魚野川水系/米子沢〜巻機山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,336m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
0710荻窪駅→1130丸沼高原ゴンドラ→1315道の駅・田園プラザ川場(陶芸体験)→
1710五十沢温泉ゆもとかん
14日
桜坂駐車場0650→最後の堰堤0705→ナメ沢出合0810→10m滝0840(ロープ使用)→
1012絶景ポイント・17m滝(中休止)1030→日陰沢出合1050→大ナメ帯1150→
最奥の二俣1253→1318巻機山避難小屋(装備解除・荷物デポ)1345→巻機山1410→
巻機山避難小屋(荷物回収)1435→ニセ巻機山1440→桜坂駐車場1637
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
13日 ・丸沼高原ロープウェー ゴンドラから優雅に紅葉狩り。 始発駅近くはまだまだ色づいてなかったなぁ。 やっぱ標高1600m付近が今は見ごろな感じ。 終着駅に足湯もあるよ。 http://www.malnuma.com/ ・道の駅・田園プラザ川場 コンセプトは『家族で1日楽しめる道の駅』。 確かに今まで抱いていた道の駅に対するイメージを覆されました。。 体験コーナーは、現地に着く前にに予約しといた方が良いカモ。 http://www.denenplaza.co.jp/ ・五十沢温泉ゆもとかん 素朴な旅館といった感じ。 混浴スタイル浴場と男女別浴場の2つがある。 混浴スタイルは、そこはかとなーく男女ゾーンに分かれてるっちゃあ分かれてる。 朝食はおにぎり(大きいの3個/人)に変更してもらえた。 http://www.ikazawaonsen.com/ 14日 桜坂駐車場そばの橋から見える堰堤に水が流れていたら危ない。 ここは普段伏流。水がココ流れてたら水量が増加してると見込まれる。 序盤の10m滝はフリーでいけそうでもあるが、メンバーの力量によりそう。 ロープ出した方が無難。ちょい怖かも。 今回、その他の滝はノーザイルあるいはスリング連結で突破。 総じてナメが非常に多い。 ナメ歩きに慣れていない場合、あるいは水量多い時は怖そう。 |
ファイル |
非公開
6074.xls
計画書
(更新時刻:2012/10/12 13:58) |
写真
感想
本来の計画は、土曜日:コメコ沢、日曜日:八海山。
しかし天候やら何やら諸事情により、、、
計画とは打って変わって、土曜日は朝発で下界力トレーニングをすることに変更!
日曜日の方が天気も良さそうなので、米子沢は日曜日に延期。
八海山はまたこんど〜。
さて土曜日、寝坊したがどうにか合流。あぶないあぶない。。
こういう下界的旅行気分が久しぶり過ぎて色々戸惑う。
家出る瞬間、ジーパン穿いてザック&カモシカバッグってのがまず違和感。
午前中の高速SAが新鮮。
土曜の朝って車多いんだなーと観察。
そして道中の車内で予定を色々話し合う。
バンジージャンプ、ソバ打ち、ガラス細工、その他諸々。
主にヒロシさんが駆るスーパーインターネットのお陰で色々な案が浮上。
他のメンバーより明らかに出てくる情報が多いヒロシスマホ。
ヒロシスマホは、World Wide Webとは違う謎ネットワークに繋がってるらしいです。
リサーチしつつ、やいのやいの話し合った結果、満場一致で陶芸に決定。
陶芸までの空き時間に丸沼高原のロープウェーへ向かう。
日光白根山への入り口、丸沼高原。
いつものように山行なら、ロープウェーは単なるアプローチ。
しかし今回は違う。なんせ下界力トレ。
色々戸惑いつつ、下界力を鍛錬すべく頑張る一行。
『ザック無しでこういうの乗るの変な感じ〜!』
なんて声もちらほら。
にしても日光白根って、特徴的な形だなぁ。
いつか登りたいなーなどと、つい山のことばかり思ってしまうあたりが下界力不足(笑)
『あの辺のルンゼすごそうだね』みたいな会話している場合じゃない。
そんなことはさておき、おみくじ引いて、足湯浸かった。
さてお次は陶芸体験in道の駅・田園プラザ川場。
この道の駅すごい。
まずデカイ。東京ドーム3〜4個分くらい?駐車場入れたらもっとデカイかも?
