記録ID: 6072025
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ハイキング
東海
幸田・大井池より最明山尾根〜遠望峰山・桑谷山 とぼね秘道シリーズ6
2023年10月18日(水) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 03:40
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 550m
- 下り
- 538m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここへは国道や県道からはしばらく入り込むことになります。猿田彦神社への道案内があちらこちらありますので、それに従って車を走らせて下さい。現在、豪雨の影響からか、池の東に沿って進む遠回りの道は通行止めになっています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とぼね秘道シリーズ第6弾!! 幸田町から登るコースは貴嶺宮(不動ヶ池)と光明寺池に続く3弾目となります。「幸田健康の道」が不動ヶ池駐車場とこの大井池駐車場を結んでいます。両者とも広大な駐車場をサービスしていただいています。片方のこちらからも遠望峰山・桑谷山へ登ることができます。やらない手はないでしょう。 今回はダブル秘道です。 往路登りに使う「最明山尾根道」。最明山に直登します。これは知る人はまず少ない秘道でしょう。れっきとした踏み跡、道。道ではない所は紹介しない私です。 しかも、帰りに下山に使った「猿田彦東尾根道」。これもまず知る人は少ないコースで、秘道と言えるじゃないでしょうか。はっきりした踏み跡、道です。 両コースとも邪魔な木が切ってあり、切り株を随所で見ます。整備をしてくれています。ありがたいですね。 本来大井池からスタートするコースは、猿田彦三河神社のある谷をそのまま遡り、林道ひいては市境道まで行き着くものが主役でありました。地理院地図には実線と点線で描かれています。 しかし、2023年6月、集中豪雨がこの辺りの山を席捲し、あちらこちらで崖崩れを引き起こしました。 この豪雨で、猿田彦谷コースは大荒れに蹂躙され、現在石がごろごろ露出しクレバス状亀裂もあり一部ルート不明瞭、通って通れないことはないものの、石を踏み外したりして転倒骨折の心配をしなければならない程になっています。私自身避けたいです。 大井池を起点とする登山ルートは、従来メインだった猿田彦谷道を避けて今回のこのコースを使って下さい。 −−−−−−−−−−道程詳細−−−−−−−−−− ■往路、最明山尾根コース。 出発〜猿田彦三河神社〜幸田健康の道〜左鉄塔管理道を入る〜尾根〜中電第4号鉄塔〜尾根道〜林道横切り〜最明山 最明山から北北西に大井池に向かって尾根が伸びているのは地図を見れば分かるでしょう。大井池を出発し、猿田彦三河神社を経てしばらくは幸田健康の道を歩き、鉄塔管理道の黄色い道標がある場所から山道に入ります。 黒い段々が設置してありますので、基本的にはそれに従って登ります。最後、左へぐいと登って尾根に出ます。 右へ曲がり尾根の上を行くと、すぐに鉄塔の場所に出ます。踏み跡に従って歩いて下さい。鉄塔の上で左向こうに道が続き直後右に曲がります。ここは三叉路になっていて、真っすぐは急な鉄塔道を下って猿田彦谷へ下ってしまいますので行ってはいけません。 小コブを越えると明るい尾根道となります。それも束の間、尾根でも暗い林の中となります。ここの登りがずっと続き、しんどいしんどい、一歩ずつ歩を進め、やがて林道に降り立ちます。 林道の真向かいに最後の踏ん張り、最明山へ向かう道の入り口があります。ぐいと土手を登って、踏み跡に従って歩いて下さい。やがて最明山に到着します。標高390m。酒箱のベンチで休んで下さい。 ここから遠望峰山まで往復し、そのあと桑谷山展望台に行って折り返す行程となります。