池木屋山 霧の中でチャレンジ登山?
- GPS
- 08:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,372m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 ガス 山頂5℃くらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上りで渡渉が4ヶ所ありました。いずれも、最近雨が多かったせいか水量が多く、岩も濡れてぬるぬるで私には渡るのが困難でした。下りの分岐(鹿よけネット)からモノレールに沿って歩くのですが、浮石や泥濘で大変歩きにくかったです。 ※旅レコのログが飛びまくってたので、他の方のログを見て手書きしてます。参考程度に見てください。 ※写真を撮る余裕がなかったため、他の方の写真を多数、使わせていただいてます。 |
写真
装備
備考 | 替えの靴下を持っていけばよかった。(結局不要でしたが、持つべきと思いました) |
---|
感想
当初、ダイトレチャレンジ登山への参加を考えておりましたが、所属するR会で「池木屋山」の企画があり、「チャレンジ登山は毎年あるけれど、池木屋山に行けるチャンスはそうめったにないし」とこちらへの参加を決めました。
朝6時20分に道の駅大宇陀に集合。そして車を2台にまとめて宮ノ谷登山口へ。
本日のリーダーより「高滝を巻くところは以前、滑落事故がありました。今はかなり巻くように道ができているので注意して進めば大丈夫です。奥の出合いからは、ひたすら上りです」と説明があり、出発。
渓谷美を堪能しながら、整備された登山道を進みます。メンバーの中には、今年2月に「風折れの滝」へ氷瀑を見に行く山行に参加した人もおられます。(私はレベル的に無理なので不参加) 雪のなくなった登山道をみんなでわいわい進みます。
高滝が見えてきました。さて、ここで1回めの渡渉。水量が多くて深い! しかも岩が濡れてヌルヌル。私には無理かも… あっちでもないこっちでもないと渡渉ポイントを探してくださり、ついにロープを張っていただくことに。ありがたいです。それでも、一瞬、片足をチャポンと浸けてしまうどんくさいpapi-leoです。
ここからが本日一番の要注意ポイント。高滝を左岸から巻いていくのですが、うーん、気のせいでしょうか。時折、私には道が見えなくなります。足元も土が崩れやすく、あらら、ズルズル下がってしまいますぅ〜ってこともたびたび。ヒトリシズカやオオミネコザクサぽい花が目を楽しませてくれますが、写真を撮る余裕などあるはずもなく必死。
また渡渉が。今度はチャポンを避けるべく、最初から靴・靴下を脱いで渡りました。まあ、水の冷たいこと! あと2か所、渡渉がありました。リーダーのお話では、最近雨が続いていたので水が多いとのこと。水量で難易度が全然違ってくるのですね。
手を引っ張っていただきながら、なんとか渡ることができました。
奥ノ出合から急登であることは、出発前の説明にありました。が、こんなに急だったのか!! 木の幹や根っこを掴みながら登ります。「本当なら、もう山頂が見えてるけれど、今日はガスで見えませんね」と聞いたあとも、なかなか山頂に着きません。どっちが楽に登れるかなと、直登してみたり、ゆるーくジグザグに登ってみたりして気を紛らわせます。山の会では今回の企画は「体力的に山行B」とのことでしたが、これはがっつりBやで〜など呟いてると、幹の皮が剥がされた木が。「鹿は山行BでもCでも平気なんですかね」「そら『私、Aしか無理やねん』言うてたら、『奈良公園でも行ってこい』言われるやろ」「さすが鹿ですね」と意味のない会話をしながら上り続けます。ガスの中、ひたすら続く急登。ようやく山頂に着くも当然景色は見えませんが、私の山歴(短いですけど)の中では1番かと思われるほどの達成感が。
冷たい風を避けて、山頂から少し下がったところでお昼ご飯。渡渉に時間もかかったので、予定より遅れていました。ささっとすませて、山頂で記念写真。うひょっ、寒っ!!
池木屋山の名前の由来である池を見て、霧降山へ向かいます。ところが、ここで呪われたかのように、次々に3人の方が足がつってしまいました。山頂のあの寒さがとどめを刺したのでしょうか。痛そうです。無理せず、休み休み進みます。でもこの休み休みのペースが、本日レベル違いで参加している私には意外とよかったかも。上りでかなり体力を消耗したようでした。
尾根道を下るのですが、時折広いところへ出たりガスで視界が悪かったりで、ぼや〜っと歩いてればいいような道ではありませんでした。ベテランの皆さんで、テープやGPSを頼りに下っていきます。私はついていくだけです。しかし、この下りの長いこと!! リーダーより、途中で日が暮れそうだからヘッデンを出しやすいところに持っておくよう指示がありました。私の短い山歴の中で初ヘッデンか。どのへんで暗くなるのかな。つまずいたりしないかなと少し心配になります。あー、もう、下り長いわ。霧の中だから、よけいにそう感じたのかな。たまにツツジが目を楽しませてくれ励ましてくれます。何かわからない低木の固い枝が足に当たって痛かったな。ヒメシャラの幼木かな。
やっと最後の分岐の目印、鹿よけネットが出てきました。そこは伐採地で、またちょうどガスも切れたので急に明るく感じられました。あとは下の方に見えてる道路まで下るのみ。なんとかヘッデンなしで駐車地に戻れそうです。と、喜んだのものの、この道路までがまた長い!っていうか、モノレール沿いに下るのですが、浮石や泥濘で歩きにくいこと。ラクー!の連続です。まあ、登山道ではないですからね。鹿よけネットの内側を歩いてるはずなのに、鹿と鉢合わせになったり。北西に高見山が見えたり。やっと道路に出た時は、もうハンパない達成感でいっぱいでした。上りで苦労した尾根が見えます。うわぁ、あれ登ったんや、と。
周りの皆さんに助けていただいたおかげで、本来なら私なんかに到底登れるはずのない山に登り、無事下山できました。心から感謝しております。強烈な筋肉痛はありますが、心地よい達成感にひたっています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
まだ行った事がありません。
なんだか遠くて レベルも高そうだなぁと思っています。
川を渡渉するのも私は下手くそで怖いので大騒ぎします。。。
けれど 静かで良さそうな山ですね。
アカヤシオの頃 検討してみようかなぁ
良かったですよ。
私の撮った写真では、その良さが伝わってないと思います。
レベルは…本来であれば、私なんかが登るお山ではございません。
この日は、私たちの他には二人組の登山者を見ただけです。
登山者も少ないのに、梯子や橋、テープが整備されてるのはとてもありがたいですね。
papi-leoさん、こんにちは。(たぶん、はじめまして。?)
以前より池小屋山、行きたいと思っていました。コース、トレースさせて頂きたいと思います。山深く・谷深い場所ですね。
ヒトリシズカと淡い紫のイワザクラ(の種)が良いですね。特に、希少種のイワザクラは見てみたいです!
台高の山ビル生息の危険地帯のようなので、早い時期が良さそうですが、大阪からだと、ちょっと遠めですね、。
DCTさん、こんばんは。
ログは、一緒に登られた方のを手書きで写したのでご参考程度に
イワザクラっていうんですか。ひとつ、賢くなりました。
私、てっきり奈良県と思っていたのです。我が家は奈良県に近いのですが、それでも登山口まで2時間半はかかってますね。早起きして出発し、長時間にわたる、私にとってはハードな山行でしたが、思い切って参加してよかったです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する