大菩薩嶺 富士山を眺めながらのポカポカハイキング


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,093m
- 下り
- 1,082m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません 丸川荘から雷岩までは、チェーンスパイクまたは軽アイゼンが必要でした |
写真
感想
今回は、シーズン最後の雪遊びをするべく大菩薩嶺へ登りました。
色々と私生活でバタバタとしていたこともあり、今年の冬はあまり山へ登れませんでした。
なので、なんと昨年夏の白馬岳以来のアイゼン使用の山登りです。
今回もスパルタのkenboさんに連れられて、丸川峠経由の周回コースを行きます。
(kenboさんは石丸峠まで行きたかったみたいですが…)
大菩薩嶺は以前、ロッジ長兵衛からのショートコースを登ったことがあったので今回で2度目です。
予定より一時間遅れで駐車場に到着すると、後1,2台くらいで満車になるところ。
なんとかぎりぎりセーフで駐車できました。
歩き始めると、天気予報は晴れのはずなのにどんよりと曇っています。
いや〜な予感に「最近、頂上の天気に恵まれないなぁ。」なんて思っていると、向こうから来た見回り?の男性に、「この先に熊がいる。」との情報を聞き、さらに不安を煽られます。
恐る恐る熊鈴を鳴らしながら先を進みましたが、幸いなことに熊さんとこんにちはせずに済みました。
丸川峠までは雪もなくちょっと拍子抜けでしたが、丸川荘を過ぎると道に雪が出てきました。
最初はアイゼンなしでも登れるかな?と思いましたが、途中からツルツルと凍っている所や、狭いトラバースが出てきたので軽アイゼンをつけました。
道の真ん中を歩けば踏み抜くこともなく、わりと歩き易い道を山頂まで登って行きます。
丸川荘から1時間半くらいで、眺望のない大菩薩嶺山頂に到着です。
先に休んでいた方に写真を撮って頂き、ここで休憩はせずに、見晴らしの良い雷岩で昼食を取ることにしました。
この頃には天気もすっかり晴れて、雷岩からは富士山がドーン!南アルプスがドーン!の大パノラマが目の前に広がります。
「久しぶりに山頂で晴れたね!」なんて言いながら、ルンルン気分でお昼ご飯を食べました。
風もなくポカポカ陽気で、本当に気持ち良い♪
最後の雪遊びのつもりで来ましたが、標高2000メートルの山にももう春がやってきたようです。
ずっとここで日向ぼっこをしていたい気分ですが、まだ先も長いのでのんびりと下山することにします。
暖かい気温でどろどろになった泥道をキャーキャー言いながら下って行き、どろんこになりながら介山荘に到着。
そこには「アイスキャンディーあります」の看板が!
春というよりは初夏のような暑さだったので、なんと3月の山の上でアイスを美味しく頂きました。
山荘のおじさんも「今日はまだ乗鞍もくっきり見えていて珍しい。本当に天気が良いね!」と言っていたので、相当ラッキーだったようです。
下りはアイゼンを使わずに済みましたが、相変わらずのどろんこ道。
盛大に転ばないように気を付けながら下山しました。
今回は天気に恵まれ、本当に気持ちの良い山登りが出来ました。
大菩薩は歩き易いし、雷岩からの眺めや介山荘までの稜線歩きは2度目でも飽きることもなく、とても楽しい時間を過ごせました。
今度は今回断念した石丸峠まで足を延ばしてみたいですね!
この冬山シーズンは、色々とあって山に行くことができませんでした。昨年9月以降、アイゼンを使用していなかったため、せめて一度くらいは経験しておきたい。今の時期でアイゼンを使用でき、かつお手軽な山はどこだ???
