小屋閉めの涸沢

2023年11月03日(金) ~ 2023年11月05日(日)

• GPS: 16:24
• 距離: 36.3km
• 登り: 1,572m
• 下り: 1,559m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:56
• 休憩: 0:15
• 合計: 3:11

距離 11.0km 登り 169m 下り 50m

13:12 上高地バスターミナル
13:28 小梨平
14:03 14:04 明神館
14:08 徳本口
14:56 15:09 徳澤園
16:09 16:10 横尾
16:23 横尾山荘

2日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 1:25
• 合計: 6:57

距離 8.7km 登り 1,317m 下り 572m

6:09 横尾山荘
6:27 6:28 横尾岩小屋跡
7:13 本谷橋
8:05 大崩落地
8:27 8:28 Sガレ
9:09 9:11 涸沢
9:17 10:00 涸沢小屋
10:44 10:51 パノラマ分岐
11:33 12:04 ザイテングラート取付点
12:30 パノラマ分岐
13:06 涸沢小屋

3日目

• 山行: 4:53
• 休憩: 0:44
• 合計: 5:37

距離 16.7km 登り 113m 下り 954m

7:27 涸沢小屋
7:34 7:35 涸沢
7:59 Sガレ
8:15 大崩落地
8:48 8:51 本谷橋
9:27 横尾岩小屋跡
9:43 10:21 横尾
11:18 11:19 徳澤園
12:05 12:06 徳本口
12:17 明神館
12:51 小梨平
12:59 河童橋
13:04 上高地バスターミナル

天候

ほぼ晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

写真

11/3 12:55

このところ実家の事情でバタバタしており、ほとんど山に行けていなかったので、この3連休はそこそこ歩きたいと思い、横尾山荘と涸沢小屋を予約した。
先週は研修で上高地に来ていたので、2週続けての上高地。
大正池では浚渫(しゅんせつ：ダムや池に堆積する砂を取り除くこと)作業が進められている。※今回のコメントの大半は先週の講習の受け売り。

11/3 13:19

河童橋。
先週よりは少ないものの、人出は多い。9割くらいは外人ではないか。円安の影響なのか観光客誘致が成功しているのか知らないが、ちょっと引いてしまうレベル。

11/3 14:59

徳沢にはテントが数張。

11/3 14:59

徳沢園ではソフトクリームが終了していた。
帰りのコーヒーフロートがなにより楽しみなのに残念。かわりにビールを飲む。

11/3 15:47

新村橋のかけ替え工事が進んでいて、右岸に道が付けられている。新村橋は既に撤去され、土台工事が始まっていた。
網状流路の保護と、新しい新村橋まで右岸を車両が通れる様にするのが目的らしい。

11/3 15:48

多分ケショウヤナギ。
上高地の名物で、パイオニア植物といわれており、網状流路のように地形が不安定なところで先駆的に育つらしい(安定していると針葉樹にやられる)。春には紅色になって白い粉をふいて美しいとのことで、是非見てみたい。

11/3 16:12

横尾着いた。
着替えて飲み始める。

11/3 16:12

奧が前穂の山群で、手前が屏風岩。
唐松のアクセントがキレイ。

11/3 18:08

晩メシ。
レンコンが苦手なので残したが、あとは食った。うまい。
このあと風呂に入って(入れるだけ幸せだがちょっとぬるい)、9時の消灯まで飲んで寝ました。

11/4 6:11

翌朝。
先週が恐ろしく寒かったので、ほとんど冬装備で来ていたが、今日はあまり寒くない。

11/4 7:07

北穂が見えてきた。

11/4 7:16

本谷橋は吊橋が撤去され、仮橋が架けられている。

11/4 7:25

徒渉点からは整備された道が付いていた。
前回通ったのが2018年だったのでうろ覚えだが、ずいぶん整備された印象を受けた。

11/4 7:48

道標もけっこう付けられている。

11/4 7:59

横尾本谷。
高いのは多分南岳で、沢の上部がカール地形になっているのがわかる。

11/4 8:06

2011年の崩壊地点。
前穂がよく見える。

11/4 8:30

Sガレ。
標識は2019年に付けられた様だ。
いままでピンと来ていなかったが、ここがそうだ、と言われると、確かにS字のガレ場に見える。

11/4 8:31

奧穂が見えてきた。テンション上がる。

11/4 9:03

"ヒュッテ"と"小屋"の分岐。
ここで右に行くのは初めてだと思う。

11/4 9:10

気持ち良いねえ。
疲れも忘れる。

11/4 9:12

テントは数張り。

11/4 9:14

カール中心。
紅葉はさすがに混雑が嫌で来たこと無いが、これはこれで良い。

11/4 9:14

パノラマコース。
先日閉鎖されたので使えない。

11/4 9:20

涸沢小屋は小屋締めの準備が進んでいるようだ。
ちょっと寒くなってきた。

11/4 10:23

小屋に荷物をデポして、ザイテングラートへの道を歩き始める。

11/4 10:47

トラバースに雪が付いている。

11/4 10:47

前穂。ピークに�機↓供↓景�、左に�検↓絞�。
いつかこれを登るのが夢。とりあえず、来年は奧又白池から5・6のコルを歩いて見たい。

11/4 11:28

ザイテングラート取り付き。
ここでアイゼンを付けるが、間違って前コバ付きの靴用のアイゼンを持って来てしまった(今履いている靴には前コバがついてない)。
どうもこの先岩と雪のミックスになりそうで、アイゼンに不安があるのと、時間的に、涸沢小屋に16時までに戻る自信が無いので、ちょっと登ったあと帰ることにした。

