蕪山(奥牧谷・北尾根・西尾根)

2015年03月28日(土) [日帰り]

• GPS: 07:29
• 距離: 11.0km
• 登り: 1,113m
• 下り: 1,112m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:15
• 休憩: 1:15
• 合計: 7:30

距離 11.0km 登り 1,113m 下り 1,113m

6:13 スタート地点
8:14 8:36 蕪山
9:10 P922
9:58 10:51 蕪山
11:42 P963
12:36 P766
13:43 ゴール地点

天候

早朝は曇り、11時過ぎから晴れ。
出発時は1℃、下山時は18℃。無風。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

21世紀の森駐車場（通行止めは解除されていた）

コース状況／危険箇所等

本日は前回の撤退の検証のため、正規登山道は、下りで一部しか歩いていない。上部は踏み固められた雪道でトレースも明瞭。

奥牧谷登山道は廃道のようだが、テープ類はある。積雪が多い谷筋ではルート不明瞭。トレースはない。前回に比べて、大幅に雪は減っているが、前回撤退地点から上はかなりの積雪。本日は比較的締まった雪のため、ツボ足で山頂まで上がれた。

検証のため北尾根・西尾根・奥牧谷支谷などルート外を多く歩いているが、基本的に道はなく、積雪期しか歩けないと思う。さすがにワカンがないと膝から腰まで踏み抜く。

写真

3/28 6:25

奥牧谷登山口渡渉点。前回撤退した奥牧谷に再挑戦。念のため、代替ルートをいくつか用意して頂上を狙う。

3/28 6:46

前回は雪に埋もれていた登山道も、本日はこの通り。

3/28 6:56

前回は雪の中で分からなかったナメ滝。

3/28 7:12

前回撤退地点。さすがに積雪が増えてきたが、比較的締まっているので、たまに踏み抜く程度。

3/28 7:21

杉林の中。気を抜くと、膝まで踏み抜く。

3/28 7:32

奥牧谷源流。

3/28 7:41

ここから、谷には雪がタップリ。

3/28 7:50

調子に乗って歩いていたら、山頂南斜面取り付き点を過ぎてしまったようなので、ここから直登。急傾斜＆雪解けドロ斜面でかなりきつい。

3/28 8:13

南斜面は急傾斜だが雪はなかった。山頂直下で正規登山道と合流すると雪道。踏み固められており歩きやすい。

3/28 8:15

広々とした山頂。360度の大絶景。

3/28 8:21

今回は、ツボ足でアッサリ山頂到着。やはり雪山はコンディションによって、難易度が全く異なる。

3/28 8:39

順調に到着したので、ワカンを装着し、代替ルート�△遼免�根・西尾根の検証へ行くことにした。検証と言いながら、ノートレースの雪原を歩きたいのが本音。

3/28 8:39

ノートレースの北尾根へ出発。ワカンが良く効いて気持ち良くズンズン進むことができた。

3/28 8:40

山頂を振り返る。自分の足跡だけの雪原。

3/28 8:43

北尾根から西尾根へ向かう。急傾斜の下り斜面。ドンドン下る。

3/28 8:57

西尾根をしばらく進む。

3/28 9:18

P922の二つ先のピークまで来た。この先は雪がないので戻ることに。

3/28 9:19

蕪山山頂が遠くになった。山頂まで登り返す。

3/28 9:25

気持ちの良い尾根だ。人の気配や踏み跡が全くないのがGood [[scissors]]

3/28 9:35

春の雪山。雪根開きや雪の下の空洞の踏み抜きでなかなか登れない。

3/28 9:57

本日二度目の山頂。空が晴れてきた [[wt-clear]]

3/28 10:33

小津三山。相変わらず雪が多い。

3/28 10:33

手前の滝波山と奥の美濃平家岳。積雪期限定の滝波山は来シーズンにチャレンジしよう。

3/28 10:34

白山。絶景。

3/28 10:34

白山から連なる尾根。野伏も見えているのかな？

3/28 10:34

鷲ヶ岳。スキー場も見える。

3/28 10:34

乗鞍岳。

3/28 10:35

未だに噴煙上がる御嶽。

3/28 10:44

伊吹山。

3/28 10:35

2週間前に登った高賀山、奥に瓢ヶ岳。高賀山の右は今淵ヶ岳。

3/28 10:38

白山と滝波山に挟まれて！あまりの絶景と穏やかな天候に1時間近く山頂で過ごす。

3/28 10:50

山頂を一人占めしていたが、下山開始。

3/28 10:57

正規登山道は踏み固められており、とても歩きやすい。ワカンは必要なし、外す。

3/28 11:12

鞍部にある奥牧谷最上部。正規登山道を外れ、代替ルート��の検証のため、谷を下る。ここでワカン再装着。結局雪原歩きたいだけ [[sweat]]

