愛宕山(ケーブルカー跡を訪ねて)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,017m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ケーブルカー跡は、トンネルの巻き道が少し急な以外は問題にならない |
写真
感想
最近は遠出が多かったのでたまには近場と、愛宕山を目指す。
今回は戦前に愛宕山にあったというケーブルカーの廃線跡を歩く。
久々に電車とバスでのアプローチ。バスに揺られ清滝のバス停へ。
思ったよりもバスの登山客は少ないが、車で来てる人が多いのだろうか。
さて、道なりに歩いて行き、ケーブルカー清滝駅跡地へ。ここは何もない空き地となっていく。
登山道を登って、ほどなくするとテープで仕切られた場所へ。
此処から先に進んでいくと廃線跡に入ることが出来る。
なるほど、レールを備えていたであろうコンクリートが残っている。
ケーブルカーというだけあってなかなかの斜度だ。
少し進むとトンネルも現れる。少し落石等で歩きづらいが、問題はない。
ずっと、ケーブルカーの遺構にそって歩いて行く形だが、3つ目のトンネルは土砂で埋まっている。
向かって左側からまく。最初は踏み跡ともつかない急なところを歩いていたが、そのうちしっかりとした踏み跡に出る。
それを道なりに歩くとトンネルの出口に出る。
良い天気で暖かくすっかり春だ。
のんびり歩いていくつかトンネルをこなすと、またもや土砂でふさがっている。
今回はデポ旗に従って向かって右側から巻く。この道は最初から踏み跡がしっかりと分かる。
そのうち、表参道コースと並走し交わる。表参道コースには入らず真っ直ぐ踏み跡を進むと再び軌道に入ることが出来る。
そこからほどなくしてケーブルカーの終着、愛宕駅に到着。
清滝駅とは違い、しっかりと建物が残っている。
しばし、見学。戦前のものだが、しっかり残っているのを見ると、人が建てた建築物もすごいなと感心する。
さて、表参道に戻ろうと登山道を歩いていると二人組のおじさんたちとすれ違う。
ケーブルカーコースを登ってきたのかと聞かれて、そうですと答えると、愛宕駅から少し登ると、かつての山上ホテル跡が見れるという。
よくよく聞いてみると、京都愛宕研究会の人たちで、清滝駅の看板などを建てて整備しているそうな。
というわけで、ホテル跡に足を進めることに。
もう、建物が残っておらず基礎の遺構が残るのみだが、タイル地やフロント跡からモダンでおしゃれな建物だと想像できる。
近くには回転飛行機塔の跡も残る。
嵐山から平坦線で清滝に至り、そこから愛宕駅へケーブルカーで登り、このホテルや近くのスキー場で山上リゾートを楽しむ。
当時はどのくらい賑わっていたのだろうか。一度じっくり調べてみたいものだ。
嵐山から愛宕鉄道の痕跡をたどりながら登山をするのもありかもしれない。
そんな思わぬ発見に感動しながら、案内していただいたお二方にお礼を言い先に歩を進める。
尾根伝いに進むとほどなく表参道に合流する。
ハナ売り場や黒門にも京都愛宕研究会の看板がある。
地元の山を愛し普及しようとする精神にはただただ脱帽するばかりだ。
杉の巨木が続く参道をピーク目指して歩いて行く。
広場のようなところを通りぬけ、最後の階段を一登りすると、愛宕神社へ。
お参りをすまし、広場にもどり、チキンラーメンなどを食べる。山頂でゆっくりお昼を取るのも久々だ。
のんびり登頂の余韻に浸り、下りに入る。
水尾分かれから水尾方向に下る。
みんな清滝からが多いのかあんまり登山者は見かけない。
防鹿柵なんぞあるが、シカはどこにいるのだろうか。
1時間足らずで水尾にたどり着く。
サクラはまだなようだが、ウメは満開で甘い香りを放っている。
足元に目をやれば、ノジスミレ、タチツボスミレ、ハコベやタネツケバナなど、春の野の花が咲き乱れている。
ロードバイクなどを見送りながら、トロッコ保津峡駅へ。
本当はここから保津峡沿いに嵐山を目指そうと考えていたが、コースタイムは3時間、増水等でルートの見通しも不明瞭なので、今回は断念。
しばし、河原で遊船下りを眺めた後、トロッコに揺られて帰路についた。
とても面白そうなコースで、とても興味があります。でもトンネル入り口付近に以前は通行禁止の看板のようなものがあった記憶があるのですが、記録にはそうとは書いておられませんし案内人もおられます、崩れそうな場所などが修理されたのでしょうか、それともほぼ安全と理解してよろしいでしょうか、おたずねします。
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