピンカーブでは大胆に道をショートカット。
1
しかし、ヘアピンカーブでは大胆に道をショートカット。
すっかり晴れ渡って来た。
右奥に奥久慈の山並み。
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すっかり晴れ渡って来た。
右奥に奥久慈の山並み。
右に降りれば旧・参道だが、下山は林道歩きで。
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右に降りれば旧・参道だが、下山は林道歩きで。
右下に林道が見えている。
林道を歩けばUターンすることになるのでこの斜面を下ってショートカット。
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右下に林道が見えている。
林道を歩けばUターンすることになるのでこの斜面を下ってショートカット。
下り終えて見上げる。
3
下り終えて見上げる。
その名もズバリ「山に登る」のドライブイン。
既に廃業しているのが惜しい。
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その名もズバリ「山に登る」のドライブイン。
既に廃業しているのが惜しい。
さて、今日はゴミを見つけると拾って歩いた。
空き缶8、ペットボトル2の収穫。
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さて、今日はゴミを見つけると拾って歩いた。
空き缶8、ペットボトル2の収穫。
大鳥居のある登山口に下って来た。
道路の反対側に水場がある。
左の小さな建物はトイレ。
大鳥居のある登山口に下って来た。
道路の反対側に水場がある。
左の小さな建物はトイレ。
早速、喉を潤す。
冷たくて美味い。
4
早速、喉を潤す。
冷たくて美味い。
水の里に小便小僧。
負けちゃぁおれん\(◎o◎)/!
最近は見掛けなくなったな。
6
水の里に小便小僧。
負けちゃぁおれん\(◎o◎)/!
最近は見掛けなくなったな。
15:33 蛇穴バス停にトウチャコ。
出発まで42分あるので先のバス停へ。
15:33 蛇穴バス停にトウチャコ。
出発まで42分あるので先のバス停へ。
君の名は?
フキノトウ。
畑のようです。
巨岩の間から…ニョキニョキ。
巨岩の間から…ニョキニョキ。
みんなの注目を浴びて…。
そう言えば、常陸牛が有名だったな。
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みんなの注目を浴びて…。
そう言えば、常陸牛が有名だったな。
スイセンの仲間?
背丈が低いですね。
2
スイセンの仲間?
背丈が低いですね。
素敵な名前のバス停。
再び空き缶を拾いながら歩いたら。入り切らなくなった。
ドライバーの皆さん、ポイ捨ては止めよう。
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素敵な名前のバス停。
再び空き缶を拾いながら歩いたら。入り切らなくなった。
ドライバーの皆さん、ポイ捨ては止めよう。
フリー乗降区間なので手を上げて合図。
昭島さんを始め、乗客は行きのバスで終点まで乗った3人だけだった。
1
フリー乗降区間なので手を上げて合図。
昭島さんを始め、乗客は行きのバスで終点まで乗った3人だけだった。
駅前を探検してから、大子駅前そば店へ。
3
駅前を探検してから、大子駅前そば店へ。
まずはこれで。
缶ビール300円+冷や奴110円。
奴がデカい。
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まずはこれで。
缶ビール300円+冷や奴110円。
奴がデカい。
そしてけんちんソバ450円。
温まりました。
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そしてけんちんソバ450円。
温まりました。
16:51発水戸行き。
さぁ、これから5時間半の長旅だ。
3
16:51発水戸行き。
さぁ、これから5時間半の長旅だ。
乗換の水戸駅で調達した〆の一本。
半額摘みは大子駅近くのスーパーで。
お疲れさんどした<(_ _)>
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乗換の水戸駅で調達した〆の一本。
半額摘みは大子駅近くのスーパーで。
お疲れさんどした<(_ _)>

感想

【プロローグ】
青春18きっぷを使って何処に行こうか?
出来るだけ遠くに行ってお得感を満喫しよう…と考えた結果、茨城県と福島県境にまたがる八溝山へ。
接続の関係で始発電車に乗る必要はないが、行き・帰りともそれぞれ所要5時間半。
山行(歩行)時間は約4時間なので、電車・バスに乗ってウロウロしている時間の方がよっぽど長い。
あと3週間もすれば、八溝山頂の北側・東側ではカタクリやイワウチワが咲き乱れるとのmatch1128さん情報も得て、「さて、どうしたものか?」と考えたものの、週末に公共交通機関を使ってでは、行動時間に制約があり、カタクリ・イワウチワが咲く山域を訪れるのは無理と判断。
青春18きっぷを使って、日本300・関東100の一つに出掛けることにした。