パン工房、肉工房、その他諸々建物群がいっぱい。
普段、道の駅って夜しか行かないので新鮮。
かつ、ここの道の駅のクオリティは圧倒的。
ココと比べると、道の駅・山北とか何なの一体?ってな感じだった。
陶芸体験の開始間際だったので、ドタバタとパンを買って頬張る。
どうせなら優雅にオサレランチをキめたかったが、こういうドタバタ感も旅のテイストとしてはイイ感じと思う。
ドタバタランチを終え、いざ陶芸へ。
今回の陶芸、手びねりではなくロクロを使った本格派。
先生の熱血指導を受けつつ、各自がんばる。(←下界力鍛錬的な意味で)
陶芸ってば、難しい〜。
皆さんはどうだったのか判らないですが、、、
私の場合、完全に先生の操り人形と化し、よく判らぬうちに器が出来あがってた。。
模様付けもしてみる。竹串でほじほじする。
俺『ヒロシさんもっと描きなよ!』
hirotk『やだ!普通に家で使いたいから変なの描きたくない!!』
tyakuさん『一献の「献」ってどうやって書くっけ?』
hidetomato『もみじ書いたら変になったかも、、、?』
haruさん『変じゃないよ〜うまいよ〜!!』
やばいやばい!
下界力チョー高まってきてる!!
↓それぞれ作った作品↓
hirotk:小鉢&お茶碗
fukusho:小鉢&灰皿
tyakuさん:片口
hidetomato:ビアマグ
haruさん:サラダボウル?
焼き上がりは約2カ月後らしいです。楽しみ楽しみ!!
ひとしきり陶芸を満喫。
その後、山田屋商店?で酒を買い込み、本日のお宿へ。
旅館なんていつ以来だろ?風呂。酒池肉林。たっのすぃー!
下界力、ここに極まる。
油断すると飲み明かしてしまいそうな勢いだが、翌日の米子沢に備えて早めに就寝。
や、ウソでした。
実際のとこそんなに早く寝てなかったです。0時就寝くらい。てへぺろ。
翌朝、5時起床。
宿が用意して下さったジャイアントおにぎりを頬張りつつ、ドドドっと宿から撤収。
外に出た瞬間、『寒いよコレ!!やばいやばい!!』
濡れたら死んじゃうかもしれない、とビビる。
桜坂駐車場には6時45分頃着。すでに車いっぱい。
辛うじて路肩チックな場所に駐車できた。
6時50分、駐車場を出る。林道入口の警告看板。
看板が目に入ったら、ポケーっとした下界脳が若干シャキッとした気がした。
下界モードから山ヤモードに切り替えねば。
林道を10分くらい歩くと、河原へ降りる踏み跡が出現。
我々はたぶん、2つある踏み跡のうちの下流側から河原へ下りた気がする。
もう一本の踏み跡(上流側)だと、変な形の堰堤直近に出られるんじゃないかな、多分。
さーていよいよ入渓。
サムサニマケズ、フツカヨイニモマケズ。。
、、、と思いきや、暫くは伏流帯が続き、単なるゴーロ歩き。
あんま入渓した気分になれない。岩稜縦走みたいだ。
飲んだ翌日のけだるい朝イチ、ゴーロ歩きが心なしかキツイ。
しかし、ちょっと歩いたらすっかりスッキリ。
天候が良かったのもあり、歩いていると思いのほか寒くない。(止まると寒い。)
むしろ心地よく、歩くには丁度いい気温。(止まると寒い。)
10分くらい?歩いて体が暖まってきたところで、少しずつ沢水が出現。
そして徐々に上越の沢チックなナメナメした様相を呈してくる。
いいねいいね!ナメ歩き楽しい!!
