南蔵王縦走 蔵王ライザ~刈田峠~屏風岳~不忘山
- GPS
- 11:21
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,413m
- 下り
- 1,410m
コースタイム
- 山行
- 10:11
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 11:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
蔵王ライザスキー場は、平成27年4月5日(日)で今シーズンの営業終了 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蔵王山 噴火警報(火口周辺)平成27年4月13日13時30分 仙台管区気象台 <蔵王山に火口周辺警報(火口周辺危険)を発表> 小規模な噴火の可能性。想定火口域から概ね1.2kmの範囲で警戒してく ださい。 <噴火予報(平常)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引上げ> **(本 文)** 1.火山活動の状況及び予報警報事項 蔵王山では、御釜付近が震源とみられる火山性地震が増加しています。 蔵王山では今後、小規模な噴火が発生する可能性があります。想定火口域 (馬の背カルデラ)から概ね1.2kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて 飛散する大きな噴石に警戒してください。 2.対象市町村等 以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。 宮城県:蔵王町、七ヶ宿町、川崎町 山形県:山形市、上山市 3.防災上の警戒事項等 想定火口域(馬の背カルデラ)から概ね1.2kmの範囲では噴火に伴う 弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 また、風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれ があるため注意してください。 <噴火予報(平常)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引上げ> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●蔵王ライザ駐車場〜刈田峠 早朝なので雪質はガチガチ、営業終了しているスキー場ゲレンデを登っていく 刈田リフトからまだ除雪されてない蔵王エコーラインを進む、途中まで除雪が進んでいた。 ●刈田峠〜前山〜杉ヶ峰〜芝草平〜屏風岳 遠目に見ると夏道が確認できるが、樹林帯に入ると見通しが利かなくなり注意、ルートファインディングが必要。 前山、行きは気温が低かったので踏み抜きはないだろうと夏道を使ったが、帰りは東側をトラバースした。 杉ヶ峰、東側をトラバース、杉ヶ峰の東斜面は雪庇が出来ているので通過には注意。 芝草平から屏風岳へのルートは夏道(積雪あり)を登るのがベスト、登りはじめがわかりにくいのでよく確認を。夏道を外れると潅木が邪魔で登るのが一苦労。 ●屏風岳〜南屏風岳 山頂から水引入道分岐まで基本夏道(積雪あり)だが、雪庇と潅木ギリギリを進むことになるので要注意、雪庇クラックも入っており通過には十分に注意を。 水引入道からは夏道を進む、夏道には積雪があるが気温が上がると踏み抜きに注意。 ●南屏風岳〜不忘山 南屏風からは夏道が出ているのでアイゼンは不要 雪解け直後ガレ場は土や小石が浮いているので非常に滑りやすくなっており要注意 前日は雨だったので登山道がぬかるんでおりドロドロ、かなり滑りやすくなっていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
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感想
登った翌日に蔵王山に火口周辺警報が出されて少しドキドキしてるmanimaniです。
思えば予兆はあった、4/9には火山性微動を観測していたし、この日、宮城側のすみかわから登ってきた登山者がなんか硫黄くさい臭いがすると言っていた、山形側から登った私は全然この臭いは感じなかったが、これもこの警報の前触れだったのではないだろうか。