11/4 11:43

ザイテン取り付き。
チェーンスパイクの若者がおりて来たので、行くか？とも思ったがやめた。ちょっと後ろ髪引かれながらくだる。

11/4 12:12

ザイテン使わず直接下る人もいた。

11/4 14:14

小屋に戻って飲み始める。

11/4 16:05

寒くなってきたので、ストーブを焚いてもらった。
このとき一緒に過ごしていた女性(ダンナさんは昨日徳沢ロッジでイビキ攻撃にあって一睡も出来なかったらしい)と、今夜は最後まで話していた。

11/4 16:58

どうも小屋のビールが乏しいと分かったので、ヒュッテまで買い出しに来ている。
小屋締めの準備は着々と進んでいた。

11/4 16:59

もうすぐ日が沈む。

11/4 17:37

晩メシうまい。
みそ汁が横尾は田舎味噌だったがこちらは白味噌で、好みの問題だが満足度高い。
このあとさっきの夫婦といろいろ話し(ダンナさんは3台目のバイクが欲しいそうで、気持ちは分かるのでちょいちょい突っ込みながら)、消灯で寝た。
何度か起きたがだいぶ寝た。

11/5 6:30

翌朝。
私は飯の時間まで寝ていたが、モルゲンロートは今日は見られなかったそう。

11/5 6:34

朝飯。うまい。
みそ汁は豆腐とおくら。

11/5 7:35

穂高岳山荘までは行きたかったなあ、とちょっと反省しながら下山。

11/5 7:52

Sガレ付近。
前を歩くのはおじいちゃん。
昨日も我々と同じくらいのペースで歩いていた。
荷物を背負っても、背筋ピンとしてもくもく歩く爺さんになりたい物だ。
なりたいと言うより、失わないようにするのかな。

11/5 8:21

カミさんのヤマレコの地図には、ソーダラップというポイントがあり、どこだろうと話していた。
地形が開けて、横尾本谷の沢音が、炭酸のようにシュワシュワ聞こえるのかと推理していたが、帰って検索したら、歩荷の人が休息してソーダを飲むポイントだって。

11/5 8:32

以前歩いた時は、このルートは、派手な沢を3箇所過ぎる、と覚えていた。
今回は覚えているのはこの沢くらい。丁寧に石積みされている。石積み職人みたいな人が丁寧に整備してくれたのだと思う。

11/5 9:40

横尾付近。
キレイなので思わずシャッター切った。

11/5 9:41

これも。

11/5 10:23

横尾は営業終了で小屋締めしていた。
ビールは飲めた。

11/5 10:47

これ、ケショウヤナギじゃないかな。
次に来るとき検証したい。

11/5 11:20

徳沢も営業終了。

11/5 11:59

網状流路。

11/5 12:04

褶曲の痕跡が露出している。
左下はクラックが上下方向に走っているが、上部は水平になっている。
写真には写っていないが、右側は再び上下になっている。

11/5 12:28

これも講習で教わった。
花崗岩がマサ化している地点。付近の石は手で砕ける。

11/5 12:46

これも講習ネタ。
天然の唐松。通称"天カラ"このあたりは一度伐採されたが、こいつは曲がっているせいか伐採を免れたらしい。

11/5 12:53

これは、先週も誰かチャレンジしていた。
よくわからないがインスタとかの有名スポットなのかもしれない。

11/5 12:59

清水川。
これも講習でいろいろ教わったが、書き切れないので割愛。

11/5 13:01

下界に戻ってきたと実感。
やはり外国人多い。

このあとは沢渡で温泉入り、そんなひどい渋滞にも巻き込まれず帰りました。
行きに、誤って買ったばかりのiPhone15を、明神で落として割ってしまったのですが、横尾で交換の手続きし、帰って再設定して復活しました。
お疲れさまでした。

撮影機器：

X100F FUJIFILM

感想

aiki

プライベートでいろいろあり、ここしばらく山に行けていなかったので、3連休は涸沢へ。
たまたま先週、講習で上高地に来ていてレクチャー受けていたので、その内容をカミさんに説明しながら横尾まで歩きました。全部受け売りですが、一度しゃべってみたので、徳沢まではそこそこガイディング出来るかも。
講師の原山先生に感謝です。

涸沢から先は、私のミスで靴に合わないアイゼン持って来てしまったので、目標だった穂高岳山荘は諦め、ザイテングラートの取り付きで涸沢小屋に戻りました。

泊まり客と飲みながら楽しく話してました。

まあいい運動したかなと思っています。お疲れさまでした。