ようやく沢登り気分が高まってくる。
天気もよく、気持良く歩いているとナメ沢出合へ着いた。
眼前には30m大滝が現れる。
ここの大高巻きが、前半部の核心のひとつ。
ナメ沢出合の小さな尾根から高巻く。
踏み跡を辿るだけだが、確かにココちょっと恐い。結構長いし(20分くらいかかった)。
茂みの隙間から下を覗くと、、、結構な高度感。
うまい具合に茂みが視界を遮ってくれてたのが救いかも。
あれ視界開けてたら超怖そう。
次は10m滝。ここもある意味核心。
左岸から取りついて登る。
トポだと『ロープ推奨』と書かれている。
滝の落ち口付近はスペース無く不安定。
落ち口から奥へとへつり気味に抜けて、更にスラブを乗り上げ、テラス状でほっと一息、といった感じ。
が、ここで私失態。
フィックス張ってもらいタイブロックで登ったのだが、
落ち口付近で油断し、タイブロックを一旦解除してしまった。。
周囲の状況の読みが甘すぎた。あそこ危なかった。。猛省。
気を取り直して、ナメをヌメヌメ歩く。
やっぱナメは楽しいよ、ヒロシさん!(水量多い時は怖くて嫌だけど。。)
そしてトポにも記載されている17m滝の絶景ポイント!
ここチョー綺麗。
ちょうど17m滝を登ったところが平坦なナメで、休憩にはバッチリというのもニクい。
しばし紅葉と秋空に抱かれつつゴロゴロ。
本当に気持ちいい。。
標高を上げるにつれて、山肌の紅葉もイイ感じ。
ところどころ巻きつつだが、快適な遡行。
ツメはナルミズ同様、草原。
と、いうより、気付いたら一般道に出る。らくちん♪
やはり上越の沢はイイ!
避難小屋で装備解除&一本。
そして今回の目的のひとつ、百名山・巻機山の山頂へ。
巻機山。。完全に侮ってました。
す ご い 素 敵 !
黄金の草原、たおやかな稜線、静かな雰囲気。
こんなにもイイ山だったのか巻機山!
流石は百名山。深田久弥さん凄いです。
下山も紅葉に囲まれつつ。
今まで行った沢の下山のなかで、一番楽しかった。
ナルミズもイイ沢でしたが、米子沢のほうが好きかも。
米子沢、それは沢ガールの憧れ。
この週末は【米子沢&八海山】の予定だったが、
土曜の天候がイマイチのため、CL判断で【観光&米子沢】に変更。
5人中2人が病人だったので、沢が日曜にずれてよかったかも。
観光ということで、
ロープウェーに乗って日光白根山の紅葉を眺め、
陶芸体験で各自作品を作ります。
作品のチョイスと作成の様子には、メンバーのカラーが出てました。
かぶーはテンパリ逆ギレ系。(先生に指導されて、「いや、できないっスよ!」とキレる)
れおは意外にアーティスト気質。(実は絵心あり!?)
はるさんはめげないこだわり派。(無理と言われても「そこを何とか」のこだわり)
やっさんはとりあえず酒。(作るものはやっぱり酒道具)
ちなみに教えてくれた先生もややキレキャラだった。
そんなこんなでめいっぱい楽しんで時間を使いきり、
宿へ入って温泉&宴会。
食べた飲んだ、飲んだ飲んだ飲んだ…
何しゃべってたっけ?って思うほど、長い時間飲んでたなぁ。
翌朝、全員4時半にしっかり起床。
てきぱきと用意を終えて登山口へ。
桜坂駐車場はすでに車いっぱい!巻機山ってこんなに人気の山なんだなぁ…
そしていざ、米子沢へ。
他のメンバーは全員、先月ナルミズ行ってきた猛者ですが、
自分は3ヶ月以上ぶりの沢で、最初から緊張気味。
前回の沢からベランダに放置しっぱなしの沢靴がなんか悪くなってないかも不安要素。
フェルトソールが悪くなってたり…しないよね?したりして…
しょっぱなの河原歩きで、「あ〜この足首にくるカンジ…沢だわ…」と実感。
上越の沢って初めてだったけど、そのキレイさに本当にびっくりした!
