妙義山(遠方から行く人のための覚え書き)
- GPS
- 05:41
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 952m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 5:40
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
帰りは富岡市の「愛タク」を利用するつもりだったが、下山時間が分からないので予約できず、下山後に電話したところ「配車できる車がない」と断られ、ふたたびツバメタクシーさんに来ていただいた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道はよく管理されている。ただし国民宿舎分岐より先はルートが非常に分かりにくいのでテープを探しながら気をつけて進む。 平日でも10人くらいに会ったので、登山密度が高い。 |
その他周辺情報 | 道の駅みょうぎにレストランがあり、名物のマロンソフトクリームも食べられる。 |
写真
装備
備考 | ヘルメット、手袋は必要。 カラビナ、スリング、ハーネスはあると安心。 水分は1L持って行ったが足りなかった。 |
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感想
昨年上越新幹線に乗っていて、高崎付近で妙義山(白雲山、相馬岳)の強烈な山容を見て以来、ずっと登りたかったが、難度、アクセスなど、関西ではわからないことが多く、持ち越しになっていた。今回関東に仕事で来た合間に無事登拝できたので、関西など遠方から公共交通で行く人に参考になるかもしれないことをメモしておく。当方関西在住、登山は5年ほど、大峯奥駈道の経験あり。
アクセス:バスがないのが不便だが、松井田駅から歩いても45分ほど。富岡市の愛タクは限られた車をやりくりしているらしく、下山してから電話したら配車を断られたので、前もって予約の必要があるだろう(といっても、下山予定時間などふつうは分からない)。松井田駅とタクシーで往復するのが確実。信越線は本数は少ないが、高崎駅から20分ちょっとで着く。
前泊の必要性:金洞山まで縦走ならできるだけ早く出たほうがいいが、堀切までなら8時すぎに妙義神社を出ても午後早くに下山できる(ヤマレコの標準コースタイムはやや長めに設定されている)。東京から電車で来ても8時過ぎには妙義神社に着ける。なお、はじめは前泊を計画したが、電話した旅館では単独なので断られた。どこでもそうだが、旅館は複数人のほうが宿泊しやすい。
難度:絶壁が多いので、高所が怖い人には辛いかもしれない。鎖がない岩場も多いので、三点確保しつつ足場を見つけて岩場を登れることが条件だろう。関西で例えると、大峯奥駈道の険しいところを4キロに凝縮したような登山道。
装備:落石の可能性があるのでヘルメットは必要。鎖やロープを持つことが多いので、革手袋もほしい(指先が出るものが便利)。履物はふつうに摩擦力があればいい。カラビナ、スリング、ハーネスはあると安心(ハーネスに120cmスリングを代用するのも可)。絶壁からスマホを落とすと取り戻せないので、100均でいいのでスマホの落下防止ひもがあるといい。ヒルの季節なら長ズボン下を着用して靴下をかぶせれば入ってこない(ただし腰から入ってくるのには注意)。熊鈴も。
準備:自宅近くの岩のある山を登山靴で登って三点確保をおさらいした。鎖場で五十肩にならないよう、ジムで腕の筋肉もほぐしておいた。過去のレコや動画も見てコースを頭に入れておいた。
混雑:関西なら平日は誰にも会わないことが多いが、平日なのに10人ほどに会って、鎖場でも2度通過待ちがあった。土日は混むだろう。
その他:地元の人らしいおじいさんがルートでもない岩場を軽々と越えていくのを見て、群馬の人は六甲山みたいな感覚で妙義山を歩いているのかと感心した(高崎出身者も「小学校の遠足で登った」と言っていた)。晴れが続いたせいか、秋になったからか、ヤマビルはいなかった。距離の倍くらい疲れる山だが楽しかった。また登りたい。
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