3/28 11:12

振り返って、青空！

3/28 11:15

奥牧谷最上部は、とても感じが良い。朝の自分のトレースを確認し、もう少し下って、本来の南斜面取り付き点も確認完了。

3/28 11:23

代替ルート�，慮‐擇里燭瓠�P963まで、雪の急傾斜を登り返す。かなり雪も緩んできた。当然ノートレース :-D

3/28 11:35

何かが動いた！

3/28 11:36

野ウサギだ！雪山では始めて見た！

3/28 11:37

山頂も遠くなった！

3/28 12:04

一旦正規登山道へ戻る。この少し手前が、前回正規登山道を登り返した地点。

3/28 12:17

代替ルート�，慮‐擇里燭瓠△海涼�を下る。相当に急。雪がついているので、何とか降りられるだろう！！

3/28 12:18

かなりの急傾斜。雪がなければ降りられない！

3/28 12:53

奥牧谷登山道まで戻って来た。朝のトレースが残っている。

3/28 12:42

代替ルート�△慮‐擇里燭瓩�P766まで登る。前回もここまでは来ることができた。西尾根は遠いなぁ〜！

3/28 13:08

奥牧谷登山道途中の滝に立ち寄ってみた。

登山口まで到着。「株杉」はやっぱり圧巻。

3/28 13:40

21世紀の森駐車場。本日は、今週の寒波のおかげで、雪も締まっており、前回のリベンジや各種検証ができ、雪山歩きを大いに楽しむことができた:lol:

撮影機器：

EX-ZR700 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

totok

前回3月8日に奥牧谷から蕪山山頂を目指すも、例年になく多い積雪と気温の急上昇による激しい踏み抜きと準備不足が重なり、P766までで途中撤退。本日はその再挑戦。また登れない場合を考慮し、代替ルートも3つ用意し、用意万端で出発。

前回と比べ、積雪が50cm程少ないのと、今週初めの寒波のおかげで雪が締まっており、あっさりと山頂到着。山頂からは、前回涙をのんだ大絶景を堪能することができました。

順調に登ることができましたので、時間があり、もっと雪山を歩きたいので用意してきた代替ルートもできる範囲で検証してみることにしました。

代替ルート�，慮‐據Я芦鹽餌狠賄世�らは、わずかに距離150m標高差100mで正規登山道に到達できることが、帰宅後分かったので、急傾斜を稜線まで直登するルート。
今回は、上から下ったが、この急傾斜では前回の雪質では到底不可能。

代替ルート�△慮‐據Я芦�P766までは上がれたので、そこから稜線上に西尾根のP922付近に登り、北尾根経由で山頂へ向かうルート。
山頂から北尾根・西尾根を通ってP922に行くまでには距離と標高差があり、またP766からは深い谷があるので、これも不可能。

代替ルート��の検証：ルートが分からなくても強引に奥牧谷を最後まで詰め、鞍部で正規登山道に合流するルート。
沢はある程度登れると思うが、奥牧谷が伏流水になてからの谷は雪が深く、前回の腐れ雪では身長分ほど踏み抜く可能性があり危険。

いずれのルートも今回の雪質と積雪量なら可能でしたが、前回の腐れ雪では現実的ではなく、撤退も止む無しとの自己満足の結論に到達しました。

いろいろありましたが、本日は静かな自然の中で野ウサギに出会うこともでき、絶景と雪山歩きを充分楽しむことができました。

コメント

neo☆n

野ウサギ
Totokさん、リベンジ成功ですね。

白山の絶景に感動です。野ウサギにも会えたなんていいですね。
雪が締まっていると違いますね。
で、そろそろあすこ行けそうですかね。

totok

Re: 野ウサギ
higurasiさん、ありがとうございます。
何とか、気象条件に恵まれ、登頂できました。
野ウサギは可愛かったです。近寄ったらアッと言う前に走り去りました。
あの雪山走りはすごいです

