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Yamareco

記録ID: 6129792
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

須留ヶ峰 ~紅葉・ドローン・山ゴハン、秋の欲張り登山~

2023年11月02日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:11
距離
8.1km
登り
921m
下り
903m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:50
休憩
2:16
合計
6:06
距離 8.1km 登り 921m 下り 920m
11:50
11:55
29
尾根分岐
12:24
12:29
26
12:55
14:05
27
14:32
15:05
19
15:24
17
尾根分岐
16:31
ゴール地点
餅耕地集落の上から北方向に折れて公団林道の緩やかな道を歩く「一般コース」もあるようです。分岐点の案内板によると、今回歩いたベテランコース(約5km)が登山2時間20分、下山1時間40分、一般コース(約6.7km)が登山3時間、下山2時間とのことでした。
天候
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
シャクナゲ自生地分岐に車を置いて歩き始めました。山神社からシャクナゲ自生地分岐までの道は荒れていて落石も多く、車をはしらせるのはお勧めしません。
コース状況/
危険箇所等
要所には標識が立っていてポイント確認ができますが、その間はピンクテープと踏み跡を確認しながら進むことになります。渡渉箇所が何カ所かありますが、特に危険な場所はありませんでした。
餅耕地集落から林道、登山道へ入る地点の案内板。今回は距離の短い「ベテランコースへ向かいます。
2023年11月02日 10:06撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:06
餅耕地集落から林道、登山道へ入る地点の案内板。今回は距離の短い「ベテランコースへ向かいます。
シャクナゲ自生地への分岐点に車を停めて、ここから歩き始めます。
2023年11月02日 10:24撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:24
シャクナゲ自生地への分岐点に車を停めて、ここから歩き始めます。
林道が終わって登山道へ入ります。
2023年11月02日 10:26撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:26
林道が終わって登山道へ入ります。
沢沿いのガレ場の道です。
2023年11月02日 10:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:33
沢沿いのガレ場の道です。
地質図ではこの山は安山岩〜玄武岩質なのですが、沢沿いにはいろんな石が見られました。これは泥岩質のホルンフェルスかな。
2023年11月02日 10:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:33
地質図ではこの山は安山岩〜玄武岩質なのですが、沢沿いにはいろんな石が見られました。これは泥岩質のホルンフェルスかな。
沢に掛かった丸太橋、渡っても大丈夫でした。
2023年11月02日 10:34撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:34
沢に掛かった丸太橋、渡っても大丈夫でした。
これは礫岩、礫が丸いので海成かな。
2023年11月02日 10:39撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:39
これは礫岩、礫が丸いので海成かな。
大岩の脇を進みます。
2023年11月02日 10:40撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:40
大岩の脇を進みます。
ここの丸太は一本、落ちずに歩けました。
2023年11月02日 10:43撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:43
ここの丸太は一本、落ちずに歩けました。
木が朽ちて崩れるんじゃないかと心配。
2023年11月02日 10:51撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:51
木が朽ちて崩れるんじゃないかと心配。
沢沿いの道から尾根に上がります。「第一」がどこかにあるのかと迷いましたが、こっちを行くのが正解のようです。
2023年11月02日 10:56撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 10:56
沢沿いの道から尾根に上がります。「第一」がどこかにあるのかと迷いましたが、こっちを行くのが正解のようです。
山腹斜面にジグザグにつけられた道を進みます。
2023年11月02日 11:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:00
山腹斜面にジグザグにつけられた道を進みます。
ホオノキの落葉。
2023年11月02日 11:03撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:03
ホオノキの落葉。
林道との合流点に達しました。
2023年11月02日 11:11撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:11
林道との合流点に達しました。
林道の崩れた谷を渡ります。
2023年11月02日 11:19撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:19
林道の崩れた谷を渡ります。
じきに林道終点、再び登山道に入ります。
2023年11月02日 11:22撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:22
じきに林道終点、再び登山道に入ります。
検索表で調べると「モンゴリナラ(フモトミズナラ)」のようですが…?
2023年11月02日 11:30撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:30
検索表で調べると「モンゴリナラ(フモトミズナラ)」のようですが…?
杉林の中を縫って進みます。
2023年11月02日 11:40撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:40
杉林の中を縫って進みます。
登山道が落ち葉に埋もれているので標識があるとホッとします。
