経塚山 積雪期限定・駒ヶ岳ルートで

2015年04月12日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 17.8km
• 登り: 1,205m
• 下り: 1,205m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:23
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:56

6:00 スタート地点
6:35 6:35 うがい清水
8:25 8:25 駒ヶ岳山頂
10:22 10:33 経塚山
12:12 12:34 駒ヶ岳山頂
13:32 13:32 うがい清水
13:56 ゴール地点

天候

快晴☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

うがい清水登山口までの道路は除雪されていないため2km手前に路上駐車。
（4WD車ならあと500m位進入出来そうです）

コース状況／危険箇所等

【うがい清水〜駒ヶ岳】下賽ノ河原の下方の雪庇帯にクラックあります。
【駒ヶ岳〜経塚山】緩い稜線歩きですが数か所クラックがあります。経塚山手前のヤブは雪がちょうどよく締まり踏み抜きは予想より少なかった。
【全体的に】積雪がよく締まり歩き易くなりました。早朝は軽アイゼン・日中はツボ足で行動できました。持参したスノーシューは使用せず。
　おそらく今より早い時期だとラッセルがあったり未除雪のアプローチが長く、遅い時期だとヤブ越えが厳しくなるものと思われます。

写真

4/12 5:38

登山口に向かう途中に撮影
左が経塚山、右が駒ヶ岳
今日のコースは駒ヶ岳山頂経由で経塚山へ縦走します

4/12 5:53

雪溶けが進み、うがい清水2km手前の林道起点までは進入可能。4WD車ならあと500mくらいは行けそう。

4/12 6:05

自分の車ではここが厳しい

4/12 6:25

うがい清水付近の林道はまだまだ雪。

4/12 6:31

登山届ポストも姿を現しました。

4/12 6:42

雪面が凍っていたのでチェーンアイゼンを装着。

4/12 6:48

待っててね。経塚山。

4/12 6:49

遠いなあ

4/12 7:10

ぶな林の坂を越えて

4/12 7:28

下賽の河原手前の雪庇帯
クラックが大きくなってます

4/12 7:31

4/12 7:42

下賽の河原から経塚山

4/12 7:43

下賽の河原から駒ヶ岳
ここで先行者が見えました

4/12 8:25

金ヶ崎駒ヶ岳の山頂1129mに到着！
ここで8：25と順調な通過タイムです。

4/12 8:26

3/22はここで敗退でしたが今日はここからが本番です。

4/12 8:26

駒ヶ岳から経塚山までは夏道登山道が無い積雪期限定？ルートです。

4/12 8:32

いざ未知のルートへ

4/12 8:35

いきなりの下りとヤブ

4/12 8:36

経塚山までの尾根歩き。以外とアップダウンがある。

4/12 8:36

雪崩注意報が出ているからクラックが気になる。

4/12 8:42

天候はめちゃめちゃ良い♪

4/12 8:44

急斜面もありました

4/12 8:48

でも大半は稜線

4/12 8:49

時々　目印の赤布がある

4/12 8:53

急斜面はツズラ折りに登り雪庇を避けて尾根へ取り付く

4/12 8:57

尾根に出ればこっちのもの

4/12 9:05

単独行ですが先行者のトレースに助けられます

4/12 9:07

登りは常に右側の尾根添いに巻いて弓状に辿っていく

4/12 9:09

広い斜面だ

4/12 9:13

広くて天気が悪いと迷いそう

4/12 9:20

振り返ると岩手山が！

4/12 9:20

岩手山はいいぁ

4/12 9:25

経塚山にも近づいた

4/12 9:32

晴れてるから辿るべき道は明瞭だ

4/12 9:39

ここがコースの中で一番注意が必要なポイント

4/12 9:42

急斜面にデカイ亀裂あり

4/12 9:48

夏道との交差部付近か

4/12 10:04

山頂直下はヤブを超えていきます

4/12 10:12

雪がしっかり詰まっていて、踏み抜きは少ない
ベストなタイミングだったかと

4/12 10:19

ヤブを漕いでるうちに経塚山山頂に着きました

4/12 10:22

経塚山三角点1372mにタッチ

4/12 10:22

ついに念願の経塚山に立つ

4/12 10:23