広々と展望がひらけていて気持ちいい。
丹沢や奥多摩とは全然違う〜。
ナメも本当にキレイ!!
キレイだけど滑る。マジ滑る…滑ってたのはわたしだけだけど。1人で超滑ってた。
一度本当に滑ってコケて滑落しそうになりました。
ナメのトラバースで恐る恐る踏み出して。
まず、左足が滑った。
「あっ、ヤバい滑った!」と思って右足でこらえようとするも、無情にも右足まで滑る。
コケる。
うつぶせに倒れ、体ごとちょっと(1mくらい?)ナメ床を滑り落ちた。
後ろにいたかぶーが咄嗟に止めてくれたけど、
「あ、わたし、このまま滝壺まで落ちるのかしら」って思いが脳裏をよぎりました。
はるさんも、わたしがコケた瞬間、
「かぶーが止められなかったら」に備えて下流に向かって走ってくれたらしい。
2人は命の恩人です!!(>_<) ※やっさんは先頭、れおは見てただけ
本当に怖かった〜。死ぬと思った…。
自分の不注意ですが、本当にありがとうございました。。
米子沢は事故が多いって聞くけど、こういうことかもって身をもって知りました。
とにかくナメが怖くて、滑りそうで、常に腰が引けてたと思う。
屋外に沢靴放置してて、ソールが悪くなってないかという不安も余計に「滑るかも」な恐怖を増幅。
実際に悪くなってるかは別として、常に不安がつきまとってたのがそもそもダメだと思った。
「腰が引けて、前かがみになってるから余計に滑るんだよ!」とやっさんに言われ。
確かに「滑りそうだから、しっかり足を置かなくちゃ!!」と思って
妙に力んでたかも…。
で、足裏でグリグリ地面を押さえつけようとする→つま先に力が入って余計に滑る→怖くてさらに力が入る
という、完全なる悪循環だったかもしれませぬ。
みんなは滑らず上手に歩いてるのに〜…。
アドバイス貰ってからは、力まずフラットにフラットに、を心がけて
ちょっとは滑らなくなった気がしました。(でも滑ったけどね…)
やっぱり怖がると余計に力が入る!!
ナメはキレイだけど、眺めるだけでいいな。歩きたくない。怖い。
でも行かないと見れないんだよな〜…。。。
滑らない歩き方を身につけるよう、精進します…
あと道具の扱いをちゃんとしよう。それだけで不安要素が減る!!(そもそもの扱いが言語道断かもですが)
ツメはほとんどなく、あっさりと登山道へ。
荷物デポして巻機山山頂へ向かう。紅葉が本当に素晴らしかった〜。
紅葉の中に延びる登山道が、すごくいいカンジ!!!
なんていうか、山容も穏やかで、ゆったりしてるように感じました。
アルプスの紅葉の景色とはまた違うカンジ。
下山はCT3時間のところ2時間で降りて、なんとか日が沈む前に駐車場に到着。
関越の渋滞もなく、スムーズに帰京できました。
2日間楽しかった!!
楽しかったけど、ナメで滑ってコケたのは本当に反省点です。一歩間違えば重大事故。
コケない歩き方をマスターせねばです。
みんながフォローしてくれて本当に助かりました。ありがとうございました。
ヒロシは来年はザッパCLでナルミズ
確定だからね。カモレコに計画あげて
おいたよ(笑)
ちなみに滑った距離は50cm程度だったよ。
ガンバー
「地獄の下山」ですね
ナメ怖いっす〜
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