なお、当日は土曜日なのでバスが運行したが、日曜はバスは運休なのでご注意。

【林道歩きは止めて、好んでヤブ・バリへ】
蛇穴バス停からは、一般的には林道八溝山線を使った蛇穴口登山道を歩くことになり、登山ガイドにはそう紹介されている。
しかし、林道は大きく蛇行しており、距離も時間も勿体ないなぁと思うのが自然なところ。
登山計画機能を使って赤線を引っ張る作業したところ、林道に西側に先人の歩いた道がドットで示されている。
どうやら部分的には林道歩きしなくてもいいのかも?との思いを抱いて出掛けた。

【本日の出会い1】
常陸大子駅から蛇穴に向かうバスの乗客は5人。
うち2人は地元の高齢者、拙者も含めて残る3人が、どうやら八溝山へ行く風情。
しかし他のお二方(昭島からの昭島さんと女性ソロ)は、ハイキング風情ではあるが完全な山姿ではない。
途中で昭島さんとお話して分かったことだが、坂東33ヶ所の一つ・日輪寺を訪ねて来たとのこと。
女性ソロもそうだったのかもしれない。

【作業道が入り乱れる山腹】
林道を歩き始めて最初のヘアピンカーブで早速山中に入る踏み跡を発見。
行ってみました…すぐにヤブ…掻き分けて…幅広の作業道かな…道が分かれたので上方を目指して…あれ?途絶えた…仕方ない、強行突破して尾根を上がろう…。

こんなことの繰り返しで、なんとか旧・参道へ。
その後も、作業道が途絶えて斜面を這い上がって林道に復帰したりで、登山ガイドにはないワイルドな八溝山を体験した。

【名水の里】
八溝嶺神社旧参道からは、ブナなどの広葉樹が広がる明るい立派な登山道だ。
そして名水の山なんですね、八溝山は。
金性水を始めとした湧水があちこちに。
ちょいと時間は食いますが、あちこち寄ってみました。
なお、下山後も麓の道でも、軽自動車で乗り付けて水汲みする姿が…。
登山口となる大鳥居の近くにも水場があるので、最後の一杯を味わって帰りました。

【展望台の功罪】
八溝山は標高1022m。
大したことない…とお思いの方も多いでしょうが、茨城県では最高峰。
しかし山頂標のある地点からは、周囲を雑木林に隠され眺望はない。
その傍らに聳え立つお城風情の展望台。
以前は有料だったようだが、今は、誰でも上まで登れる。
コンクリート造りの階段を最上階(=3階?)まで上がると一気に周囲の展望が開ける。
特に那須連山を中心として、日光連山(左)から安達太良・阿武隈(右)まで。
ピラミダルな会津磐梯山は一目で分かる。
反対側に目を転じれば、奥久慈男体山や筑波山。
条件が好ければ、浅間・赤城・谷川、そして富士山まで遠望できるそうだ。
当日は残念がら春霞が立って…見えず(*'▽')

【快適な日輪寺遊歩道】
下山は日輪寺遊歩道を使ったが、ガイド本に拠ると、新緑や紅葉がとても美しいらしい。
広葉樹が広がり、青空の下、気持ちの好い道だった。
下山は基本的に林道八溝線を歩いたが、ヘアピンカーブでは藪の中を掻き分けてショートカット。
蛇穴バス停に着いたら、バス発車時刻までまだ時間があったので山麓の道をポクポクと歩いた。
バス車中からは見逃してしまうだろう足元の花、巨岩、牛さんと触れ合いながら5kmほど。
後ろからやって来たバスに乗り込んだら、乗客は行きと同じ3人だけだった。
なお、他の二人は常陸大子駅の手前で下車したので、「あれぇ?」と思って運転手さんに聞いてみると「分かんねぇ」「何もないところだ」と。
よくよく話を聞くと、近くにJR下野宮駅があるので、そこからJR水郡線に乗り換えるようだ。
するとバスに乗る区間が短くなって料金が下がり、青春18きっぷであれば、どこから乗っても運賃は同じだからね。
さすが、皆さん、よく下調べされている。

