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Yamareco

記録ID: 615929
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳 天神尾根からトマ・オキ・一の倉岳・芝倉沢を降る

2015年04月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
YAMA555 その他5人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:07
距離
15.8km
登り
1,519m
下り
2,091m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:13
休憩
0:54
合計
9:07
9:08
61
10:09
10:26
37
11:03
11:05
44
11:49
12:00
7
12:07
12:16
21
12:37
12:41
61
13:42
23
14:05
14:16
99
15:55
92
18:14
1
18:15
ゴール地点
ルートはEtrex20のGPSデータです。
芝倉沢のルートは真っ直ぐ直で降ることもできますが、今回は安全を見て少し斜めにジグザグに降っています。
天候 晴れ 気温10度以上、ほぼ風なし、展望は少し霞がち
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 自転車
地元草加ICより外環・関越で水上ICで降りて天神平スキー場駐車場に向かいました。
駐車場は1日1,000円ですお手洗い、更衣室もあります。
6Fでロープウェイ券を購入。今回は片道1,230円也。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図 谷川岳

●天神尾根
ほぼ残雪ありますが一部なくなっている箇所もあります。熊穴沢避難小屋の頭が見えていました。ほぼ雪道を直登できます。

●オキの耳・トマの耳・一の倉岳
登山道にはほぼ雪がなくなってきています。この時期にしては今年は融けるの早いですね。オキの耳から一の倉手前のノゾキに行く途中に数箇所鎖場があるので注意。
一の倉登りは急斜面です。一の倉方面はほとんど人が入っていないので静かな山歩きが楽しめます。一の倉岳道標は雪の下でした。