2023年11月02日 11:43撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:43
登山道が落ち葉に埋もれているので標識があるとホッとします。
この山にはクリも多いです。
2023年11月02日 11:50撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:50
この山にはクリも多いです。
1km,35分というのは多分大杉山のことですね。
2023年11月02日 11:55撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 11:55
1km,35分というのは多分大杉山のことですね。
あちこちに紅葉の樹が見られます。
2023年11月02日 12:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
11/2 12:00
あちこちに紅葉の樹が見られます。
イヌシデ?かなぁ
2023年11月02日 12:03撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 12:03
イヌシデ?かなぁ
鮮やかな赤はコハウチワカエデかな。
2023年11月02日 12:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 12:04
鮮やかな赤はコハウチワカエデかな。
地籍調査の杭が尾根筋であることを示しています。
2023年11月02日 12:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:08
地籍調査の杭が尾根筋であることを示しています。
ちょっと傾斜がきつくなりました。
2023年11月02日 12:18撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:18
ちょっと傾斜がきつくなりました。
標識が見えた。
2023年11月02日 12:25撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:25
標識が見えた。
大杉山に到着!帰りにまた寄るので、先を急ぎます。
2023年11月02日 12:26撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 12:26
大杉山に到着!帰りにまた寄るので、先を急ぎます。
穏やかな尾根。
2023年11月02日 12:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:29
穏やかな尾根。
分岐があるようですが、今回は往復コースなので、山頂へ向かいます。
2023年11月02日 12:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
11/2 12:29
分岐があるようですが、今回は往復コースなので、山頂へ向かいます。
コナラかな、ミズナラかな。紅葉と落葉、明るい尾根。
2023年11月02日 12:32撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:32
コナラかな、ミズナラかな。紅葉と落葉、明るい尾根。
展望地のようです。
2023年11月02日 12:38撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:38
展望地のようです。
霞んでいて山並みがあまりはっきりしませんが、こっちが氷ノ山です。残念ながら天滝は確認できませんでした。
2023年11月02日 12:40撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:40
霞んでいて山並みがあまりはっきりしませんが、こっちが氷ノ山です。残念ながら天滝は確認できませんでした。
時々木の葉が落ちる音だけがする静かな稜線、気持ちいい。
2023年11月02日 12:53撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:53
時々木の葉が落ちる音だけがする静かな稜線、気持ちいい。
ようやく須留ヶ峰山頂に着きました。
2023年11月02日 12:55撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 12:55
ようやく須留ヶ峰山頂に着きました。
山頂広場、残念ながら展望はイマイチですね。
2023年11月02日 12:55撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 12:55
山頂広場、残念ながら展望はイマイチですね。
二等三角点「須留ヶ峰」
北緯 35°17′09″.4509
東経 134°41′45″.5339
標高(m) 1053.54
2023年11月02日 12:56撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 12:56
二等三角点「須留ヶ峰」
北緯 35°17′09″.4509
東経 134°41′45″.5339
標高(m) 1053.54
コンビニで買ったタマネギサラダと皮無しウインナーを入れて棒ラーメンを作りました。私はよく煮込んだやわらかい麺が好きです。
2023年11月02日 13:25撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 13:25
コンビニで買ったタマネギサラダと皮無しウインナーを入れて棒ラーメンを作りました。私はよく煮込んだやわらかい麺が好きです。
《ドローン撮影》
逆光になりますが、南西へ尾根が続きます。周りの樹が邪魔をして山頂からこの光景が見られないのが残念です。
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《ドローン撮影》
逆光になりますが、南西へ尾根が続きます。周りの樹が邪魔をして山頂からこの光景が見られないのが残念です。
《ドローン撮影》
南側上空から。この山は今が一番紅葉の見頃なのかもしれません。
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《ドローン撮影》
南側上空から。この山は今が一番紅葉の見頃なのかもしれません。
そろそろ出発します。山頂のミズナラに別れを告げます。
2023年11月02日 14:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 14:08
そろそろ出発します。山頂のミズナラに別れを告げます。
来た道を戻ります。
2023年11月02日 14:09撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 14:09
来た道を戻ります。
少々アップダウンがありますが、その汗ばむ感じも心地よい。