焼石連峰が美しい

4/12 10:23

南側に栗駒山

4/12 10:23

胆沢ダムも見えました

4/12 10:23

夏道の下り口

4/12 10:23

主峰　焼石岳の山容

4/12 10:24

歴史ある経塚

4/12 10:24

北側の眺め

4/12 10:25

手前は夏油高原スキー場のゴンドラ山頂駅
奥に岩手山

4/12 10:25

和賀岳かな

4/12 10:25

おそらく中央が秋田駒

4/12 10:25

百名山　岩手山

4/12 10:25

同じく百名山　早池峰山もうっすらと

4/12 10:28

セルフタイマーで撮影
奥は焼石岳です

4/12 10:29

奥左から　横岳　主峰焼石岳　南本内岳
手前が天竺山　

4/12 10:30

下方の谷は雪崩だらけ

4/12 10:33

駒ヶ岳を振り返る。
左側の尾根道を辿ってきました。

4/12 10:58

金ヶ崎駒ヶ岳から経塚山までつぼ足で約2時間。

4/12 11:02

経塚山もいいけど岩手山は特別ですね

4/12 11:04

さあ、駒ヶ岳へと引き換えします

4/12 11:33

駒ヶ岳に戻る途中スキーの方2人とすれ違いました

4/12 11:50

日差しで雪面がザラメになり駒ヶ岳への登り返しが辛い

4/12 11:56

新しい靴がフィットせず痛い

4/12 12:06

やっと駒ヶ岳に到着ー！
ここで暫く休みます。

4/12 12:06

経塚山を振り返ってみる

4/12 12:12

駒ヶ岳山頂奥宮のテラスでいつものカップラランチ♪

4/12 12:34

他の山の名と日付が記された石がいっぱいある
信仰の一種なのかな

4/12 12:34

十分に休憩したので駒ヶ岳から下ります
ところで神社のしめ縄がちぎれそう

4/12 12:33

駒ヶ岳直下は急斜面

4/12 13:34

うがい清水
ここまで車で来るのは、初夏かな？
【追記】(5/9)
5月連休には雪が融けて自動車進入が可能になっておりました。

4/12 13:56

林道起点の駐車場所に無事到着しました。

撮影機器：

COOLPIX P510 ニコン

感想

sa33hi66

　昨シーズンから下見や敗退を繰り返して、ようやく念願の経塚山に登ることができました。最高の時期を逃さず日帰り登頂が出来たことは、本当に幸運だったと思います。おそらくこのルートをツボ足で登れるのは、里に桜が咲き始める　この時期の数週間なのだと思います。

　経塚山は標高こそ1372mと主峰焼石岳の1547mに及ばないものの、麓の胆沢平野から近いこともあり貫録十分な山です。地元民である私も登山をするまで経塚山を仰いで焼石岳だとずーっと勘違いしていたほど。それほどに颯爽として貫禄ある山です。

　ところが、日帰り登山ばかりの私にとって経塚山は距離が長く、敗退を繰り返しておりました。理由は下記のとおりです。
■一般的な中沼登山口やつぶ沼登山口から焼石岳経由で経塚山を目指すと、行動時間が長くなり日帰りできない。
■最短ルートの夏油温泉登山口からは、途中のトラス橋が雪の重みで折れ通行止めになっている。（2014.10.25レコ参照）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-535842.html
■中沼口から金名水小屋までショートカットするルートがあるものの渡渉など一般ルートでなく、初心者一人では行けそうにない。
■今回の金ヶ崎駒ヶ岳経由経塚山コースも、厳冬期は除雪なしのためアプローチが異常に長くなる。（2015.3.22レコ参照）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-603833.html
というわけで、この日を首を長くして待っていました。

　コース状況は、最高のコンディションで、雪がよく締り歩き易くなっていました。前回3/22と比較しても足元は安定し、雪どけで車が途中まで入れるようになったためうがい清水登山口までの雪上歩行距離が先月より短くなり、条件に恵まれました。
苦戦を予想していた経塚山山頂手前のヤブこぎも、踏み抜きが少なく想像していたより好条件でした。

　ただ、今回いままで悩みだった積雪期の登山靴内部への浸水対策に、登山靴(ガルモント・ピナクルGTX)を新調したのですが、ソールがよくスリップしたのと、内部のかかと付近に違和感が出てペースが上がらなかった場面も。
やっぱり新しい靴は慣らし履きが大切です。

　山頂からの眺めは、焼石連峰の山々はもちろん、栗駒山、秋田駒、岩手山、早池峰山と美しい眺望で大満足でした。