金峰山と瑞牆山(富士見平キャンプ)
- GPS
- 27:36
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,919m
- 下り
- 1,919m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 7:05
- 山行
- 2:53
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 5:33
6:10駐車場-6:51富士見平小屋
<テント設営と休憩>
7:46富士見平-10:21金峰山-13:16富士見平小屋
10月28日(土)
4:05富士見平小屋-5:50瑞牆山-7:26富士見平小屋
<テント撤収と休憩>
9:10富士見平小屋-9:45駐車場
天候 | 10月27日(金):晴れ、無風・微風、19時頃短時間小雨 10月28日(土):晴れ、無風・微風、日の出時間の山頂はガス |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
どちらの山もルート上に雪氷なく滑り止め不要だった。紅葉は駐車場と富士見平小屋の間で見頃。 |
写真
感想
10月27日(金)
広大な駐車場には5:30頃に到着。外気温3度。週末にかけて大混雑するが金曜日で平日なのでガラガラだった。それでも準備中続々と到着するクルマが見られた。支度の上6:10に行動開始。ヘッドライトは要らない時間帯になっていたが、使っていれば忘れにこの時点で気付いていたはず。駐車場付近は紅葉が良い具合になっていたが、まだ暗い時間なので写真には適さなかった。光も早朝で弱いので色が映えない。林道と何度か交差しつつ標高を上げ、6:51に富士見平小屋に到着。今日はここでキャンプなのでテントを設営する。Zさんには受付をしてもらう。金曜日の朝で平日のため、テント場はまだ閑散としていた。例によって周りから少し離れたところを選んで設営。大型ザックはここにデポして、小型のザックに日帰りハイキングの装備や食料を詰め込む。駐車場からわずかな時間で到達できるため、水分はほとんど持っていなかった。歩き出す前に水場で水を汲む。全ての支度が調い7:46に小屋を出発。軽荷なのでペース良く進む。天気は予報どおり良く、樹木の合間からは青空が見えた。風もなく無風。例年ならこの時期既に残雪があっても不思議ではないのだが、今年は事前の情報でも積雪無しだったため、滑り止めは持参しなかった。大日岩を横目で見ながら分岐を過ぎる。この辺りでZさんがお腹が空いたと言うので1回目の小休止。風がないので止まっても寒さは感じない。休憩後急な登りをこなすと稜線に出る。青空で風もなく展望を期待したが案外雲が多い。八ヶ岳や南アルプスは見られたが、富士山は雲に隠れて見えなかった。富士山の展望を期待していたZさんは少し残念そう。それでも天気は良いので金峰山の山頂を目指して進む。昨年同時期に訪問した際は日陰には残雪があって一部凍結していたが、今年は全くなし。一部霜と霜が溶けた後が見られたが、足を取られるような状態では全くなかった。今年は歩き易い。アップダウンを繰り返して距離を稼ぎ金峰山の山頂には10:21に到着。微風で晴れ。お隣の瑞牆山はよく見えたが、遠くの山は雲に隠れていた。それでもまずまずの眺望なのでしばし立ち止まって眺める。山頂付近で休憩しようかとも考えたが、風が抜けて少し寒いのと、適当な場所がないので五丈岩付近へ下り、風のないところで休憩する。風がなければポカポカしていて暖かかった。
大休止の後下山開始。天気予報では午前中は問題ないものの、午後はにわか雨の予報だったので、雨に捕まる前にテントへ戻りたかった。稜線を下っていても周囲に雨雲は見られなかったが、スマホで雨雲レーダーを確認すると、あちこち湧いているのが見られた。この周囲もいつ湧くとも限らないのであまり道草はしないで進む。下りも大日岩の付近で休憩。日当たりの良いところで風がなければ快適だった。13:16にテント場に戻る。テントは増えていたものの、平日なのでまだ余裕は十分だった。休憩してストレッチでもしようかと思ったが、Zさんはにわか雨の中で炊事をしたくなかったらしく、早めに食事の準備をするという。まだ14時前だが仕方ない。一緒に準備等しているとお互いに空腹なので食事も始めてしまう。持参した食料を食べる。駐車場からここまで片道1時間かからないので、食材は重さを考えずに持参してきた。16:30に食事と後片付けが終わってしまった。さすがに早い気がしたが、前日あまり寝ていないZさんは眠いのでさっさと寝るという。こちらもお腹が膨れて眠くなってきたので17時過ぎには寝る準備を始める。この時ヘッドライトを持参しなかったことに初めて気付く。テント泊を伴う登山はこれまで何度も何度もしたけど、ヘッドライトを忘れたのはさすがに初めて。持参した大小のザックをどちらもしっかり上から下まで探したが見つからない。別の日帰り用ザックに入れたまま、移し替えるのを忘れたようだった。予備のヘッドライトは非常用袋に入れてあるのでそれで明日は日の出前から行動するしかない。それで暗くてダメなら明るくなる時間を待つしかない。