2023年11月02日 14:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 14:15
少々アップダウンがありますが、その汗ばむ感じも心地よい。
クヌギかな、クリかな。
2023年11月02日 14:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 14:15
クヌギかな、クリかな。
再び大杉山にやってきました。ここで展望を堪能。
2023年11月02日 14:32撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 14:32
再び大杉山にやってきました。ここで展望を堪能。
《ドローン撮影》
西北方向、大屋川支流の明延川と御祓山。
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《ドローン撮影》
西北方向、大屋川支流の明延川と御祓山。
《ドローン撮影》
左奥の尾根から入って、左手前の尾根に下りて行きます。
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《ドローン撮影》
左奥の尾根から入って、左手前の尾根に下りて行きます。
北方向へ向かう道もあるようです。
2023年11月02日 15:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:01
北方向へ向かう道もあるようです。
御祓山の向こうに妙見山。
2023年11月02日 15:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:04
御祓山の向こうに妙見山。
夏の終わりにヒルにやられた西床ノ尾山と東床ノ尾山。
2023年11月02日 15:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:04
夏の終わりにヒルにやられた西床ノ尾山と東床ノ尾山。
暗くならないうちに下山しよう。
2023年11月02日 15:10撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:10
暗くならないうちに下山しよう。
落ち葉で足を滑らせないように注意。
2023年11月02日 15:12撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:12
落ち葉で足を滑らせないように注意。
ブナとミズナラの尾根。
2023年11月02日 15:19撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:19
ブナとミズナラの尾根。
車を停めたのは餅耕地の上なのでそんなにはかからないはず、それでもあと1時間ぐらいはかかるかな。
2023年11月02日 15:24撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:24
車を停めたのは餅耕地の上なのでそんなにはかからないはず、それでもあと1時間ぐらいはかかるかな。
谷筋の道に入りました。今回はヒルにやられなくて幸いでした。
2023年11月02日 15:32撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:32
谷筋の道に入りました。今回はヒルにやられなくて幸いでした。
この辺りは常緑樹のようです。
2023年11月02日 15:40撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:40
この辺りは常緑樹のようです。
林道合流点まで戻りました。
2023年11月02日 15:48撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 15:48
林道合流点まで戻りました。
薄暗くなった森の中を黙々と下ります。
2023年11月02日 16:06撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 16:06
薄暗くなった森の中を黙々と下ります。
往復山行では行きがけに目に入らなかったものに気付けることも多いです。
2023年11月02日 16:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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11/2 16:08
往復山行では行きがけに目に入らなかったものに気付けることも多いです。
ここは無理せずに下に降りて渡渉しました。
2023年11月02日 16:14撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 16:14
ここは無理せずに下に降りて渡渉しました。
大岩まで戻ってきました。
2023年11月02日 16:18撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 16:18
大岩まで戻ってきました。
この丸太橋は上を歩きました。
2023年11月02日 16:23撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 16:23
この丸太橋は上を歩きました。
林道終点に到着。
2023年11月02日 16:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 16:29
林道終点に到着。
この少し先に車が待っています。
2023年11月02日 16:30撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/2 16:30
この少し先に車が待っています。
帰りがけに山神社(大山祇神社)に参って、今日の山行の無事を報告しました。
2023年11月02日 16:49撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
11/2 16:49
帰りがけに山神社(大山祇神社)に参って、今日の山行の無事を報告しました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(ハット) 登山靴 サブザック(19L) 昼食(棒ラーメン+カット野菜+ソーセージ) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶650mL+水500mL) シングルバーナー+OD缶(250mL) 角形鍋 地図(行程図・地形図) スマートホン(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) ドローン(MavicMini) サブバッテリー カメラ 腕時計 ラジオ ヘッドライト 手拭い ティシューペーパー
備考 歩き始める前に足下にヤマビル忌避剤(ヤマビルファイター)を噴霧しました。