【デカい冷奴とけんちんソバ】
駅前にあったこじんまりした蕎麦屋。
行きのバスに乗る前から気になっていたが、電車に乗るまで50分あったので突撃。
ビール…と言っても缶ビールだが、摘みに頼んだ巨大な冷奴。
豆腐一丁全部を使っているのではないか?と思われるほど。
その後はけんちんソバで〆。
そば屋の女将さんと大震災のことや近場の温泉の話題でしんみりと。
地盤が固いので物理的な被害は少なかったが、その後の風評被害がね・・・と。
震災の翌年の早春、水戸偕楽園と奥久慈男体山に行くのに「浅川温泉弁天の湯」に泊まったと言ったら「それは通ですね!」と・・・。
ふ〜ん、浅川温泉は通が泊まるところなのか^^
ごちそうさまでしたm(__)m。

★八溝山(1,022m)
日本300名山・・・32座目
日本100〜300名山・・・159座目
関東100名山・・・87座目
日本100低山・・・58座目

お疲れさんどした<(_ _)>
  隊長

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コメント

水場、結構ありますね
  隊長さん、おはようございます。

ずいぶん、遠征なさいましたね。普通にきっぷを買うと、いくらになるんですか?

隊長さんも、ヤブ漕ぎやショートカットをなさるんですね。親近感がわきました。それにしても、水の豊富な山のようで、夏場には、有り難いです。

けんちんそば、美味しそうです。ネギの多さが、いいですねぇ。

関東100名山87座目、お疲れさまでした。
2015/3/31 9:19
花の時期を奨めた手前
4月2週に行くことにしました。
入院していたEOSも無事退院したので隊長の代わりに花を愛で、地団太踏ませて見せましょう。
2015/3/31 9:31
match1128さん、残念ですが・・・
週末日帰り組としては、今回の遠征が精一杯です。
カタクリやイワウチワを求めて山頂から周遊するコースは5〜6時間掛かるようなので、山頂部にクルマを止めてからでないと難しそうです。
地団太を踏む練習をしておきますよ

そう言えば地団太で思い出しましたが、「さん太の湯」が近くにあったような・・・

  隊長
2015/3/31 12:42
落ち着いた雰囲気ですね
yamabeeryuさん、こん○×は(^o^)/

こちらの山域は全く知らないのですが、なにか落ち着いた雰囲気の山のように思われます。yamabeeryuさんはわざわざ道泣き道に分け入って、違う楽しみ方をされたようなhappy01

多くの湧き水があるんですね。飲み比べや顔ジャブ比べが出来たのではないでしょうかsmile
86でそのまま飲んでいる姿は想像したくないですがcoldsweats01

mamepapa dog

P.S.そういえば66の食料はいつもより少なめ…
  ダイエットでも始められるのでしょうか ≧(゚o゚ )オイオイッ
2015/3/31 10:55
mamepapaさん、派手さは全くない山域ですよ^^・/
岩場もないし、ロープ・クサリ・ハシゴも皆無です。
ブナやイヌブナなどの広葉樹と名水を求めて歩く山域でしょうか?
もっとも、もう少しすると、山頂よりもっと北・東の山域は、カタクリやイワウチワが咲き乱れるそうです

写真86???、そ・そ・そうですね
実際にもここでは飲まなかったのですが、そう言われると拙者も想像できません。
顔ザブは各水場でやりたいのですが、セルフ写真を撮るのに時間が掛かって・・・
でも、気持ちんよか です。

食料が少ないのには理由がありまして
●歩行時間が極めて少ないコース(分県ガイドで3時間50分)
●午後4時15分のバスに乗れないと、どえりゃぁことになる(⇒歩いて駅まで帰ると何時間でしょう?)
●ビバークしても翌日の日曜はバス便なし
●あんまりウロウロ出来ないし、万が一があってはならないので、絶対にバスに乗る
⇒⇒⇒結果として、食料は少なめで

もちろん、下山後にガハガハしました(⇒当日は控えめだったので、翌日にバクハツ

  隊長
2015/3/31 12:55
shuchanさん、美味い水でしたよ^^/
拙宅から常陸大子駅まで、最安路線で片道3,220円にて、往復して6,440円。
青春18きっぷが一枚2,370円ですから、4,070円のお得となります。
もっとも往復するだけで、バス時間も含めば11時間です。
それがお得と言えるのか・・・。
でも常磐線で水戸まで特急に乗って移動時間を短縮しても、片道で1時間も変わりませんからね。
クルマのない公共交通期間派にとっては、単に山頂部を周遊するだけになりますが、十分に美味しい使い方だと思います。
一緒になった昭島さん、帰ったら午後11時だとおっしゃってましたよ。