●芝倉沢下降
マップにはないルートです。芝倉沢上流に向けて一の倉岳を北西方面に下ります。最初は急斜面なので斜めジグザグに降りました。笹が見えている付近だと少し安全だろうと判断してなるべく出ているところの境目を下ります。途中からは少し傾斜がなだらかになりシリーセードも可能。
芝倉沢に到着したらなるべく雪崩ででこぼこになった雪面は避けて(雪崩後なので雪崩る可能性あり)、比較的きれいな雪の上を、落石に注意しながら降ります。湯檜曽川が見えてきたら見張り小屋を探しながらルート取り。その後川沿いの旧道ルートで土合橋まで出て、車道を駐車場まで登り返しました。
その他周辺情報 ●温泉
谷川温泉の湯テルメ谷川にて汗を流しました。550円也。
シャンプー、ボディーシャンプー、露天風呂あります。
脱衣所の貴重品入れは100円有料です。フロアにある貴重品ボックスを使うと良いかと思います。
売店、自販機有。2階休憩所あります。
6Fにてロープウェイのチケットを購入。
6Fにてロープウェイのチケットを購入。
天神の山頂駅が見えてきました。
天神の山頂駅が見えてきました。
スキー場に到着。まだまだ春スキーやってます。
スキー場に到着。まだまだ春スキーやってます。
いざ出発、正面の谷川岳へ。登山者多数いるので踏み後バッチリ。
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いざ出発、正面の谷川岳へ。登山者多数いるので踏み後バッチリ。
晴天で久しぶりの雪山に気分はウキウキ。
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晴天で久しぶりの雪山に気分はウキウキ。
熊穴沢避難小屋は頭が見えていました。
この時期にしては雪少ないみたいです。
熊穴沢避難小屋は頭が見えていました。
この時期にしては雪少ないみたいです。
谷川へは一部登山道が見えていましたが、基本的には直登です。
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谷川へは一部登山道が見えていましたが、基本的には直登です。
尾瀬の右から笠ヶ岳、至仏山、燧ケ岳。
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尾瀬の右から笠ヶ岳、至仏山、燧ケ岳。
登山者は結構多かったです。
登山者は結構多かったです。
天神ザンゲ岩は見えていました。
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天神ザンゲ岩は見えていました。
ようやく肩ノ小屋が見えてきた。
ようやく肩ノ小屋が見えてきた。
肩ノ小屋から。
仙ノ倉への縦走路。いつか歩きたいルートです。
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仙ノ倉への縦走路。いつか歩きたいルートです。
西黒尾根との分岐点
西黒尾根との分岐点
トマの耳へもう一息。
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トマの耳へもう一息。
手前のピーク・トマの耳に到着。
にぎわっていました。
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手前のピーク・トマの耳に到着。
にぎわっていました。
トマから見るオキの耳、一の倉岳の稜線。
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トマから見るオキの耳、一の倉岳の稜線。
オキの耳に到着。
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オキの耳に到着。
オキの耳から見たトマの耳。
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オキの耳から見たトマの耳。
馬蹄形縦走路の反対側、朝日、笠、白毛門がキレイでした。
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馬蹄形縦走路の反対側、朝日、笠、白毛門がキレイでした。
奥ノ院が見えてきました。奥は一の倉岳。
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奥ノ院が見えてきました。奥は一の倉岳。
奥ノ院でお参りして一ノ倉岳に向かいます。
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奥ノ院でお参りして一ノ倉岳に向かいます。
登山道はほぼ雪がない。数箇所鎖場注意。
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登山道はほぼ雪がない。数箇所鎖場注意。
ノゾキに到着。
ノゾキから見下ろす一の倉沢。凄い壁です。
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ノゾキから見下ろす一の倉沢。凄い壁です。
一の倉岳登り途中に振り返ると谷川岳の大迫力が。
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一の倉岳登り途中に振り返ると谷川岳の大迫力が。
一の倉岳に到着しました。
谷川岳の双耳峰。今回が3度目です。
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一の倉岳に到着しました。
谷川岳の双耳峰。今回が3度目です。
正面は茂倉岳。沢への折口を選定中。
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正面は茂倉岳。沢への折口を選定中。
急斜面なので少しトラバース気味に降ります。
急斜面なので少しトラバース気味に降ります。
笹が見えているあたりなら雪崩の心配も軽減されると判断。
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笹が見えているあたりなら雪崩の心配も軽減されると判断。
雪崩後に向けて一気に下ります。
雪崩後に向けて一気に下ります。
途中からはシリセード。
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途中からはシリセード。
大分降りてきました。
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大分降りてきました。
木や土を飲み込んで雪崩れた後はすさまじいです。
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木や土を飲み込んで雪崩れた後はすさまじいです。
避難小屋発見。ここからは湯檜曽川沿いに歩きます。
避難小屋発見。ここからは湯檜曽川沿いに歩きます。
気持ちよい樹林帯歩き。でも長い。
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気持ちよい樹林帯歩き。でも長い。
一の倉岳の稜線が見えます。あそこを歩いていたんだから。
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一の倉岳の稜線が見えます。あそこを歩いていたんだから。
土合橋が見えてきました。
土合橋が見えてきました。
ようやく到着。ここから車道を登り返しです。やれやれ。
ようやく到着。ここから車道を登り返しです。やれやれ。
湯テルメ谷川にて汗を流しました。
いつも混んでいるのですが、少し遅いからか空いていた。
湯テルメ谷川にて汗を流しました。
いつも混んでいるのですが、少し遅いからか空いていた。
谷川に行ったらいつものスーパーで谷川岳を購入。
私の好みの酒です。
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谷川に行ったらいつものスーパーで谷川岳を購入。
私の好みの酒です。
湯檜曽川沿いでは春の息吹を感じるフキノトウを大量ゲット。
天ぷらにフキ味噌作りましょう!
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湯檜曽川沿いでは春の息吹を感じるフキノトウを大量ゲット。
天ぷらにフキ味噌作りましょう!

感想

厳冬期の雪山は結局2月に登った西吾妻と磐梯山のみとなったが、残雪期の春山を楽しみに谷川岳に向かいました。夏山、冬山、沢といろいろな山歩きをいろんなルートで出来るこの山域は最もお気に入りです。今回は、この時期だから降れる芝倉沢を下山ルートに取り入れロングルートを楽しみます。

春になり天候不順が続く中、先週日曜日に続き今週もスポット的に天気が良くなってくれた。気温も高く風も弱い絶好の残雪春山日和だ。考えることは皆同じで天神尾根は雪山にも関わらずたくさんの人が訪れている。それでも夏シーズンの渋滞ほどではないのは嬉しい。若干白んではいるが、展望もよく馬蹄形で回る朝日、笠、白毛門が目の前に見えるし、仙ノ倉への縦走路も見える。また、少し遠くに上州武尊をはじめ尾瀬の山々も素晴らしい。
トマの耳・オキの耳と谷川岳は賑やいでいたが、その先一の倉岳に向かう登山者は少なく数名会っただけで静かな山歩きができた。谷川山頂直下から一の倉岳までの稜線歩きは予想に反して登山道が見えていて今年は暖かかったり、雨のおかげで融雪が早いのだろうか。
それにしても一の倉岳の登り中に振り返ってみる谷川岳の山容は魅入られる。左側はまるで何かで削られたように大きく切れ落ち、右側はたおやかな稜線が広がる。残雪が岩稜の荒々しさを一層際立たせておりこの時期だから見れる姿。