感想

 先日、大会で氷ノ山をがっつり歩いたところなのだが、この日は仕事の休みが取れたので、プライベートで山を楽んでこようと計画を立てた。氷ノ山歩きで少し足の筋肉が張っている気はするが、体調は良好、大抵の山なら歩けそうな気分だ。しばらくドローンも飛ばしていないので、紅葉のきれいな山でドローン撮影もしてみたい。おむすびやパンではなくバーナーの火を使って山ゴハンも作ってみたい、なんて、いろいろ欲張って荷物を詰め込んだ19Lのザックはずっしりと重く、ぱんぱんに膨れた。選んだ山は兵庫県の須留ヶ峰、夏の終わりに訪れた兵庫県の山ではヒルに齧(かじ)られて、いまだに足首あたりに複数のカサブタが残り痒いのだが、さすがにもう11月なので、ヒルの活動も収まっているだろうとは思いつつも、気温が高くなる予報だったので、歩き始める前にはズボンの裾を靴下の中に入れ、靴や靴下にヤマビルファイターをしっかりスプレーしておいた。そのおかげ(?)で今回はヒルの攻撃を受けることはなかった。
 鳥取市の自宅から登山口までは90km以上あり、車で2時間ぐらいはかかりそうなので、早めに家を出ようと思ってたのだが、目覚まし時計が鳴らず(電池が消耗していた?)、ばたばたと準備をして家を出たものの、登山開始は10時半近くになってしまった。往復で5時間ぐらいの行程だろうが、ドローンや山ゴハンで遊んでいたら、下山の頃には日がかなり落ちているかもしれない。あまりのんびりもできない、と少し焦る気持ちのまま歩くこととなった。
 登山口とされる山(神)神社下手の広場には車が2台停まっていた。当初は先人に倣ってそこを出発点にする予定だったのだが、少しでもコースが短縮できればと思い、神社の脇のコンクリート舗装林道を車で進んでみた。落ち葉や小石はあるものの、軽四駆ならば何とか進むことができる道だ。どこか適当なところに車を停めようと探しているうちに、「シャクナゲ自生地」分岐点まで登ってきてしまった。今はシャクナゲの咲く季節ではなく、分岐には人の入っている様子もないのでそこに車を停めさせてもらうことにした。歩き始めると、30mほどで林道が終わり、そこが広場になっていたので、ここまで車で上ってきてもよかったかなと思った。登山道の位置づけとしてはこちらのコースは上級者向けらしく、何度か渡渉したり、スギ林の中を縫って進んだりする必要があった。今回はこのコースを往復したのだが、結局山では誰にも会うことがなかった。停めてあった車で来ていた人は、他の山へ行ったのか、渓流釣りが目的だったのか?
 累計標高が1,000m近いルートだけあって、登山開始からコンスタントに上り坂が続く。急な直登はあまり無いものの、平坦なところも少ない。大杉山から須留ヶ峰の間の稜線にもアップダウンがあり、体力を消耗する。焦らず、けれども立ち止まらず、ペースを一定に保ちながら歩くことが肝要だ。
 登山道周辺の広葉樹の多くは落葉したり色が変わったりしていたが、鮮やかで見事な紅葉というのはそれほど多くなかったように思う。確かに今がこの山の紅葉の時期なのだろうが、樹種によるものなのか、今年の気候の影響なのか、一面の鮮やかな赤や黄色の紅葉は無かった。それでもドローンを飛ばして上空から見ると、日に照らされた紅葉はなかなか見事で、周囲の山と比べてもこの山が落葉広葉樹の豊富な山であることがわかった。

ドローン映像(3分37秒)
 須留ヶ峰の山頂は周囲に木が多く、展望はあまり良くない。しかし、ドローンで少し高い所から見ると、前後に続く稜線がなかなか美しい。周囲の谷をジグザグに縫って流れる川や道路もなかなかいい感じだ。ロケーションとしてはなかなか良い場所なのにそれを直接見ることができないのが残念だ。一方、大杉山は西〜北方向が開けていて、氷ノ山〜妙見山〜西床ノ尾山の山なみが見渡せる。展望だけなら大杉山に軍配が上がるが、大杉山から須留ヶ峰の稜線に広がる広葉樹の森は下草もほとんど無く、静かで歩き易く、ここを歩かなければこの山の値打ちは半減するなぁとも感じる。紅葉の時期にこの山を歩くことができて良かったと思う。

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