市境道を辿ります。公知のコースですので詳しい説明は省きます。 ■市境道トピックス。 私は蒲郡市の外周を取り巻く山を取材することが多く、幸田町や岡崎市等との境をほぼその通りに辿る道、これを市境道と呼ばせてもらっています。今回通った部分の道は以前からあり、踏み跡は段々しっかりしてきています。ボランティアによる道案内がここぞという場所にでき、より良くなっています。 途中「地理院遠望峰山」を通ります。これはニセの遠望峰山です。国土地理院の地図が間違っていて、本物とは違う412m標高のこの場所が遠望峰山となっています。遠望峰山の山名表の別に、この名前の表も掲げられています。本物と区別してこっちで呼びましょう。却って面白いじゃないですか。平坦で、何もない場所ですが、腰掛があるので休んで下さい。 ■帰路、猿田彦東尾根道。 市境道分岐点〜尾根道〜三叉路左〜中電第5号鉄塔〜尾根道〜鉄塔管理道分岐点直進〜尾根道〜2コブ左に巻く〜尾根道〜終着点大駐車場 桑谷山頂上から約400m西、スカイラインに下る三叉路の桑谷山遠望峰山標識から約40m西、北へ行く分岐点があります。この道はここから始まります。写真を見て、ここだと思って下さい。 一部少しの急坂を経て、ずんずん下ります。明るい尾根道。ずっと下って、三叉路に着きます。ここは中電第5号鉄塔の手前でして、左に鉄塔が見えています。ここを右に行ってしまうと岡崎の桑谷町方面へ下ってしまいますので注意して下さい。 道は鉄塔の上部を巻きます。それを右に過ごして下ると、再びの明るい尾根道。緩やかな下りです。 しばらく行くと、注意して右を見ると中電の黄色い鉄塔道道標があります。ここを左に行くと鉄塔管理道を通って猿田彦谷へ降りることができ、駐車場まで戻ることができます。ただし、この道は現在荒れ気味で傾斜もやや急、降り立ってからもひどい道を進むことになりますのでお勧めではありません。 分岐点をやり過ごして直進すると尾根道が続きます。さて、ここからが結構長いのです。(最後感激が待っています)。じわじわ下って行きますよ。やがて、道は右にコブを見て左に巻き道を辿ることになります。2コブ巻きます。 それで、この巻き道はこの全コースの中で、ちょっと注意の要る場所です。左へ踏み外さないで下さい。中程度傾斜の斜面をずり落ちることになります。普通に歩いていれば大丈夫です。 巻き道が終わってまた下り。やがて最後のストレッチに入ります。左下に樹々を抜けて白いものが見えて来ました。なんだろう。もっと下って分かりました。ヤッタ、これは大井池大駐車場です。自分が置いた車が見えています。ほどなくして林の中から明るさの中にパッと降り立ちます。出発点へループ、玄関横付けの最終です。 ありがとうございました。こんな卑近場所に登山口があるとは気づいていませんでした。 |
その他周辺情報 | 猿田彦三河神社は幸田町では貴嶺宮と並んで知名度のある神社です。スタート後、林道から右にそれて参道を歩いて行っても結構です。山行前にお参りして行けば気分もしっくり。 大駐車場の下には弁財天があり、本殿は離れた池の中に鎮座、というユニークな神社です。 駐車場のすぐ東には幸田神社という神社がありましたが、今はいつの間にか取り壊されて土台だけになっています。 ここは「幸田健康の道」の北の起点です。駐車場に車を置いてウォーキングをする方も多くいらっしゃいます。ただ、不動ヶ池よりは少ないようです。 トイレは「大井池観光便所」が駐車場のすぐ上にあります。自動販売機が猿田彦三河神社にあります。幸田町方面から来れば、入り口の信号の所にファミリーマートがあります。 |
写真
感想
とぼね秘道シリーズもこれで6。
遠望峰山の周辺は山懐が比較的広く、さまざまに人が歩いたルートが存在するので面白いです。
今回の大井池を起点とするこの秘道、6月豪雨が打ちのめしたメインルートに代わる標準コースとなるといいと思います。
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