警報はお釜の西側2kmと東側3kmらしいが、この警報の影響で蔵王エコーラインの開通も最低でも1ヶ月は延期になってしまい4/24の開通予定がヘタすると6月までずれ込む可能性も出てきてしまった。
蔵王の入山規制はないが火口周辺はより注意が必要になるだろう。観光にも少なからず影響ががでて登山者も減ってしまうのではないかと心配しています。
さて蔵王の状況はこれぐらいにして―――
南蔵王縦走してきました。
蔵王エコーラインがまだ開通していないので蔵王ライザスキー場からのスタートになりました。今シーズンの営業は既に終了しておりリフトもやってないので今日は駐車場からの歩きです。早朝でガチガチに凍ったゲレンデを登っていきます、アイゼンがしっかり効いて登りやすい、振り返ると朝日連峰が朝日に照らされてキレイだ。
樹氷原を通り刈田峠大駐車場から除雪前の蔵王エコーラインを進んでいった。
途中から宮城側から除雪が始まっていて雪壁の上を進んだが、帰る頃には除雪もたいぶ進んでいたので道路に下りて進んだ方が安全だと思う。
刈田峠に到着、ここから南蔵王縦走開始、峠から前山を見ると夏道が確認できた、まだ早朝なので踏み抜きはないだろうと夏道を登ることにした、樹林帯にはいると夏道がわかりづらいのでルート確認しつつ進んだ。夏道には積雪があるが一部は雪も溶けている箇所もあった。
前山を通過して次のピークの杉ヶ峰へ向かう、ここは夏道は通らず東斜面をトラバースする形で進んだ、杉ヶ峰の東斜面は雪庇が出来ており、まだ雪崩の心配は低そうだったが通過は注意して進んだ方が良い。
芝草平に到着、この日は晴天で何の問題もないが、視界不良の時は注意が必要。
所で積雪期の芝草平での幕営ってどうなんでしょうね?
北西には杉ヶ峰で風は弱そうだが、西側が開けているので風対策は必要だと思う。あと眺めが少し微妙かな?
話し戻します―――
芝草平から屏風岳のルート、この時期は夏道がベストだと思う。夏道を外れると潅木が邪魔で登りづらい、ただ登りはじめ夏道がわかりづらいのでルート確認して登った方が良い。
屏風岳山頂は広いので残雪期はルートを間違えないよう、夏道を確認して進んだ。
屏風岳山頂に到着、先月来たときより雪もかなり沈んでいた、1mは雪解けが進んだのではないだろうか。
屏風岳から水引入道分岐までは登山道を進むが、雪庇の脇を通るルートなので雪庇側へなるべく行かないように潅木の脇ギリギリを進んだが結構怖い・・・ここは注意しつつ慎重に!
水引入道分岐から先は南屏風まで夏道が確認できた、登山道に積雪はあるが雪解けはもうすぐだろう。今日はほとんどなかったが雪解けの前は踏み抜きが厄介そう・・・
南屏風から不忘山の登山道は雪もほとんどなくアイゼンは不要、雪解け後のザレ場は小石や土が浮いており非常に滑りやすい、注意して進んだが1回ズルッと滑って尻を強打した。
登山道もぬかるんでおり滑りやすい、泥が靴裏に付くので滑らないよう泥を落としながら進んだ。
不忘山に到着、スタートからここまで5時間半、まあまあのペースだったのではないだろうか、踏み抜きがほぼなかったのも幸いしたかも。山頂には登山者が一名と、もう一人登ってきた1名の計二名、ここまですれ違ったのがエコーラインを除雪してた業者の方だけだった。一ヶ月前はあんなに賑わっていたのになんか寂しいですね・・・
このまま白石スキー場に下れば楽なんだろうけど、そうも行かないので戻ります^^;
刈田峠大駐車場まで戻り遅めの昼食、フォローしている方レコの影響で鍋焼きうどんが無性に食べたくなり買ってきていたんだが、いざ食べようと出してみたら・・・んん!?なんか液が漏れている!どうやら水入らずの冷凍鍋焼きうどんだったせいで凍っていた汁が溶けて染み出してしまったらしい、幸い溶けた量は少しだったのでそのまま食べることが出来たが、ザックの中に汁の臭いが付いてしまい、残念な結果になってしまいました^^;
本日ザックの中身をあらかた選択する羽目になってしまいました\(^o^)/
南蔵王縦走、帰って距離確認したら23.5kmもしかして1日の歩行距離で過去最高かもしれない、どうりで足が痛いわけだ・・・
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