う〜ん…と悩んだ末、ちょうど一年前に登った大菩薩嶺を思い出したのでした。
丸川峠分岐駐車場への到着は7時を過ぎてしまったので、車を停められるかどうか心配でしたが、普通に停められるスペースは残り3台分程度。すぐに後続車で埋まってしまい、ギリギリセーフ。準備をして出発です。
今回も一緒に登っていただくkazuruさんに石丸峠を経由する周回コースを提案すると「嫌だよ。そんなに歩きたくないっ!」と即却下されてしまったので、おとなしく大菩薩峠から下山することにしました。
出発からほどなくして、向こうから歩いてきた男性に「登山道との分岐にクマがいた。クマ鈴は持っているか?」と尋ねられました。ひょえ〜ということで、クマ鈴を鳴らしながら進みます。
晴天であった天気予報とは異なり、どんよりとした曇り空でした。しかし、ここ最近の暖かさにより、ゆっくり登っても汗をかいてしまいます。体力が低下してしまったことも影響しているのかな?
丸川荘の手前から、待望の雪がうっすらと現れます。でも、その先の見える斜面にはあまり雪が残っておらず、しばらくはアイゼン無しでも登れそう。少しガッカリしながら、休憩です。この辺りから少し晴れてきて、富士山がうっすらと見えました。
休憩を終えて先に進むと、予想とは裏腹に結構滑ります。ここでアイゼンを装着しました。昨年は、2月の大雪の影響か雷岩まで結構雪が残っており、何度か踏み抜いたりしながら進んだ記憶があります。今年は、雪の量は少なくても、歩くには良い具合で楽に進めました。
大菩薩嶺の山頂へ進むために右に折れる部分で道迷いすることはなく(誤ったトレースはありました)、順調に山頂に到着!相変わらず眺望には恵まれていないので、先にある雷岩で昼食にすることとしました。
雷岩に到着すると、数人が座れるスペース以外雪で埋もれていた昨年とは異なり、完全に露出していました。また、ラッキーなことに、数人の方しか休憩しておらず、目の前に富士山の絶景を拝めて、楽に座ることができる場所を確保できました。
ポカポカ陽気で気持ち良く、のんびりと食事をできるのは、富士見平小屋以来かな。
富士山だけではなく、南アルプス、八ヶ岳、遠くには乗鞍岳までもが見えました。食事を終えても出発するのが惜しいくらい。でも、介山荘までは景色を楽しみながら歩くことができるので、出発です。
ここから先は、雪がほとんど残っていないので、アイゼンを外します。しかし、ひどい泥濘状態で、ひとたびコケれば泥んこになってしまいます。慎重に、でもルンルン気分で進みました。
賽ノ河原にあるケルンに石を積み、大菩薩峠休憩舎の扉を開けようと試みるも開きませんでした。
大菩薩峠に到着し、あまりの暖かさに介山荘でアイスキャンディを食べていると、小屋の方から「今日は天気が良いねぇ。周りがきれいに見えるのは久しぶりだよ。あれが雲取山の石尾根。乗鞍岳もまだ見えるね」と話しかけられました。これまでに石尾根からなんとなく見えていた山は大菩薩嶺だったのか!と初めて知りました。色々な山に登っているうちにこのような発見ができるのも楽しいですね。
さて、下山です。ダメもとで石丸峠をにおわせるとキッとkazuruさんの眼つきが変わったので、福ちゃん荘方面に進みます。また雪が現れましたが、この時間ではアイゼン等は不要でした。でも、朝早ければ、バリバリに凍っているかもしれません。
富士見山荘に到着すると、一度やってみたかったハイジを決行!小学生以来のブランコ遊び。重量オーバーで鎖が切れなくて良かったです。
福ちゃん荘から先は、車道を歩いて行かれる方がいましたが、ここは敢えて泥濘状態の登山道を選択。コケないようにのんびりと下り、途中のロッヂ長兵衛をスルーして、駐車場に到着したのでした。
2,000m超えでありながら、お手軽な大菩薩嶺。今度は新緑や紅葉の季節に登ってみたいと思います。
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