今回の主目的である芝倉沢からの下降もまさに絶好のタイミングだった。雪が多すぎると雪崩れの危険性があり、少なすぎると沢に落ち込む危険性がある。今回は適度に締まり、若干残雪にクレバスが出来ていたが心配するほどではなかった。およそ1,100mを一気に下る。この沢降りでは山スキーの方2名があっという間に滑降していたっただけで、後はうちらの仲間だけ。沢の下流から土合までが2時間ほど掛かるが途中でフキノトウが!春の食材を調達できるとは思っていなかったので嬉しい誤算。全体的に満足度は非常に高い山歩きだった。

昨年一緒に遡行した白毛門沢で怪我した仲間も、復帰第一山行がこの山となり無事に歩ききれました。今年は白毛門沢リベンジしたいですね。

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コメント

元気ですね(;´Д`)
YAMA555さん、こんばんわ。
元気ですね〜
相変わらず写真が多く、雰囲気が伝わります!
谷川岳はノンビリコースしか行ったことがありませんが、大人気でとても混雑していた記憶があります。気軽に100名山で良かったですが、残雪時はかなり雰囲気が違いますね。ルートも中々。。。
シリセードという言葉を初めて知りました(=_=)
いやぁ、楽しそうですね。
今後是非ご一緒しましょう!軽いところで。。。
2015/4/20 21:00
シリセード
ya_saさんこんばんは!
物覚えが悪い性格なんで写真後で見返しながら記憶に刻んでいくんです。だからつまらない物でも写真をパチリ。必然的に写真データが重くなってしまいます。
谷川岳は草加からだと比較的近くてお手軽からガッツリまでルートによって楽しめるので大好きなんですよ。最近は百名山だけあってハイシーズンの天神尾根ピストンは大行列ですね。西黒尾根は距離が長い分空いてます。
そうそうシリセード、ようは尻で滑りながらピッケルで制動を取るんです。適度な斜面がないと出来ないですが、あまり急だと制動が取れなくなるんで結構場所が限られます。私が一番長く滑ったのは残雪期の富士山9合目からですねー。一気に千メートル滑り降ります。これは面白い。
私はアカヤシオが好きなんで5月見ごろになってきたら、花を見にお手軽登山といきましょうか!
2015/4/20 22:48
芝倉沢ルート、いつか連れてってください
残雪の谷川で雪を堪能できたようで良かったですね。
先月、私が天神尾根ピストンで行った谷川岳から1か月ちょっとなのに、融雪がかなり進んでいるのを見てビックリです
芝倉沢ルート、この時期のみの期間限定で、こんなルートがあるんですね。ヘェ〜、興味津々です。YAMA555さん、いつか連れてって欲しいなあ。
2015/4/20 23:25
Re: 芝倉沢ルート、いつか連れてってください
kazさんこんばんは。
山頂直下の稜線は真っ白い雪稜をイメージしていましたが、今年は本当に雪が消えるの早いですね。この調子だと6月の笠も上旬に行かないと雪なくなっちゃうかもしれないです。
今のところ6/6は沢予定しているんで、もし都合がつけば2週か3週の土日いかがでしょうか。
芝倉沢ルートはピストンとは違った楽しみ方が出来るんで、来年行ければご一緒しましょう。
2015/4/21 23:47
たぶんお会いしましたね
コメントありがとうございます。確かに、5,6人グループの方々をお見かけしていました。一ノ倉岳からは破線ルートですが雪があれば意外と行きやすいのでしょうか。また試してみたいです。(その前に馬蹄形縦走?)
2015/4/27 21:39
Re: たぶんお会いしましたね
nsymさんわざわざ返信ありがとうございます。
一の倉岳からの破線ルートの中芝新道はこの時期の雪が付いていると厳しいですね。私たちは芝倉沢に直で下っています。ちょうど破線に左側の地図ではくぼんでいる箇所に入っていきます。中芝新道とは途中で合流ですね。沢に入るので雪崩の危険が少ないこの時期だから行ってみました。一の倉岳付近はキスゲがきれいなので、7月下旬頃中芝新道から登ってみたいなと思っています。
馬蹄形は以前6月に歩きましたが充実感がありますよね。早い時期だと避難小屋近くで水があるので良いですね。6〜7月は花が咲き乱れていて素晴らしい縦走路です。
2015/4/27 23:49
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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