やっぱり雪山はコンディション次第で大きく変わりますね。
白山はラッキーでした

てっぱん

野ウサギ２
これでスッキリしましたね！
野ウサギと蕪山頂上での後姿、そして株杉に乾杯！

totok

Re: 野ウサギ２
teppannさん、ありがとうございます。
雪がだいぶ減っていたので、もう少し早く行けば良かったかなと思いつつ、
これで良かったんでしょう

fuararunpu

野ウサギ３
再挑戦成功おめでとうございます
今シーズン最後の寒波？、高気圧、融雪、（そしてウサギ＆独り占め）と運も呼び寄せた感じでしょうか
記録全体から満足感が伝わる良い記録でしたよ。

totok

Re: 野ウサギ３
fuararunpuさん、野ウサギシリーズのコメントありがとうございます。
本日も気温が高い予報だったので心配していましたが、前回は前日の雨と当日の高温のダブルパンチがたたったのでしょう
今回は、本当に運が良かったと思います。何とか達成できて良かったです
野生のウサギは、体が引き締まっていて凛としていました。
可愛かったです

ダイショ～

リベンジ達成！
totokさん、こんばんは
リベンジ達成ですね！　お疲れ様です
おまけに野ウサギまで 警戒心が強いのでなかなかお目にかかれることはないので・・・
リベンジ達成のご褒美ですね
　
いいな〜雪山、まだまだあるんですね

totok

Re: リベンジ達成！
daishohさん、ありがとうございます。
今年の岐阜は例年になく雪が多いので、まだまだ楽しめそうですよ
ワカン持って、是非お出でください。
野ウサギは、多数走り回っていましたが、写真の撮れる距離で止まってくれたのは、この１羽だけでした。ラッキーです

onetotani

良い天気でしたね。
totokさん　今日は。
気になったら調べて即実行。こうして山を覚えていくんでしょうね。
この日は全国的に好天に恵まれ、暑いくらいでしたが残り少ない
残雪期の山を楽しんで、花粉が治まったらまた鈴鹿を歩いて下さい。

totok

Re: 良い天気でしたね。
onetotaniさん、ありがとうございます。
この日は、本当に好天に恵まれ、絶好の登山日和でしたね。
花粉の時期は、どうしても残雪を求めてしまいますが、
こんな日は、どこ歩いても気持ちの良いことでしょう

komaki

totokさん、こんにちは。
僕も、雪山で敗退した山が、けっこう
ありまして、雪のないときに
再度歩いてみて、なんだ。。。と
思うことしばしです。
しかし、残雪時期のリベンジ
さすがですね。
念入りな、ルートの事前調査に
前日までの寒気、そして当日の早朝の
低温と、気象も味方してくれて
何よりです。
ごほうびは、360度の展望ですね。
白山の大きさが、すばらしいですね。

totok

Re: totokさん、こんにちは。
komakiさん、ありがとうございます。
雪山は、日によって大違い。同じコースでも全く難易度が異なります。
それだけに、スキルアップにもなりますし、撤退するタイミングを体感することもできます。
なかなか実現は難しいですが、アレコレ考えて、ジタバタするのも楽しいですね

hiroC

野ウサギ４
こんにちは。

ミッションコンプリート！おめでとうございます。
昨日は青くて綺麗な空でしたね。昼休みに見てました。
入念な準備・計画・行動・幸運。今回は上手く噛み合いましたね
そう言えば最近、白山みられてないなぁ

野ウサギは足跡しか見たことないです。
群れだったんですね。上手くとれています

蕪山。
計画はしたけど、今年は行けず終いでした。
ゴールデンウィーク辺りに行こうかな…。ヤマビル出るかも

totok

Re: 野ウサギ４
hiroCさん、ありがとうございます。野ウサギも４羽目です
hiroCさんの小津と養老に刺激されて、行かずにはいられない心境でした。
この日は幸運が重なりました。
最高気温は前回より高い予報でしたが、朝の冷え込みと少し前の降雪のおかげで、雪も腐らずサクサク歩けました。
おまけに、頂上からの大絶景、特に白山はラッキーでした

それにしても、今年の美濃は雪がまだまだ多いです