凌雲岳北尾根クライミング〜黒岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,761m
- 下り
- 1,602m
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー
登攀装備
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共同装備 |
ロープ
ツェルト
|
感想
厳冬期は手強い凌雲北尾根。以前冬に来た時はラッセルが膝から腰まであり9時間でCo1120までしか行けず引き返した。
時間に余裕ができるこの時期、主稜上の岩峰群を忠実にトレースしようという主旨で凌雲に再チャレンジ。P1(梅干岩)の登攀記録は見当たらないが写真を見てクラック沿いに登れそうだと思いカム類を準備して臨んだ。
3/28 (6:40)かんぽの廃宿(11:40)Co1620=Ω1
リクマンベツ川をCo540辺りで右岸に渡る。以前冬に来た時は渡渉点が見当たらず川に落ちてストックを川に流した。Co1630のP1(梅干岩)手前にイグルーを建てΩ1。昨年苦い思いをしたニセカウや大雪の山々に囲まれながら昼寝。
3/29 (6:10)Ω1(6:20-8:30)梅干岩登攀(9:30)P2(10:30-12:20)P3カメノテ岩登攀(13:20)凌雲PEAK(14:20)黒岳(15:30)層雲峡
居心地が良すぎて出発遅れる。気合いを入れて梅干岩。
1P(自分):狭いチムニーを抜け、テラスに上がる。するとそこには残置物が・・。2段目からはワイドクラック。ピトンとカムを決めてずり上がり、岩に抱きつきファイト一発で越える。乾いた苔が目つぶしとなり辛い。頂上でビレイ。25m。あとは岩の上を少し進み懸垂10mで降りる。
P2(上川岳)は正面の岩塔が登れそうだったが時間が無くなりそうなのでパス。
最後に要塞の如く現われるP3は軍艦の様で圧巻。西側は垂直の大岩壁。稜線上正面の岩溝を抜けた後、岩石上の踊り場に出る。ここでロープを出し軍艦の頭に向けて延びるクラック(カメノテ岩)を登る。取り付きは西側がスッパリ切れ落ちているので高度感があり風をモロに受けロープがたわむ。
1p(相棒):15m。 クラック沿いに岩塔の頭まで。相方リード、A0で抜けた。岩塔からは懸垂10m。このカメノテ岩は捲いたら1分足らずで抜けられる。
あとは易しい岩稜を辿り、疲労困憊で凌雲ピーク。
風に終始吹かれ、へこたれた。
クラシックな稜線+手探りのクライミング山行となり充実した山登りだった。
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