ヤブ漕ぎとショートカット、レコには書きませんでしたが、もっと多用しました。
そのたびにダニは大丈夫かなぁと不安でしたが、短距離なのでエイヤ!と。
もちろん、shuchanさんのレコを思い出しますよ

駅前のそば屋、自分でショーケースから缶ビールや缶チュウハイ、日本酒を取るんです。
摘みの種類が少ないのが難点ですが、山やに相応しい店だと思います。
下山後の各駅前にあったらいいな!と思わせる店でした。

  隊長
2015/3/31 12:37
ベストシーズン
どの山にもいわゆるベストシーズンってあると思うんですが、好天時にピンポイントで行くのは難しいですね。体は一つしかないし、山に行ける日数にも限りがるし、こっちの山にいけば、向こうの山のベストシーズンを逸するし。なんで雪のある時期に行くのみたいに思う方がときどきいますが...。自分が行った時期がある意味ベストシーズンだったっていうことにしてます。
当方は残雪期に行き、笹と残雪と青空が綺麗で、それはそれでいい時期に来たと満足したのを覚えてます。ただお城に南京錠がかかっていて、好天にもかかわらず、隊長ほど好展望が得られなかったのが少し残念で隊長のレコ見ながら地団駄踏んでます。


お疲れ様でした。
2015/3/31 12:53
mtkenさん、今がベスト!
仰るとおり、身体は一つ、一年365日いつも晴れるわけではなし・・・。
計画しても計画倒れに終わってしまい、「また来年ね 」てことも多いですから。
あっちも行きたい、こっちも行きたい・・・悩みは尽きません

残雪期も歩きやすい道で、人気があるようですね。
2010年版の山渓分県登山ガイドに拠れば、「入場料を払って」となっています。
確かに立派な造りですから結構な建設費用が掛かったのでしょうね。
八溝山は山頂まで道路が通じているものの、所詮、お山のてっ辺ですから、そんなに多くの観光客も来なかったのでしょうね。

日光と那須の間の山がどこだか分からず、悩んでいます

  隊長
2015/3/31 13:04
日光と那須の間
日光と那須の間というと59番の写真でしょうか??
もっと拡大できれば断言できるんですが、たぶん重厚感のある鈍重な稜線は男鹿山塊だと思います。
著名な山の狭間でやや影が薄く、日留ヶ岳を除けば、男鹿山、大佐飛山など登山道のない山域でなじみがないので視認しづらいんでしょう。
でも山域はかなり広く、原始の森が続いています。
20代後半に男鹿山、大佐飛山ともに山頂を踏みましたが、腰痛の今の身では死ぬまで登ることは無理な山山です。
2015/4/1 9:28
match1128さん、有難うございます^^/
確かに右から、男鹿岳、大佐飛山、日留ヶ岳の順でしょうか?
山頂展望台に山座同定盤が設置してあるのですが、鶏頂山と那須の間は無表示なのですよ。
でも、明らかにどっしりとした山塊がある。
高速道路マップを見て、大佐飛山かなぁとチラチラ思ってはみたのですが・・・。

そう言えば、日留ヶ岳も関東百名山の一つでした。

  隊長
2015/4/2 8:15
参考になりまするです。
   t-shirt隊長

こんにちは。pig です。

半袖隊長。ありがとうございます。
これで安心して坂東三十三観音 第二十一番 日輪寺に行けますです。

日帰り楽勝ですね。
日光の男体山の方が時間かかりますね。

八溝山山頂には初トライしますが、日輪寺から道は明確なのですね。
蛇穴バス停から八溝山往復して、帰りのバスには充分間に合いますね。
2015/7/22 18:06
butamaruさん
そう言えば・・・往路で一緒になった方は、日輪寺巡りが主でしたよ。
拙者とは逆に、先に日輪寺、その後に八溝山のコース取りでした。
同じバスで帰ったのですが、途中下車されました。
しかし、水郡線でまた一緒になたので、恐らく下野宮駅で水郡線に乗られたのでしょう。
青春18きっぷ利用なので、どこから乗ってもJR運賃は一定なので、バス代節約のためだと思います。

注意点としては
●舗装道路歩きが長いので、暑さに注意(⇒青春18きっぷに拘らないなら、夏よりも、秋になってからの方がお勧め)
●旧道を歩く場合は、夏草繁茂が心配
●拙者はかなりショートカットしているが、しなくても帰りのバス時刻には間に合うと思う⇒山頂での滞在時間で調節する

  隊長
2015/7/23 12:43
プロフィール画像
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