18時前で本格的に暗くなるまでまだ時間はあったし一部騒々しさもあったが就寝。その後19時を回った頃小雨が20分ほどぱらついたが、大した雨量ではなかった。雨後トイレのためにテントの外に出たが、地面はほどんど乾いていてテントのフライシートも雨滴はほとんど着いていなかった。予報どおり、にわか雨はあったが雨による実害はほぼなし。その後本格的に寝る。雨はその後なかったが、しばらくは雷鳴が遠くに聞こえたし、寝ていても稲光があるのが感じられた。
10月28日(土)
3時にスマホのアラームで起床。Zさんはかなり眠たそう。2人とも三季用のシュラフだったが、Zさんは上下ダウンを着ても寒かったらしい。自分は行動着のまま寝たが寒さはあまり感じることはなかった。上下ダウンを着て寝たら寝汗をかくほどだったと思う。支度をしつつ昨夜の残りを温めて食事とした。4:05にテントを出、トイレに寄ってから行動開始。外は真っ暗。予備のライトはやはり予備でしかないので、なんとか歩けるものの、やはり暗い。Zさんのライトの光を分けてもらうようにして進むしかない。単独だったらさすがにこの時間の行動は無理だった。光量の足りないライトで周囲をよく照らしつつ進む。富士見平小屋からの瑞牆山は、一旦沢に下ってから登る。登り始めたら山頂まで下りはない。明るければ何の問題もない登山道だが、今日は暗くてあちこちで苦戦。Zさんに周囲のマーキングをよく探してもらいつつ進む。何度も登ったことのある登山道なので暗くても登れたが、初めてなら明るい時間が適切だと改めて思った。登りの途中星も見えて天気はまずまずと思えた。5:30を過ぎるとようやく周囲が明るくなってきたが、標高を上げると共に周囲にガスが出てきた。いつの間にか星も見えなくなっていた。前日の金峰山と同様雪や氷はないので足下は歩き易いのは幸い。スリップすることなく5:50に瑞牆山の山頂に到着。やはりガスで何も見えない。日の出の時間には間に合ったが、モルゲンロートも全く見られなかった。わざわざ3時起きした甲斐がなかった。それでもしばらく山頂に滞在してガスが取れるのを期待する。がしかし風弱くガスが退く気配はなかった。防寒して長居すれば晴れて展望も得られるかもしれなかったが、今日は早めの下山が必須だったので諦めて下り始める。完全に夜が明けた後はさすがに歩き易い。暗いと見えないが、明るいと本当に楽だ。下り始めてしばらくでガスの下に出たのか、遠くに南アルプスが見えるようになった。ひょっとすると山頂付近も展望が開けたのかもしれない。大いに後ろ髪を引かれる思いだが仕方ない。その後下山を続けると登りの登山者と続々すれ違った。土曜日で天気も良さそうなので当然かもしれない。沢に下りその後登り返すと、樹間から青空と瑞牆山がよく見えた。Zさんは悔しそうだったが、明日仕事なので早めの下山は必須。なるべく見ないようにして進む。テントには7:26到着。山頂滞在が短かったこともあり、往復3時間程度だった。
テントに戻ったら下山の準備。パッキングをしつつテントを乾燥させる。昨夜の雨の影響はほぼなく、フライシートは乾燥状態だった。テント本体は底面が濡れていたので、ひっくり返して天日に干す。グランドシートも割と簡単に乾燥できた。テント撤収とパッキング後、残った食料を消費するためベンチに座ってお茶をする。行動していると寒さは感じなかったが、止まってボーッとしていると寒く感じた。フリーズドライの甘酒を飲みお菓子を食べきったら9:10下山開始。歩き始めると登りの登山者と頻繁にすれ違う。やはり駐車場はすごいことになってそう。登りの時間は暗くて今ひとつきれいに見えなかった紅葉は、下りの時間はあちこちとてもきれいだった。瑞牆山からの展望はゼロだったが、きれいな紅葉が見られたので良かった。紅葉に見とれて時間を取られたが、駐車場には9:45に到着。びっしり満車状態。空きを探してクルージングするクルマも見られた。片付けをしている最中も空きを待つクルマが近くにいて、何だか落ち着かなかったが、紅葉がきれいな時期なのでこれは致し方ない。
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